No.76 奥野友莉菜選手 (オクノ ユリナ)
SP チャップリン・メドレー
FS ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35(作曲 ピョートル・チャイコフスキー)
4月から中学3年生になりました!今季ジュニアデビューにして、2020年全日本ジュニア選手権に初出場を果たしました!
リンクカバーが広く見える滑りに、スケートとしての所作が美しく、
柔らかエレガンスなスケート
が魅力的な選手です!
筆者が特にオススメにしてるのは、レイバックイナバウワーの背中の反り具合が深く綺麗なところです!
SPは愛らしいチャップリンを演じてるのが、とても印象に残るプログラムです!衣装が黒のボレロにグレーのワンピース風衣装で、ノーブルで可憐なところが目を惹き、コミカルさと情感豊かな演技に心射抜かれることでしょう!
FSは、世界三大ヴァイオリン協奏曲の1つとも言われている曲を、優雅に舞っていくプログラムです!ジュニアの選手ですが、まるでコレオシークエンスがあるかのようなレイバックイナバウワーや、バレエジャンプなど様々な工夫がされて繋ぎにも目が離せません!
それで、有料になりますが、2020年東京ブロックの演技がSPのみフルで残っているのでご覧ください↓
SP→20:43~23:48
コミカルなものから、正統派クラシックまであらゆる曲調を滑りこなす力に、次はどんなプログラムを持ってくるのかワクワクしますね!
来季現地で拝見できることを願っております!
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No.77 髙砂真優選手 (タカサゴ マユ)
SP オペレッタ『こうもり』より
FS 映画『マレフィセント』より
4月から中学3年生で、今季ジュニアデビューした選手です!
東日本ジュニア選手権に初出場等の活躍を見せています!
スピードたっぷりに滑り、スピンのポジションが綺麗なところ、キラキラ輝いて見える華やかさが印象に残る選手です!
トリプルルッツや、トリプルトゥーループ+トリプルトゥーループを構成に組み入れる力を持っています!
SPはパワフルさと、綺羅びやかさが光るプログラムです!アップテンポの曲に合わせて、伸びやかに滑っているのが印象的でした!
FSはノービスAだった昨季から継続していたプログラムです。ジュニアの尺に合わせて、曲を伸ばしています。冒頭からダークな女性の雰囲気が画面越しにも伝わり、曲調に合わせて劇的に滑っていると感じました!
来季、出来るなら現地で拝見できることを願っております!楽しみに待っています!
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No.78 元榮愛子選手 (モトエ アイコ)
SP 番組『映像の世紀』より『パリは燃えているか』
FS ミュージック・映画『ラ・マンチャの男』より
4月に高校2年生になりました!横浜銀行アイスアリーナを拠点に練習を積み重ねています。
全中、インターハイ、国体で東京都代表として出場しています。2019年全中で8位入賞、2020年に全日本ジュニア選手権に初出場を、翌年1月のインターハイで個人4位入賞を果たした実績があります!
元榮選手と言えば
目が醒めるほどのスピードあるスケーティング
と
人智を超えた柔軟性
を駆使した演技が魅力の選手です!
リンクの端から端まで、あっという間に駆け抜けていくスケーティングに乗せ、高難度ジャンプであるトリプルルッツや、3回転+3回転のコンビネーションジャンプを成功させる力があります!
そして、ステップシークエンスで2回キャッチフットスパイラルを組み込んだり、レイバックスピンで一度フリーレッグをおでこに乗せるようなポジションを取ってから、キャンドルのポジションに移行していて…かつてはキャンドルのポジションの時に片手のみでおさえたりと、一体どうすればこのようなことができるのか疑問に思うほど、柔軟性が高い選手です!!!
SPはスケールの大きさを求められる曲を、FSはキレの良さを求められる曲を、それぞれ丁寧にかつ、観客に訴えかけてくる演技も光ってます!
スピンとか気になるかと思いますので、個人4位入賞を果たした2021年のインターハイでの公式アーカイブ映像をご覧ください↓
SP(予選C)(3:32:30~3:37:37、指定された時間から再生します)
FS(2:56:38~3:03:07、指定された時間から再生します)
驚きが沢山あり、密度の濃い演技が印象に残りますね!どうかステイヘルシーに、来季も拝見する時を、とても楽しみにしております!
今回はここまでです!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました☺
次回は引き続き東京ジュニア女子編part2をお届けします!
また次に限らず、この先も読んで頂けたら嬉しいです!