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フィギュアスケート@ピアノ

[動画付]ピアノで弾いてみた Vol.4 Finale 映画「ロシュフォールの恋人たち」より (from “Les Demoiselles de Rochefort”) フィギュアスケート定番曲

ピアノを12年間習ってたフィギュアスケートファンが、フィギュアスケートで使用された曲を実際に弾く企画。第4弾は映画『ロシュフォールの恋人たち』より『Finale』。フィギュアスケートで人気の曲。今回、竹野比奈選手と石塚玲雄選手の編曲で弾きました!きっかけ、難易度、弾く時意識したこと、両選手のバージョンについて語ります。

こんにちは、5才~高校2年生の終わりまでピアノを習っていたフィギュアスケートファンのLenaです。フィギュアスケートで使われた曲を実際に弾いてみよう!というコンセプトでこの企画を始めました!第1弾はハチャトゥリアン作曲、組曲『仮面舞踏会』より『ワルツ』を、第2弾は『Anthem(from “Chess”)』を、第3弾は映画『海の上のピアニスト』より『Magic Waltz』を弾いてみました♪

そして第4弾である今回は、映画『ロシュフォールの恋人たち』より『Finale』を弾いてみました♪原曲と、2018-20シーズンに素晴らしい演技を披露した竹野比奈選手(福岡大学)のと、2019-21シーズンに素晴らしい演技を披露した石塚玲雄選手(早稲田大学)の3つのパターンを実際に弾いてみました!

ちなみに、公開日(11/14)は石塚選手のお誕生日です!おめでとうございます🎉偶然と考えが重なり、お誕生日に今回公開することになりました!

弾く時に感じた事、苦労した事、考えていた事、2つバージョンの特徴をまとめ、それぞれの動画を載せます!
子どもの時にピアノを習って、大人になってまた趣味として楽しんでいるレベルではありますが、少しでも参考になったら幸いです!

それでは、始めましょう↓💨



きっかけは?

曲自体はどのタイミングで初めて聴いたのか、正直に申し上げると覚えてはいないですね…ただ、本格的に現地で観戦しだした2016-17シーズンから幾度か聴いていますね。映画のタイトル自体はこちらも幾度となく見ているので知ってはいました。

2018年12月の全日本選手権で、竹野選手のロシュフォールの恋人たちを初めて拝見しました!

その時、

この曲のすごく素敵な曲!上品に滑る竹野選手素敵!でタイトルなんだっけ?

と感じました!そのあと、この曲がロシュフォールの恋人たちのFinaleだと分かりました!

2019年10月の東日本で石塚選手のロシュフォールの恋人たちを初めて拝見しました(あっ、現地でではという意味です)!

その時、

うわー!このプログラム好きーー!!

と心の中で叫んだ演技でした(参考までにこの時の衝撃を書いた記事がありますので、ご覧ください→Lenaが選ぶ❗ 2019-20シーズンベストプログラム論 東日本 SP編)!

そして、石塚選手のこのプログラムのおかげで、

この曲好き!!

となりました!それから、パソコンに曲を入れ、学業に取り組む度に聴いていました!

Anthemを弾き出した頃に、大好きなこの曲をピアノで弾いてみたい!と思い楽譜を探しました。しかし、後ほど再び書きますが、Finaleの楽譜が無いのです!『キャラバン隊の到着』はあるのですが…映画のサウンドトラックのピアノソロ楽譜集はあるのですが、Finaleだけが無いのです…

それでも何とか楽譜を確保して、練習して今回公開に踏み切りました!

さて、次からは弾いて感じたこと諸々を書いていきます↓


難易度は?

実はこの曲はピアノソロでの市販の楽譜はありません!では耳コピすればと返ってきそうですが…筆者は出来ないのです…12年間習ってたのに、訓練しても絶対音感が目覚めることなく…というかその才能が無いことが判明しました。相対音感でも中々身に付かなかったです。はい、耳コピがほぼ出来ません!
そこで、耳コピして楽譜を起こしてくれる業者に頼んで、完成したものを印刷して練習しました💸

頼む際に、
中級から上級が弾けるレベル
と伝えました。そして返ってきた答えが
それなりに難しくなる
との事でした。まずフルオーケストラから、ピアノソロに楽譜を書き換えるとなると、必然的に沢山の楽器の音を一度に弾く必要があります!つまり、和音を多様しなければなりません!和音は一度に複数の音を同時に弾きますね。そうなるとミスする確率も、単音を弾くより上がります。
あとこの曲は映画のサウンドトラックの中から、良いところをかいつまんで出来た曲なので、リズム、調、拍子の変化が多くなります。
それもあり難しくなると言われたと思い、
『大丈夫です!』
と筆者は回答しました!

実際弾いてみて、少し予想外な難問にぶち当たりましたが、事前にどこが難しくなるのか分かっていたので破茶滅茶な難曲とは感じなかったです!
まあ筆者にとっては

Magic Waltzに比べれば

となりますが…

でMagic Waltz弾いた時地獄でしたからね😂
ある程度平気だと感じたもう1つの理由は、筆者が中学生の時、合唱コンクールで『大地讃頌』の伴奏を引き受けた経験があったからです。この曲は、
もうとにかく和音だらけ!!!
何ですよ!9割以上和音で構成されている曲なのですよ!!もー!滅茶苦茶練習しても本番ミスしました😂これを弾いたことによって、和音だらけの曲に耐性が付きましたね😂この耐性はブランクがあっても、意外と消えなかったです😂

はい、難易度の結論は

和音が必然的に多くなる
調だけでなく拍子もコロコロ変化する

これに付いていけるかどうかで感じる難易度は変わります!筆者的には中の上の中の上級に近い感覚でした!難しいが、ちゃんと練習すればそれなりに弾きこなせると思いました!

あっ、言い忘れてました!
ミスタッチが無い完璧な状態にするとなると、また難しくなりますね…

あくまでも目安です。個人の状況によって実際に感じる難易度は違いますので、参考程度にしてください。


完成までどれぐらいかかった?

2月中旬に注文し、2週間以内に完成しました!
完成されてからすぐに印刷はしましたが、練習は開始しませんでした。

楽譜完成から1ヶ月弱後、そろそろ弾き始めないと中々練習時間が確保できなくなると思って、Anthem、仮面舞踏会、Magic Waltzと練習している曲がある中でこの曲を始めました!

Anthemは完成形に近い状態までに仕上がってましたし、仮面舞踏会もそこそこ仕上がってたのでまあ、大丈夫とは思いましたが…Magic Waltzよりこの曲の方が早く完成するのではないかと、練習しながら思っていました。

実際は、なんだかんだ言いながら同じ時期に終わってましたね…

まずは原曲をしっかり弾きこなす事に全力を注ごうとしました!原曲より短い曲である、竹野選手、石塚選手のバージョンはどこを使っているのか特定できると思ったからです!

原曲を完了してから石塚選手バージョンに専念して収録→竹野選手バージョンに専念して収録しようと当初計画してました。

この順番にした根拠は、後ほど詳しく取り上げますが、石塚選手のは全体的に万遍なく使用している一方で、竹野選手は中盤部分が丸々無いという曲の使い方をしています。石塚選手の方がカット部分を特定するのに時間が掛かりそうと見込んでました。それと、割と万遍なく使っているので、原曲を弾いたあとの記憶が残っているうちにやりたいと思い、石塚選手バージョンを先にと考えてましたね。

諸事情につき6月末までにMagic Waltzと共に収録を終えないといけなくなりました。

現実は中々上手く行かないですね…時間の制約、レベルの高い曲を2つ弾きこなす、今から思えば自分のレベルから考えたら大分キャパオーバーな事をしてたと反省しております。

弾きこなせる自信はあっても、ミスタッチが減り具合が想定以上に遅かったです。無理矢理5月上旬に初めて原曲バージョンで収録しました!当然納得がいかずズルズル、何度も何度も収録することになりました。
練習を積み重ねていて、ある程度は上手くはなってはいたのですが…最終的にミスタッチは無い状態に持っていけなかったです。

石塚選手→竹野選手バージョンでカット部分の特定作業、及び弾き始めを行いましたが、途中から原曲弾きながら両選手バージョンを一度の練習で行うことになり、収録もそうなりました。
とにかくぐちゃぐちゃにならないように、気をつけました。

結局

6月下旬に収録を無理矢理終了させました!

はい、編集で少し誤魔化していますが…間違い等はご容赦願います。

結論は、他の曲と並行しながら練習した状態では、3ヶ月程かかったと示しておきます!あっ、暗譜をしようと思ってなかったので、その練習するとまた時間掛かります!

次のページでは、共通して弾く時に意識していたことと、原曲、竹野選手、石塚選手のバージョンを説明し、動画をご覧いただきます!
ぜひスクロールして、2ページ目にクリックしてください!

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