女子SP 第2グループ
6.大庭雅(オオバミヤビ)選手 東京東海FH
SP振付:安藤美姫
2018年に大学卒業後も、証券会社に勤めながら競技を続けている。今年も、魅せる社会人スケーターが舞い戻って来た!って感じがしました!
今季新しくしたSPでは、葉加瀬太郎の代表的な曲を選びました!
ヴァイオリンを弾くような振付を交えながら、エネルギッシュに滑っていくプログラムです!大庭選手にとっアップテンポの、ノリの良い曲で滑るのは珍しいことで、ダンサブルな一面を引き出しています!
様々なことを乗り越えた笑顔が輝いて見えました!
観てる側としては、なんだか、人生楽しいなって思えてくる情熱的な踊りでした!
50.80
7.白岩優奈(シライワユウナ)選手 関西大学
SP振付:ステファン・ランビエール
世界ジュニア選手権やグランプリシリーズに出場経験のある選手です!大学休学、昨季は休養を経て、今季は復活を遂げ、全日本の舞台に立ちました!
パンフレットでは、『曲:Feeling Good(歌:アヴィーチー)』『振付:ブノワ・リショー』と記載がありましたが、違うプログラムで実施しました。2019-20シーズンのSPです。過去プロ、しかも、全日本で披露が叶わなかったプログラムだそうです。私自身、白岩選手ファンの方に教えて頂くまで、全く存知あげなかったのです。その方は本当に、流石です!
ピアノの鍵盤の白の部分、つまり白鍵のみ使用した小協奏曲となります。ハ長調となると、皆さんご存知のドレミファソラシド、この音階を基本とする曲となります!なので、比較的耳馴染みがあり、心地よく感じるかと思います!
クラシックに合わせて、キラキラ輝く滑りが印象的でした!
ハ長調という分かりやすく、心地よい音楽というのも相まってか、すっきりと爽やかな演技がとっても素敵でした!
53.42
8.本田真凜(ホンダマリン)選手 JAL
SP振付:シェイ=リーン・ボーン
世界ジュニア選手権優勝等、数々の国際大会でも活躍してきまひた!天性の華のある表現に、筆者もそして沢山のファンを虜にしてきました!
そんな本田選手も明治大学4年生として、『大学ラストイヤーの節目の年』としてこの全日本の舞台に立ちました!
今季は新しいSPにしました!
前半にジャンプを3本全て入れる構成にしています。
優しく、ふんわりとした曲調を表していく姿。そしてStSqのターンで音を表していく姿に、並々ならぬ覚悟が伺えて、泣けてきました。
フィニッシュポーズを解いたあと、本人は感極まっていました。そして氷を優しく撫でたのです。
長きに渡る競技人生の中で、様々な事に悩み、今大会は右骨盤を痛めているという状況の中で出場でした。何がともあれ、本田選手の滑りは特別なものであり、沢山の人を惹き付けていくのだと、改めて感じました!
44.42
9.石田真綾(イシダマアヤ)選手 立教大学
SP振付:
4月に、埼玉県有数の進学校で知られる淑徳与野高校から立教大学に進学と同時にシニアデビューした選手です。
昨季から、高難度ジャンプを構成に入れ、急速に成長!インターハイでは3年間FSに進出した実力のある選手です!全日本はノービス、ジュニアを含めて初出場となります!
今季から3F、3Lzの両方をSPから組み込み、今大会もしっかりと決めました!
高校3年間滑っていたSP『カノンロック(演奏:Jerry C)』とは一転し、しっとりとした曲調を選んだ印象です!スピード感、勢い溢れる滑りに目を見張りました!
軸が安定し、回転速度の速いスピンでプログラムを締めて、薔薇を差し出すような振付でフィニッシュしました!
54.12
10.柴山歩(シバヤマアユミ)選手 木下アカデミー
SP振付:キャシー・リード
ジュニアから推薦で出場を果たした選手です。今年のジュニアグランプリブタペスト大会3位に入りました。全日本は3年連続3回目の出場となります。
骸骨をテーマにして表現していくことを意識した演技でした!
かすかな音も拾っていき、様々なポーズを決めていく姿が印象的なプログラムです!密度の濃い振付のオンパレード!見応えを感じました!
57.43
次は第3グループ11~16番の感想です。