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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】東日本フィギュアスケート概論 最終回(第24回) 神奈川男子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の最終回、第24回『神奈川男子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第24回目でかつ、最終回とさせてです!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、第16回から第21回までの全6回に亘って東京ブロックの選手を紹介してました!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
この概論シリーズ2021-22シーズンが始まる前には終わらせたかったのですが…筆者が諸事情で多忙となって中々進まなくなり、新シーズンに突入してしまいました…あと4回の予定だったからそのまま継続しましたが、これまた諸事情により3回目となる今回で最終回とします!
第22回から関東ブロックに戻って神奈川編に突入し、前回はシニア女子、ラストとなる今回は男子選手を紹介します!神奈川県内のスケートクラブに所属している選手を紹介します!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。なので、殆どが2020-21シーズンのデータです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

長かった東京編もあと少しです!ほんの少しでもお付き合い頂けたら幸いです!
それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.119 志賀海門選手 (シガ ミナト)

所属 KOSE新横浜プリンスFSC
SP 映画『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』より『Mountain Top』(歌 RADWIMPS)
FS ドラマ『シャーロック アントールドストリーズ』より

4月に高校3年生になりました!

4年連続全日本ジュニア選手権に出場や、全中での入賞歴、国体神奈川代表として活躍してきた選手です!また、第22回で紹介した沼田有樹選手と共に、2019年7月放送の『サラメシ』に登場した選手です!
今季がジュニアとしてはラストシーズンとなります。

サラメシではトリプルアクセルに挑戦する映像が流れてましたが、その後4回転トゥループにも挑戦し、昨季はそちらの方を試合の構成に組み込んでいました!練習では成功させており、ジャンプの力があります。

なにより、志賀選手は、

等身大の自分を素直に魅せる

のが最大の魅力の選手です!ありのままの自分をそのままの倍率で、会場いっぱいに表現するのが志賀選手ならではの持味だと感じています!

実直な滑りに、スケールが大きく、迫力ある演技がファンから愛される選手なのです!

昨季SPは、たとえ歌詞の意味が分からなくても聴いただけで感動して泣けてきそうな曲を選びました!志賀選手のスケートに絶対似合う!と予感させます!そんな曲に合わせ、情感豊かで意志の強さが見える演技が目を惹きました!伸びやかに滑っている姿から、爽やかな風が吹いているように感じました!

FSは、フジテレビで放送されていた連続ドラマのメインテーマ曲を中心に使用したものです(おそらくほぼ1曲それかもしれないです)。冒頭に4回転トゥループを組み込んで、挑戦していきました!ヴァイオリンのメロディーに合わせ、ダイナミックで力強く滑っている姿が印象的でした!

SPの元音源のMVが歌詞の和訳付きで、アーティストの公式YouTubeチャンネルに投稿されていますので、参考までにご覧ください↓

SP元音源(出典 RADWIMPS 公式YouTubeチャンネル)

歌詞の意味を知ると、更にエモさ増しますな…

どうかステイヘルシーに、志賀選手のペースで、演技を披露できる時が来ますように!その時は温かい拍手で迎えます!志賀選手の努力が報われる日が来ることを願ってます!

No.120 古庄優雅選手 (フルショウ ユウガ)

所属 日本大学
SP メガポリス(作曲 ベル・スオーノ)
FS 仮面舞踏会→映画『遙かなる大地へ』より

今年の1月に成人となりました!

スケートを始めた年齢は11歳と今まで紹介してきた選手の中で見ると遅いのですが、全日本ジュニア選手権に2度出場、国体神奈川代表の実績を挙げてきました。4回転トゥループを試合で挑戦するほどの力があり、練習では成功させているとのことです!
今は新横浜と岡山を行ったり来たりしながら練習を積み重ねています。

そんな古庄選手と言えば

伸びやかで、エレガンスなスケート

が魅力の1つですね!膝関節の柔らかさを活かし、1漕ぎで大きく進むスケーティングが気持ちいいのですよ。そして、バネのように高く飛び上がって、力を吸収させて降りるジャンプに驚くこと間違いなしです!(アイスコープで測ってみたいですねー)

そして、

イーグル、もうイーグルは大正義

と思うほど、古庄選手はロングイーグルが見所です!

昨季SP・FS共に、その前のシーズンからの継続のプログラムでした。どちらも佐藤操先生の振り付けでした!

SPとFS、どちらも持ち前の伸びやかさを存分に感じる演技でした!SPは、ダイナミックさを魅せ、FSはワルツの3拍子に乗せて、エレガンスさをとことん発揮するプログラムに魅了されたことでしょう。

どちらも、縦横無尽に滑りながら、きらきらと輝かせて踊るのが印象的なプログラムでしたね!

ここで、参考までにですが、SPの元音源のMVがアーティスト公式YouTubeチャンネルに投稿されていますので、ご覧ください↓

SP元音源(出典 BELSUONOPIANO)

5月に行われたサイニチ杯では、新FSの映画『遙かなる大地』よりを披露しました!雄大な自然が目に浮かぶようなプログラムで、これからどう磨かれていくのかとても楽しみです!8月の『げんさんサマーカップ』にエントリーしています。まずそこに向けて、そして今季の今後の試合も、古庄選手らしいスケートを披露できることを願ってます!

次のページにも紹介が続いてます💨残り2人です!
スクロールしてご覧ください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第23回 神奈川シニア女子編

大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第23回『神奈川シニア女子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第23回目です!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、第16回から第21回までの全6回に亘って東京ブロックの選手を紹介してました!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
この概論シリーズ2021-22シーズンが始まる前には終わらせたかったのですが…色々忙しくて中々進まなくなり、新シーズンに突入してしまいました…あと4回の予定でしたのでそのまま継続します!
前回から関東ブロックに戻って神奈川編に突入しました!ジュニア女子からの今回はシニア女子選手を紹介します!神奈川県内のスケートクラブに所属している選手を紹介します!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等の2020-21シーズンのデータで、2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.113 増田未夢選手 (マスダ ミユ)

所属 白鵬女子高校→東洋大学
SP 水百景(演奏 川井郁子)
FS 映画『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』より

4月から大学生になりました🌸

昨季シニアデビューした選手で、昨年のブロック大会で表彰台から東日本選手権に出場、インハイや国体神奈川代表の実績のある選手です!

パワフルなジャンプに、キュートで可愛い振付でインパクトを与える選手というのが筆者のイメージでした!
エレメンツの面では、ジャンプに高さがあり、SPから3回転+3回転のコンビネーションジャンプを構成に組み込める力のある選手です!
そして、過去に映画『塔の上のラプンツェル』や、『パリのアメリカ人』等、明るくポップで、可憐な動きが目を惹くプログラムで観客を魅了してました!

新プログラムであった昨季SPとFSで綺麗なメロディーの曲を使用し、少しイメージが変わりました!今までの増田選手とは違う、滑りの綺麗さや、しなやかさといった魅力をアピールしているプログラムです!

SPは使用する選手が比較的多い曲です。第9回で紹介した鈴木なつ選手や、第17回で紹介した穂積乃愛選手のSPで使用していた曲となります。
そんな曲に対し、洗練された滑り、凜とした美しさ、芯の強さを感じるスケートで魅せているのが新鮮でした!

FSは似たようなメロディーが繰り返される中、所々で変化をつけながら、1本の線でつながっているような演技が印象的でした!持ち前の力強さに、しなやかさが加わり、壮大なスケールを感じる滑りでした!

有料になりますが、シニアバージョンで2020年関東ブロックのSP・FS共にフルで残っているので、それをご覧ください!参考までにジュニア課題でSPのみになりますが、2021年インターハイの演技動画をご覧ください↓

シニア尺(関東ブロック)
出典:FODプレミアム
SP→02:12:49~02:15:54
FS→02:37:13~02:41:34

ジュニア尺(インターハイ)
出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選A)(1:21:48~1:27:12、指定された時間から再生する設定になってるはずです)

大学生になった増田選手の演技を拝見するのを、とても楽しみにしてます!どうかステイヘルシーに、練習が積めますように!


No.114 清水愛望選手 (シミズ アイミ)

所属 日本体育大学
SP 映画『ティファニーで朝食を』より『ムーン・リバー』
FS 映画『SAYURI』より

来年3月に20歳となります!

インハイや国体神奈川代表経験のある選手です!

清水選手と言えば、何と言っても、

ふんわり幸せを運ぶスケート

が最大の魅力の選手です!

綺麗な所作に、伸びるスケーティングから、イーグル等の小技を駆使しながら、優しく、ほっとするような演技が持ち味です!

昨季SPとFS共に、その前のシーズンからの継続のプログラムでした。衣装は変更していました。

SPは映画のオリジナルの方の音源を使用しています!エレガントな雰囲気を醸し出し、心温まるような演技が印象的な演技でした!

FSは幸せなイメージをガラリと変える和のプログラムを選びました。終始凜とした雰囲気で滑っているのがカッコ良く、清水選手はこのようなプログラムも素敵だなと思わせる演技でした!

今季こそは現地で演技を拝見できることを願ってます!どうかステイヘルシーで、清水選手らしいスケートを披露できますように!

No.115 廣田彩乃選手 (ヒロタ アヤノ)

所属 専修大学
SP ミュージカル・映画『エビータ』より
FS エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)(歌 ミューズ)

4月から大学2年生になりました!

インターハイ神奈川代表や、昨季までの2年連続で東日本選手権に出場等の実績があります!

廣田選手は、
毎回どんなキャラクターやストーリーを描くのかすごく楽しみになる
演技をする選手です!過去にシークレット・ガーデンの『ノクターン』や、映画『シカゴ』より等と今挙げた曲だけを見ても、様々な曲調に挑戦しています!そして、どのプログラムも観る者にインパクトを残しており、次はどんなプログラムが来るのだろうかと期待したくなるのが最大の魅力です!

昨季SPは新作のプログラムでした!
前半はしっとりとしたボーカルの曲に合わせ、たおやかに、エレガントに魅せていく…からの後半サンバ風の曲調(アルゼンチンが舞台です)に切り替わった時にぱっと明るく、キレよく踊るというパンチの効いた演技が強烈な印象に残りました!短くても、見応えたっぷりでした!

昨季FSはその前のシーズンからの継続のプログラムでした。2019-20シーズンSPと昨季SPと、雰囲気が一変するものを選んできました。
一つ一つのエレメンツや表現が、砂時計のように積もっていき、大きな物語を紡いでいくという壮大なスケール感に、鳥肌が立ちました!

もう、
演じるプログラムの振れ幅が凄すぎ!!
です!とても良い意味で
SPとFSで別の人が滑っている
ように見えるスケーターです!

さて、次はどんな内容のプログラムを披露するのか、非常に楽しみで、楽しみで…早く拝見したいと思っています!また今季も、これぞ廣田選手ならではの表現が、たくさん光るよう願ってます!

次のページに紹介が続きます💨

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【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第22回 神奈川ジュニア女子編

色々バタバタしているうちに、新シーズンあけましておめでとうございます!大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第22回『神奈川ジュニア女子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第22回目です!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、第16回から全6回にわたって、前回まで東京ブロックの選手を紹介してました!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
この概論シリーズ2021-22シーズンが始まる前には終わらせたかったのですが…色々忙しくて中々進まなくなり、新シーズンに突入してしまいました…あと4回の予定でしたのでそのまま継続します!
今回から関東ブロックに戻り、いよいよこの概論のラストスパート、神奈川編に突入します!まずはジュニア女子からです!神奈川県スケート連盟所属または、国体等の神奈川県代表経験のある選手を紹介します!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等の2020-21シーズンのデータで、2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.108 沼田有樹選手 (ヌマタ ユキ)

所属 KOSE新横浜プリンスFSC
SP Lost In the Rhythm(歌 ジェイミー・ベリー feat. オクアビア・ローズ)
FS 映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』より

4月から中学3年生なりました!
3年連続で全日本ノービス選手権に出場、昨季はジュニアデビューながら2020年東日本ジュニア選手権に出場しました✨また2019年7月にNHK総合で初回放送された『サラメシ』で、沼田選手のコーチで1976・80年五輪代表経験のある松村充先生が取り上げられた際に登場した選手でした!!

そんな経歴のある沼田選手は、

とにかく踊りを見て!!

と紹介したくなる演技が最大の持味です!!
どんなに速いリズムであっても、素早く音を掴んで体現でき、キュートなプログラムからスケールの大きなプログラムまで幅広いパフォーマンスでファンを虜にする選手です!!

昨季SPは電子音とスウィングが融合した、少し変わった曲を選びました。スタートポジションを取って…はい、そこから大注目ですからね!!
音が鳴ってから少し長く待ち(松村先生の振付は音楽が流れてから動き出すまでの間が長い傾向があります)、動き出した瞬間から、もう、
可愛い!!
が炸裂する振付で、踊って、踊って、踊りまくります!!キレの良い動きでノリノリに、キュートな振付で観客の心を鷲掴みにしてきます!!コロナが無ければ現地でフォーフォー歓声をあげたかったプログラムです!!

昨季FSはSPとは一転し、綺麗で落ち着いた曲を選びました!!フォレスト・ガンプの有名なテーマ曲や、中盤の力強いメロディーと、それぞれの曲調に合わせて表現を変え、圧巻の滑りを披露していたのが印象的でした!!指先、爪先まで神経の行き届いた綺麗な所作、目線等の使い方、女神様が降臨したかのようなオーラなどなど、SPとは別人のようでした(いい意味でです)✨✨

振れ幅が凄すぎ!!
と感心してしまう、2つのプログラムでした✨

6月に行われたリリーカップで、ジュニア女子Ⅱクラス(中学3年生が対象)で、見事優勝を果たしました✨今季こそは、絶対現地で演技を拝見したいところです!次はどんな沼田選手を魅せてくれるのか、非常に楽しみにしてます!


No.109 箱崎聖怜選手 (ハコサキ ミレイ)

所属 明治神宮外苑FSC
SP Once Upon Love(演奏 ジョセフ・ウィリアム)
FS Memory of Bihari-Hejre Kati(演奏 ロビー・ラカトシュ&アンサンブル)

4月から高校生になりました!

拠点は明治神宮外苑アイススケート場ですが、通っている中学校が神奈川県内にあるため、全中神奈川代表として出場しました!また、2019年東日本ジュニア選手権に出場した経験があります!

箱崎選手の魅力はなんと言っても、

スケーティングが一級品

なのですよ!姿勢、スケーティングの伸び、加速の仕方、何もかもがお手本のように綺麗な滑りが最大の持味です!!

昨季SPは新しくしたプログラムでした!ピアノの綺麗な音色に合わせて、持味を最大限に発揮して、美しい一時を演出する滑りが印象的でした✨コロナ禍ということがあり、このSPは一般のファンの前で(オンラインですが)一度しか披露してないのです。箱崎選手に似合ったプログラムなので、もっと見たいと願っています。

昨季FSはその前のシーズンからの継続のプログラムでした。ヴァイオリンの緩急あるリズムが特徴的な曲でした。独特で難解なリズムを、見事なスケーティングで捉えて綺麗な軌跡を描き、最後は美しいレイバックスピンで〆るのが心に残るプログラムでした✨

6月に行われた『リリーカップ』に出場し、見事ジュニア女子Ⅲクラス(高校1年生が対象)で見事準優勝を果たしました👏今季こそは、現地で演技を拝見する時を楽しみにしてます!

No.110 髙橋舞選手 (タカハシ マイ)

所属 横浜創英スケート部
SP 映画『グリース』より
FS 四季より『冬』(作曲 アントニオ・ヴィヴァルディ)

4月から高校2年生になりました!

2020年関東ブロックFSで、ノーミスかつ、エレメンツほぼ全てで加点が付く出来で90点を超えて3位表彰台を果たしてから、東日本ジュニア選手権、2021年インターハイ・国体とこれら大きな大会に初出場する等目覚ましい活躍を見せてます!

高さがあり柔らかな着氷をするジャンプ小技を駆使し、体を大きく使って丁寧に表現するのが見所の選手です!!

昨季SP・FSは両方とも、その前のシーズンから継続して使用していました。

昨季SPはシーズンの後半はトリプルルッツに挑戦しながら、グリースのポップでカジュアルな雰囲気を魅せていたのが印象的でした!筆者が個人的に、ストライプのワンピース風の衣装がお洒落だなと感じてました!

昨季FSはSPとは雰囲気を変えて、クラシックの曲を選びました!!昨季、このFSの安定感が大きな躍進に繋がりました!高さがあってふんわりと降りるジャンプに、体を大きく使って柔らかさと力強さの両方を表現し、壮大なスケール感じる世界観を描いていく姿に圧倒されましたね!

SPは2021年インターハイ公式アーカイブ映像を、FSは有料になりますがFODプレミアムにて2020年関東ブロックの演技映像がフルで残っているのでご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選C)(3:47:15~3:51:53、指定された時間から再生します)

FS→関東ブロック(出典 FODプレミアム) 01:06:04~01:09:59

6月に行われたリリーカップでジュニア女子Ⅳクラス(高校2年生が対象)で優勝しました✨8月に滋賀県大津市で行われる『げんさんサマーカップ』にエントリーしてます!初出場になります!JSPORTSで中継されるとのことなので、もし中継が見れたら、どんなプログラムを披露するのか、楽しみにしてます!

次のページに紹介が続きます💨