今季成績とプログラム
過去の戦歴とプログラムについて、前のものに書いていますので…割愛させて頂きます🙇♀️(2019年版、2020年版←気になる方はこれをクリック)
東日本選手権 男子6位
都民大会 シニア男子2位🥈
全日本選手権 男子20位
国体 成年男子個人11位
データでも話した通り、今季がシニアデビューでした!
コロナの影響で、出れる大会が限られ、一般観客を入れて行われた大会はこの中では全日本選手権でした。ただ、本来なら北海道長万部キャンパスで全寮制の生活を行っていたので…色んな意味でどうなっていたのかは筆者には分かりません。
大変だった中、東京理科大学所属になり、東京ブロックが初戦となりました!後に詳しく言及しますが、新しいプログラムにしたSPで、画面越しのファンの心に残るデビューを果たしました!FSではトリプルアクセルに挑み、シニアバージョンプログラムが初めて映像に残りました!
続く東日本選手権で、2戦目にして夢の全日本選手権への出場権がかかる戦いとなりました。2016年と2017年の全日本ジュニア選手権で(ノービス推薦出場や全日本のシードを除いて基本的には)上位6名がシニアの全日本出場できるところが、7位になりあと一歩で逃した経験がありました。その後もジュニアからの推薦出場を目標にしていましたが怪我で大会に出場できなかったり、思うように結果が出なくて、4年間ずっと待ち侘びていた状況でした。SPは10位で、シード選手と枠内シード選手を除いた上位8位が全日本に行ける中、9位で…と当落線上にいる状況でした。FSでは、ミスを最小限に抑え、崖っぷちからFS5位で巻き返して全日本の出場権を獲得しました👏
長年の夢が叶った瞬間、筆者は肩の荷が降りた感覚がしました。ずっと出ることが目標と言い続け、惜しい場面を目にしていたので、安心と喜びで満ち溢れてました!
東日本の翌週に行われた都民大会に出場しています。残念ながら無観客どころか、フィギュアスケートの映像撮影を専門にしてる会社すら入れなかったため、ジャッジスコアから推測するしかありません。
12月の国体とインハイの北海道代表を決める大会にエントリーしていましたが、全日本出場によりシード、また情勢等があったため棄権しました。おそらく大会を棄権するのは初めてかと思います。
同月の全日本選手権は…そう、夢の晴れ舞台でしたね!
この時、理科大のジャージを一般のファンが初めて見ました!今までクラブ所属で、学校のジャージを着て滑る機会がなかったため、初めて見る学校ジャージに筆者のテンションが大上がりしました😂
SPはちょうどクリスマスの日でしたね。初舞台でほぼクリーンな演技に加え、曲といい、表現といい、この舞台に辿り着くまでの経緯、東京に来てからの成長のあとを感じて、最高のクリスマスプレゼントとなりました😭😭隣に座ってた人から『良かったですね』と言われたことを今でも覚えてます。SP突破したと動じに、魂震える演技に、これまで以上に多くのファンから注目されたと感じています!
FSはずっと滑る姿を夢見ていて、やっと叶った瞬間でした!熟した滑り、コレオシークエンスのスケールの大きさ、大人な演技に一瞬でしたね!SP20位、FS20位、総合20位で初の夢舞台での挑戦は終わりました。
国体が今季最後の大会となりました。
2年ぶりの出場となった大会で、SPは全日本同様にほぼクリーンな演技で5位、最終グループ入りを果たしました!FSでは、2019年インターハイで滑った舞台で、同じプログラムで入れられなかったトリプルループが決まり、そして抜けた3連続ジャンプをトリプルサルコウに付ける(3S+2T+2Loにした)リカバリーが熱かった大会でした。都民大会でもトライしてた模様です。3S+2T+2Loは、今では男子選手だとほとんど取り入れなくなって来てますね…!
結果に関しては、かなり僅かな差で大きく順位が変わる試合でした。
おーっと、また長くなりましたね😂
次の項目では、今季のプログラムを詳しく紹介していきます↓
今季プログラム
歌:ジョシュ・グローバン
振付師:横谷花絵
SPは今季の新プログラムで、コーチによる振付です!横谷先生とは初のタックとなると思います。
ミュージカル『CHESS』の劇中歌で、国を捨てて生きていく決意を示す際に歌われてます。ミュージカルで重要な登場人物を演じたジョシュ・グローバンが、自らのアルバムでも歌った曲を使用してます!
東京ブロックの競技開始前日にプログラム名一覧が公開され、見た瞬間、
似合う予感しかしない!!
と即座に感じさせて、いざ本番
もう最高です!!
と大拍手を贈りたくなるプログラムでした!
こういう動きをすると長谷川選手は上手いんだ!
と思わせる動きの数々に、横谷先生はファンのツボが分かってらっしゃると感じたことでしょうか…😍
最初音がぽんとなってから1秒も満たないうちにスタートするのが、まず凄いです!綺麗なピアノの音色でかつ、ゆったりとしているようで揺さぶられる前奏の最後にトリプルルッツ+トリプルトゥーループを跳びます!その高さに驚き、空気のように過ぎ去っていくのが印象的です!
歌詞が流れて、予定構成ではずっとトリプルアクセルに、実際にはダブルアクセルにして降りてツイズルからのウィンドミルからの足替えシットスピンに入ります。シットツイズルからの足替えシットスピンをずっと見たいのですが…まあ、ツイズルから入っているので、うん、満足です😂
続いてフライングキャメルスピンを実施し、曲がサビに向かって盛り上がる所に重なり、間奏で(予定では)トリプルフリップを跳びます。
2015-17シーズンのSPとその後のEXプログラムで、レイバックイナバウワーからのダブルアクセルを披露し、綺麗でまたやってほしいと思っていたら、今度はトリプルフリップに変えて再びプログラムに取り入れました!
間奏の盛り上がる部分に大きなレイバックイナバウワーを持ってきて、そこからトリプルフリップを跳んで、降りた直後からステップシークエンスの最初のクラスターへと繋がっていきます!
そして、サビに入ってステップシークエンスのハイジャンプからのランジで半周などで盛り上げていきます!
全日本以降、映像を見ると本当に口ずさんでる!!歌いながら滑っているのを、初めて見ました!!
ラストのタメの部分で、イーグルは大正義です!!そこから足変えコンビネーションスピンを決めてフィニッシュ!!
スケールの大きさ、ジョシュ・グローバンの伸びやかな歌声に合わせて、エモーショナルな演技に感動すること間違いなしです!!
長谷川選手の良い所を、さらなる高みに持ってきた名プログラムだと感じてます!!
演奏:BBCコンサート・オーケストラ
振付師:佐藤操
カサブランカは、
『君の瞳に乾杯』
誰もが一度は聞いたことある、この名台詞を生み出した映画です!
第二次世界大戦中、当時フランス領だったモロッコの都市カサブランカの賭博バーを舞台にした切ない恋物語です。
と書くのが3回目となりました。
2018-19シーズンから継続のプログラムです。衣装もそのままです。ジャンプ構成は予定では昨季とは全く変わっていません。ただ、トリプルループの前が少し軌道を描くのが増えたり、以前とはタイミングが調整された箇所があります。あとはリカバリーで色々とありますが…1つだけ
トリプルフリップ+トリプルトゥーループはリカバリーではなく予定通りです!!
トリプルルッツとトリプルフリップの両方に3回転を付けちゃう予定構成なのです!!
ではこれまでとは大きく違うのは何かと言いますと…
シニア課題で滑る
ということです!
実はシニア課題で滑るのは、今季で初めてではありません!
2019年2月に札幌市で行われたフリースケーティング大会と、同年3月に釧路市で行われた全北海道選手権でシニアバージョンのプログラムを披露しています!全北海道選手権は、6級以上であれば年齢関係なく全員シニア課題で実施される大会です。なので、6級を取得して以来、昨季を除いて毎シーズン必ず1回はシニアバージョンを披露してきました。
話が逸れましたね…
全北海道選手権で拝見した時
シニアバージョンのカサブランカを、もっと沢山の観客の前で披露して欲しい!!
と願うほど素敵なものでした!フライングキャメルスピンのあとに、コレオシークエンスが入ることによって、切ない部分を魅せる場面が増え、よりドラマチックな仕上がりになったからです!
公開された全北海道の映像が無いのが大変残念ですが…筆者の記憶が正しければ、コレオシークエンスの振付は変わってると思います!大きなイーグルは以前もあったのは確実ですが、イーグルからランジで1回回って姿勢を崩すという、お洒落な抜け方があった記憶は無いです…!あとレイバックイナバウワーもあったっけ?とか色々ありますが、多分手を加えられたと思ってます!
レイバックイナバウワーから大イーグル、これだけでお腹いっぱいになります!!これだけを見ても、自然と心が浄化されるのですよねー(切ない内容だと分かってますが、不思議とです)。
コレオシークエンスが追加される事に伴い、ステップシークエンスも大きく変わったと思ってます。
2シーズン目のステップシークエンスでの見所だった大イーグルが無くなったのは、コレオシークエンスとカウントされない為だと推察しています。2シーズン目と1シーズン目の振付がミックスされ、最後は3シーズン目だけにしかない振付があります!1シーズン目はJSPORTSで放送された録画がある方のみしか見れませんが、2シーズン目と3シーズン目はそれぞれインハイと国体と誰でも無料でアーカイブ映像が見れるので、ステップシークエンスにぜひご注目しながら見ると面白いと思います!
ジュニア時代からフラフラっとカクテルのように酔っていく(※筆者はアルコールが一滴も飲めません)ような演技を披露していましたが、3シーズン目はエレメンツが更に追加されたのもあり、ぐっと深みが増した演技になっていると感じてます!
初披露から今まで沢山演技を拝見し、どんな時も長谷川選手の良さが存分に発揮され、1本の映画のような見応えある演技でした!渋くて、カッコよくて、最高でした!
最後に一気にまとめて、映像をご覧いただきましょう!フジテレビSPORTS公式YouTubeチャンネルの動画、2020年全日本選手権(有料)と2021年国体のアーカイブ映像をご覧ください↓
6:47~7:06(※指定時間から再生します)
全日本選手権(出典 FODプレミアム)
SP→02:04:34~02:10:26
FS→45:00~52:06
国体(出典 国体チャンネル)
1/28成年男子ショートプログラム (CMの後)2:30:17~2:35:12
1/29成年男子フリースケーティング (CMの後)2:51:07~2:57:21
はい、最後までお付き合いありがとうございました❗
緊急事態宣言により執筆時(5月中旬)はホームリンクの閉鎖されています。一刻も早く再開することを願っています。調整が大変かと思いますが、また来季演技を拝見する時を心から楽しみにしています!
どうか、充実した20代のはじめとなりますように祈ってます!
実は、SPの曲を実際にピアノで弾いてみました!その記事を近日中に公開します!併せてご覧ください!
また、東日本フィギュアスケート概論シリーズの更新もお楽しみにしていただけたら幸いです!
次回から東京編です!長谷川選手と同じクラブの選手も紹介予定です!
では、次回の更新でお会いしましょう!