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東日本フィギュアスケート概論2022

【2022年版】東日本フィギュアスケート概論 第3講 北海道 男子編

こんにちは!大学院修了フィギュアスケートファンのLenaです!

早速、東日本フィギュアスケート概論シリーズ第3講、北海道男子編を始めます!(過去同シリーズは→2019年2021年)
依然有観客での大会が限られる中、2021-22シーズンは五輪もあって、フィギュアスケートに注目が集まりました。一ローカルフィギュアスケートファンとして、普段拝見する機会が多い東日本の選手の魅力をもっと知ってほしいと、講義という名のもと、記事を書かせていただきます!

第1講~3講にかけて北海道の選手を取り上げている中で、今回、第3講は男子編です❄️全中、インハイ、国体で北海道代表として出場したことのある選手を紹介します。

(これまでの講義の一覧はこちらから)

※所属クラブ等のデータは2022年3月時点で、一般に公開されているものを基準にしてます。4月から所属先等変更がある場合は併記します。

それでは、早速行きましょう!!

No.10 西本那音選手 (ニシモト ナオト)

所属 北海道FOREST F.S.C.
プログラム
SP ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18(作曲:セルゲイ・ラフマニノフ)
FS スウィングしなけりゃ意味がない(※昨季データ)
今季主な成績
第42回全国中学校スケート大会 34位

通年リンクの無い十勝地方を中心に練習を積み重ねている、中学2年生の選手です。2022年3月時点では、5級です。6級を取得次第、来季からブッロクにジュニアカテゴリーに参戦できます。
今季前半は大会にエントリーしてなかったのですが、全中代表を掴み、出場しました。3年連続で全日本ノービス選手権に出場した実績があります。
地元テレビ局の特集で、羽生結弦選手(ANA)が憧れと話してました。

一目見た瞬間に、
圧倒的な滑りの綺麗さ
に惹かれる選手です。筆者はノービスの年齢になる前から拝見してました。幼い頃から軽やかで透明感あるスケーティングが光り、印象に残っていましたね。

SPは、全中で一般のファンに初披露となりました。聴いて、いかに滑りこなすのが難しそうなピアノ協奏曲に合わせ、美しい演技を披露する姿が、印象深く残ります。演技そのものが、実年齢以上に見えるのですよ。
予想しなかったタイミングからダブルアクセル(2A)で始まって驚きつつ、持味のスケーティングを存分に活かしたプログラムに、もっと見たいと思わせます。

FSは、今季一般のファンの前で披露することが叶いませんでした。今回、昨季までのプログラムを書きましたが、所属クラブのInstagramの投稿等から推測すると、プログラムを変えた可能性があります。どうか来季以降、拝見できる機会に恵まれることを願っています。

その他、バッジテスト等様々なことがあるかと思います。
無限の可能性を秘めたスケーティングにもっと沢山のファンに見てほしいと思う選手です。
どうかステイヘルシーに、思い描く練習ができることを願ってます。

No.11 中森飛佑伽選手 (ナカモリ ヒュウガ)

所属 北海学園大学
プログラム
SP 映画『ダンシング・ヒーロー』より『Scott & Fran’s Paso Doble』
FS ゲーム『モンスターハンター』シリーズより『星に駆けられて』/『深い森の幻影』
今季主な成績
2021年東北・北海道選手権 ジュニア 5位
第15回東日本学生フィギュアスケート選手権大会 5,6級クラス 1位
第94回日本学生氷上選手権大会 フィギュア競技 5,6級クラス 2位

札幌市内の高校を卒業後、系列の大学に進学しました。引き続き札幌市内を中心に練習を積み重ね競技を続けてます。順当に進めば、4月から2年生となります。
第1講で紹介した伊吹有紗選手、第2講で紹介した佐藤妃依選手、清水柚梨恵選手、加藤花怜選手と同じ先生の指導を受けています。
今季がジュニア最終学年でした。7級を取得次第、来季からブロック大会でシニアにエントリーできます。

180㎝近い長身を活かし、迫力ありつつ、所作のエレガントさを兼ね備えているのが強みの選手です。
それと、衣装が毎回斬新でかつお洒落な所が印象に残ります。

昨季から継続のSPは、ステップシークエンス(StSq)は同じクラブの先輩である鈴木潤さんの振り付けです。新型コロナウィルス対策のせいで、札幌市内のリンクが長期にわたって閉鎖となった中、昨季からより動きが洗練され、メリハリが効いたものを見せていて感慨深かったです。

今季新しくしたFSは、モンスターハンターのサウンドトラックを2曲繋いだものとなってます。片方が半袖の斬新な衣装が目を惹きましたね。終始ミステリアスな曲調で、後半が和楽器を使用した曲に感じました。
最後までスピード感あり、ダイナミック、迫力ある滑りで描く世界観が印象的でした。

SPに関しては、昨季にはなりますが、参考までに2021年インターハイの公式アーカイブ映像を、FSはFODプレミアム会員のみとなりますが、2022年インカレの映像をご覧ください(余談ながら、振り付けの先生の地元で披露した時の映像になります)↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(52:24~57:45、指定された時間から再生します)
出典:FODプレミアム
FS 第94回日本学生氷上選手権大会(インカレフィギュア2022) (※会員のみ視聴可能)2:36:33~2:40:29

昨年『実は、ずっとお名前だけは聞いていてまだ現地では、筆者が拝見したことがない選手なのです。もし来季以降も続けるとの事であれば、一日も早く現地で拝見したいと願ってる選手です。』と書きましたね。今季も、コロナの影響により現地で拝見することが叶いませんでした…
どうかステイヘルシーに、来季こそは現地で演技を拝見できると信じていきます。


次のページに紹介が続きます💨

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フィギュアスケート観戦

【心に残ったプログラム覚書】 2021-22 Vol.3 東北・北海道ブロック ジュニア編

こんにちは、社会人フィギュアスケートファンのLenaです!早速心に残ったプログラム覚書、2021-22シーズン第3回、東北・北海道ブロック ジュニア編を始めます!

このシリーズでは順位等関係なく、筆者がライブ配信や現地で見れた中で個人的に印象に残ったプログラムを何個か書いていこう!という記事になります!前々回は中四国九州&中部ブロックで、前回は関東ブロック編で、今回は東北・北海道ブロック編です!1日目が関東ブロックメインで、2日目以降は東北・北海道ブロックをメインで視聴しましたが…関東だけでも、印象に残ったプログラムが多く、濃くなりそうなので記事を分けることになりました。そして、東北・北海道ブロックでも随分と多くなったため…ジュニア編とシニア編で分けることにしました😂今回はジュニア編ですね!

以下注意書きです↓

※今シリーズで紹介するのは、実際にリアルタイムで見れてかつ、ジュニア・シニアカテゴリーの選手のプログラムとします
※所属・振付師名はフジテレビスケートで掲載された『選手詳細一覧』情報を基にしています。プログラム名は選手詳細一覧を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

個人の好み等がありますので、様々な意見があるかと思います。それをご了承の上で、読み進めていただければ幸いです。

それではいきましょう。



2021 東北・北海道選手権大会
通称:東北・北海道ブロック、北ブロック
期日:2021年10月1日(金)~10月3日(日)
会場:札幌市月寒体育館(北海道札幌市)※無観客、FODの中継により観戦
セレクト対象:ジュニア女子SP・FS、ジュニア男子SP・FS、シニア男子SP・FS、シニア女子SP・FS


ジュニア女子

中川涼(ナカガワリョウ)選手 仙台FSC

SP:Gopher/Drumdown Mambo(歌:イマ・スマック/Whethan Feat. Jasiah)
振付:岩本英嗣

4月から高校生となりました!

SPに関しては、昨季までボンドの『kismet』を3季使用した上で、今季この新しいプログラムを披露しました!

今回筆者が最もインパクトに残ったのは、
リズム感、キレ
でしたね!

『マンボ、マンボ』や『ウッ!』と歌詞が耳に付いていくに合わせて、音ハメのオンパレード!ジャッジアピールが抜群で、テンション上がりまくりました!

後半、ステップシークエンス(StSq)に入る前辺りから、Gopherをアレンジし、ビートのかかった音源にしています!

勢いは全く止まらず、ターンを踏みながらしっかりと音ハメし、明るい表情で、画面越しのファンを魅了していきました!

最後まで踊って踊って、見てワクワクする!そんなプログラムでした!2日目の全体で見ても2番滑走とかなり早い滑走の中でも、観ていた人の気持ちが南国のようにホットになる演技でしたね!

総合5位で、4年連続となる東日本出場権を獲得しました!おめでとうございます!

毎シーズンごとに表現が輝いてきているので、東日本でも楽しみにしてます!

森本美羽(モリモトミウ)選手 東北高校

SP:映画『ラストエンペラー』より『Rain』
振付:坂本惠梨

現在高校2年生で、6級の選手です。ミニマムスコアを取得して、今大会に出場してます。
SPは昨季からの継続のプログラムとなります。

しっとりとした曲に合わせ、しなやかでエレガントなポージングを魅せつつ、次々とジャンプを降り、回転速度が速く、ポジションが綺麗なスピンを決めていきました✨

1本の線で繋がっているような曲線美

を感じさせる好演技でした!
短い曲の中で、森本選手の良いところが濃縮されたプログラムでしたね!

エレメンツの大きなミスはなく、SP6位となり、FSで最終グループに入りました!

FSもエレメンツの大きなミスなく、初の東日本出場権を獲得しました!おめでとうございます!

長岡里桜(ナガオカリオ)選手 藤女子

SP:ミュージカル・映画『エリザベート』より『私だけに』(歌:Janet Marie Chvatal)
FS:ミュージカル・映画『レ・ミゼラブル』より
SP・FS振付:横谷花絵

高校2年生で、ブロックの時点では6級の選手です。【2021年版】東日本概論 第1回で紹介した長岡柚奈選手のお姉さんになります。
8月に行われたの『SAPPORO CUP』でミニマムをクリアして今大会に出場しました。

SPはあまりの美しさに、

お嫁に行きそうな雰囲気

を勝手に感じてしまいました。長岡選手の演技を見た思い出がふと蘇ってしまいましたね。自由に、力強く羽ばたいていこうとする歌詞に合わせ、しなやかに、華麗に舞う姿に画面越しに感動してしまって…白い衣装というのも相まって、そう感じてしまいました。

FSはボーカルが無く、筆者には珍しい曲構成だなと感じました。

ボーカルが無いからこそ、滑りのドラマチックさが際立つ

そんな演技でした!楽器だけによって情報量が少なくなり、様々な想像を掻き立てられるのです。今はこういう気持ちなのかな?だからこのように動くのかな?こういう動きもありだな!等を見ながら考えるのです!

長岡選手は音の雰囲気を捉えて美しく体現しているところに、いつも感嘆しています。なので、この編曲はぴったりだと感じます!

もっと演技を観ていたい、長く観ていたいと願う選手です!本当にこういう機会に、期間が限られていますが、映像に残るのはありがたいことです。
またどこかで演技を拝見する時を楽しみにしてます!

金本カノン(カネモトカノン)選手 帯広緑陽高校

FS:ミュージカル・映画『オペラ座の怪人』より
振付:小田嶋隼

4月から高校生になり、ブロックの時点では6級の選手です。新たなクラブとコーチで今季挑んでいます!
先程紹介した長岡選手と同様、8月に行われたの『SAPPORO CUP』でミニマムをクリアして今大会に出場しました。

ファントムメインの編曲で、力強く、次々とジャンプを着氷していきました。前半ファントムとクリスティーヌとの掛け合いでは、両方の人物を演じ分け、中盤以降は場面ごとに魅せ、最後のステップシークエンス(StSq)ではスピード感、迫力とドラマチックに演じてたのが印象深かったです!

パワフルでカッコいい

金本選手の成長、そして新たな一面を見れたのも今大会で印象的でした!

またどこかで演技を拝見したいところです!どうか、思うところまで突き進められるように願ってます!

聖前埜乃華(ショウゼンノノカ)選手 八戸工大一高

FS:スウィート・ドリームス(アー・メイド・オブ・ディス)(歌:Cinematic Pop)
FS振付:本郷裕子

『奇跡のレッスン』で平昌五輪銅メダリスト、ハビエル・フェルナンデス氏に教えてもらった生徒の1人で、4月から高校生になりました。進学先が気になっていたところでしたね。同じクラブ出身で、今大会選手権女子で優勝、全日本選手権に4回出場の廣谷帆香選手(岩手大学)の後輩となりました!

SP・FS共に新しくし、大会で初披露となりました。

今回取り上げるのは、FSです!ユーリズミックスの大ヒット曲をCinematic Popがカバーしたバージョンを使用しています。

ダークな女性をクールに演じている

その姿に強烈な衝撃を受けましたね!今までの聖前選手とは180度方向性が違うプログラムでしたね!

これまでの聖前選手にはない、ダークな曲、何か裏で企んでそうな怪しい女性を演じるというスタイルに筆者は驚きました!

冒頭に肩をクイクイ動かしたり、ジャッジに向かって見栄を切ったり、スタイリッシュさが際立つ動きと、魅了ポイントが盛り沢山でした!

持味のエネルギッシュなスケーティングに、幅広いキャラクターを演じていくという魅力がどんどん付け足されていて、この先も見ていたい!と感じましたね!

昨年大会に続き、表彰台に登りました!おめでとうございます!今までとは一味違った聖前選手を、東日本でまた拝見するのが楽しみですね!

千葉百音(チバモネ)選手 東北高校

SP:ドラマ『エデンの東』より『フィナーレ』
FS:ヴァイオリン協奏曲『バタフライ・ラヴァーズ(梁山伯と祝英台)』
SP振付:鈴木明子
FS振付:宮本賢二

4月から高校生になり、所属クラブとコーチ、プログラムを変えて今大会に挑みました。

SP・FSを通じて感じたのが、

新たな一面

これを幾度も垣間見えたのが印象的でした!

SPは滑っている最中も複雑な動きをし、FSは嫋やかで上品な腕の動きから音を細かく拾っていき、ガラスのようなきらめきを発しているのが、千葉選手の新しい一面だと感じたわけなのです!

伝えようとするストーリーがはっきりと見え、洗練された所作、情感豊かなスケートにただ見惚れてましたね。

細かなところもきっちりと意味を捉え、体で表していく姿に釘付けとなりました!

ブロック3連覇おめでとうございます🥇🥇🥇
今後更に磨かれていくのがとても楽しみなプログラムだと感じました!どうかステイヘルシーに、千葉選手の目標が達成できるように願ってます!

次のページにも続きます!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】東日本フィギュアスケート概論 第3回 北海道 男子編

こんにちは!大学院生フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第3回、北海道男子編を始めたいと思います!
今回は北海道のフィギュアスケートの選手から、男子選手それぞれの魅力について語ります。
その前に少しだけこのシリーズの概要と、諸注意を話します。

フィギュアスケートで、『全日本』と名がつく大会の予選の1つが『東日本』。細かな条件が色々とありますが、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県のスケート連盟に所属する選手が対象です。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が強いと言われていますが…東日本にも強い選手がいます。それだけでなく沢山の選手が日々の練習に励んでいます!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!そんな願いをこめて、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』を連載開始させ、今回は第3回目です!

計3回にわたって北海道の選手を取り上げるその第3弾。第1回の北海道ジュニア女子編、第2回の北海道シニア女子編、そして今回が北海道編ラスト😲男子編を取り上げます👀今季所属が北海道or東日本所属で国体をふるさと指定で北海道としている選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

それでは行きましょう⏬

注意書き
※今回、実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニアカテゴリー以上の選手とします。
※所属クラブ等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです



No.11 中森飛佑伽選手 (ナカモリ ヒュウガ)

所属 札幌アースFC
SP 映画『ダンシング・ヒーロー』より『Scott & Fran’s Paso Doble』
FS High Priests/The Dawning/太陽を巡るリール

何かしらの理由により3シーズン大会に出場しなかったのですがバッジテスト6級を取得し、今シーズン、ジュニアカテゴリーとして初めて東北・北海道ブロックや東日本に出場しました✨インターハイや国体にも初出場しFS進出等、一躍大活躍のシーズンでした✨
3月に高校を卒業しました!

☑長身を活かしエレメンツはダイナミック
☑身のこなしがとてもエレガント
この2点が目を惹く選手であります!

SP・FS、ステップシークエンスの振付はクラブの先輩でもあり、国際大会の出場経験があり、北海道のフィギュアスケート界を引っ張ってきた鈴木潤さんであることも話題になりました!(鈴木潤さんを2019年版東日本フィギュアスケート概論で取り上げた際の記事はこちら)
(※それ以外の振付は、国際大会の出場経験があり、現在は帯広市内で指導している小田嶋隼先生です)

6級を取得して間もないのですが、3Loや、3F等難しいジャンプにも果敢に挑み、かつ、力強さと柔らかさのメリハリのある演技を披露しています✨

…このように論を並べるよりかは、実際に映像で見たほうが分かりやすいかと思いますので…2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい🔽

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(52:24~57:45、指定された時間から再生します)

FS(14:16~21:08、指定された時間から再生します)

実は、ずっとお名前だけは聞いていてまだ現地では、筆者が拝見したことがない選手なのです。
もし来季以降も続けるとの事であれば、一日も早く現地で拝見したいと願ってる選手です。

No.12 岩野颯太選手 (イワノ ソウタ)

所属 帯広工業高校
SP 映画『戦場のメリークリスマス』より
FS ならず者(歌 イーグルス)

帯広市が拠点。スケートを始めたのは小学校5年生からと比較的遅めですが、バッジテスト6級まで取得し、東日本ジュニア選手権や、全国中学校スケート大会や、インターハイ、2021年の国体北海道代表として活躍してきました!岩野選手も中森選手と同じく、3月に高校を卒業しました🎓

大きなジャンプを跳びつつ、情感豊かな演技が印象的な選手です✨

6級でありますが、所属する北海道FOREST.F.S.CのInstagramには、トリプルアクセルを成功させた動画が投稿されています!!!

今季は何かしらの理由により、ブロック大会にエントリーしなかったのです。オンラインでありましたが、一般のスケートファンが今季初めて演技を見れたのはインターハイのことです。
SPは最初の音が鳴った瞬間から、
あっ、これ岩野選手にぴったりなプログラム!
と直感で思いました!戦場のメリークリスマスのメロディーに乗せて、冬の雪、繊細さ、切なさ、桜が舞い散るような儚さ、美しさ、力強さ、想い出、様々な情景が目に浮かんで涙がこぼれそうなプログラムを披露して・・・!!と感動しました。
FSは、イーグルスの名曲、Desperado、日本でのタイトルは『ならず者』を選曲しました!
歌詞に合わせて、バラードの曲調を捉えた渋さ、哀愁、強さ、切なさ感じる振付の数々にこれもまた涙が出そうになって・・・となりましたね。
前のFSの映画『道』よりみたいに、哀愁ある場面とコミカルな場面との切り替え等、曲の雰囲気をしっかり捉え、壮大でエモーショナルな風景が見える表現に惹かれるのです。

それでは、実際に映像を見ましょう!2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい🔽

出典:インハイTV
SP(4:19:02~4:23:46、指定された時間から再生します)

FS(41:08~47:43、指定された時間から再生します)

コロナがなければ、これを現地で拝見したかったと思ってしまうような演技でしたね。
どうかこの先も岩野選手らしく、輝いてほしいとねがうばかりです。

※4/8追加
4/3付の十勝毎日新聞の記事より、4月から就職のため一度競技を引退しました。
長い間お疲れさまでした!社会人生活にエールを送ります!復帰の可能性もあるとのことなので、その時は沢山演技を拝見できる事を楽しみにしてます!

次のページにも紹介が続いてます💨