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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第9回 長野・山梨編

東日本に所属するフィギュアスケート選手の魅力を紹介するシリーズ『【2021年版】東日本フィギュアスケート概論』。第9弾は長野・山梨編。長野県スケート連盟に所属の井口せな選手、大久保政宗選手、山梨県スケート連盟に所属又は国体山梨代表経験がある田中陽織選手、鶴田翔真選手、鈴木なつ選手を紹介します。

(紹介続き)

No.43 田中陽織選手 (タナカ ヒオリ)

所属 東洋大学
SP ミュージカル・映画『オペラ座の怪人』より『もう一度姿を現して』
FS 映画『ミッション』より

4月から大学2年生、今季シニアデビューでした!
高校卒業まで山梨を拠点に練習を積み重ね、東日本ジュニア選手権や、国体山梨代表として出場していました!大学進学と同時に上京し、東伏見にある『ダイドードリンコアイスアリーナ』に拠点を移しました。

田中選手と言えば、澄んだ川のようなスケーティングです!

SPは3季継続したプログラムです。ヒロインであるクリスティーヌが、父親のお墓の前で歌うレクイエムを使用してます。切なく重苦しい雰囲気の中に甘さも感じる歌声に合わせ、優美な所作で描く演技に目を惹きました!後半になればなるほど加速し、ドラマチックさを後押ししていて見応えたっぷりなプログラムでした!

FSは昨季からの継続のプログラムです。昨季まではジュニアでしたので、今季からはジュニアには無い要素であるコレオシークエンスが付いたプログラムを見れたわけなのです!綺麗で透明感ある曲調にマッチしたスケーティングに、もう見惚れましたね!

昨季のものでかつSPのみですが、継続のプログラムなので2020年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(46:16~51:26、指定された時間から再生します)

どうかステイヘルシーに、また来季も麗しいスケーティングを拝見できるのを楽しみにしてます!


No.44 鶴田翔真選手 (ツルタ ショウマ)

所属 東洋大学
SP ミュージカル『モーツァルト!』より『影を逃れて』
FS No Matter What(歌 カラム・スコット)

富士吉田市出身で、県内でスケートを始めました。新潟の高校に進学して、高校時代は新潟を拠点に練習してました。大学生になってからは、千葉県を経て現在神奈川県内を拠点に練習しています。国体に山梨代表として出場した経験があります。

まず目に飛び込んでくるのが、
でっかいジャンプ!!
高さ、幅共にビッグサイズのジャンプを跳びます!フジテレビが開発したアイスコープで測ったらどうなるか気になるところです!

SPのタイトルはミュージカル『モーツァルト!』より『Wie wird man seinen Schatten los?』日本語でのタイトルは『影を逃れて』なので、今回日本語タイトル採用しました。

SP・FS共にセンセーショナルな曲を選んでいます。パッションを伝えつつ、気品があるスケートだなと感じました!SPは力強く、FSは哀愁を感じる演技です!

鶴田選手はもう大学4年生なんですね…!大学のスケート部フィギュア部門の公式Twitterによると、副主将を務めるとの事です!
どうか来季、願う通りの演技を披露できるように祈ってます。


No.45 鈴木なつ選手 (スズキ ナツ)

所属 Mエイトクラブ
SP 水百景(演奏:川井郁子)
FS ミュージカル・映画『ウエスト・サイド・ストーリー』より

宮城県仙台市出身で、宮城編part123に登場した選手と共に切磋琢磨していました。昨年、自分の課題を克服するために山梨に拠点を移しました!!

2020年全日本ジュニア選手権で7位で、同年の全日本選手権にジュニアからの推薦出場を果たす等大活躍を見せています!

鈴木選手は、綺麗な滑りと品の良い所作が魅力ですが、ここに山梨に移ってからのエッセンスが加わりだしてます!

SPは、もはや鈴木選手と言えば、このプログラムと答えたくなります!3季継続して使用しているのもありますが、鈴木選手の良いところがぎゅっと詰まったプログラムだからです。

FSは、昨季までの鈴木選手には無かった表情を魅せるプログラムです!ワルなガールを演じる姿を見て、筆者は大変驚きました!とにかくはっちゃけて踊りまくる!キュートで表情豊かに滑るという、鈴木選手の新たな一面を見れました!

有料になりますが、2020年東日本ジュニア選手権と、全日本選手権の公式アーカイブの映像がフルで残ってますのでご覧ください。ついでに、特集インタビューが放送局の公式YouTubeチャンネルに投稿されているので併せて参照してください↓

ジュニア尺版(関東ブロック)(出典 FODプレミアム)
SP→38:02~41:06
FS→01:09:58~01:14:43
シニア尺版(全日本選手権)(出典 FODプレミアム)
SP→50:41~56:20
FS→01:29:56~01:37:52

テレビでの特集インタビュー(出典 YBS山梨放送 公式チャンネル)

今季は驚くことばかりでしたが、鈴木選手の大きな決断が早速功を奏してて嬉しいです!
今後、更に思い描く先へ飛躍できることを願ってます!

長野・山梨編の紹介は以上です!

長野は、プリンスアイスワールドのキャストとして活躍している、吉野晃平先生、小平渓介さん、佐々木優衣さんの出身地です。佐々木さんは、現在長野県スケート連盟所属の選手に振付も行っています。吉野先生は振付師として有名で、小平さんも東京シニア男子編で紹介予定の石塚玲雄選手に振付して大きな話題となりました!

山梨は、今熱いです🔥北海道シニア女子編で紹介した中本有咲選手と、千葉編part1で紹介するの吉岡詩果選手が山梨学院大学に進学します。2人がチーム山梨に加わることにより、ますます盛り上がることを楽しみにしてます!

どちらも通年リンクがなく、季節リンクのみです。その中で選手が日々練習を積み重ねています。

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

次回は茨城編です!

また次も、楽しみにして頂けたら幸いです。

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