こんにちはー!
今回から3~5回に分けて、筆者(Lena)の独断による❗2019-20ベストプログラムたちを時系列ごとに書いていきたいと思います。
いくつか注意すべきことを…
・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会当時のもの。振付師名はブロック大会のパンフレットを参考にしてます。
それでは、今回は2019年8月に行われた関東サマートロフィーから始まり、9月の札幌カップまでのベストプログラム集に行きましょう🏃♀️💨
会場:埼玉アイスアリーナ(埼玉県上尾市日の出4-386)
Jr.女子SP
岩澤音桜(イワサワネオ) 神奈川FSC
振付:駒場幸大
今季SPはディズニーのアニメ映画『白雪姫』の中で白雪姫が歌っていることで有名な曲ではありますが…
6分間練習の時に事件が起こった❗
ザワザワ、ザワザワ
ふっと見ると、そこには…
リアル白雪姫❗
ツインテールで、赤いカチューシャ、衣装が映画のものと同じ❗ニコニコ笑顔で超可愛い😍
で、振付を見たら駒場先生じゃないですかー。
いつも笑顔😄優美な所作、可憐なパフォーマンスが印象的な岩澤選手だからこそ、ディズニーのプリンセスを演じさせるとは…
駒場先生、反則ですよ😍
いやー、可愛い、可愛い、可愛い演技でした😍
吉野汐香(ヨシノシオカ) 神奈川FSC
振付:坂上美紀
今季吉野選手がSPで使用しているのは、2009年に放送された、NHK大河ドラマ第48作『天地人』の曲である。大河ドラマは、毎回の最後の方に登場人物に関連したものを巡る『紀行』が放送される。この曲は第20回以降に使われたもの。
一度リンクに立てば、大柄で、一蹴りでよく伸びるスケーティング、ジャンプのダイナミックさに目を奪われる。
良さを活かしつつ、柔らかなヴァイオリンの音色に合わせ、表情豊かに、しなやかな動きの数々に心揺さぶられる素敵なプログラムが観れた😍って感動しまくりましたね♪
吉野選手の新たな表現を切り開いたことが印象的だった演技でした♪
田邊桜香(タナベサクラコ) KOSE新横浜プリンスFSC
振付:佐藤紀子
この大会の前の週に福岡県北九州市で行われた飯塚杯に出場し、4位という好成績を残してからの2週連続の大会出場😲(ちなみに、この2週間後にも大会出場しています)
2014年ソチ五輪代表の村上佳菜子さんが現役最後のシーズンのSPに使用した音源と似ている気がしましたね。
冒頭3T+2Tを綺麗に降り、スピン挟んで3Loを回転不足を取られましたが降り、シャーロットから2Aをこれまた綺麗に降り、スピン2つ、そして最後にStSq!キャッチフットスパイラルを行いながら手をヒラヒラさせる振付から入っていったかな(後半にこの振付があったのは確か)?
指先まで神経の行き届いていて美しいポジションをとる所作。そこに情熱と、迫力を滑りに載せて、きらびやかに燃え上がるような舞に筆者大興奮😍
起承転結もはっきりと見えていて、見応え抜群✨鮮烈な演技でした✨
青木祐奈(アオキユナ) 横浜清風高等学校
振付:ステファン・ランビエール
今季初戦で、ステファン・ランビエールの振付のSPを初披露した。
深紅に眩いほどのキラキラが付いた衣装がとても大人っぽかった。
6分間練習では3Lz+3Tに挑戦していたが、本番は3Lz+2Tにした。
女性のボーカルの切ないバラード。
曲の盛り上げに合わせ、持ち味の優美さに加えて、エモーショナルに演じていく。今までの青木選手にはない、新たな表現。もう高校3年生、すっかり大人になっていったなーっと染々に感じました。
残念ながらフリーは体調不良で棄権、そして左足首の大怪我に、コロナで大会中止で、これ以降今季演技を観れなくなってしまった。
ただ、これからまた演技を観れるのがとても楽しみになった演技だったことを胸にしまって、待ち続けます。
Jr.男子SP
大久保政宗(オオクボマサムネ) 長野市スケート協会
振付:岩本英嗣
ジュニア年齢となり、今季から本格的にジュニアとなったデビュー戦。
結果としては苦いものとはなりましたが、このプログラムと出会えたことが思い出に残った演技でした✨
ロシュフォールの恋人たちの『キャラバン隊の到着』のみが使われているのかな?
冒頭の手を差し出す振付から、とってもお洒落✨指先まで丁寧に、細かな技もスムーズに、効果的に使いこなして表現していく。清らかで綺麗なスケーティングに載せて、小粋な世界を描いていく。
そんなプログラムに惹かれたことが、鮮明に刷り込まれたのであった。
菊地竜生(キクチリュウセイ) 神奈川FSC
振付:駒場幸大
またしても、6分間練習から事件が起こった❗
衣装が…衣装が…かなり斬新
ですが、ちょっとルールに引っ掛かってしまい1点減点されることになりましたね(その次からは衣装が進化して、その辺は大丈夫でした)。
Fantastic Plastic Machineによる、エルガー作曲威風堂々のDJアレンジ音源。
前のSPは電車の車掌さん風に、JR在来線、東京駅周辺の駅メロを組み合わせた斬新な曲で滑っていましたが、今回もかなり強烈❗
簡単に手拍子にノリたくなる曲で、ついつい手拍子する観客もあり…ジャンプを降りたあと、音階が盛り上がって…
あの有名なメロディーに合わせて、ニースライド❗
Yes❗ウッ❗
っといった音に合わせて振りを決めていく姿に、笑いたくもなり、感心させる❗
氷上のエンターテイナーのような演技が強烈でした✨
流石駒場先生❗面白いプログラムをありがとうございました❗
Sr.男子FS
小林建斗(コバヤシケント) 法政大学
振付:服部瑛貴
昨季からの継続のFS。衣装も継続である。
ジャンプの配置や飛ぶ種類、スピンの配置で少し変わったり、ChSq(コレオシークエンス)の内容が変わったりなどはしている。
最初から最後まで、流れの中で突然飛ぶジャンプに狂気さえも感じたのがこの試合でしたね。
重く苦しい雰囲気に包まれて、会場が一気に道化師の世界へ。苦悩・嫉妬、中盤にピアノメロディーのナイトワルツが流れてしっとりと、そしてまた道化師に戻って怒りを爆発させていく。その中にジャンプが見事に絡んでいて、上尾のリンク(ここ埼玉アイスアリーナ)寒さに負けないくらい震え上がった。
そうそう余談ですが、上尾のリンクは一年中寒いです。最高でも10℃下回ると考えて防寒対策を行ってください。
とんだものを観たなーって感じました。
関東サマートロフィーは以上で、次の大会に移りましょう❗
期日:2019年8月23日~25日
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市東伏見3-1-25)
Jr.女子SP
依田茉里紗(ヨダマリサ) 城西大城西スケート部
振付:岩本英嗣
今季初戦で、新しいSPを初御披露目した大会。
この時だけ、冒頭に3Loにチャレンジしたのであった。
曲はミュージカル映画『レ・ミゼラブル』の中でも有名な曲。濃紺で、ボレロみたいになるようにキラキラを貼った衣装が印象的。
依田選手と言えば、パワフルで、スピードたっぷりなスケーティングに載せて、寸分の狂いのない複雑な体の動きが出来ること✨情感たっぷりな動きも出来るため、女優さんのような表現が絶賛されるわけである。
冒頭のしっとりとした動きから悲劇に巻き込まれた世界観に引き込まれる❗中盤のStSqでは歌詞が盛り上がるところを、一音一音をしっかりクラスターの中に絡めとりながら表現していく。2A、スピン2つで物語が終わる。
切ない物語を観たなー。今季の依田選手も凄いなーって思わせた演技でした✨
アイスダンス(シニア)
枝村優花&嶋崎大暉組(エダムラユウカ&シマザキダイキ) 日本大学&明治大学
振付:ナタリア・チュニック
コールされ、スタートポジションにつく時に事件が…
優花様の投げキッス💋
すみません、勝手に枝村選手のことを『優花様』っと呼ばせて頂きました。
話を戻して、もう少し詳しい説明をしますと、枝村選手がジャッジに向かって投げキッスをしてアピールしたわけなのですよ😲
演技前から演技の世界観を出すためにやったと思われますが…演技前の時点で観た者全ての度肝抜かれましたね…😅
演技もシカゴの世界観が広がる。ゆう…枝村選手が嶋崎選手を徹底的に悶絶させちゃうところに、観てる側も大パニックヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
いやー、もー、濃くて、強烈な表現にやられました。参りましたヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
すみません、実況するときにリフトの種類思いっきり間違えました。
超スパイシーな演技にとことんやられたと同時に、一気に心を鷲掴みにされました😍
東京夏季フィギュアのベストプログラムは次のページにも続きます❗