女子SP 第1グループ
1.村上遥菜(ムラカミハルナ)選手 木下アカデミー
SP振付:キャシー・リード
ジュニアから推薦で出場を果たした選手です。昨季はペアに挑戦し、世界ジュニア選手権に出場を果たしました。今季はシングルに専念し、ジュニアグランプリに2戦派遣されました!全日本は2年連続2回目の出場となります。
ハーフアップで、カールの付け方、メイク等といった見た目からお洒落に決まっていました!
3Lzが転倒、その後はきちんと、後半に持ってきた3S+3Tを綺麗に決めました!ジュニアの時と同じジャンプ構成で、今回挑んでます。
『Dance Monkey』このキーフレーズが印象的なこの曲。
身体を上下に動かした振付で、『Dance Monkey』踊る猿というテーマを表してたように見えました。
53.13
2.清水咲衣(シミズサエ)選手 木下アカデミー
SP振付:キャシー・リード
今季シニアデビューの高校3年生の選手です。昨日登場した本田ルーカス剛史選手(木下アカデミー)とペアを組み、全日本ジュニア選手権に出場を果たしました!今季はペアとシングルの二刀流に挑戦してます!
2つのマラゲーニャの音源を使用したプログラムです。
これまでの清水選手のプログラムと言えば、しっとりとしたクラシック曲を滑るイメージがありました。そこから一変し、アップテンポのスパニッシュ系の曲を選んできたと驚いてます。
これまでとは真逆なイメージのプログラムとなっていますが、表情が付いて、品良く、正確に動くという良さを存分に発揮してると感じました!
最後のエレメンツであるCCoSpは最初反時計回り、足を替えたあとは時計回りに回ってレベルを取っています!いわいる逆回転に、会場から拍手が沸き起こりました!全ての要素を着実にこなし、盛り上げていく姿が印象的でした!
56.24
3.髙木謠(タカギヨウ)選手 東京女子学院
SP振付:鈴木明子
ジュニアから推薦で出場を果たした選手です。今季はジュニアグランプリシリーズに2戦派遣され、日本大会で2位表彰台に立つという活躍を見せています!全日本は2年連続2回目の出場となります。
昨季から継続のプログラムとなります。フランスの伝説のシャンソン歌手エディット・ピアフの音源を使用したものとなります。『パリの空の下』は男女の甘い恋を、『ミロール』は『だんな』という意味で、そのだんなに呼びかける娼婦というイメージで歌われている曲です。
ジュニアとは違うジャンプ構成で挑んできました。3Lzは3Tを付けてジャンプコンビネーションを狙うところが3Lzの着氷でステッピングアウトし付けられなくなりました。続く3Loに2T付けてリカバリーを図りました。このように出来るのは、シニアの課題だからですね。
筆者はショートサイドで拝見しました。スタートポジションでジャッジに対して横を向くところが、私から見るとちょうど正面だったのが、貴重だなと感じました。
髙木選手は、曲調に合わせた多彩な表情、動きが魅力的な選手です!
ちょっぴり大人っぽく、煌びやかに、華やかな演技が輝いてました!最後まで思いっきりよく、笑顔で滑る姿が印象的でした!
55.09
4.鈴木なつ(スズキナツ)選手 関西大学
SP振付:安藤美姫
ジュニアから推薦で出場した2020年以来となる全日本、前回と同じビッグハットでの演技となります。
仙台市出身、高校2年生の時に山梨に移り、そこで全日本初出場を果たしました。大学進学を機に大阪に移り、2年生となった今年2度目の全日本出場を果たしました。
ドラマ『冬のソナタ』で有名な韓国の作曲家イルマが、2001年に発表したこの曲。以来様々な世界的アーティストとのコラボが行われています。鈴木選手は2021年に出されたバージョンを使用しています。
仙台時代から所作の綺麗さが持味でした。それに加え、身体の動きがかなり大きくなり、スピード感、迫力が3階席にもはっきりと見えました!
3Lo、3S+2Tと綺麗に決め、キャッチフットスパイラルから最後のジャンプである2Aを着氷させたあと笑顔が輝いていました!
LSpのヘアカッターポジションで右手を左肩側出して右足を掴んでいるのです。抱きしめているような腕のポジションですね!フリーレッグの掴み方としては、珍しいものです!
見違えるような演技に感動しました!!
56.00
5.三枝知香子(サイグサチカコ)選手 日本大学
SP振付:服部瑛貴
大学2年生、2年連続2回目の出場となります!東日本ではSP13位から巻き返し、総合4位で出場権を獲得しました!
前回の全日本では、ミスが重なりSP落ちしました。今回はそのリベンジとして意気込んでいるのが、滑りから伝わってきました!
冒頭の3S+3Tを降り、流れに乗りました!その後3F、2Aを降りました!
SPでミスが出て思うようにいかず、FSで巻き返す展開が多かった中、きっちりと決めました。
ヴァイオリンの高音のメロディーにはしなやかに、パワーのある部分は、ダイナミックで力強い動きで捉えていく姿が印象的でした!メリハリ効いていました!
三枝選手は地道にコツコツと積み上げていく演技が、魅力である選手です!今後も観るのが楽しみになりました!
50.19
次は第2グループ6~10番の感想です。