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東日本フィギュアスケート特別講座2019

東日本フィギュアスケート特別講座

こんにちは!

東日本フィギュアスケート概論を読んでいるあなたは、あれ?おかしいな?続きのはずなのに…なんかタイトルおかしいぞって感じると思います。
もちろん、そちらもそちらで、只今公開に向けて絶賛準備中です!
が、どうしても、今日(5/13)にどーしても公開したかったものがあります!東日本フィギュアスケート概論 第3回 北海道男子編にて取り上げたあの選手が、今日誕生日だからです🎉おめでとうございます👏で、何が問題って?概論で書いた際に、もっと魅力を伝えたいのに、概論っというわけでセーブしなければならなかった。そんな事があり、本日の誕生日に合わせて、そんな彼の事を、たーくさん、書いていく回にします!
っというわけで、私、Lena史上最も…な記事のため、苦手な方はくるりっとお願いします🙏
それではいきましょう!
もう、筆者のことをある程度以上分かっている方は、誰について話したいのか分かるかと思います❗もう、言いましょう❗
長谷川一輝(ハセガワ カズキ)選手
まずは、客観的に簡単にプロフィールを書きますと(敬称略)

※データは執筆当時(2019年5月)のものです

長谷川一輝
所属 ROYCE’F・S・C(ちなみにあのチョコとは関係は無いそうです)
拠点 北海道札幌市内リンク
コーチ 山田真実、伊藤高菜
生年月日 2001年5月13日
現在高校3年生
長谷川選手の魅力と言えば(一番暴走しそう)…
・高いジャンプ
→一度見たら驚きのジャンプの高さ!体がゴムのようにしなっているのかっと思うぐらい、びょーんって跳び上がってからの
・ふんわりエアリーな着氷
→膝、足首が柔らかい!!それでもって、エネルギーを体内で消化して、氷に衝撃を伝えないようなふんわりエアリーな降りをしている。
ここまで述べている事をまとめて整理すると、長谷川選手のジャンプは
ゴムがびょーんとしなって高く飛んでいき、たっかっ!っと驚いている間に回転してから、すっとエネルギーを消して、柔らかく降りていく。この一連の流れが、筆者を惹き付けるジャンプなのである。
ちなみに得意ジャンプはルッツとのこと!トゥ系ジャンプが取り分け高い!
あっ、まだまだあります!
・最後まで美しくスピードを出し続けるスケーティング
・高貴で綺麗で繊細なダイヤモンドのような美しさ+ほんのり北の哀愁感じる表現✨どんな曲が来ても、長谷川選手だけの、煌めきを感じる表現✨
これでもまだ魅力の半分しか書けてない!っていうわけで、
・回転速度が速い!一点で回ってる!ポジションが変幻自在で、次何するかワクワク😃💕美スピン✨
・たまになんじゃこりゃ?!!!!!?な技が出てくる
→長谷川選手といえば、美スピン✨回転速度が速くてかつ、目に優しい!心地よく回っていく!そして、たまーに、ぶっ飛んだ技も披露しちゃう!そのぶっ飛んだ技の一つが、シットツイズル~ウィンドミル~足替えシットスピン。なんじゃこりゃっ?って思いますよね。シットポジションでくるくる回っているんですよ。で、そしたら突然足を蹴り上げて、シットスピンしちゃうんですよ!これは後程、映像で見てもらいましょう!
…っと、ばーっと好きな所書いたところでは…っとなりますので、筆者が初めて長谷川選手の演技を観た、2016-17シーズンから個々のプログラムを、公式の映像があるものはそれを交えて解説しましょう!

2016-17
SP:踊るリッツの夜 (振付 川越正大)
FS:映画『海の上のピアニスト』より(振付 川越正大)
主な成績
東日本ジュニア選手権2位
全日本ジュニア選手権7位
国体少年男子 個人6位
全中 8位
SPは、可愛い😍衣装が黄色いタキシード風な衣装で可愛い😍newscomさんの写真のURLを置きますので、それで見てください!
https://www.newscom.com/nc/showMainNCPage.action(ここから入り、Kazuki Hasegawa で検索してみて下さい)
現在映像は、YouTubeに2018年にクープ・ド・プランタンに出場し、EXの時に演技したものがある。アップテンポで、楽しく、踊りまくり!振りが可愛い😍なプログラムなのである。それで、最後に、さっき説明した、シットツイズル~ウィンドミル~足替えシットスピンで、わーって盛り上がるわけであります!
FSは…あの、大変申し上げにくいのですが、このプロは筆者は現地で観たことが無い…筆者の友人の話を聞いたり、断片的に札幌のテレビでの映像を見て、あー、これは全部通して見たい。儚く、美しく、涙が出そう。友人の名言『長谷川くん尊い』って出てきそう。まあ、あの時、バイトサボれば…ってなっているプロ。
編曲は、Magic Waltz→The Crisis→1900s Themeだと思われる
その前のシーズンから滑り込んでいるプロで、最初トリプルジャンプはトーループとサルコーのみ。そこから、フリップ、ルッツ、ループと技術も大きく成長したプロ。衣装は3回変わっていて、最初は黒の燕尾服衣装→白ベストのシンプルな衣装→白ベストで超ネクタイ、キラキラが輝く衣装となってる。
もう、尊すぎるから、見たい!!!!!
2017-18
SP:アランフェス協奏曲第2楽章(振付 川越正大)
FS:KOJIKI(振付 佐藤操)
主な成績
東日本ジュニア選手権 4位
全日本ジュニア選手権 7位
インターハイ 個人2位
国体少年男子 個人5位
クープ・ド・プランタン Jr.Men 2位
これはクープ・ド・プランタン公式YouTubeでの映像があるので、上がSP、下がFSと、ぜひ見てください!

SPは、筆者が長谷川選手にはまったきっかけのプログラム✨
黄色いリッツが可愛すぎて、そのイメージが強すぎて、東日本で観たときに、えっ??っと衝撃を受けたのであります。まるで、別人みたい!ジャンプも、スピンも、スケーティングも、そして、醸し出す雰囲気が一番の衝撃💥美しくも、哀愁あ
って、大人の色気があって、長谷川選手のいいとこ取り!川越先生、ありがとうございます!あまりにも美しい世界。涙が出るほど、尊い!東日本で、いいプロだなっと思い、全ジュニで深い沼にはまっていった筆者である。
スケート的な話をすると、このシーズンに3F+3Tを決め、セカンドトリプルが試合で決まるようになった(フリップはアテンションが付くのは置いといて)!後半に単独の3Lzに入る前(このシーズンのジュニアのSPのステップからの単独ジャンプは2Lzか3Lz)が、ぶっ飛び技!細かくターンを刻んでいるが、何をやっているのか、筆者の力では解析不能。とりあえず言えるのは、もの凄いことして3Lzをしようっていうこと!他にも細かい繋ぎにも、さまざまな小技を仕込んでいるプロ!
もう、言葉で表しきれませんね…
FSは、結構難解なテーマ。フィギュアスケートであまり使われない、聞いたらなんじゃこりゃっ!な曲!が、徐々にはまっていくタイプのプログラム。
編曲は、Hajimari→Matsuri
筆者はKOJIKIを全部聴いてみたが、7曲全て聴くと40分以上、1曲あたり平均して5分以上の長い曲!これを4分±10秒に編曲したから、まさに神業!
曲も凄くて、振付も凄い!!
冒頭からなんじゃこりゃ!冷たく、張りつめた空気に鳴り響く靴音。何か凄いものが始まる予感しかしない。そこから、エレメンツをこなしていって、はい、StSqのあとにご注目!出ました、これが噂のシットツイズル~ウィンドミル~足替えシットスピン!気づいたら息を飲んで見つめている所にやってくる。それが終わったあとに、Matsuriへと曲が変わり、男性の『サッ!』や『ハッ!』に合わせて3Sを皮切りに、一気に畳み掛けるように5つ、音ハメしながら繋ぎを挟んでジャンプしていく。前半の神々しさとはうって変わって、お祭りで盛り上がっていく!そして、一番最後のジャンプに得意の3Lz!!3回転で、しかもアクセルの次に難しいジャンプを決めてしまう!ふぁーーー!ってなって、最後に足替えコンビネーションスピンを決めて、神降臨!!
壮大で、凄いものを観たっと、じわじわと興奮が沸いてくるプログラムなのです!
筆者は、何度も、何度も見ていくと色々新たな発見もあり、はまる!!
あと、衣装がまた凄かった!
古の神みたいな演技だったなー。
2018-19シーズン
SP アランフェス協奏曲第2楽章(継続)
FS 映画『カサブランカ』より
主な成績
インターハイ 個人6位
国体少年男子 個人12位
このシーズンは、前半は怪我で大会に出られなかった😭
(https://news.jsports.co.jp/skate/article/20190219114306/?p=3 より)
後半に復帰し😌、全国規模ではインハイ、国体と演技を見せてくれました。
SPは継続。
いくつか変わっているところがある。
まずは指定スピンが足替えキャメルスピン→足替えシットスピンに変わって、いくつか振りが変わった(このシーズンのジュニアのスピン指定がその前のシーズンと違うため)。いよいよSPであの足替えシットスピンが入るかと思いきや、違った…が、イナバウアーやターンを入れまくって素敵✨っと思いきや、突然ウィンドミルして足替えシットスピンするから、もー、素敵😍足替えシットスピンは、ポジションも変わった。シットサイドの難ポジションが厳格化され、ただ足を横に出してはレベルが取れなくなり、復帰戦では頭を下に下げたシットサイドを試したが、レベルが取れていなかったのか、インハイからはシットサイドの変わりに、途中で飛んでレベルを取るようになった。
冒頭の3F+3Tを単独の3Fにし(このシーズンジュニアの単独ジャンプは2Fか3F)、後半の3Lzを3Lz+3Tにするって鬼!!残念ながら、あの訳分からないターンは消えて、3Lz+3Tに!復帰してから、試合で、SPでようやく決まったのは3月の全道!久し振りに決まった時は大興奮✨✨
フライングシットスピンだった所を、フライングキャメルスピンに変え(またジュニアは指定がね)、その為か、StSqの終わりが早まり、バタフライの助走を入れて、フライングキャメルスピンっとなってる。
2年目のプログラム、より洗練されて、1年目より力強さも増していって、胸がいっぱいになっていって…素敵なの!!
FSは新プロ!
カサブランカは、『君の瞳に乾杯』で有名な映画✨第二次世界大戦中の、当時フランス領だったモロッコ🇲🇦の都市カサブランカの恋物語。
衣装がお洒落なバーテンダー風衣装✨衣装神✨何故かは分からないが、初めて新衣装を見たとき、上はジャージ着ている段階でカッコいい予感しかしなかった。
フィギュアスケートNEXTのインタビューで、プログラム名を知ってから、毎日聞いて、カサブランカを使用した色んな選手の演技を見て(カート・ブラウニングさん、マキシム・コフトゥンさん、佐上凌さんとか)、これは絶対似合うでしょう!特にAs Times Goes Byは!!って思いながら見ていた。
編曲は Opening→As Times Goes Byで色々違うバージョンのメロディー流れる→(ChSqで短調のフランス国歌)→エンディングで流れる曲である。
まずOpeningの曲で2A+3T、3Lo、3Lz(+コンビネーションも飛ぶ可能性ある)飛んでから、突然ウィンドミルから足替えシットスピンがやってくる!シットツイズルからは今季は無しなのかな…??相変わらずの美しさー✨
そして、ピアノのメロディーのAs Times Goes Byが流れてStSq、キター(゚∀゚*)最高!お洒落なバーで、カクテルを飲んでいるような(なお、筆者はカクテルを実際に飲んだことありません)、恋に落ちちゃう、くらっと酔ってしまいそうな最高なStSq✨ダイヤグラムの軌道で、ヘランジのポジションで半周、イーグルと、音ハメで惚れそう😍
そこからちょっと違うメロディーになって、2A+2T+2Loを狙って、2月下旬の試合から2A、そこからファンファーレのようにフランス国歌のメロディーが流れてから、As Times Goes Byのオーケストラ版のメロディーで3F、2月下旬の試合からは3F+2T+2Loを狙って飛んでいき、3S、FCSpからファーンっと鳴ってから、そのまま回りながら頭を抱える振付がある(ぶっ飛び!!)!
ChSqが入る時は、ここで短調のフランス国歌が流れて、ふかーい絶望、闇におちていってから、最後の最後に3Lz+3T!!!を狙っていく!これ決まったら凄すぎで、実際2月下旬の大会で綺麗に決めている!クラクラ😵🌀で、エンディングで足替えコンビネーションスピンを決めてフィニッシュ!
壮大さ。力強さ。場面に応じた演じ分け。カサブランカの主演俳優ハンフリー・ボガードのような渋いカッコ良さ。ドラマチックな物語を氷の上に描いていく姿に胸を打たれるプログラム😍もしも、来季も継続するのなら、ぜひ皆に見てほしいプログラム✨✨
結論
名作揃いな長谷川選手のプログラム😄
やっぱり、これからも現地で観るべし!
なんとか間に合った!!
筆者史上、最大級に長い文章に最後までお付き合い頂きありがとうございました😄長谷川選手の魅力が少しでも伝わったのなら、幸いです!
それでは、東日本概論続きに戻ります(いっそげー)!!