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【心に残ったプログラム覚書】 2021-22 Vol.5 東京ブロック ジュニア編

こんにちは、社会人フィギュアスケートファンのLenaです!早速心に残ったプログラム覚書、2021-22シーズン第5回、東京ブロック ジュニア編を始めます!

このシリーズでは順位が基準ではなく、筆者がライブ配信や現地で見れた中で個人的に印象に残ったプログラムを何個か書いていこう!という記事になります!第1回は中四国九州&中部ブロックで、第2回は関東ブロック編で、前々回前回は東北・北海道ブロック編でした!今回から東京ブロック編です!東北・北海道ブロックでジュニア編とシニア編で分けて書いていて、東京ブロックもジュニアとシニア編で分けて書くことにしました。まずはジュニア編からです!(いやー、どんどん多くなるのですよね…)

以下注意書きです↓

※今シリーズで紹介するのは、実際にリアルタイムで見れてかつ、ジュニア・シニアカテゴリーの選手のプログラムとします
※所属・振付師名はフジテレビスケートで掲載された『選手詳細一覧』情報を基にしています。プログラム名は選手詳細一覧を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

個人の好み等がありますので、様々な意見があるかと思います。それをご了承の上で、読み進めていただければ幸いです。

それではいきましょう。



2021 東京選手権大会
通称:東京ブロック
期日:2021年10月7日(木)~10月10日(日)
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市)※無観客、FODの中継により観戦
セレクト対象:ジュニア女子SP・FS、ジュニア男子SP・FS、シニア男子SP・FS、シニア女子SP・FS

ジュニア女子

日比優花(ヒビユウカ)選手 西武東伏見FSC

SP:Dog Days Are Over(歌:フローレンス・アンド・ザ・マシーン)
FS:映画『ハイスクールミュージカル』より『Wondering』
SP・FS振付:服部瑛貴

中学2年生で、ジュニア2年目の選手です。

SP・FS共に感じたのが、

多彩な演技力の中で光る笑顔

が印象的でした✨

SPは今季新しくしたプログラムです!8月のげんさんサマーカップで初披露となりましたが、筆者は多忙のため見れず、今回が初見でした。

とにかく、

ダンス力を見て!!

と言いたくなる程、軽快にスイスイと滑り、そして笑顔をみせていく姿に、見ている側も笑みがこぼれそうな演技でした!

FSは昨季からの継続のプログラムです。リアルタイムで拝見するのは実は初めてのプログラムです(昨年は東北・北海道ブロックと日程が被っていた都合上です)

しっとりとしたボーカルに合わせて、感情をためていき、ステップシークエンス(StSq)で要所要所での

笑顔☺

が煌めいていましたね!

演じれるモノの振れ幅が大きく、色んな曲で演技を見てみたいと感じさせます!その上でどんな役柄を演じても、確固たるアイデンティティである『笑顔』があり、見ていて気持ちいいなと感じましたね!

初の東日本出場権を獲得しました!おめでとうございます!

奥野友莉菜(オクノユリナ)選手 明治神宮外苑FSC

SP:チャップリン・メドレー
FS:舞台『リバーダンス』より
SP・FS振付:宮本賢二

【2021年版】東日本概論 第16回で紹介した通り、ジュニアデビューにして、昨年の全日本ジュニア選手権に出場しました!ジュニア2年目の今季は、コーチを変えて挑んでいます!

SPは昨季からの継続です。演技前に、落とし物を拾う場面がありました。冒頭のトリプルルッツ(3Lz)+ダブルトゥーループ(2T)を軽々と決めました!持味のエレガントな所作に加えて、表情の付け方がより豊かになり、チャップリンのコミカルさが深く印象付けられました❗

もう、

キュートで最高😍

なチャップリンでした♥

SPでは昨年に続き、3位となりました!

FSは今季新しくし、これが大会初披露となりました。

冒頭の女性の神秘的な曲に合わせて、身のこなしの美しさが目を惹きました✨奥野選手の代名詞とも言える、大きく背中を反らしたレイバックイナバウワーといい、所作の美しさがひたすら綺麗で見惚れました!

袖口、背中、スカートとあらゆる所に付けられたヒラヒラが、動く度にふわりと舞って、尚更優美な動きが大きく分かりやすく見えましたね!

女神様のような高貴な輝きを放つ演技

でしたね!

総合4位で東日本出場権を獲得しました!おめでとうございます!東も演技を拝見するのを楽しみにしてます!

中井亜美(ナカイアミ)選手 MFアカデミー

SP:さやかに星はきらめき(歌:ジャッキー・エヴァンコ)
振付:宮本賢二

今季ジュニアデビューの選手です。【2021年版】東日本概論 第5回で取り上げた通り、昨年の全日本ノービスA女子で3位、全日本ジュニア選手権で6位と大活躍でした!

今季SPは全日本ジュニア選手権で初披露したプログラムを、持ち越してます。こちらも持ち越しのFSと同じ歌手の曲を選んでます。

げんさんサマーカップは拝見してないので言えませんが、衣装は昨年の全日本ジュニアの時とは違うと思いました。真っ白な長袖のドレス風な感じでした。

感想を一言で表すなら、

心が浄化されました👼

はい、私(筆者)にとっての天使です。

コンスタントに高難度であっても高く飛び上がるジャンプに、思いっきりよく体を動かして表現する姿を見ていると、自分の悩みがどこかへ消えていきそうな勢いです。

FSではトリプルアクセルに挑戦し、総合2位でした✨おめでとうございます👏
中井選手の掲げる目標が叶いますように!東も楽しみにしてます!

髙木謠(タカギヨウ)選手 MFアカデミー

SP:映画『アナスタシア』より『ワンス・アポン・ア・ディセンバー』
FS:映画『マスク・オブ・ゾロ』より
SP振付:南雲百恵
FS振付:宮本賢二

今季ジュニアデビューの選手です。拠点を明治神宮外苑スケート場から、三井不動産アイスパーク船橋に移して挑んでいます!

6月のアクアカップで大会初披露し、8月の『げんさんサマーカップ』でファンの前(オンライン上)で全貌を初披露となりましたが、筆者多忙のため見れず、今回が初見でした。

SP・FS共に

キレのある音の拾い方

が秀逸だなと感じました!

SPではアナスタシアが想い出を振り返るような場面で、笑顔が煌めき、不思議なオルゴールの少女のような滑りが古いアルバムの写真のように残る演技でした!表現面もそうですし、ステップシークエンス(StSq)でのツイズルのキレ、音を常に掴み続け体現する力に驚きました!

FSでは、SPとは一転して、テンポの速く、鋭さが求められる曲に感じました!3分30秒±10秒間、終始激しくリンクを駆け巡り、ここでも音を取り続けてキレのある動きがもうかっこいいのですよ!

FSで順位を上げ、総合3位となりました✨おめでとうございます!
伸び伸び滑ってる姿を見ると、初の東日本もどんな演技を披露するのか楽しみになります!力出せますように!

住吉りをん(スミヨシリオン)選手 駒場学園高校

SP:Je suis malade(歌:ララ・ファビアン)
FS:映画『ムーラン』より
SP振付:佐藤紀子
FS振付:キャシー・リード

プログラムの披露の時期に関しては先程取り上げた髙木選手と同じく、6月のアクアカップで大会初披露しました。8月の『げんさんサマーカップ』でファンの前(オンライン上)で全貌を初披露となりましたが、筆者多忙のため見れず、今回が初見でした。

SPは

次どう動くか全く予想できない恐ろしさ

に震え上がりました!歌詞の内容がおぞましさ、その雰囲気に合せたかのように、次の動きが全く予測不能で、奇想天外な振付に息を飲みました。

住吉選手の高い技術力を持ってなお、ストイックに追い求めて結実したものがここでも発揮されているかと、驚嘆しましたね。

SPでは、2つ前で取り上げた中井選手と総合得点が同じ点数でしたが、SPの場合は技術点が高い方が順位が上になるルールのため、2位スタートとなりました。

FSはSPとは一転し、戦う女性からの成長物語を描いていく姿に圧巻されました!

最早、

熟練した職人技のような滑り

でした!表情の付け方1つとっても、技と技との繋目の動き1つにしろ、様々な角度で切り取っても厳しく追求し、築き上げたものの成果に非の打ち所がないが無いと絶賛したい出来です!

技術的な観点から見てもほぼ完璧な演技でした!トリプルループ(3Lo)を予定していた所が、回転が抜けてダブルループ(2Lo)になった以外は、全てのエレメンツがGOEで加点される実施でした!

ブロック2連覇おめでとうございます🥇🥇
どうかステイヘルシーに、さらなる研鑽が積め、目指すところにたどり着けるように祈ってます!

次のページに、ジュニア女子の続きと、ジュニア男子を書きました!ぜひクリックしてご覧下さい!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第13回 埼玉男子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第13回『埼玉男子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第13回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)前回から2回に分けて、埼玉を拠点にしている選手を取り上げます!今回は男子選手を紹介します!
埼玉編で紹介する選手は、5/2~4に行われる『サイニチホールディングス杯』に出場予定です。シニアカテゴリー出場選手で同意した選手のみ配信されるとのことなので、その予習・復習に役立てれば嬉しいです。ちなみに、配信は4日13:10~18:45の予定で、アーカイブ視聴可能なのが5日23:59までです。

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.61 宮田力生選手 (ミヤタ リキ)

所属 埼玉アイスアリーナFC
SP ウィリアム・テル序曲
FS 映画『アベンジャーズ』シリーズより

4月から中学生3年生です!今季ジュニアデビューの選手でした!

シャープなエレメンツ、スピード感あるスケーティング、スタイリッシュな踊りが魅力の選手です!

SPは2020年全中等で披露していたプログラムです。曲調に合わせつつ、最後まで疾走感溢れる滑りが光るプログラムを披露していました!

FSは本格的にジュニアになってから新しくしたプログラムです。アベンジャーズシリーズから、『キャプテン・アメリカ』などの3作品のサウンドトラックを使用し、編曲したものです。壮大な世界観を、クールに、持ち味をふんだんに活かして滑りきるのが印象的なプログラムです!

サイニチ杯ではジュニアでエントリーしています。今回は見ることが出来ませんが、今後の成長を楽しみにしている選手です!来季現地で演技を拝見する日が来ることを願ってます!

No.62 山田琉伸選手 (ヤマダ リュウシン)

所属 埼玉栄高校
SP 映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より
FS 映画『1492 コロンブス』より『Conquest of Paradise』

沖縄県出身で、沖縄唯一のスケートリンク『エナジックスポーツワールドサザンヒル アイスアリーナ』を拠点に練習を積み重ねていました!専属コーチである津留豊先生のドキュメンタリーで期待の星として登場していた選手です。高校進学と同時に埼玉に拠点を移して、この春に2年目を迎えました!

山田選手の魅力はと言えば、伸びやかなスケーティングです!
更に埼玉に拠点を移してから、トリプルルッツ(3Lz)や、コンビネーションのセカンドジャンプに3回転を入れたりとエレメンツや、フィジカルでの成長ぶりをみせています!

SPは今季新しくしたプログラムです。パンフレットには振付師の名前の掲載が無かったため、どなたが振付したかは不明です。美しいメロディーの曲を、持ち前のスケーティングでエモーショナルに魅せる演技が印象的です!

FSは沖縄時代から3季継続して使用しているものです。このプログラムの大きな特徴として、ステップシークエンスをエレメンツの1番最初に持ってきているところです!!ステップシークエンスは、中盤だったり、盛り上げるために終盤に配置することが多いエレメンツです。SPと比べてジャンプの数が増えること諸々あって、1番最初に配置するのが非常に稀です。
壮大で重厚な曲を、最後までダイナミックに、迫力満点のプログラムを魅せてました!更に、最後の方のジャンプまで、本人が出来る中で難しいジャンプを持ってくるという、体の強さが光る構成にもチャレンジしてました。

せっかくなので、2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい(FSは演技中の音がすべて消えています)↓

出典:インハイTV
SP(3:08:48~3:14:28、指定された時間から再生します)

FS(1:24:45~1:32:33、指定された時間から再生します)

サイニチ杯ではジュニアカテゴリーにエントリーしています。埼玉に移ってからの進化が目覚ましい山田選手の演技を、来季現地で拝見できる時を楽しみにしてます!

まだまだ次のページにも紹介が続いてます💨
スクロールしてご覧ください!

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フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗ 2019-20シーズンベストプログラム論 関東B編

はい!

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第3弾⤴️

前回は筆者が観に行ったブロック大会の中から合わせてベストプログラムを選んでいくつもりでしたが…
選んでいる途中で単独じゃないと難しいっとなって東北・北海道ブロックをやって、今回は関東ブロック編❗(いやーねー、本当は東京ブロックも行きたかったのに、何で東北・北海道と被るの…😭)

このシリーズ恒例❗いくつか注意すべきことを…

・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは早速行きましょう💨

 

2019 関東フィギュアスケート選手権
通称:関東ブロック、関東B
期日:2019年10月3日~6日
会場:小瀬スポーツ公園アイスアリーナ(山梨県甲府市小瀬町840)

あっという間に10月になっちゃいましたね!10月とは言えど、外は気温が高い日もあり…わりと良い天気だったですね。そうそう、小瀬のロビーは壁一面ガラス張り❗日が差し込むと暑い&眩しい❗差さないと冷たい…リンクも割かし寒かったですね。日がある時は太陽に背中を向けて、解凍すつつ、スマホをいじったりなんかしましたね。
そうそう、入り口の扉に大きなカマキリが止まって、待っている間話題になったのも思い出の一つ。
はい、思いっきり話が逸れましたね。本題に入りましょう❗

 

ジュニア女子SP

松井このか(マツイコノカ) 埼玉アイスアリーナFC

SP:映画『イーストウィックの魔女たち』より
振付:浅野敬子

今季ジュニアデビューの選手✨

曲は映画『イーストウィックの魔女たち』より『悪魔のダンス』。

パステルカラーのカラフルなスカートがとても印象的な衣装。

鐘の音が耳に残る曲。
それに合わせ、ループジャンプが飛び上がれずに転倒するっということもあったが、最後まで体がよく動いていました✨

表情がとても豊か。
指先まで神経を研ぎ澄まして、しなやかに舞っていき…音が沢山鳴る所では体を大きく使い、切れ味抜群に踊りまくるところ。表現のメリハリの付け方が飛び抜けて上手い✨

音楽の特徴を的確に捉えた表現に大満足👏

短い時間の中で、密度が濃く、確実に観た者の印象に残るような演技に魅了されました✨

三枝知香子(サイグサチカコ) アクアリンクちばSC

SP:ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』より
振付:宮本賢二

高校生になり、賢二先生の振付に挑戦!新たな三枝選手の魅力に気付かされたプログラムでした✨

曲はミュージカル映画のレ・ミゼラブルより、冒頭から最初のコンビネーションジャンプまでが『囚人の歌』、そのあとから『エピローグ(「民衆の歌」を含む)』という編曲。

最初の3Tから2Tのタノジャンプが綺麗に決まった✨曲が切り替わったあとの2Loタケノコジャンプも綺麗に決まった✨フライングシットスピン(FSSp)の時の手の振付の豊かさ✨

こういった片手や両手を挙げたジャンプ、スピンの手の振りも絶品ですが、技と技の間の『繋ぎ』と呼ばれる所で様々な動きを取り入れていたり、何よりも、動き全てに”表情”が付いていて、観客にはっきりと物語を伝えている所に感動したのである。

顔の表情は勿論のこと、腕や手の出し方、緩急の付け方、一つ一つが工夫されていて、冒頭はシリアス、中盤は切なく、終盤は力強く歩むっという情景が目に浮かんでくる。2分40秒±10秒っという短い時間の中で、忙しさを感じず、良いところをぎゅっと凝縮して物語を魅せていく。

観ててあっという間!その中で、ちゃんと観客の記憶に確実に刻み込まれていく!

賢二先生に大感謝!!

三枝選手の物凄いポテンシャルを見た演技でした✨

 

ジュニア女子FS

4日にジュニア女子SPとノービスA男子。5日にノービスからのジュニア女子FSです!では、そこから2つほど!

増田未夢(マスダミユ) 白鵬女子高校

FS:Pennsylvania Six-Five Thousand
振付:小林れい子

滑らかなスケーティングに、キュートな振付がとても印象的な選手✨

2019年4月のリリーカップで初めて披露したこのFSは、大人可愛い😍プログラムで、また観れる時を楽しみにしていた😆

冒頭の『テッ、テッ、テッ、テッテー~♪』これに合わせて足踏みと手の振りが超可愛い😍

軽快なメロディーに乗せて…

3T+3T!!!!!

惜しくもセカンドの3Tは回転不足と判定されたが、幅のあるジャンプ、そして今まで組み込んでなかったジャンプを飛んだ!!

思わず飛び上がって、叫びたくなるようなでっかいジャンプにもう釘付け😍

その後もジャンプを次々と決めて…

何よりも大人可愛い😍

軽快なマーチの部分、しっとりとしている部分と、曲調によってしっかり演じ分けててポイントが高い✨

振付、表情、エレメンツの質と中身がしっかりとしていて、大人可愛い😍

大人可愛いって言っていたらあっという間!演技後本人がうんうんと頷いていた!

ほとんどミスが無く、SP14位から総合7位へと大きく順位を上げた好演技✨

いやー、大人可愛いジャズ、最高✨

井口せな(イグチセナ) 長野市スケート協会

FS:映画『アナスタシア』より
振付:岩本英嗣

2018年6月に長野市で行われた『Heros & Future in NAGANO』の県内若手スケーター枠として、ソロ演技を披露した選手の一人。

今季ジュニアデビュー。
大会前に7級を取得しました✨

曲は多分映画『アナスタシア』のサントラであるとは思う…

美しく伸びるスケーティング。
一つ一つの所作がとても綺麗✨

様々な曲調に合わせ、たおやかに魅せる所と、力強さを出す所、切なさを醸すところと見事に演じ分けていた✨

3Tで転倒があった以外、ほとんどノーミスの演技。

不思議なことに、すっと観入らせる力を感じた。綺麗で、儚く、ノスタルジックな世界観に魅了された✨

映像がないのがとても残念なことである。

もう一度観たいと思うと同時に、大きな力、ポテンシャルを感じた好演技でした✨

吉野汐香(ヨシノシオカ) 神奈川FSC

FS:Be Itallian
振付:坂上美紀

まず目を惹いたのは、衣装❗

胸元に大きな赤いハート、腰の辺りに、黒の長いフリンジを付けてスカート風にした衣装❗斬新だった!!

曲は映画『NINE』の劇中歌。その独特の衣装は、歌われているシーンの時の衣装に近づけているからだとあとで気付いた。

歌詞の内容、声量、タンバリンの叩く音がとても強烈。そんな曲に合わせ、長身を存分に発揮されるプログラムであった✨

ハッ!っとか、様々な音ハメの振付での表情の付け方。一つ一つの動きがダイナミックでありながらも綺麗。たとえ遠くから観ていたとしても、とてもはっきり見える。

大胆に大人な曲を滑り、貫禄ある大女優のような演技💄元々高身長であるが、もっともっと大きく見える演技!

鮮烈な印象を残すプログラムでした✨

 

シニア女子SP

鈴木珠里(スズキジュリ) 日本体育大学スケート部

SP:Sway
振付:ルディ・ガリンド

高校生の時はアメリカで過ごし、昨年4月までに帰国、日本体育大学に進学した経歴を持つ選手。

昨年4月のリリーカップに出場していました。その後7級となり、今季本格的に日本のシニア大会デビュー。

初のシニアでのブロック大会。

音源はおそらく、マイケル・ブーブレが歌っているものを使用している。

鈴木選手のお母さんが作った衣装が素敵✨

曲が掛かり、ボリュームが少々小さい中、目力の強さをビシバシ感じる!多彩な表情を駆使し、観客へのアピール力抜群な踊りを披露していく✨

陽気なラテンの音楽に乗せて、小洒落た振付を魅せていく😍指先の動き、肩をクイっとさせる動きなど、細かいところもしっかり魅せて、観る者をメロメロにさせていく😍

見事なイリュージョンからのシットスピン(SSp)で締めくくりフィニッシュ。

ジャッジや観客への挨拶で、体をくねくねっとさせるところまで一つのエンターテイメントショー💃

観てて楽しい!明るい気分になる演技でした😊

山中里紗(ヤマナカリサ) 清泉女学院大学

SP:Bom Bom
振付:ケリー・タケムラ

山中選手ももう大学4年生…😲

関東ブロックを突破すると東日本に出れる。今季の東日本の舞台は…地元長野❗っていうことでそこに出場に向けて気合いが入っていたと思います❗

曲はイギリスのポップバンド『Sam and the Womp』の『Bom Bom』。YouTubeに公式のMVが上がっているので、これを聞きながら読んでください⬇️

前のSP、その前のSPと似たような感じで、ノリやすく、キュートな笑顔で踊るような曲を最後のSPにも選んだ!

『Bom Bom Bom』の歌詞が流れ、スタート。
でっかい3Tに2Tが付いて決まった❗続く3S降りてよっしゃあ😊前半に3つ全てのジャンプを続けて飛ぶエレメンツ配置。最後の2A…決まったーーー❗歓声が上がり、本人もとびっきりの笑顔😆
ジャンプが終わったあと、観客からの沢山の手拍子がずーっと鳴り響く👏

ステップシークエンス(StSq)はSo Cute💖だらけ😍
ツイズルからのキャメルスピン(CSp)がいつも以上にキレッキレ✨

最後まで、

可愛い、可愛い、可愛い、フォーーー😍

っと絶叫させるような演技✨
フィニッシュでガッツポーズ😆投げキッス💋

最高でした✌️

 

次のページにもベストプログラムを書いてます


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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 第10回 北関東4県編

こんにちは!

この東日本概論シリーズも好評で、お陰様で第10回を迎えました!
これまでの一覧は以下のURLに!
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-higashitokko-2019-list/2019/05/29/
東北北海道ブロック所属選手は終わり、今回は栃木・茨城・群馬・埼玉の北関東(に今回埼玉も入れて)4県編!
★が付いている選手は5月3日~5日に埼玉県上尾市の『埼玉アイスアリーナ』で行われる『サイニチホールディングス杯』に出場します!サイニチへの予習にもなれたら幸いです!
(※終了したためプログラム変わった選手はプログラム書きます)
さて、いつものお約束!
苦手な方はくるりっ!とお願いします!

※所属クラブ等のデータは執筆当時(2019年4月、1度更新のあった5月)のものです
 

最初は栃木から

佐藤紗菜(サトウ サナ)選手(宇都宮フィギュアC)

SP:コロブシュカ→映画『シェルブールの雨傘』より
FS:ドラマ『大奥』より
6分間練習を見て
爆速スケーティングーー⛸️😮
っと驚くこと間違いなし!
日本女子で爆速スケーティングっと言えば、西は笠掛梨乃選手、東は佐藤選手と筆者は定義します!そのスピードを活かして飛ぶジャンプがまた気持ちいいのです♪
あともう一つ重要なのは、イチゴのような可愛い笑顔🍓
笑顔でビュンビュン駆け抜けていく姿が、観てて気持ちいいのです♪
今季の途中からSPを変え、大人っぽい選曲😮今年度は高校2年生✨また新たな佐藤選手も観られるかもしれないですね♪

 

平田大和(ヒラタ ヤマト)選手(宇都宮フィギュアC)★

SP:Nostradamus
FS:映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』より
元々は宮城で競技をしてて、高校進学の時に栃木へ!
今では『栃木のエンターテイナー』と言えば、平田選手✨
一番の魅力は、音に合わせたカッコいい手の振り✨それと、世界観に自身を徹底的に染める演技✨
SPのNostradamusは、最後のお辞儀まで、預言者ノストラダムスを表しているような表現が素敵なのです✨
FSの衣装が斬新😮憧れは、イスラエルのダニエル・サモヒン選手🇮🇱ユーロのカラフルな衣装を意識したような感じです。海を勇ましく駆け巡る海賊のような演技が印象的です✨
4月から、白鴎大学に進学し、栃木拠点の初の大学生スケーターになりました✨年齢的にシニアに上がりますが、まずは7級取得に向けステイヘルシーにガンバです😃サイニチはシニアカテゴリーで(今回は6級も出れます)出ます!

 

お次は茨城から!茨城と言ったら…

中道実喜(ナカミチ ミキ)選手(茨城ゴールドFSC)

SP:シルク・ドゥ・ソレイユの『キダム』より
FS:オペラ『カルメン』より
中道選手の演技を観ると、他人に優しく、自分に、観客の我々が想像つききれない程、ストイックだなっというのが伝わって、涙が出ます😭
観客を惹き付ける斬新な振付を、努力を積み重ねた美しさで更に引き立てていくのが、中道選手の演技での一番の魅力✨
実に沢山のファンは勿論、選手も慕い、愛されているのだなと、様々な場面で感じました✨人柄の良さも、また中道選手の魅力✨
ファンからは『中道さん』と呼ばれることが多いのも、尊敬からだと筆者は考えます!
そして、
茨城と言えば中道さん
と言うくらい、筆者のインパクトが強いのです!
本人のオープンアカウントのTwitterで、100%選手生活は3月で引退とのこと。4月から、仕事をし、様子を見ながら、細々と競技を続けるとの事です!遅れながら、入社おめでとうございます🎉また演技が観れるとのことで、どうか中道選手のペースで、筆者は楽しみに待っています!

 

ここからは埼玉ですね!

まずは、群馬とも縁ある

大中惟吹(オオナカ イブキ)選手(埼玉アイスアリーナFC→秀明英光高校)★

SP:映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』より
FS:映画『ミッション』より
昨季の終わり頃~今季の始めまでに6級を取得し、Jr.デビューしました!
全中は群馬代表で、2年連続出場してました!
大中選手の演技を観ると、上手くて、観て気持ちいい、綺麗な青が似合うスケーティング⛸️に惚れます😍
そして、パンフレットのスケート歴を見てください!
2年!!!!!!
この事で、今季、ファンを大変驚かせました😮
振付は両方、前回、新潟・岩手・その他東北Bの話編でも話した、『ワタベルッツ』でお馴染み渡部幸裕先生✨SPはパイレーツ・オブ・カリビアンですが、フィギュアスケートであまり使われない部分の曲を使ってます!そして、大分重い曲調!大人な男のパワフルな演技に、マイムが印象的なSPに✨FSは、美しいメロディーに乗せ、綺麗で伸びやかな演技で魅了されます✨ここでも、個性を活かした魅せるのが上手い✨渡部先生の手腕が光ってます✨
現在7級に向け挑戦している真っ最中だと思います!サイニチではシニアクラスでエントリーしています!今回はシニアは6級でも出れるはず…年齢は分かりませんが…
4月から高校生😮どこへ行かれたのでしょう?おめでとうございます🎉筆者はサイニチ行けませんが、そこでの演技、そして来季の演技も楽しみです♪

 

お次は…

神戸巧輝(カンベ コウキ)選手(東洋大学)★

SP:Paradise has no border
FS:映画『天使にラブ・ソングを』より
埼玉のイケメン+盛り上げ番長!
昨年の8月に見事7級合格㊗️し、今季シニアデビューしました😌
神戸選手の魅力と言えば、アイドルのような華をもち、そのことをしっかり自覚して、表現するところ✨
SPは、あのビール会社のCMで使われた曲!軽快なメロディーに合わせて、激しく踊り、観客を魅了させます✨常にフーフー言いたくなります😍😍FSも明るい曲なほうに入りますね!伸びのある歌声に合わせ、雄大で気持ちいい演技✨最後は2Aで〆る!構成です!前のシーズンでも2Aで〆る構成をやっていました!
リンクの外でもまた、盛り上げている姿も、印象的です✨
今年度は大学3年生のはずです!サイニチ&来季も観客を楽しませる演技に、目が離せなくなるでしょう😍

 

この調子でどんどん行きましょう!

小林建斗(コバヤシ ケント)選手(法政大学)

SP:Anvil Chorus
FS:オペラ『道化師』より/ナイト・ワルツ
埼玉のイケメン、法政のイケメンダブルコバヤシ(もう一人は!第6回神奈川編選手権男子で紹介した小林諒真選手)✨今年度は法政の主将です!!
SPは、イケメンでお洒落な所作を活かしたプログラムがイケメン😍イケメン😍ガン飛ばされたら惚れます😍
FSは今季新プロで、これまでの小林選手とは違う新境地😮深く、深く、沈み込み、沈みきってからじわじわと恐ろしさが伝わってくる狂気😮観終わると、あまりの凄さに震えます((⛄))こんな狂気を初めて観た!!っと!
ジャンプが美しく、スマートで高い😮のも魅力の一つ✨
今年度は大学3年生のはずです!主将として挑む来季の演技も楽しみです😍

 

からの…

大島光翔(オオシマ コウショウ)選手(埼玉アイスアリーナFC)★

SP:コンガ
FS:映画『グレイテスト・ショーマン』より→ボヘミアン・ラプソディー
6分間練習から赤くて、キラキラ輝いている✨✨👟😍
埼玉の真っ赤なスタァ
そんな大島選手の演技は…
まさに!1つのショー!競技だということをすっかり忘れてしまいます😮
SPは陽気な音楽に合わせたラテン系の躍りを、そして、筆者が衝撃を受けたのはFS😮映画は見ていないことをご了承の上で聞いて欲しいです!映画の主人公が、映画から飛び出して、大島選手の体に乗り移って、氷をスクリーン代わりに映画を上映しているような演技がただ、ただ、凄いのです✨✨
今までの、氷の上での話は序の口!
それ以外も、ファンの話題をかっさらうスタァ✨
仲間へのあつーい応援🔥🔥
会場いっぱいに響き渡る声で、がんばっ!がんばっ!うるs…賑やかな応援が、一介のファンである筆者がなぜか安心するのであります😌様々な選手とも仲良くしている姿もうかがえます。あの選手を仲間に迎えて一緒に熱ーい応援をしていたことも!
記事一本書けそうですな…この勢いだと…この辺にしますか!
今年度は高校2年生✨サイニチで、そして来季はどんな『ショー』を魅せるのか、楽しみです😍

 

北関東編最後を飾るのは…

佐藤駿(サトウ シュン)選手(埼玉栄中学校→埼玉栄高校)★

SP:戦場のメリークリスマス:マキシム
FS:マラゲーニャ→映画『ロミオとジュリエット』より
今季は家庭の都合で、仙台を離れ、埼玉に拠点を移しました。
昨季の全日本ジュニアで、最後、8個目のジャンプのエレメンツを3Aにして、見事に決め😮😮😮結果、シニアの全日本に出場したっという話、昨季筆者が現地で観た中で一番の衝撃でした💥💥今季はFSは4T2本、3A2本構成の鬼!!構成!!これを見事に決めた全日本ジュニアの演技は、会場が大変な騒ぎとなりましたヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
思い出ばかりを語ってますが…『伝説』となるような話、っというか、佐藤選手の魅力を語る上で重要なキーワードは
静かに燃え上がる、強い意志🔥
これを感じさせる演技が、一番の魅力ではないかと考えています!
また今季は、自分をどんどん外へ、外へと出していく表現を魅せるようになったのも感動しました✨EXのFlower dance、美しいメロディーと繊細さがマッチしてるところが良いんですよ😄
遅くなりましたが、高校入学おめでとうございます🎉高校生の演技も、まずはサイニチで!今から楽しみです♪

 

最後までお付き合いありがとうございました!
今回はこれまでで最多、1記事で8選手取り上げました!他にも取り上げたかった選手がいっぱいいて…😭
次回は千葉編です!
またお付き合い頂けると嬉しいです!