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東日本フィギュアスケート概論2022

【2022年版】東日本フィギュアスケート概論 第11講 栃木編

こんにちは!大学院修了フィギュアスケートファンのLenaです!

東日本フィギュアスケート概論シリーズ第11講、栃木編を始めます!(過去同シリーズは→2019年2021年)
依然有観客での大会が限られる中、2021-22シーズンは五輪もあって、フィギュアスケートに注目が集まりました。一ローカルフィギュアスケートファンとして、普段拝見する機会が多い東日本の選手の魅力をもっと知ってほしいと、講義という名のもと、記事を書かせていただきます!

北海道から始まったこの東日本概論シリーズ、第9講の長野・山梨編から関東ブロックの紹介に入っています。第10講は茨城編で、第11講の今講座は当初『栃木・群馬編』で予告してましたが、都合上栃木と群馬で独立して講義をすることになりました。全中・インハイ・国体を栃木代表で出場した選手を紹介します。

(これまでの講義の一覧はこちらから)

※所属クラブは2022年7月時点で、一般に公開されているものを基準にしてます。プログラム名は2021-22シーズンのものを表記してます。

それではいきましょう!!!


No.57 丸山英希選手 (マルヤマ ヒデキ)

所属 栃木県スケート連盟
プログラム
SP 映画『アラジン』より
FS 映画『シャーロック・ホームズ』より
昨季主な成績
第71回全国高等学校スケート選手権大会 22位

栃木県内の高校に通い、埼玉県にあるリンクに所属するコーチに師事している2年生の選手です。今年2月に行われたインターハイではバッジテスト5級ながら、決勝(FS)進出を果たしました。その後6級を取得したため、今季からブロックでジュニアカテゴリーにエントリーできるようになりました。

今成長著しい丸山選手。軽いフットワークから、踊り心溢れる演技が強く印象に残る選手です。

昨季のSPは、『フレンド・ライク・ミー』を中心に使っています。フレンド・ライク・ミーの部分に切り替わった途端、ひょうきんなジーニーが見えてきます。1番最後にステップシークエンス(StSq)を配置して、ジャッ時アピールをビシバシ決め、軽快な演技が魅力的でした。今季は新しいプログラムに変えて挑む予定です。どんなプログラムなのか楽しみです。

昨季のFSは、1番最初のエレメンツにフライングシットスピン(FSSp)を配置した少々珍しい構成となっております。最後まで体が動き、一つ一つのポーズをしっかり決め、持前の踊心を発揮したプログラムが印象的でした。

それでは、参考までに2022年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

参考
出典:日本スケート連盟HP 地方競技会 神奈川
関東・サマートロフィー2022 エントリー クラス細分結果 7月9日 訂正版
映像
出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(3:30:02~3:35:00、指定された時間から再生します)
FS(32:51~38:42、※解説有、指定された時間から再生します)

今季本格的にジュニアにデビューするので、大会で演技を拝見できる機会が増えるのが楽しみです。どうかステイヘルシーに、思う存分に滑れることを願ってます。

No.53 平田大和選手 (ヒラタ ヤマト)

所属 宇都宮フィギュアC
プログラム
SP YAMATO(演奏:竜馬四重奏)
FS ミュージカル・映画『レ・ミゼラブル』より
昨季主な成績
第77回国民体育大会冬季大会 スケート競技会 フィギュア競技 成年男子 25位

栃木県内の大学に通い、今年度は4年生になり、現役ラストシーズンとして挑んでいます。宮城県出身で、宮城FSCに所属していました。高校進学と同時に宇都宮市に転居して以来、栃木代表の選手として活躍してきました。
バッジテスト6級と年齢の事に加え、コロナ禍とあり、大会にエントリーし演技を披露する機会がほとんど無い状況でした。今年1月の国体で、オンライン上とはなりますが演技を披露する事が出来ました。

栃木のエンターテイナー
として、ローカルファンに愛されている選手だと感じてます。
どんな時も、音に対して全力で応えていく演技を披露する選手です。

SPはお名前と同じ曲名を選びました。和楽器とヴァイオリンで構成する4人グループの曲です。しっとりとした和のメロディーから始まり、途中の掛け声からテンポアップする所で、音ハメのオンパレードが待ち受けるプログラムです。速いテンポを捉えた腕の振りが大きな見所です。1番最後の要素にStSqを配置し、最後までエネルギッシュに駆け抜けていく姿が強く印象に残ります。今季も継続して使用する予定です。

FSはドラマチックに、全力で世界観を描く姿に感動するプログラムです。終盤の民衆の歌を充て、StSq、コレオシークエンス(ChSq)はパワフルに、意思の強さを感じさせます。1番最後にダブルアクセル(2A)を配置し、ジャンプを降りた直後にフィニッシュする構成となっております。

アーティストの公式YouTubeチャンネルに投稿されているSPの音源のMVと、SPのみとなりますが、地元日光で行われた2022年1月の国体の公式アーカイブ映像をご覧ください↓

参考
出典:日本スケート連盟HP 地方競技会 神奈川
関東・サマートロフィー2022 エントリー クラス細分結果 7月9日 訂正版
音源
出典:竜馬四重奏オフィシャル
[MV]YAMATO / 竜馬四重奏
映像
出典:国体チャンネル
SP 1月25日スケート(フィギュア) (15秒のCMのあと)2:52:13~2:57:26

どうか望む道に進み、思い描くラストシーズンとなることを願ってます。もしも叶うなら、1つでも多くの大会で拝見できればと思っています。


次のページにも続きます。ぜひご覧ください💨

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第11回 栃木・群馬編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第11回『栃木・群馬編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第11回目です!

前々回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介一覧はこちらから)関東ブロック編第3弾は栃木・群馬編です!前回の茨城編に続き、北関東エリアですね。栃木県スケート連盟所属、又は国体を栃木県代表、群馬県代表として出場してる選手を取り上げます!

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨まずは栃木からです!

No.51 北條楓選手 (ホウジョウ カエデ)

所属 栃木県スケート連盟
SP ミュージカル・映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』より『Live in Living Color』(2021年インターハイより判断)
FS 映画『恋は邪魔者』より(2019年東日本ジュニア選手権パンフレット参照)

4月から高校2年生になりました!バッジテスト6級で2019年東日本ジュニア選手権や、国体栃木県代表として出場経験がある選手です。

動きがダイナミックでかつ、洗練されているところ。明るく、華のある演技が魅力です!

SPは少なくとも3季使用しているプログラムです!フルボーカルの曲を伸びやかに演じているのが印象的です!

FSは今季一般のスケートファンにお披露目できる機会がなかったのですが、昨季のプログラムは溌剌とした演技が印象的でした✨

元気いっぱいでありながら一つ一つの動きが綺麗で、観てて爽快な演技が持ち味だと感じてます!

音がミュートされていてかつ、SPのみですが、2021年インターハイのアーカイブがありますのでご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選B)(1:02:13~1:07:14、指定された時間から再生します)

5/2から行われる『サイニチホールディングス杯』にて、エントリーしています。シニアはライブ中継が予定されてますが、ジュニアはどうでしょう…?まずはこの大会で思うような演技ができますように!また来季、どこかで演技を拝見するのを楽しみにしてます!


No.52 渡邊元選手 (ワタナベ ゲン)

所属 日光名峰高校
SP 映画『雨に唄えば』より『雨に唄えば』(主題歌)
FS ミュージカル・映画『オペラ座の怪人』より

4月に高校3年生になりました!2020年全日本ジュニア選手権に出場経験がある選手です。

リンクを疾走するスケーティングに、ノリ良く踊るのが魅力の選手です!

SPは2018-19シーズン頃まで使用していたプログラムをもう一度演じました。バッジテスト5級だった時からのSPでした。コミカルな振付に合わせ、軽快に、飄々と滑る姿が印象的な演技でした!

FSは昨季の途中に変えたプログラムを継続しています。SPとは一転、激しい展開の音楽を、スピードたっぷりに、ドラマチックに演じてました!オンシーズン時はバッジテスト6級でしたが、後半きつい時にに3回転ジャンプを続けざまにとぶ構成で、果敢に挑んでました!

インターハイの公式アーカイブ映像が、SPのみありますので併せて貼っておきます↓

インターハイ演技動画(出典 インハイTV Youtubeチャンネル)
SP(4:23:47~4:28:30、指定された時間から再生します)

来季は受験生シーズンとなりますが、納得のいくスケートと進路となるよう願ってます。

次のページからは、シニアとして活躍してる栃木の選手と、群馬の選手紹介です。
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