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東日本フィギュアスケート概論2022

【2022年版】東日本フィギュアスケート概論 第9講 長野・山梨編

こんにちは!大学院修了フィギュアスケートファンのLenaです!

東日本フィギュアスケート概論シリーズ第9講、長野・山梨編を始めます!(過去同シリーズは→2019年2021年)
依然有観客での大会が限られる中、2021-22シーズンは五輪もあって、フィギュアスケートに注目が集まりました。一ローカルフィギュアスケートファンとして、普段拝見する機会が多い東日本の選手の魅力をもっと知ってほしいと、講義という名のもと、記事を書かせていただきます!

北海道から始まったこの東日本概論シリーズ、第6講第7講は宮城、第8講で新潟編で東北・北海道ブロック編が完結しました。第9講の今講座から関東ブロックの紹介に入ります。まずは長野と山梨からです。長野と山梨それぞれの県のスケート連盟に所属選手(3月まで含む)や、全中・インハイ・国体代表歴のある選手を紹介します。

(これまでの講義の一覧はこちらから)

※所属クラブ等のデータは2022年3月時点で、一般に公開されているものを基準にしてます。4月から所属先等変更がある場合は併記します。

まずは長野の選手からいきましょう!!!


No.43 井口せな選手 (イグチ セナ)

所属 東海大諏訪高校
プログラム
SP River Flows in You(演奏:イルマ)
FS 映画『ロミオとジュリエット』より
今季主な成績
2021年関東選手権 ジュニア 11位
第77回国民体育大会冬季大会 フィギュア競技予選会 少年女子 13位
第71回全国高等学校スケート選手権大会 39位

長野県を主に練習を積み重ねる高校2年生の選手です。
2018年に長野県で行われたアイスショー『Heroes & Future 2018 in NAGANO』でソロ演技を披露、全中・インハイ・国体で長野代表として活躍してます。

ディープエッジで滑りつつ軽やかで、エレガントな所作が随所に光り、どの瞬間も見所な演技を披露する選手です。

今季はSP・FS共に新しいプログラムにしました。

SPはピアノの美しい音色を繊細に拾った滑りが目を惹きます。冒頭からの動きに注目していたいです。しなやかな動き、清らかなスケーティングと美しい一時を描く姿が印象的です。

FSはフィギュアスケートでは王道のプログラムを選びました。1番最後のエレメンツにジャンプを持っていき、着氷してすぐにフィニッシュポーズを決める構成となっております。
優美な所作でドラマチックに描く演技が印象的でした。

SPのみとなりますが、2022年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(1:01:01~1:06:40、指定された時間から再生します)

指先までしっかりと綺麗で、観て気持ちの良い選手ですね。今はリンクが閉鎖している時期となりますが、どうか上手く練習でき、また来季演技を拝見するのを楽しみにしてます。

No.44 大久保政宗選手 (オオクボ マサムネ)

所属 長野日大高校
プログラム
SP 映画『ヘンリー五世』より
FS 映画『遥かなる大地へ』より
今季主な成績
2021年関東選手権 ジュニア 3位
第38回東日本ジュニア選手権 12位
第77回国民体育大会冬季大会 フィギュア競技予選会 少年男子 9位
第71回全国高等学校スケート選手権大会 30位
第77回国民体育大会冬季大会 スケート競技会 フィギュア競技 少年男子 22位

長野県内にある私立高校ではトップの進学校に通いながら、競技に取り組んでいます。4月から2年生になりました。
2018年に長野県で行われたアイスショー『Heroes & Future 2018 in NAGANO』でソロ演技を披露、2020年全日本ジュニア選手権に出場した実績がある選手です。

大久保選手の演技を見ると真っ先に
ノーブルさ
が印象に残ります。所作が非常に上品で、なぜだか光って見えるのですよ。エレメンツの間に多彩な技を取り入れ、それらをシームレスに滑りこなし、見ごたえのある演技を披露しています。

昨季は2種類のトリプルジャンプだったところを、トリプルルッツ(3Lz)を構成に組み込む大会もありました。今季はSP・FS共に新しいプログラムにしました。

SPは、鍵山優真選手(オリエンタルバイオ/中京大学)の振付を多く手掛けていた佐藤操先生に初めて依頼しました。
スタートのポーズからスマートさが満ち溢れ、上品な所作を活かした振り付けの数々に見惚れていきます。群衆のコーラスの曲にステップシークエンス(StSq)を充て、盛り上がる所でイーグルは大正義!と言いたくなるのですよ。もう、映画のタイトルの通りの王子様です。

FSは前のFSと同じく、駒場幸大先生が振り付けました。前回は映画『ミッション』よりの『ガブリエルのオーボエ』が流れていたら、最後の最後で映画『アンタッチャブル』よりのサウンドトラックが流れて観客を驚かせてしまうプログラムでしたね。今回は映画『遥かなる大地へ』より『The Land Race』を中心に使用しています。
スタートのポーズから凛々しさが伝わってくるでしょう。バレエジャンプをしてからジャンプなどを、常にアクティブな振り付けをこなしながら、壮大なドラマを描く姿が強く印象に残ります。正統なカッコよさに溢れるプログラムです。

どんな演技なのか気になるかと思いますよね。ここはぜひ、2022年国体の公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:国体チャンネル
SP 1月24日スケート(フィギュア) (15秒のCMのあと)7:04:22~7:09:53
FS 1月25日スケート(フィギュア) (15秒のCMのあと)3:38:25~3:44:21

真面目で、品の良い演技がもう眼福ですね!来季もどうかステイヘルシーに、磨き上げた演技を披露できることを願ってます。

No.45 入江美友選手 (イリエ ミユ)

所属 Mエイトクラブ
プログラム
SP サーカス『O』より(演奏:シルク・ドゥ・ソレイユ)
FS 映画『ちはやふる ‐結び-』より『つながれ つながれ! つながれ!!』
今季主な成績
2021年関東選手権 ノービスA 3位
第25回全日本ノービス選手権大会 ノービスA 12位
第42回全国中学校スケート大会 15位

長野県内の学校に通い、山梨を主な拠点とするクラブに所属する中学2年生の選手です。来季から本格的にジュニアに参戦します。
全日本ノービス選手権に2年連続で出場、今季はブロック大会で表彰台、更には全中では長野県代表として出場し、FSに進出と飛躍のシーズンとなりました。

腕の動きの美しさがとりわけ目を惹き、表情豊かな演技が持味の選手です。昨季はトリプルジャンプがサルコウと1種類だったところを、ルッツとフリップを構成に組み込んで一気にレベルアップしました。

全中で一般のファンの前(オンライン上)で初披露となったSPは、シルク・ドゥ・ソレイユのサーカス演目『O』より2曲をつないだ音源を使用してます。前半は、綺麗な音色を拾って、しなやかに動き、後半『Tzelma』の所でStSqを充て、全身を大きく使い、躍動感溢れる滑りを披露するというメリハリが印象的でした。

今季新しくしたFSは、競技かるたを主題にした映画のサウンドトラックの中から1曲のみを使用しています。スケートでちはやふるの使用は珍しいです。
膝立ちの状態からスタートし、柔らかな音楽に合わせ、情景を伝えていく演技が印象的でした。おそらく、かるたをしている中で感じたことを表現しようとしてるのではと思いました。

来季から本格的にジュニアに参戦するということで、どんな演技を披露するのか楽しみにしてます。どうかステイヘルシーに、来季も力を発揮できますように。


長野は以上です!綺麗なスケーティングと所作の両方で魅せる選手が多いと感じています。
次のページは山梨の選手の紹介です。ぜひご覧ください💨

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フィギュアスケート観戦

【心に残ったプログラム覚書】 2021-22 Vol.2 関東ブロック

こんにちは、社会人フィギュアスケートファンのLenaです!早速心に残ったプログラム覚書、2021-22シーズン第2回、関東ブロック編を始めます!

このシリーズでは順位等関係なく、筆者がライブ配信や現地で見れた中で個人的に印象に残ったプログラムを何個か書いていこう!という記事になります!前回は中四国九州&中部ブロックで、今回は関東ブロック編です!当初は同日程同士てある関東ブロックと東北・北海道ブロックをまとめようとしましたが…無理でしたね😂はい、というわけでまずは先にスタートした関東ブロックから書いていきます!1日目が関東ブロックメインで、2日目以降は東北・北海道ブロックをメインで視聴しましたが…関東だけでも、印象に残ったプログラムが多く、濃くなりそうなので記事を分けることになりました。

以下注意書きです↓

※今シリーズで紹介するのは、実際にリアルタイムで見れてかつ、ジュニア・シニアカテゴリーの選手のプログラムとします
※所属・振付師名はフジテレビスケートで掲載された『選手詳細一覧』情報を基にしています。プログラム名は選手詳細一覧を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

個人の好み等がありますので、様々な意見があるかと思います。それをご了承の上で、読み進めていただければ幸いです。

それではいきましょう。

2021 関東選手権大会
通称:関東ブロック
期日:2021年9月30日(木)~10月3日(日)
会場:アクアリンクちば(千葉県千葉市)※無観客、FODの中継により観戦
セレクト対象:ジュニア女子SP、シニア男子SP、シニア女子SP(8名から)、ジュニア男子FS(1名から)


ジュニア女子

北條楓(ホウジョウカエデ)選手 栃木県スケート連盟

SP:ドラマ『エデンの東』より『フィナーレ』
振付:竹内理恵

記憶が正しければ、リアルタイムで演技を拝見したのは2019年東日本以来の事かと思います。その間大会に出場してましたが、タイミング等が合わず、今回久し振りに拝見することとなりました。去年か今年に入ってから7級を取得されたようです!

今季SP・FS共に新しいプログラムにしました!
今回はSPのみ拝見しました!

スケーティングの1蹴りから、スケールが大きく、伸びやかな雰囲気を醸し出しているのが目を惹きました!最後までスピードが落ちず、流れのある演技が印象的でしたね!

朗らかなオーラが、見てて凄く気持ちよかったです!

また演技を拝見するのを楽しみにしてます!

花田実優(ハナダミユウ)選手 宇都宮フィギュアC

SP:コットン・アイ・ジョー
振付:ショーン・ラビット

今季ジュニアデビューの選手です!
黄色ベースに、同色のフリンジが肩からV字状に伸びて沢山付いている衣装からまず目を惹きました!

北米の民謡のボーカルが無いバージョンを使用しています。体のキレが良く速いリズムをしっかりと捉え、スピンの回転速度が速さ、技と技とのつなぎに多彩な技を使用しているところに…

そして、
笑顔がめちゃめちゃ可愛い💘

キュートなカウガールになりきった演技に、心撃ち抜かれましたね😂

色々感想を書こうとしたところで、点数がコールされたのが早くて驚いてしまいましたね…😂

今回の演技で、お名前をはっきりと覚えましたね!次はどんな踊りを魅せるのか、楽しみにしてます!

三枝知香子(サイグサチカコ)選手 アクアリンクちばSC

SP:黒くぬれ!/悪魔を憐れむ歌(演奏:アンジェル・デュボー)
振付:服部瑛貴

高校3年生で、今季がジュニア最終学年となります。ホームリンクでのブロック大会となりました。SP・FS両方とも服部先生振付の新プログラムで挑みました!

今大会は、SPのみ拝見しました。
ローリング・ストーンズ氏の曲を、ヴァイオリンにアレンジした音源を使用しています!

まず冒頭から

クールに睨みつけ

に圧倒されましたね!トリプルサルコウ(3S)+ダブルトゥーループ(2T)、セカンドジャンプは片手を上げて飛んで、出来栄え点でプラスの評価でした。その次にトリプルフリップ(3F)を降り立ち、驚きました!惜しくもqマークが付き、微弱な回転不足を取られる形になりましたが、ここ2シーズンほど果敢に挑戦してきた3Fを、この大会で片足で降り立ちました!

強い音に合わせて、体のキレや視線がビシバシ飛んでくるのを感じる演技がカッコよすぎましたね!

三枝選手は前のSPが、ミュージカル・映画『レ・ミゼラブル』でドラマチックな表現で魅せ、今回のSPは一転ダークでクールな踊りを魅せるプログラムと、幅広いプログラムをモノにする力を改めて感じました!色々なモノを吸収して表現していて、また次も見るのが楽しみになるのですよ!

2位表彰台おめでとうございます🥈
リアルタイムでFSを拝見できる時が早く来ることを願いつつ、東日本で力を発揮することを祈ってます!

鈴木なつ(スズキナツ)選手 Mエイトクラブ

SP:タイスの瞑想曲
振付:岩本英嗣

先程の三枝選手と同じく、今季がジュニア最終学年となります。

今季SPを新しくして挑みました!東日本概論シリーズ第9回長野・山梨編で『もはや鈴木選手と言えば、このプログラムと答えたくなります!』と言及したほど、鈴木選手の前作のSPである水百景(演奏:川井郁子)はぴったりなプログラムでした。8月のサマートロフィー(通称サマトロ)の選手情報詳細で、曲名を見た瞬間

これは鈴木選手によく似合う曲だな!楽しみ!

と第六感が働きましたが…サマトロは筆者多忙により、全く演技を拝見できなかっため、ブロック出初めて拝見しました!

前触れが長くなりましたね。

結論から書くと

もうタイスの瞑想曲×鈴木選手は最高☺

と思わせるプログラムでしたね!持味の品の良い所作、スケーティングから優美な雰囲気を醸し出していて…ヴァイオリンの美しい音色を捉えて、幻想的なプログラムに仕立てていて…

あぁ、もう記憶がありません👼

となって、もう1回見てみたくなる演技でした✨

鈴木選手の高貴なスケートが大好きです😍

結果は3位表彰台でした🥉なんと、東北・北海道ブロック時代も含め、ジュニアカテゴリーで出場したブロック大会全てで表彰台に立ってます!6年連続でですよ!ジュニアで長きにわたって牽引してきた鈴木選手が、来季はシニアで出ると思うと、少し気が早いかもしれませんが、寂しさと成長を感じますね…
まずは東日本に向けて、思うような調整が積めますように!

次のページにも続きます!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第2回 北海道 シニア女子編

こんにちは!大学院生フィギュアスケートファンのLenaです!

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が強いと言われていますが…だが東日本にも強い選手がいます。それだけでなく沢山の選手が日々の練習に励んでいます!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!そんな願いをこめて、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回は第2回目です!

第1回~3回にかけて北海道の選手を取り上げる中の第2弾❗前回は北海道ジュニア女子編、今回は北海道シニア女子編❗今季所属が北海道or東日本所属で国体をふるさと指定で北海道としている選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

それでは行きましょう⏬

※今回、実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします。
※所属クラブ等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです

No.6 中本有咲選手 (ナカモト アリサ)

所属 北海高等学校
SP アニメ映画『アナスタシア』より『Journey to the Past』
FS 映画『ロミオ+ジュリエット』より

2018年の全日本ジュニア選手権や、2019・20年の国体に北海道代表として出場し活躍している選手です❗
今季からシニアに移行しました✨3月に高校を卒業🎓って早いですね❗

中本選手と言えば、かわいい😍と言ってしまいたくなるような演技が魅力ですが…
高校の3年間でかわいいだけではない❗と言わせる演技も魅せるようになったのです😲

筆者がかわいい😍と思ったきっかけが2017-19シーズンのSP『オー・シャンゼリゼ』🇫🇷で、ジャンプ跳ぶ前の振付や、ステップシークエンスの中でのハートマークや、最後のウィンクともうかわいい😍のオンパレードなプログラムでした💕どんな時も笑顔で踊れるのが中本選手の最大の武器とも思いました❗それがその次のSPでは持ち前の笑顔で、優しくふんわりと綺麗な世界観を、2018-20シーズンのFSである『序奏とロンド・カプリチオーソ』で大人な強く、気高さを感じる女性像が伝わってイメージが変わり…今季はSPでは、歌詞に合わせて単に明るく笑顔で踊るだけでなく、意味を捉えて弾むように躍動感溢れる演技でした💕そして、FSでは一変し、執念や気迫に溢れる場面も見せて、演技の幅が広がった中本選手がますます魅力的に映るようになったと感じました✨

その背景には、物凄い努力家であることがあります!
とても練習熱心な選手だと聞いています!
エレメンツにおいても、スピンが大きな見所でもあります❗安定していて、一つ一つのポジションが綺麗でかつ切り替えがとてもスムーズ、回転速度が速いスピンなのです🌀
そして、表現においてもあっと驚く進化を遂げてきた選手でありました❗

ではSPのみですが参考程度に映像を見てみましょう↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(16:59~21:44、指定された時間から再生します)

4月から大学生になるかと思います❗もし続けられたら、どんな世界観を披露してくれるのかと、とてもワクワクしてます✨

※4/8追加
中本選手が公開しているInstagramより、山梨学院大学に進学したとの報告がありました!
関東ブロックで演技を拝見する日を楽しみにしてます!


No.7 大関凜花選手 (オオセキ リンカ)

所属 市立札幌旭丘高等学校
SP タンゴ・ジェラシー
FS 映画『アメリ』より

大関選手も今季からシニアに移行した選手でかつ3月に高校を卒業しました🎓札幌市でトップクラスの進学校に通いながら競技を続け、今年(2021年)のインターハイでFSに進出、国体で北海道代表として出場した文武両道な選手であります⛸📖

ダイナミックさもありながら、音の雰囲気をしっかりと捉え、エレガントで華があるところが魅力の選手だと感じています💕

今季SPはタンゴの曲に合わせて、バシッと決めるところは決めて、しなやかに踊るところはしなやかにとメリハリが効いたプログラムに豪華だなと感じさせます✨昨季から継続のFSは、不思議な世界観の中に立つ少女をしっとりと演じつつ、心に秘めた情熱も感じさせる演技に胸が熱くなります🔥

音に合わせて七変化し、華麗に舞う姿に魅了されるはずです❗

そうそう、衣装も毎回素敵なものばかりで、2018-20シーズンのSPの『パリの空の下』や、インターハイで披露したFSの衣装が個人的に好きだったりします💕

では参考程度に映像を見てみましょう↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SPはジオブロックにより見れず…
FS(21:29~28:19、指定された時間から再生します)

※ブロック大会等をシニアで出てますが、インターハイはジュニア課題で実施しなくてはならないためジュニアプログラムです

来季、もし続けられるのであれば、今度は現地で拝見したいと願ってはおります。どの道であれ、大関選手の努力が実を結ぶ日々であることを願っています❗

※4/8追加
同志社大学スケート部公式HPやInstagram等にて、新入部員として紹介しました!
札幌を離れ、関西に移った大関選手の夢が叶いますように!

次のページに紹介が続きます💨

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フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論 東北北海道B編

はい!

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第2弾⤴️

前回はシーズン初めのローカル大会3つで、今回はいよいよシーズンに入ってきた!っと思わせる、東北北海道ブロックと、関東ブロックの中からベストプログラムを選んでいくつもりが…すみません、選んでいる途中で2つ合わせるのは無理ってなったので…今回は東北・北海道ブロックから選んでいきます❗

ノービスは全日本、ジュニア以降は東日本を懸けた戦いに、あー、シーズンの一つの山場である全日本へ時が進んでいくなっと感じさせるのです❗

いやー、本当はね東京ブロックも観たかったのに、なんで東北北海道ブロックと被るのさーー😠って言うわけで観に行けなかった😭

前回同様、いくつか注意すべきことを…
・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは早速行きましょう💨

 

2019 東北・北海道フィギュアスケート選手権
通称:東北北海道ブロック、東北北海道B
期日:2019年9月20日~23日
会場:テクノルアイスパーク八戸(青森県八戸市新井田西4-1-1)

タクシーに『スケートリンク』って言ったらテクノルアイスパークではなく、別のスケートリンクに連れてかれそうになった…冗談抜きで!八戸市内にリンク複数ありますので、『テクノルアイスパーク』もそうですし、『新井田(ニイダ)のスケートリンク』で通じるので気を付けてね!っと言い残して本題に入りましょう❗

男子SP

佐藤洸彬(サトウヒロアキ) 南部美人

SP:チャップリンメドレー
振付:佐藤操

12月の全日本が現役最後の試合っと言うことで…これが最後のブロック大会😭

今まで濃いキャラクターを演じて、東北北海道から東を引っ張ってきた佐藤選手が…って涙出そう…

SAPPORO CUPと同じ日程で行われたMGC杯(行きたかったなー)で初披露のSP。
現役最後のプログラムはチャップリンメドレー🎩

どんなにノリの良さも一つの持ち味である佐藤選手らしい最後のプログラム!!

カラフルなベストがちょっと洒落ている衣装✨

キーンコーンカーンコーン~♪

って鐘が鳴ってから始まり、物凄いスピードを出して4T+2T決まった!!

繋ぎにぴょーんっと飛んだり、曲が変わるところでステップシークエンス(StSq)でリズムを捉えつつ、コミカルに、コミカルに、踊って!観客から手拍子が沸き起こる!

ノリノリで、さすがのエンターテイナーっと思って楽しく見ていたら…スマイルのメロディーが流れ、スピン2本。
そして…
ジャッジ側から見て後ろ向きに立って、くるくるっとステッキを回す振りからの、振り返りが…

うわーん😭やめないでーーー!

って叫びたくなるーーーーー😭

その時の顔は笑顔であるが、なんだかその笑顔を見るとやめるのが寂しくなっちゃうではないか!!!

うわーーーーーーーーん😭

ってブロックの初っぱらから筆者の心の中で大号泣してしまいました😭😭😭

坪井聖弥(ツボイセイヤ) 苫小牧駒澤大学

SP:eye
振付:鈴木理絵/髙木尚美

今季シニアデビュー。
苫小牧市内の大学に進学し、引き続き東北・北海道ブロックとして出場することになって嬉しい😄

昨季からの継続のSPがね、これが坪井選手らしさが光るプログラムなんですよ😍

アコーディオニストのcobaによるeye。高橋大輔さんがバンクーバー五輪で銅メダル取った時のSPの曲です。

坪井選手と言えば、いい意味で危うさもあり、ガラスのように繊細な表現と、ダイナミックなジャンプと歯切れのいいスケーティングが共存しているところ✨ほんのちょっとした動きからも観客を魅了できるスケーターであります。

冒頭の3Loが綺麗に決まり、スピン1つからの3Tで手をついたが2Tを付けた!
スピードあり、かっとんでいくジャンプに見応えある!リンクを大きく使い、緩急の付け方がスムーズ。女性と踊っているのが目に見えて、観る者をゾクゾクさせる😍極めつけはStSq!フットワークの良さに、このゾクゾク感!ワクワクする!ってなるところで2Aを持ってきてフィニッシュするプログラムなわけ😍

最後の2Aチャレンジは置いといて、大学生になってより一層垢抜けて、eyeがますます洒落になってる❗な演技でした✨

 

ジュニア女子SP

宮本藍里(ミヤモトアイリ) 北海高等学校

SP:Rapsodia de Arrable/タンゲーラ
振付:横谷花絵

高校に進学し、師事コーチが変わった今シーズン。

昨季からの継続のSP。ジュニアのSPの指定ジャンプ・スピンの関係などで色々構成をいじっている。冒頭は2Lo、後半のジャンプに2A。フライングシットスピン(FSSp)に変えたりっといった具合に。

曲はそれぞれタンゴの曲を2つ繋いだもの。

バレリーナのような美しい所作で、華麗に舞い踊るのが宮本選手の最大の魅力✨

1音1音しっかり絡め取っていて濃密な表現。顔の表情、手の出し方、音ハメの動きが更にブラッシュアップされていてカッコいい😍

観ててあっという間❗

宮本選手の魅せる世界観がたまらないって思った演技でした✨

長岡柚奈(ナガオカユナ) ROYCE’F・S・C

SP:ピアノ三重奏曲第4番『ドゥムキー』
振付:佐藤操

SAPPORO CUPで初披露したSP。その時から思っていた『緻密な音取り』を話せる時が来た。

交響曲『新世界より』などで有名なアントニン・ドヴォルザークが作曲した曲で、6つの楽章から構成されている。
ちなみに『ドゥムキー』とはウクライナ起源の歌謡曲『ドゥムカ』の複数形や、スラヴ語で『思い』わ『瞑想曲』という意味があるが、作曲者がどういう意味で使ったのかは不明である。

このプログラムでは、前半は第4楽章、後半は第6楽章が使われている。前半と後半では調が違う上に、曲のキャラも違うように感じる。これを書くにあって色々と調べたが、改めて聞いても物語が浮かんでこない、抽象的な曲だなっと感じる。

難解な曲に合わせて、細かい所まで音を取っていく。滑らかな体の使い方で、多彩な動きをしてもしっかりと魅せることができ、テンポにもついていけている。

ちょっとした動き、ほんの数ミリの動きが積み重なって、一つの大きなテーマが見える。長岡選手の演技を見れば、たとえ抽象的な曲でも取っ掛かりが見えてきそうなパフォーマンスだった✨

パンフレットを見たら、操先生!
曲選びの幅が広い!!

描き出す世界観に唸らされた演技でした✨

伊吹有紗(イブキアリサ) 札幌アースFC

SP:映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より
振付:小田嶋隼

今季ジュニアデビューした選手✨
ノービスAの時のプログラム、バレエ『パキータ』よりの黄色いチュチュ風衣装がとっても可愛かった😍
今季の衣装もとってもお洒落✨

印象に残る衣装でもって演じるのは、カリブの海賊☠️

曲が掛かってからまず目につくのはスケーティング💨膝、足首が柔らかく、それを上手くコントロールしてスピードを出していく滑りに驚く⛸️

冒頭は3Lz+2Tではなく、今回は3T+2T。

リンクを颯爽と駆け抜けていく姿が観てて気持ちいい✨緩急を自在に操ってターンを描くStSq。
気品あって、とても気持ちいい演技✨
カッコ良かった😍

大関凜花(オオセキリンカ) 市立札幌旭丘高等学校

SP:パリの空の下
振付:小田嶋隼

昨季から継続のSP。

音源がとってもお洒落🎀🇫🇷
Florence CosteとJulien Dassinが歌う、男女デュエットで歌う曲✨
YouTubeに公式のMVが出ているので、これを見てください(聞きながらこの後の文章を読んでください)⬇️

紫に、リボンやお花模様をふんだんに使った衣装がまた可愛い😍
この大会から後半のエレメンツの順番が変わっていた!
そして、一つ一つの動きが更に洗練され、パリのシャンゼリゼ通りあたりをお洒落に歩いている情景が目に浮かぶ😍(ちなみに筆者はフランスはおろか海外に行ったことありません)

ジャッジ前を通りすぎる時の笑顔が印象的😆ふんわり大きいジャンプに、ポップやツイズルを効果的に取り入れて、小粋なプログラムに仕上げているのが最高✨

いつかパリに行ってみたいな…

 

次のページにFSでのベストプログラムを書いてます(下へスクロール)⬇️

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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 第2回 北海道女子編パートⅡ

こんにちは!

さて、前回に引き続き北海道女子編パートⅡ
北海道女子はこれで最後のつもり!
概論と言う名のただの…なので、苦手な方はくるりっ!っとすることをオススメします!

※所属クラブ等のデータは2019年3月のものです

 

まずは…
大関凜花(オオセキ リンカ)選手(市立札幌旭丘高等学校)
SP パリの空の下
FS 映画『La La Land』より
まず一つ言います!
SPの衣装神✨✨✨
個人的にトップを争うほどの素敵な衣装✨
上が白、スカートは紫!背中のリボンに、お花が散りばめられて…これは現地で観るべき!!な衣装✨勿論!衣装だけではありません!音源が男女デュエット😮しかもめちゃくちゃお洒落✨👗👠そんな曲に合わせた小粋な振付の数々に、パリのエッフェル塔辺りを歩いているような演技で魅了されます(筆者パリはおろか、海外に一度も行ったこともありませんが)✨
ダイナミックさと華やかさ両方を感じさせる大関選手の演技✨
また来季もどんなプログラムでいくのか楽しみですね♪

 

続いては…
加藤花怜(カトウ カレン)選手(北海高等学校)
SP ディアブロ・ロホとハバナの2曲つなぎ
FS 映画『シカゴ』より
今季からシニアに参戦しています✨
加藤選手と言えば
ナチュラルなセクシーさ😍
気づいてしまえば、ちょっとした所作からドキッとしてしまう😵💓肩甲骨から動きを出すのが上手いからか?っというのが、現時点の筆者の仮説です…
2F+3Tの中々お目にかからないコンビネーションジャンプをたまーに組み込んだり、LSpのビールマンポジションが綺麗✨
そんな加藤選手、今年度は高校3年生😮さて、どんなプログラムになるのやら、楽しみですね🎵

 

お次は…
三善友奈(ミヨシ ユウナ)選手(ROYCE’F・S・C→札幌アースFC)
SP 映画『ピアノレッスン』より
FS 映画『ウォリスとエドワード―英国王冠を懸けた恋―』より
三善選手も今季からシニアに参戦してます!
大きな魅力の一つに表現✨
会場が引き込まれる、儚く、美しい表現✨
筆者は何故か、雪が降ってしんしんと積もっていく、そんな風景が見える時もあるのです!曲の感じからもあるのか、分かりませんが。
その奥には、努力して、努力して、秘めた情熱を感じさせて…今まで出てきた言葉ともしかして、矛盾するかもしれません。
様々なワードが複雑に絡まって、出来上がっていく表現は、三善選手、ただ一人しか出せない表現✨
これはぜひ、会場で観て、体感して欲しいっと切にお願いします!
今年度は高校3年生!もう早いですね…

 

最後に!
中本有咲(ナカモト アリサ)選手(北海高等学校)
SP オー・シャンゼリゼ
FS 序奏とロンドカプリチオーソ
実は、今まで封印してきたワードがあります!中本選手はその封印ワードを解かないと説明できないことに気づきました!
もう、可愛い💓
もう、今まで出てきた選手皆、可愛いんですよ!!お世辞抜きで!可愛いって言いまくってたらね、それだけでは魅力が伝わらないっと考えて封印してきました!
SP、最初のジャンプにいく前の振付に、StSq中のハートマーク、そして極めつけのウィンク😉✨昨季からの継続プロで、今季はもう、大会を重ねるごとに可愛さを増していって、もう可愛い💓💖
っと思ったら、今季のFSはとっても大人っぽい😍凛とした強く気高い女性を演じてて、そのギャップが最早可愛い!!
中本選手、強くて最高に可愛い💓

 

あっ、ここで一つワードを教えましょう!
odさんが今季どこかのGPSのEXの解説で
『ロシアは美男・美女しかいないぐらい』
っと誉めてましたね。
北海道選手にも同じ事が言えるのです!
『北海道は美男・美女しかいない』
お世辞抜きです!そして変形させて
『北海道は可愛いかイケメンしかいない』
更に
『北海道は姫か王子しかいない』
っという結論を言って、北海道女子編を終了させます!
他にも紹介したかった選手が居たのですが、今回は概論ですので、特論を書くときにぜひっ!

 

お付き合いありがとうございました😄
次回は北海道男子編で、お会いしましょう!