(続き)
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やりがちなミス
ピアノの技術面云々の前に…曲名が『かめんぶとうかい』を『かめんぶどうかい』と間違えて言ったり、打ってしまう事ですね…。それは気をつけるとして…
1ページ目の『難易度は?』の項でも触れましたが、1オクターブ以上の移動が多くてミスタッチしやすいことです。
特に注意しなきゃいけないのが、メロディーが切り替わる場所です。
ここが1オクターブ以上離れた所からスタートするので、そのスタートから躓くと技術的にも、精神的にもしんどいと筆者は感じました。そのメロディーが切り替わる所で、ページまで切り替わっていたので…自分で譜めくりするの面倒くさいと思ってコピーして(勿論、著作権法の範囲内で)、楽譜を繋ぎ合わせていました。その上で、切り替わる前後の数小節を取り出して、徹底的に部分練習しました。
まあ、その最初を乗り切ってしまえば、あとのメロディーは慣れてしまえば勢いで弾けました。あっ、途中の1オクターブ以上の音離れててミスしやすいところも、意識しないと間違えやすいので、時々部分練習しました。
あと、似たようなメロディーパターンなので、時々音が違うことに気付きにくいところですね。
ほぼ同じメロディーなのに、1オクターブ違う!!となったこともあります。前後の流れからするとこの音次来るでしょうと、ある程度音楽経験ある人だと思ってしまうこともあります(筆者がそうです)。その変な経験のせいで、練習して大分慣れた頃に音が違うのが判明したこともありました。
とにかく、弾く度に集中して注意することしかないなと思いました。
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弾く時意識していたこと
まずは、ワルツは三拍子の曲なので、三拍子のリズムに乗ることですね。今回は、左手で上手く三拍子に乗れれば、すんなりと出来るようになると感じました!
三拍子の強弱の付け方は、
強 弱 弱 |強 弱 弱 |
の繰り返しが基本です。手拍子で1、2、3と叩く際に、この1を強く叩いて、2と3を弱く叩いてをすると掴めるかと思います!
ちょうどこの曲の左手の大部分は、1、2、3にそれぞれ必ず1音ずつ入っています。更に、1音目は低い音、そこから、2・3音目は高い音を弾くようになってます。よって、左手は
1音目を小指で強く弾く!その反動を活かして右へ移動し、2・3音目を軽く弾く。
これを意識してあとは右手を乗せれば、自然と踊りだしたくなるようなワルツになるかなと思って弾いていました。
あとは、楽譜をしっかり読みながら、曲がどのような背景にあるかを意識しました。この曲は基本的にはロ短調の曲でした。『短調』と聞くと、普通は『暗い、重い、悲しい』といった負のイメージを感じるメロディーになります。ストーリーが非常に暗いものでした。なので、ロシア貴族独特の重苦しさとか、重厚感を出せたらいいなと思ってました。
また何度も同じメロディーが出るので、単調にならないことも気をつけたつもりです。自分なりのストーリーを思い描いて、その場面に合わせて弾こうとしました。例えば冒頭は『独特さと重苦しさ』、途中曲調が明るめになった時は『快楽』、ダルセーニョ(楽譜の最後まで終わったあと、指定された所まで戻って指定された位置まで繰り返し弾く記号)のあとは『悲劇のクライマックスに向ける』ことを意識しようとしてました。
まあ、ミスなく弾こうとすると、なかなか感情表現するのが難しくはなりますが…
それでは、下にスクロールして完成形をご覧ください↓
色々と書いていきましたが…
もう少し上手くできなかったかな?と反省諸々です。今フィギュアスケートで使用されていた曲を、他にも沢山練習しています!
(なんとか)公開できるレベルになりましたらYouTubeに公開し、ブログ記事を書いていきます!不定期になりますが、公開した時はぜひご覧ください!
あと、【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論シリーズも更新していきますのでこちらもご覧ください!
それではまた次回も読んでいただければ幸いです!