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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第22回 神奈川ジュニア女子編

東日本に所属するフィギュアスケート選手の魅力を紹介するシリーズ『【2021年版】東日本フィギュアスケート概論』。第22弾の今回から3回に分けて神奈川編をお届けします。まずはジュニア女子編。神奈川所属又は代表経験のある沼田有樹選手、箱崎聖怜選手、髙橋舞選手、田邊桜香選手、齋川怜子選手、吉野汐香選手を紹介します。

色々バタバタしているうちに、新シーズンあけましておめでとうございます!大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第22回『神奈川ジュニア女子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第22回目です!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、第16回から全6回にわたって、前回まで東京ブロックの選手を紹介してました!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
この概論シリーズ2021-22シーズンが始まる前には終わらせたかったのですが…色々忙しくて中々進まなくなり、新シーズンに突入してしまいました…あと4回の予定でしたのでそのまま継続します!
今回から関東ブロックに戻り、いよいよこの概論のラストスパート、神奈川編に突入します!まずはジュニア女子からです!神奈川県スケート連盟所属または、国体等の神奈川県代表経験のある選手を紹介します!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等の2020-21シーズンのデータで、2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.108 沼田有樹選手 (ヌマタ ユキ)

所属 KOSE新横浜プリンスFSC
SP Lost In the Rhythm(歌 ジェイミー・ベリー feat. オクアビア・ローズ)
FS 映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』より

4月から中学3年生なりました!
3年連続で全日本ノービス選手権に出場、昨季はジュニアデビューながら2020年東日本ジュニア選手権に出場しました✨また2019年7月にNHK総合で初回放送された『サラメシ』で、沼田選手のコーチで1976・80年五輪代表経験のある松村充先生が取り上げられた際に登場した選手でした!!

そんな経歴のある沼田選手は、

とにかく踊りを見て!!

と紹介したくなる演技が最大の持味です!!
どんなに速いリズムであっても、素早く音を掴んで体現でき、キュートなプログラムからスケールの大きなプログラムまで幅広いパフォーマンスでファンを虜にする選手です!!

昨季SPは電子音とスウィングが融合した、少し変わった曲を選びました。スタートポジションを取って…はい、そこから大注目ですからね!!
音が鳴ってから少し長く待ち(松村先生の振付は音楽が流れてから動き出すまでの間が長い傾向があります)、動き出した瞬間から、もう、
可愛い!!
が炸裂する振付で、踊って、踊って、踊りまくります!!キレの良い動きでノリノリに、キュートな振付で観客の心を鷲掴みにしてきます!!コロナが無ければ現地でフォーフォー歓声をあげたかったプログラムです!!

昨季FSはSPとは一転し、綺麗で落ち着いた曲を選びました!!フォレスト・ガンプの有名なテーマ曲や、中盤の力強いメロディーと、それぞれの曲調に合わせて表現を変え、圧巻の滑りを披露していたのが印象的でした!!指先、爪先まで神経の行き届いた綺麗な所作、目線等の使い方、女神様が降臨したかのようなオーラなどなど、SPとは別人のようでした(いい意味でです)✨✨

振れ幅が凄すぎ!!
と感心してしまう、2つのプログラムでした✨

6月に行われたリリーカップで、ジュニア女子Ⅱクラス(中学3年生が対象)で、見事優勝を果たしました✨今季こそは、絶対現地で演技を拝見したいところです!次はどんな沼田選手を魅せてくれるのか、非常に楽しみにしてます!


No.109 箱崎聖怜選手 (ハコサキ ミレイ)

所属 明治神宮外苑FSC
SP Once Upon Love(演奏 ジョセフ・ウィリアム)
FS Memory of Bihari-Hejre Kati(演奏 ロビー・ラカトシュ&アンサンブル)

4月から高校生になりました!

拠点は明治神宮外苑アイススケート場ですが、通っている中学校が神奈川県内にあるため、全中神奈川代表として出場しました!また、2019年東日本ジュニア選手権に出場した経験があります!

箱崎選手の魅力はなんと言っても、

スケーティングが一級品

なのですよ!姿勢、スケーティングの伸び、加速の仕方、何もかもがお手本のように綺麗な滑りが最大の持味です!!

昨季SPは新しくしたプログラムでした!ピアノの綺麗な音色に合わせて、持味を最大限に発揮して、美しい一時を演出する滑りが印象的でした✨コロナ禍ということがあり、このSPは一般のファンの前で(オンラインですが)一度しか披露してないのです。箱崎選手に似合ったプログラムなので、もっと見たいと願っています。

昨季FSはその前のシーズンからの継続のプログラムでした。ヴァイオリンの緩急あるリズムが特徴的な曲でした。独特で難解なリズムを、見事なスケーティングで捉えて綺麗な軌跡を描き、最後は美しいレイバックスピンで〆るのが心に残るプログラムでした✨

6月に行われた『リリーカップ』に出場し、見事ジュニア女子Ⅲクラス(高校1年生が対象)で見事準優勝を果たしました👏今季こそは、現地で演技を拝見する時を楽しみにしてます!

No.110 髙橋舞選手 (タカハシ マイ)

所属 横浜創英スケート部
SP 映画『グリース』より
FS 四季より『冬』(作曲 アントニオ・ヴィヴァルディ)

4月から高校2年生になりました!

2020年関東ブロックFSで、ノーミスかつ、エレメンツほぼ全てで加点が付く出来で90点を超えて3位表彰台を果たしてから、東日本ジュニア選手権、2021年インターハイ・国体とこれら大きな大会に初出場する等目覚ましい活躍を見せてます!

高さがあり柔らかな着氷をするジャンプ小技を駆使し、体を大きく使って丁寧に表現するのが見所の選手です!!

昨季SP・FSは両方とも、その前のシーズンから継続して使用していました。

昨季SPはシーズンの後半はトリプルルッツに挑戦しながら、グリースのポップでカジュアルな雰囲気を魅せていたのが印象的でした!筆者が個人的に、ストライプのワンピース風の衣装がお洒落だなと感じてました!

昨季FSはSPとは雰囲気を変えて、クラシックの曲を選びました!!昨季、このFSの安定感が大きな躍進に繋がりました!高さがあってふんわりと降りるジャンプに、体を大きく使って柔らかさと力強さの両方を表現し、壮大なスケール感じる世界観を描いていく姿に圧倒されましたね!

SPは2021年インターハイ公式アーカイブ映像を、FSは有料になりますがFODプレミアムにて2020年関東ブロックの演技映像がフルで残っているのでご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選C)(3:47:15~3:51:53、指定された時間から再生します)

FS→関東ブロック(出典 FODプレミアム) 01:06:04~01:09:59

6月に行われたリリーカップでジュニア女子Ⅳクラス(高校2年生が対象)で優勝しました✨8月に滋賀県大津市で行われる『げんさんサマーカップ』にエントリーしてます!初出場になります!JSPORTSで中継されるとのことなので、もし中継が見れたら、どんなプログラムを披露するのか、楽しみにしてます!

次のページに紹介が続きます💨

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