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全日本選手権

【レビュー】全日本フィギュアスケート選手権大会 2023年 競技1日目 ペアSP,男子SP編

第92回全日本フィギュアスケート選手権大会 12/21 競技1日目 ペアSP・男子SP 全組・選手の演技感想

男子 第4グループ

19.島田高志郎(シマダコウシロウ)選手 木下グループ

SP:ミュージカル『フォッシー』より『シング・シング・シング』
SP振付:ジェフリー・バトル

昨年の全日本2位、今大会は初めて全日本シード選手として挑みます。

昨季から継続のプログラムで、おそらく衣装は昨季とは変わっているかと思われます。胸元の青いハンカチ、青を選んだ理由も気になるところです!

『シング・シング・シング』は1936年に『ニューオーリンズ・ギャング』がリリースしたジャズ・スウィングの曲です。振付家ボブ・フォッシーの振付ナンバーを集めたミュージカル『フォッシー』の中で踊っている音源を、島田選手は使用しています。

終始軽やかなタッチのスケーティング、程よい力の抜けがある軽動きが観てて気持ちよかったです!!マイナスな思いまで吹き飛ばしていくれそうなStSqが最高でした!

76.57

20.壷井達也(ツボイタツヤ)選手 シスメックス

SP:アランフェス(歌:ィル・ディーヴォ)
SP振付:サガリー・ダナヒュー

愛知県出身、神戸大学3年生。2022年世界ジュニア選手権3位の実績がある選手です。

アランフェス協奏曲に、歌詞を付けた曲で、男性ボーカルユニット『イル・ディーヴォ』版を使用しています!

力強い歌声にそっと押され、情熱的に滑っていく姿に、ただ、見惚れてました!

今まで秘めていた思いを、全て吐き出した、そんな演技でした!!!

85.85

21.山本草太(ヤマモトソウタ)選手 中京大学

SP:カメレオン(演奏:メイナード・ファーガソン)
SP振付:デヴィッド・ウィルソン

2023年世界選手権日本代表として活躍!

トランペット奏者メイナード・ファーガソンが1974年にリリースした曲です。日本では様々なテレビ番組や、格闘家の入場曲として多く使われているアーティストです。この曲は格闘家ウィリー・ウィリアムス氏の入場曲として使用されました。

4S、4T3T決め、最後の3Aを降りたあとにガッツポーズ!

振付に意外性も含ませ、スピード出すところ、ためるところのメリハリが効いたプログラムでした!

フィニッシュしてガッツポーズ!会場もスタオベ!私が現地で観戦した8月のげんさんサマーカップの時も素晴らしい演技でありました。それから更にレベルアップして、会場の歓声を総ざらいしていく勢いに溢れた演技でした!

94.58

22.三浦佳生(ミウラカオ)選手 オリエンタルバイオ目黒日大高

SP:This Place Was A Shelter(演奏:オーラヴル・アルナルズ)
SP振付:ブノワ・リショー

現在高校3年生、シニア2シーズン目として戦っています!今年12月上旬に行われたグランプリファイナルに出場し、試合間隔が比較的短い中で挑んだ今大会です。

持味の爆速で駆け抜けるスケーティングに乗せて、複雑なムーブメントを、強い闘志でこなしていく。そこで足を上げる動きをするのかと驚くようなこともありました!曲自体も難解、非常に難しい振付を与えることで有名な振付師に、三浦選手自身にとって初めて依頼しています。

この振付を経験し、その先更にどう進化していくのかが非常に楽しみです。

93.91

山本選手を僅かな差で追いかける展開も、げんさんサマーカップの時と同じだなと思いましたね。

23.佐藤駿(サトウシュン)選手 エームサービス/明治大学

SP:リベルタンゴ(演奏:サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団)
SP振付:宮本賢二

昨年グランプリファイナルに出場、今季グランプリシリーズで2戦表彰台に上がっています!

今季SPは佐藤選手自身初のタンゴの曲に挑戦しています!

StSqでの疾走感と、今季身に付けてきている複雑な身のこなしがたまらなかったです!溢れる情熱に圧倒されました!

今季は身体の動き、表現の仕方が今までの佐藤選手とは違うと、毎回、毎回感じさせています!FSは北京五輪アイスダンス金メダリストギョーム・シゼロンさんに振付を依頼し、その経験がSPにも反映されているのかもしれません。

フィニッシュのあと軽くガッツポーズ、メインコーチの日下匡カ先生が無良崇人さん達と軽くハグしました!

89.80

24.三宅星南(ミヤケセナ)選手 関空スケート

SP:映画『ウエスト・サイド・ストーリー』より『マリア』
SP振付:岩本英嗣

グランプリシリーズに出場経験のある選手です。

ミュージカルや映画で人気のある『ウエスト・サイド・ストーリー』。シェイクスピアの悲恋物語『ロミオとジュリエット』を、アメリカ社会に置き換えた作品となります。三宅選手は2021年公開された映画からヒロインへの思いを歌った『マリア』を使用しています。

自分のやるべき事をこなそうと奮迅しつつ、StSqの一歩の伸びが大きなスケーティングが光ってました!情熱を追い求めていくような演技でした!

77.16

次は最後、第5グループ25~30番の感想です。

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