男子 第4グループ
19.島田高志郎(シマダコウシロウ)選手 木下グループ
SP振付:ジェフリー・バトル
昨年の全日本2位、今大会は初めて全日本シード選手として挑みます。
昨季から継続のプログラムで、おそらく衣装は昨季とは変わっているかと思われます。胸元の青いハンカチ、青を選んだ理由も気になるところです!
『シング・シング・シング』は1936年に『ニューオーリンズ・ギャング』がリリースしたジャズ・スウィングの曲です。振付家ボブ・フォッシーの振付ナンバーを集めたミュージカル『フォッシー』の中で踊っている音源を、島田選手は使用しています。
終始軽やかなタッチのスケーティング、程よい力の抜けがある軽動きが観てて気持ちよかったです!!マイナスな思いまで吹き飛ばしていくれそうなStSqが最高でした!
76.57
20.壷井達也(ツボイタツヤ)選手 シスメックス
SP振付:サガリー・ダナヒュー
愛知県出身、神戸大学3年生。2022年世界ジュニア選手権3位の実績がある選手です。
アランフェス協奏曲に、歌詞を付けた曲で、男性ボーカルユニット『イル・ディーヴォ』版を使用しています!
力強い歌声にそっと押され、情熱的に滑っていく姿に、ただ、見惚れてました!
今まで秘めていた思いを、全て吐き出した、そんな演技でした!!!
85.85
21.山本草太(ヤマモトソウタ)選手 中京大学
SP振付:デヴィッド・ウィルソン
2023年世界選手権日本代表として活躍!
トランペット奏者メイナード・ファーガソンが1974年にリリースした曲です。日本では様々なテレビ番組や、格闘家の入場曲として多く使われているアーティストです。この曲は格闘家ウィリー・ウィリアムス氏の入場曲として使用されました。
4S、4T3T決め、最後の3Aを降りたあとにガッツポーズ!
振付に意外性も含ませ、スピード出すところ、ためるところのメリハリが効いたプログラムでした!
フィニッシュしてガッツポーズ!会場もスタオベ!私が現地で観戦した8月のげんさんサマーカップの時も素晴らしい演技でありました。それから更にレベルアップして、会場の歓声を総ざらいしていく勢いに溢れた演技でした!
94.58
22.三浦佳生(ミウラカオ)選手 オリエンタルバイオ目黒日大高
SP振付:ブノワ・リショー
現在高校3年生、シニア2シーズン目として戦っています!今年12月上旬に行われたグランプリファイナルに出場し、試合間隔が比較的短い中で挑んだ今大会です。
持味の爆速で駆け抜けるスケーティングに乗せて、複雑なムーブメントを、強い闘志でこなしていく。そこで足を上げる動きをするのかと驚くようなこともありました!曲自体も難解、非常に難しい振付を与えることで有名な振付師に、三浦選手自身にとって初めて依頼しています。
この振付を経験し、その先更にどう進化していくのかが非常に楽しみです。
93.91
山本選手を僅かな差で追いかける展開も、げんさんサマーカップの時と同じだなと思いましたね。
23.佐藤駿(サトウシュン)選手 エームサービス/明治大学
SP振付:宮本賢二
昨年グランプリファイナルに出場、今季グランプリシリーズで2戦表彰台に上がっています!
今季SPは佐藤選手自身初のタンゴの曲に挑戦しています!
StSqでの疾走感と、今季身に付けてきている複雑な身のこなしがたまらなかったです!溢れる情熱に圧倒されました!
今季は身体の動き、表現の仕方が今までの佐藤選手とは違うと、毎回、毎回感じさせています!FSは北京五輪アイスダンス金メダリストギョーム・シゼロンさんに振付を依頼し、その経験がSPにも反映されているのかもしれません。
フィニッシュのあと軽くガッツポーズ、メインコーチの日下匡カ先生が無良崇人さん達と軽くハグしました!
89.80
24.三宅星南(ミヤケセナ)選手 関空スケート
SP振付:岩本英嗣
グランプリシリーズに出場経験のある選手です。
ミュージカルや映画で人気のある『ウエスト・サイド・ストーリー』。シェイクスピアの悲恋物語『ロミオとジュリエット』を、アメリカ社会に置き換えた作品となります。三宅選手は2021年公開された映画からヒロインへの思いを歌った『マリア』を使用しています。
自分のやるべき事をこなそうと奮迅しつつ、StSqの一歩の伸びが大きなスケーティングが光ってました!情熱を追い求めていくような演技でした!
77.16
次は最後、第5グループ25~30番の感想です。