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フィギュアスケート観戦

【心に残ったプログラム覚書】 2021-22 Vol.8 東日本 シニア編

こんにちは、社会人フィギュアスケートファンのLenaです!早速心に残ったプログラム覚書、2021-22シーズン第8回、東日本 シニア編を始めます!

このシリーズでは順位が基準ではなく、筆者がライブ配信や現地で見れた中で個人的に印象に残ったプログラムを何個か書いていこう!という記事になります!第1回は中四国九州&中部ブロックで、第2回は関東ブロック編で、第3回第4回は東北・北海道ブロック編、第5回第6回は東京ブロックでした!この流れで来たら…そう、前回から東日本編ですまずはジュニア編、そして今回がシニア編です!
東日本はこれで最後です!いやー、色々とあって、NHK杯の日に公開となりましたね…

以下注意書きです↓

※今シリーズで紹介するのは、実際にリアルタイムで見れてかつ、ジュニア・シニアカテゴリーの選手のプログラムとします
※所属・振付師名はフジテレビスケートで掲載された『選手詳細一覧』情報を基にしています。プログラム名は選手詳細一覧を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

個人の好み等がありますので、様々な意見があるかと思います。それをご了承の上で、読み進めていただければ幸いです。

それではいきましょう。



東日本/東日本ジュニア兼全日本/全日本ジュニアアイスダンス予選会
通称:東日本
期日:2021年10月28日(木)~10月31日(日)
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市)※無観客、FODの中継により観戦
セレクト対象:ジュニア女子SP・FS、ジュニア男子SP・FS、シニア男子SP・FS、シニア女子SP・FS・ジュニアアイスダンスRD・FD、シニアアイスダンスRD・FD

シニア女子

廣谷帆香(ヒロタニホノカ)選手 岩手大学

SP:アニメ『パンドラハーツ』より『Everytime You Kiss To Me』
SP振付:本郷裕子

第4回でSP・FS両方書きましたね。今回はSPのみを書きます!

ブロックではコンビネーションジャンプのセカンドジャンプが2回転だったところを、3回転にして決めました!ジャンプは全て高いGOEが付く出来でした!

そして何よりも

エモーショナルな演技

が際立っていました!体を大きく使った動きに、伝えたい思いがこもっていると感じました!歌詞の意味を1つ1つ捉え、まるで星が輝いているようなパフォーマンスに胸が熱くなりました!

大学生になってからのここ数シーズン、技術面といい、情感がはっきりと感じ、進化が凄いと常々思っています!

SPは4位で、最終的には惜しくも全日本選手権を逃しました。岐路に立ち、様々な悩みがある中で出場してくれたことに感謝しています。そして、ブロックと東日本の両方で、思いを存分に伝える演技を拝見できたことを嬉しく感じています!
第4回でも書いた通り、どうか廣谷選手の納得のいく道に進めることを願ってます。もしも叶うなら、もう一度現地で演技を拝見できたらと思っています。

松原茜(マツバラアカネ)選手 埼玉アイスアリーナFC

SP:自由(演奏:女子十二楽坊)
SP振付:川越正大

【2021年版】東日本概論 第12回でも書いた通り、大学卒業後も競技を続け、今季で2シーズン目となります!そして、先月のブロック大会で東日本の出場権を初めて掴みました!

SPは昨季の前半に使用していたプログラムです。2017-19シーズンにも使用しています!

冒頭のトリプルトゥーループ+ダブルトゥーループ(3T+2T)は幅の大きさにカメラがついていかず、フレームアウトするほどでした!GOEで加点が付く出来でしたね!

何よりも、活き活きとした表情で、チャイナ風の踊りを披露していたのが印象的でした!
要所要所でのキビキビとした動きもバッチリ決まっていて、プログラムにメリハリを感じましたね!

自由伸び伸びと力強く滑っていくのが最高!

そんな演技でした!

初めての舞台でFSに進出しました!

これまで沢山色々な事があった中で、社会人となってからも競技を続け、様々な表情を拝見できて筆者としては本当に嬉しく感じております!
どうかステイヘルシーに、この先のスケート人生が充実したものとなる事を祈ってます!
叶うのなら、もう一度現地で演技を拝見できる事を願ってます!

本田真凜(ホンダマリン)選手 JAL

SP:映画『Mr.&Mrs.スミス』より『アサシンズ・タンゴ』
FS:映画『LOVERS』より
SP・FS振付:ローリー・ニコル

SPは2017-18シーズンで最初に使用していたプログラムを再び使用しています。衣装は東京ブロックの時から変えました!

タンゴ独特のリズムに合わせ、

本田選手の『魅せる』マジックにかかる

そんな演技でしたね!

求められていることをしっかり捉え、力みなく、ナチュラルに表していく姿に見惚れるばかりでしたね!

SPは8位スタートとなりました。

FSは2018-19シーズンで使用していたものを再び使用しています。

今にも消えゆくタイミングで見せる炎

のような、ゆっくりと消えゆくその美を表していくような演技が印象的でした!『消えゆく』と書きましたが、嫋やかで芯は強く、演技に対する魂が宿っていて、音楽を感じたがままに表している姿に見入りました!

様々な雰囲気を羽衣のように軽く身に纏い、曲を表す力は流石本田選手だなと感じるばかりです!

FSは5位、総合6位で全日本選手権の出場権獲得おめでとうございます!
どうか、本田選手らしい演技を、全日本の舞台で発揮できることを願ってます!

佐藤伊吹(サトウイブキ)選手 明治大学

SP:Ice Queen(演奏:Dinletir)
FS:アルバム『Tree of Life Suite』より(演奏:ロイヤル・フィルハーモーニー管弦楽団/ロベルト・カッチャパーリア)
SP・FS振付:横谷花絵

今年4月から大学3年生となりました!

SPは昨季からの継続となります。

筆者の中で佐藤選手と言えばエレガントなイメージを変えたプログラムでしたね!

今季は細かい所もしっかりと磨かれ、エキゾチックな雰囲気をモノにし、ベリーダンス特有の激しさを感じる演技が印象的でした!

SPは7位スタートとなりました。

FSは、今季新しくしたプログラムです。今年5月のサイニチ杯では初披露でしたが、配信では演技非公開の措置が取られてました。そのためファンの前(オンライン上)で初披露となったのは東京ブロックとなりました。筆者がリアルタイムで拝見するのは今回で2回目です。

東京ブロックで、

長年頑張ってきた佐藤選手への先生からの素敵なプレゼント

と感じ、これからどう完成していくのか凄く楽しみになるほどのプログラムでした!

壮大な音楽に合わせ、植物の様々な瞬間を描いていき、やがて大輪を咲かせていく風景が目に見えてきました!

その中でエレメンツを全て決め、魂が震えるほどの気迫に満ち溢れていました!
あとで気づいたのですが、佐藤選手も今季からFSでフライング足替えコンビネーションスピン(FCCoSp)を導入しているのですね!第6回で同門の横谷杏林選手(東京歯科大学)と、長谷川一輝選手(東京理科大学)がFSでFCCoSpを導入したと書きました。偶然なのか、導入する流れがあったのかな…?と考えてしまいましたね。

最後まで生命力の強い『木』のような演技に心打たれました!

総合6位で、全日本選手権は惜しくも叶わなかった…特にFSは渾身の演技で感動したから尚更…と勝負の世界の厳しさに歯がゆさを感じていました。と、その時、ユニバシアードに出場する渡辺倫果選手(法政大学)が隔離期間の関係で現時点では出場不可能と見越した上で、繰り上がりで出場権獲得を獲得しました!!おめでとうございます👏
実に5年連続での出場権獲得です!長きにわたって積み上げてきたものが、全日本の舞台で発揮できることを願ってます!

渡辺倫果(ワタナベリンカ)選手 法政大学

FS:交声曲『カルミナ・ブラーナ』より
FS振付:キャシー・リード

第6回でSPとFS両方書かせて頂きました。今回はFSのみを取り上げます!

SPは5位となり、全日本出場権ギリギリのラインでした。

そんな状況下で、

『強さ』に圧倒された

演技に筆者は震え上がりました!

3本目のジャンプのトリプルアクセル(3A)以外は転倒が無く、GOEで加点の付くジャンプを次々と降りました!

何よりも

曲調!!

重厚でシリアスな合唱によく合う、パワフルな滑りに圧倒されるしかありませんでした!

5月のサイニチ杯で初めて拝見して以来、毎回雷に打たれたような衝撃を受け続けてます!この曲独特の重厚さを、ダイナミックに表現し続ける渡辺選手の凄さに震え上がっています!

今回もダークで激しい音楽に合わせて、スケールが大きく、最後の瞬間までエネルギッシュな演技でした!ただ、まだ現地では拝見できてないので、1日も早く機会が来てほしいところです!!!

総合優勝で全日本選手権出場権を獲得しました!
ただし、全日本の直前にスイスで行われるユニバシアードに出場し帰国後の隔離期間があるため、現時点(11/12)では出場出来ません。もしも隔離期間が短縮され、出場可能となった場合は追加でエントリーとなります。どうか隔離期間が短縮され、渡辺選手も出場できる状況になることを切に願ってます!

シニアアイスダンス

平山姫里有/立野在選手組(ヒラヤマキリア/タテノアル) 倉敷FSC

FD:映画『シェルブールの雨傘』より
振付:有川梨絵

2020年4月に結成を発表し、同年12月の全日本選手権に出場しました!
平山選手は、別のパートナーで全日本選手権に出場経験があります!立野選手は世界ジュニア選手権、四大陸選手権に出場経験があります。立ての選手は2018年に怪我のため一度引退したものの、復帰して結成されたカップルです!

男女のデュエットの部分を使用し、

離れてはくっつき、運命に翻弄されながら濃密に愛しながらも、最後は別れていく

が胸に染み渡りました!

前半はくっついている瞬間が多いのですが、後半だんだんすれ違っていく瞬間が多くなっていき、最後余韻を残しつつ背中合わせになって終えるストーリーが目に浮かんできました!

曲の世界観を表すために、振付に沢山のこだわりが詰まっているとも感じましたね!
すれ違っていく瞬間を、FDで必要なエレメンツの中にも溶け込ませていていました。ステップの部分で特に、はっきりと出てました!

2人が織りなす物語にただ、見入ってました!

全日本で2人の世界観で沢山のファンを魅了できるように願ってます!

次のページに、シニア男子を書きました!ぜひクリックしてご覧下さい!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第20回 東京シニア女子編part2

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第20回『東京シニア女子編part2』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第20回目です!ついに20回突破しました!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、第16回から全6回にわたって、東京ブロックの選手を紹介しています!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
第18回までがジュニアの紹介でした!前回から、シニア選手を紹介していきます!今回はシニア女子編part2です!対象は、東京都スケート連盟所属の選手(他道県編で紹介してない選手で)です!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.96 本田真凜選手 (ホンダ マリン)

所属 JAL
SP I’m an Albatraoz(歌 AronChupa & Little Sis Nora)→The Giving(演奏 マイケル・W・スミス)
FS 映画『ラ・ラ・ランド』より

昨年4月に明治大学に入学しました。
2016年世界ジュニア選手権優勝をはじめとした数多くの国際大会で実績をあげ、アイスショーでも大活躍してます!前回紹介した、本田望結選手の実の姉です。なお今回は、スポンサー契約で所属先となってるJALの本社が東京のため、東京都所属選手として紹介します。

本田選手の魅力は何より

自分と曲の良さをナチュラルにアピールする表現

だと感じます!羽衣を纏うように軽やかに、その時魅せたい世界や自分を伝える演技に、多くのファンは惹き付かれるのだと考えます!
滑りの姿勢、肩関節の柔らかさを活かした腕の振り、スピンのポジション等、綺麗な所が沢山あって、キラキラ輝いて見えるのです!

SPは昨年1月に名古屋フェスティバルで初披露したものから、昨年11月のNHK杯からは2017-18シーズンの途中から使用したプログラムに変えました。『I’m an Albatraoz』では、パンツスタイルの衣装でギラギラとした目つきで、野心的な踊りがインパクト強いものとなりました!

FSは昨季からの継続のプログラムです。
色々な思いが交錯する中で、軽やかで、一気に気持ちが明るくなるような、流れるスケーティングが印象的でした!

SP(最初の方)のMVがアーティスト公式YouTubeチャンネルに投稿されているので、参考までにご覧ください↓

SP元音源(出典:AronChupa & Little Sis Nora 公式YouTubeチャンネル)
AronChupa – I’m an Albatraoz | OFFICIAL VIDEO

どうかステイヘルシーに、また本田選手らしい華やかな演技を拝見する時を楽しみにしてます!


No.97 樋口瑞保選手 (ヒグチ ミズホ)

所属 法政大学
SP 映画『スイート・チャリティ』より『ビッグ・スペンダー』
FS 映画『ムーラン・ルージュ』より→映画『ある愛の詩』より

4月から大学3年生になりました!
2015年全日本ジュニア選手権に出場した経験があり、今季久しぶりに東日本選手権に出場しました!今年3月に行われた『明治法政 ON ICE 2021』でソロ演技を披露してました!法政では今年度副主将を務める予定です!

FSでは『足替えアップライトスピン』という、非常に珍しい種類のスピンを取り入れています!!エレメンツとして基礎点が定められていますが、実際に試合で実施しているのを、筆者が見たのは初めてでした!!

また動きのしなやかさが魅力の選手です!

SPは強くインパクトあるボーカルに合わせて、これまでの樋口選手のイメージをガラリと変え、パワフルに大胆に滑る姿が目を惹きました!

FS(ムーラン・ルージュの方)は映画のサウンドトラックを2曲繋げて、ドラマチックにエモーショナルに演じていき、最後は足替えアップライトスピンで締めるのが印象的なプログラムでした!

MHOIと、5月に行われたサイニチ杯で新プログラムを披露しました!新FSの映画『ある愛の詩』よりは、美しくも切ない雰囲気が画面越しに伝わってくるプログラムでした!今度は大会の、それも現地で拝見できるのを楽しみにしてます!この先、思いっきり練習できることを願ってます!

No.98 佐上黎選手 (サガミ レイ)

所属 法政大学
SP 映画『ピッチ・パーフェクト2』より『フラッシュライト』(歌 ジェリー・J)
FS Read All About It Pt.Ⅲ(歌 エリー・サンデー)

4月から大学4年生になりました!

全日本ジュニア選手権出場や、インターハイで決勝(FS)進出等の実績を持ち、法政では主将を務めてます!全日本選手権に出場した実績があり、2019年3月に引退した佐上凌さんの実の妹です。

見所は
関節を上手く活かしたスケーティング
です!!一押しごとに、足首、膝のクッション性を有効に活用しているので、滑りがよく加速し伸びています!
我らのれーぴー
としてファンから愛されている選手です!綺麗でクリーンな演技が筆者も好きです!

SP・FS共に今季新しくしたプログラムです。どちらもしっとりとエモーショナルな曲調ですが、それぞれで少しずつ違う雰囲気を演じ分けているのが印象的です!!

SPはおそらくここ数年では着てない黒の衣装で、スタイリッシュなイメージを与えてます。思い出を振り返りながら、スポットライトを浴びているような情景が、今の佐上選手に合いすぎて、泣けてきそうです😭

FSは優しさと力強さの両方を感じ、スマートで爽やかな後味の演技と同時に、あと見れるのが何回あるかと思うと、良い意味で寂しくなります!

SPの曲のMV、FSの曲のライブ映像が、それぞれのアーティストの公式YouTubeチャンネルに投稿されているので、参考までにご覧ください↓

SP元音源
出典:Jessie J 公式YouTubeチャンネル

FS元音源
出典:Emeli Sande 公式YouTubeチャンネル

現役ラストシーズンとなる来季、どうか思い描く通りに練習を積み、最高のものとなることを祈ってます!!

次のページに紹介が続きます💨

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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 第14回 東京編Sr.女子の巻パートⅠ

こんにちは!

前々回前回から4回に分けて東京編の授業の第3弾!

今日はSr.女子の巻!
(これまでの一覧は以下のURLに!
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-higashitokko-2019-list/2019/05/29/)

☆がついている選手は、5月18日~19日に東京都東大和市にある『東大和スケートセンター』にて行われる『第47回関東学生フィギュアスケート選手権大会(通称春関)』にエントリーします!
春関への予習にもなれたら幸いです!

っと言いつつも、ただの…っともなりますので、苦手な方はくるりっとお願いします!
※データは全て執筆当時(2019年5月)のものです。

 

佐上黎(サガミ レイ)選手(法政大学)☆

SP:ハレルヤ
FS:映画『サンセット大通り』より

れーぴーやれいピーの愛称でお馴染みの佐上選手✨お兄さんも競技してました(今年2月のMHOIでは、紹介がね…Twitterのレポで見て面白かったですね)。

我らのれーぴー!と親しみを持ちたくなりたいような、皆大好きな佐上選手のスケーティング✨

膝と足首を柔らかく、巧みにコントロールしたスケーティングが観てて気持ちいい⛸️😊そんな滑りを活かし、スピードを出しつつ細かく踏んでいくStSqが絶品✨

最後までスムーズに流れ続けていく演技が素敵なのです✨美しいメロディーも、壮大なメロディーも、クールな曲も、どんなメロディーが流れても、佐上選手だったら滑りこなせそう❗っと思わせるところもポテンシャル✨

今年度は大学2年生✨まずは春関で、そして来季はどんな演技となるのか楽しみです♥️

 

大矢里佳(オオヤ リカ)選手(明治大学)☆

SP:Never Enough
FS:映画『フォレスト・ガンプ』より→映画『ムーラン・ルージュ』より

元々は愛知で、大学進学と同時に拠点を東京、東伏見に移しました!

FSのムーラン・ルージュは最初3F+2T飛び、そのあと『Love is just again(で合ってるか分からない。すみません英語のリスニング力…)』の台詞のみからの、一瞬無音の中を2Aを飛んで、

かっけぇーーーーー!

って叫びたくなります!映画みたいな編曲なのもまた、カッコいい!!ポイントでGOE+5!

ゴージャスな衣装が似合いそうな、華やかさを合わせもち、ジャンプがエネルギッシュでパワフル✨凜としてて、カッコいい✨FSでは3F・3Loを各々2本づつ組み込む構成が鬼!!SPでも3F・3Loを軽々飛んじゃうんですよ!そういったジャンプ力もあり、カッコいいーーーーって思わせちゃいます!

SPのNever Enoughも、そういった大矢選手の魅力がつまったプログラム✨パワフルな女性の歌声に、意志の強さも感じさせる滑りが素敵なんです!!

今年度は大学3年生✨まずは春関で、来季も観てかっけーー!気持ちいい!演技が楽しみです♥️😆

 

森千夏(モリ チナツ)選手(明治大学)☆

SP:ファイヤーダンス→Time to say goodbye
FS:映画『ニューシネマ・パラダイス』より→ハレルヤ

森選手も大矢選手似たような経歴があって、元々は愛知で、大学進学と同時に拠点を東京に、明治神宮外苑に移しました!

森選手と言えば、瞬きしている間にするーっとリンクの端から端まで駆け抜けるスケーティング✨優しいタッチで、氷の上にうすーくバターを塗るようなスケーティングに、バッククロスがひたすら美!これで美しいメロディーが掛かってきたら、もう、最高!!

SPはパンフレット上の記載は『ファイヤーダンス』っとなっていますが…実際には、アストゥリアスと、マラゲーニャが混ざった中々不思議な曲😮衣装が今まで見たことない、不思議な色合いが斬新でした✨昨年12月からTime to say goodbyeに変更しましたが、実は筆者はまだ一度も拝見してないのです(そう言えば、昨年10月の東日本から演技を拝見していない…)。曲からして、これって、泣いちゃうプログラムでしょっ!ってなりますね。あのスケーティングを思い出せば!

FSは途中から、柔らかな女性ボーカルが入るニューシネマパラダイス!もう、これは反則!!清らかで心洗われる、至福のプログラムです✨ハレルヤも、本当心洗われる、女神様のプログラムなんだろうな…(そうプログラム変えてから一度も観れてないから…)

今年度は大学3年生✨新プロをまだ観ていないので、早く観たいです♪まずは春関、そして来季楽しみです♥️

 

永井優香(ナガイ ユウカ)選手(早稲田大学)☆

SP:リバーダンス→ドラマ『白夜行』より
FS:バレエ『シンデレラ』より

どの角度から、どんな構図で撮ったとしても、すべてがいい写真にしてしまう程、美しさで埋め尽くされた表現✨その流れの中でどーんって飛ぶジャンプが爽快✨

あと、毎プログラムごとの衣装が神✨✨

美しいか、可愛いか(うーん、可愛い&美しいが正しいか…シンデレラの衣装がめっちゃ可愛かった♥️)のどっちか✨今季のSPリバーダンスの衣装は斬新な要素(深緑にオレンジを入れている所が)も入りますが、うん、美しい!

SPのリバーダンスは、観てて楽しい!踊る永井選手はとっても新鮮で、最後にとっておいたStSqがヤバいいっ!もちろん、永井選手の伸びやかで、美しい演技もプログラムの魅力に華を添えてます!FSのシンデレラは、筆者が意地悪な継母と姉だったら虐めるなんてとんでもないって思わせるほどの、聡明で、透明感ある美しさに溢れた、神!!っな演技✨✨

今年度は大学3年生。新プロは白夜行!切なく、涙が出そうな曲ですね!!春関、そして来季、伸びやかな演技が楽しみです♥️

 

本田真凜(ホンダ マリン)選手(JAL)

SP:Seven Nation Aimy
FS:映画『LOVERS』より
(※今季大会で披露したものを書いています)

昨年の春までに拠点をアメリカに移し、所属をJALに変えて、本社が東京にあるので、東京ブロック、東日本の選手となりました!

本田選手と言えば、ほんの0.0何コマの仕草で、あっという間に観客を魅了する表現。どうすれば観客に曲と、自分の魅力を伝えられるのか分かっているような表現✨これを無意識にやっているっというそうなので、天才肌ですな❗可動域が広く、変幻自在に動かせる上に、止めるべきところをしっかり止めて、制御ができる関節❗だから、一つ一つポジションが綺麗に映えると筆者は考えています✨✨

アメリカに渡って練習して、今季はスケーティングに力強さを増したと感じさせます✨どんどん無駄が削ぎ落とされ、洗練していく過程を、今、この瞬間に観ているんだと思います❗

今季大会で披露したビターで力強いSP、儚く美しいFS、新しい本田選手を魅せているのが、筆者の胸に響いてくるプログラムです✨

今年度は高校3年生✨本田選手の、観客を惹きこむスケートが来季も楽しみです♥️

 

んっ…待った❗Sr.女子は1回の講義では書ききれない😱っと言うわけで…
次回は東京編Sr.女子の巻パートⅡです!

東京編は計4回ではなくて計5回になりますね(汗
またお付き合い頂けたら嬉しいです♥️