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インターハイ

インターハイ2020 フィギュアスケート競技 観戦記録 男子編

4位 三宅星南選手 岡山県:岡山理科大学附属

SP:Paradise(Penoni)African Style 得点70.90 順位3位
FS:映画『ラストサムライ』より 得点112.25 順位4位

三宅選手も高校3年生…😲
本当月日が経つのが早いです❗

今季のプログラムはどちらも、エモーショナルさを感じるプログラム✨
SPはコールドプレイの『Paradise』をピアノ・ガイズがアフリカ風にアレンジした曲。体を大きく動かし、かつしっかりテンポを捉えていて、洗練されたトランジッションが目を惹きました✨そこにアフリカの大地が広がるかのような演技✨
FS、冒頭に4Sを挑戦するところを3Fに変えて挑んだ。
要所要所に感じさせる迫力。渾身のStSqには震えました❗最後に3Loを飛んでフィニッシュのプログラム(今回は転倒扱いとなりました)。

様々なことを乗り越え、今ここで演技を披露している姿に心打たれました。
3年間入賞、1年の時は優勝🥇
また大学生の三宅選手の演技も楽しみです❗

 

3位 長谷川一輝選手 北海道:札幌市立札幌藻岩

SP:マラゲーニャ(演奏:ブライアン・セッツァー) 得点65.08 順位6位
FS:映画『カサブランカ』より 得点126.86 順位2位

地元北海道で、綺麗に演技を纏め上げ、観客を沸かす演技でした✨
今回はショート・フリー共に冒頭は2Aに抑えて纏めた(3A飛べる力はあり、実際に試合で決めたことがある)。

SPはロックアレンジのマラゲーニャ🎸
終始鳴り響くエレキギターの音を、よくスピードに乗ったスケーティングで捉え、細かいポージングをスムーズにこなしていく。その姿に見とれ、観終わったあとに出る言葉が、

あの…カッコよすぎです!!!!

もう、カッコいいの言葉に何が出るの??っと言わせる、語彙力破壊抜群な演技✨

FSはBBCコンサートオーケストラによる、カサブランカのサウンドトラックを編曲したものを、更に3分36秒程に纏めたもの。

ふと思い出すのは、2018年12月、北海道高体連兼国体予選。当時、長谷川選手にとって腰の疲労骨折からの復帰戦で、初めてカサブランカを披露した。その時の会場が、そう、帯広の森スポーツセンター❗あの時、長谷川選手によく似合うお洒落なプログラム✨素敵すぎて、似合いすぎて、クラクラお酒に酔ったかのような余韻だった。それが1年の時を経て、様々な経験、振付の変更もあり、更にドラマチックになって、同じ会場でいい演技を見せてくれて…再び会った昔の恋人、甘い思い出、現実との狭間。大人な薫りの世界が広がる演技に出た言葉が

君の瞳に乾杯

演技そのものに対する感動だけでなく、その背景にあるものにも感動し胸いっぱいになりました❗

EXでは、前の前のSPだった『踊るリッツの夜』🎩
大会で滑った時は中2・3年生で、3年経つとこんなにお洒落に滑りこなしていくのか💓笑顔いっぱいで、最後にはとてもおかしな(誉めてる)入りからの足替えシットスピンも見せてくれた❗

JSPORTSのインハイのコラム記事では、インハイの時点では進学先未定だったが、本人の公開Twitterのプロフィールには東京理科大学に進学と書いてあった❗
受験勉強しながらインハイ出て、それで理科大ーーー😲凄い❗

3年連続入賞、うち1年と3年で表彰台✨最後に笑顔で、納得できる演技を観に行って良かったなーっと思わせ、とても印象に残りました❗

 

2位 本田ルーカス剛史選手 滋賀県:綾羽

SP:愛と言う名の欲望(歌:マイケル・ブーブレ) 得点 75.09 順位2位
FS:映画『007』シリーズより 得点124.75 順位3位

お洒落な踊りと共に、木科選手も同じでしたが、インハイのあとに国体→国際大会と連戦の中、難しいコンディションの中出来るところを発揮して、力を感じさせた試合でした❗

SPはクイーン原曲、マイケル・ブーブレがカバーした曲。
爽やかな印象を感じる曲に合わせ、歌いながらすいすい軽く滑っていたように見える✨ノーミスかつ質の高い実施。クリアに、爽やかに、お洒落に踊っていて、心がほっとするような演技でした✨

FSは007シリーズの3曲つなぎ。『007 スペクター』より『Los Muertos Vivos Estan』→同じ映画から『Writing’s on the Wall』(歌:サム・スミス)→『007 カジノ・ロワイヤル』より『ザ・ネーム・イズ・ボンド…ジェームズ・ボンド』を組み合わせたものである。
冒頭の3A2本をなんとか降り、渋さもあり、垢抜けた動き。ピストルを撃つ振付を決め、スピードに乗って颯爽と滑っていく姿はまさにジェームズ・ボンド😎
お洒落に、
“The name is Bond.”
っと名乗って去っていくような演技だったなー。

EXはアメリカの歌手OfenbachとNick Waterhouseによる『Katchi』。
冒頭の
ドゥーワカ ドゥーワカ ドゥドゥ ドゥーワカ~♪←まあ、雰囲気だけ伝われば…
このメロディーが耳に付く!
サングラスや白いYシャツを効果的に使って、踊る!踊る!リンクサイドで選手たちも煽ってましたね♪本田選手はこういう曲で踊っていたら似合いそうって思っていたら、まさにこれが似合いすぎてノリたくなる!!観てて楽しい🕺

昨年から順位上がって2位表彰台に!
この1年で、ぐんと逞しく成長した姿を観れて良かったなっと思った大会でした✨

 

1位 佐藤駿選手 埼玉県:埼玉栄

SP:映画『ロシュフォールの恋人たち』より 得点75.72 順位1位
FS:映画『ロミオとジュリエット』より 得点146.29 順位1位

ただ一人、合計200点超え。
帯広で佐藤選手の演技を観れて、贅沢だなっと感じさせました。

SPはロシュフォールの恋人たちより、『キャラバン隊の到着』。最後は映画の登場人物のボーカルも入っている編曲。
どんと降りていき、ダイナミックなジャンプに、指先からキラリと光るような所作。
軽々とお洒落なプログラムをこなす姿に、貫禄さえ感じました。

FSは前半は1968年公開の映画の方で、プラハ市フィルハーモニー管弦楽団演奏版。後半はイギリスのカウンターテナー歌手Barratt Waughの『A Time for Us』の2曲繋ぎである。
冒頭の4Lzは惜しくも転倒。そのあとはジャンプをほぼ決めている。超高難度ジャンプを決めつつ、指先からしっかりと儚さを醸してる。スピードに乗りつつ、タメを活かした体の表現、そして後半にエモーショナルに思いを伝えていく。そんな演技に心打たれましたね。

EXは映画『戦場のメリークリスマス』より。昨季のSPはマキシムアレンジの曲を使用していたが、今回は映画オリジナルのものである。
元気よく送り出され、いざ曲が掛かるとがらりと雰囲気が変わる❗試合のような張り詰めた空気、その中から3Aに、試合では組み込んでない3Lz+1Eu+3Fを見事に決め、圧巻の演技でした✨

高校1年生で初出場、初優勝✨
来季はシニアでと言うわけで、とても楽しみです❗

 

ここでは8選手でしたが、もっと取り上げたかった選手ばかり。
吐く息が観客に見えるほど、寒いリンクの中で演技を披露してくれ、様々な感動をありがとうございました!

次は女子編
また今回と同じように上位8選手書いていきます!
お付き合い頂ければ幸いです❗

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