今季成績とプログラム
過去の戦歴とプログラムについて、昨年書いていますので…今年は割愛させて頂きます🙇♀️(2019年版←気になる方はこれをクリック)
東日本ジュニア選手権 男子4位
全日本ジュニア選手権 男子13位
インターハイ 個人男子3位🥉
今季がジュニアラストシーズンでした❗
来季からは強制的にシニアに移行します❗
今季の初戦は、SAPPORO CUP。
受験勉強と両立させながらのシーズンでした。
1ページ目で書いた、シーズンが始まる前の羽生選手の練習見学。そこで、質問し(例えば緊張しない方法)、アドバイスも受けたこと。それが、今季長谷川選手の支えとなっていったのです。
中3と高1の全日本ジュニア7位。強化選手に選ばれた。高1のインターハイで個人2位となり、初めて出た国際大会で2位となった。しかし、高2の春に腰の疲労骨折が判明し、シーズン前半試合に出れない事態に。焦りや葛藤がある中で、羽生選手の言葉が心に残った訳なのです。
アドバイスを胸に、過去2年あと一歩で届かなかったシニアの全日本への道に挑みました。
東日本からSPから冒頭に3Aを入れる構成にチャレンジし、FSは入れて一発目で3A成功した✨
全日本ジュニアでは振るわない結果となってしまい、当初の目標は叶いませんでした…
その後のインハイでSP6位から、FS2位で表彰台へ🥉本格的にジュニアプログラムで戦うのはこれで、最後。最高の演技で有終の美を飾りました✨
コロナの影響でこの試合が今季最後の試合となりました…
さて、次からはそんな今季のプログラムを紹介していきますか❗
歌:Tom Chambers & The ‘Top Hat’ Company
振付師:川越正大
もともとは、2015-16シーズンの途中から2016-17シーズンのSP。
踊るリッツの夜と言えば、色んな人が歌っているバージョンがありますね。このプログラムでは、2011年にイギリスのミュージカル『Top Hat』で流れるものを使用しています❗
競技プログラムとして使用していた時は中学生。高1で国際大会に出た時にも、エキシビションでこのプログラムを滑っていたが…インハイで3位となった際のエキシビションで、高3で、カサブランカ衣装で滑ると、随分とお洒落な雰囲気を醸し出している😍っとなり、いやー3年でこんなに変わるんだなーっと感慨深かったです❗
可愛い黄色いタキシードのリッツが!ってなりますわ!
当時のエレメンツ配置で、この時ループはダブルに、コンビネーションジャンプは3Lz単発にしてましたね!
笑顔で踊り、レイバックイナバウワーからの2Aがめっちゃ綺麗だった✨
最後は1ページ目で書いた、シットツイズルからのウィンドミルからの足替えシットスピンを、怪我明けてから初めてやってくれました!バランス崩しましたが、ここで転けなかったのが強い❗来季ウィンドミルが難しい入りとしてカウントされないっという話が出てますが…ツイズルからやれば難しい入りにならないのかなーって思ったり…(いや、分からないよ)
また見たい、絶対見たいぶっ飛び技です!!
演奏:ブライアン・セッツァー
振付師:山田真実/川越正大
今季の新プロ。
これを初めて観た時はかなり衝撃的でした💥
この曲、実はロックアレンジのマラゲーニャなんですよ🎸エレキギターをガンガン鳴り響き、今にもバイクに乗って一暴れしそうな曲だなーって感じてしまいました…
今まで、素直で優等生な曲を滑ってきたイメージがある長谷川選手に、かなりクセのある曲をどう滑るのかな…?って思いましたが…
いざ試合になって滑ってみると…
かっ、カッコいい😍
文句一つ言わせないカッコ良さに痺れちゃうというプログラムなのですヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
氷を踏み鳴らしたり、ツイズルの時の姿勢などからフラメンコを感じましたね。
振付はわりかしクラシカルな、キリッとしたマラゲーニャって感じますね。
フラメンコを意識した振りの他にも、ステップシークエンス(StSq)の時のランジや、フライングから入るスピンのように飛んだり。ジャンプの時も冒頭のジャンプ(最初は3Lz+3T、東日本から3Aを視野に入れたジャンプ)を降りたあと、イーグルしながら首ぐるんとしたり。イーグルからの3Loやったり(いや、川越先生振付はイーグルからの3Loやるんだった)…多彩な技のオンパレード❗
そんな細かい芸の数々を、エレキギターをギュンギュン鳴らす中、持ち前の全くスピードを落とさないスケーティングに乗せ、流れの中でこなしていく✨これが、このプログラムの最も凄いところ✨
最初から最後までカッコいい!!って思わせるものが沢山あるから、カッコ良すぎる❗最後のCCoSpでハイキックしてスピンを出て、フィニッシュポーズを取ったその瞬間までズルい位カッコ良すぎ❗
カッコよすぎて、心が燃やされる覚悟で観る必要があったプログラムでした🔥
演奏:BBCコンサート・オーケストラ
振付師:佐藤操
カサブランカと言えば…
誰もが一度は聞いたことあるかと思います。
『君の瞳に乾杯』
この名台詞を生み出したのが、これです。
第二次世界大戦中の、フランス領モロッコの賭博バーを舞台にした切ない恋物語。
昨季から継続のプログラム。衣装はそのままですが、ジャンプ構成が少し、そして何より振付が大きく変わっているのが大きな見所❗
ジャンプは最初が2A単発に。東日本以降からは予定では3Aで出すようになってる。3Lo、この次は3Lz+3Tで安定して出してる。お次は2A+2T+2Lo、2019年のインハイの時と同じ3連続で安定している。このあとが一番驚いた。3F+3T😲元々トゥ系ジャンプが得意であるが、3Lz+3Tと3F+3Tを同じプログラムの中で両方飛ぶっていうのは中々無い!!驚きのジャンプ飛んだら、3S、最後は3Lz単独(昨季は1番最後に3Lz+3Tをやってたな…)と変わった。
今季のカサブランカの1番の魅力は、振付が大幅に変わり、よりドラマチックさが増した所❗
冒頭のポーズから微妙に違ったり、ジャンプとジャンプの間の繋ぎの振付も大分変わっている。3Lz+3Tへ飛ぶ前にフランス国歌が流れるが、そこに合わせて敬礼のようなポーズだったり❗
CSSpのあとのStSqは、かなり手を加えて大幅リニューアル。クラスターまでは実は変わっていない。が、そのクラスターの位置を動かしたり、パフォーマンスとカウントされる(と思われる)ものの内容を濃くしている。例えば、1回ホップして着地と同時にランジの姿勢を取って顔撫でしたり、ランジの姿勢で半回転やめた代わりに女性をダンスに誘う振付だったり…イーグルの距離が大分大きく、雄大に魅せていたり等々。
StSqにかける時間が増え、As Times Goes Byeのピアノメロディーの所いっぱいで実施している。その影響で、次のジャンプからFCSpまでのタイミングが後ろにずれ込んでいる。
FCSpのあとに頭抱えて、この先はシニアバージョンだとコレオシークエンス(ChSq)だが…1回も披露されなかったので、変わったかどうか分からず仕舞いに…
これは置いといて、このあと3Lzへ飛ぶ前の振付が!!顔に手を押し当ててから、手を伸ばしていく振付が加わった。筆者は勝手に『さよならイルザ』って名付けています😁
このような振付の変更があり、前よりも物語の情景が目に見え、切ない恋物語をぐっと感じさせる❗
お洒落で、素敵すぎてフラフラっとカクテルのように酔っていく(注意、筆者はアルコールが一滴も飲めません)ような演技。渋さ、ダンディーなカッコ良さを銀幕ならぬ、銀盤で描き出す演技に、最強に惚れますわ😍
『君の瞳に乾杯』
でっかいジャンプに、美しさ、お洒落さ!哀愁が重なってもう、長谷川選手の良さが存分に活かされていて、極上の演技、大好きですわ…😍
はい、最後までお付き合いありがとうございました❗
っという訳で、また元に戻ります!いっそげー!