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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】東日本フィギュアスケート概論 第1回 北海道 ジュニア女子編

こんにちは!大学院生フィギュアスケートファンのLenaです!

…まずは謝らなきゃいけないですね。去年のシリーズ結局完結しませんでした。楽しみにしていただいた方本当にすみません!!

で、今年は一昨年の春先に書いて大好評だった、東日本フィギュアスケート概論シリーズをやりたいと思います(2019年版はこちら)!2020-21シーズンはコロナの影響で、思うような練習を積めず、軒並み大会が中止、または無観客となり、選手にとっても、私達見る側としても試練のシーズンでした。だからこそ、改めて感じる選手の魅力を書きたい!っと感じ、今回執筆することになりました。

大学の講義のようなイメージで記事をご覧いただければ幸いです。大学だと、一つの授業を14~15回で完結するので、15記事書けたらなーっと思って前回書いたら余裕でオーバーしました😂今回も三日坊主にならなければ、15記事以上は軽く超えるかと思います。中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

さてと、前置きが長くなりましたね。今回も北から順に南下するように各地の選手を取り上げます!今回、実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします。第1回~3回にかけて北海道の選手を取り上げます。今回は北海道ジュニア女子編❄️2020-21シーズンの所属が北海道だったジュニア女子を取り上げます😎

※所属クラブ等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです



No.1 岡垣ゆかり選手 (オカガキ ユカリ)

所属 月寒FSC
SP ミュージカル・映画『ウエスト・サイド・ストーリー』より
FS ヴァイオリン・ソナタ 第5番『春』(作曲 ルートヴィヒ・ベートーヴェン)

2020-21シーズンからジュニアとして本格デビューした選手❗4月から中学2年生となります。

まるでバターを薄く塗っているような、滑らかで綺麗なスケーティング⛸
ふんわりと優しい気持ちになれるような演技が最大の魅力です✨

SPはちょっと変わったアレンジの入った曲でありますが、たおやかでかつ芯の強さを感じる演技を。FSは花が満開に咲いているような、優しいピンクの世界が目に浮かんで観ててホッとします💮

SP・FS共に、高校卒業まで札幌市を拠点に練習し、ジュニアグランプリシリーズ等の国際大会に出場した経験のある國分紫苑さんの振付です(國分紫苑さんのウィキペディアはこちら)

いわいるツルスケで、基本がしっかりしていかつ可憐な演技を、来季以降ぜひ現地で観ていきたいところです❗


No.2 伊吹有紗選手 (イブキ アリサ)

所属 札幌アースFC
SP 黒い瞳
FS バレエ『火の鳥』より

来月(4月)から高校生になります(えっ、あっという間)❗

そんな伊吹選手の魅力はなんと言っても、
細部にも工夫を凝らした演技✨

例えば、

☑スピードたっぷりでかつ、膝や足首をしっかりと活かしたスケーティング⛸
☑指先まで神経が行き届いた所作
☑細かな音にもしっかり寄り添った振り
☑曲調に合わせた演技中の表情
☑お洒落なデザインの衣装

などなど、たーくさんあって、どのプログラムも見応え抜群なものばかりです✨

今度映像を見るにしても、現地で観戦するにしても、伊吹選手の演技をよーくチェックしてみてください👀きっと沢山の発見ができるはずです❗

次のページに紹介が続きます💨

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Lenaが選ぶ❗ 2019-20シーズンベストプログラム論 東日本 SP編

GW明けでも、まだまだ私は家に居ながら、ボチボチとブログ書いています!

っというわけで…Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第4弾⤴️

前々回の東北北海道ブロック編、前回は関東ブロック編ときて、いよいよ東日本編❗本当は全部書こうかと思いましたが…めっちゃ多いっ!!っというわけで、今回はSP編です❗

上記のブロックと、東京ブロックを勝ち上がった選手が集い、ここでジュニアとシニア、それぞれの全日本進出が決まります!

沢山のドラマが生まれる舞台。
筆者としては好きな大会でありますが、ある程度は覚悟して行く大会です…

このシリーズ恒例❗いくつか注意すべきことを…

・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは早速行きましょう💨

 

第45回 フィギュアスケート選手権大会
第36回東日本フィギュアスケートジュニア選手権大会

 

通称:東日本
期日:2019年10月24日~27日
会場:軽井沢風越公園アイスアリーナ(長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1157-6)

まず軽井沢の町自体に驚かされましたね。
軽井沢駅で標高700mほど😲会場は更に山を登っていった所にあります。標高900m前後だったかと思います😲

あと、景観条例により、建物の高さが制限されていて空がとても大きく見えたり…そうそう、街灯少ないですし、あとコンビニの営業が6時~23時まででしたので、買い出しの際は気をつけて!

会場については次回書くことにして、本題に入りましょうか!

 

シニア女子SP

望月美玖(モチヅキミク) 日本大学

SP:リバーダンス
振付:岩本英嗣

久々に東日本出場となりました!

冒頭の3F+2Tの高さにどよめき!
続く3Tも綺麗に決まった✨

高いジャンプがバシッと決まって、プログラムが引き締まった❗

観客に演技に注目させるような、程よい緊張感が流れる。動きのキレの良さ、滑りのスピードとスムーズさがとっても印象的✨

途中のピョンピョンとした動きでキュートさを加えて…

森の中のように、凜とした雰囲気で会場に包まれました✨

切れ味の鋭さに、カッコいいと感じ、またとても気持ちよかった演技でした✨

松原星(マツバラアカリ) 明治大学

SP:Once Upon A December
振付:杉浦幸江

昨季から継続のSP。

東京夏季フィギュアは棄権し、東京ブロックは行けなかったので、今季初めて演技を拝見した。

曲はアニメ映画『アナスタシア』の劇中歌。
一度聞いたら、一生記憶の片隅に残るような不思議でノスタルジックな曲🎄

万華鏡のような煌めきを放つ演技に魅せられていたので、継続はとっても嬉しかった😄

冒頭の3Lzは転倒。

そのあとのスピン2つは、相変わらずっというか、前から凄かったが、よりしっかりとした軸を作ってグルグルっと回転速度の速い美スピンを決めた✨

そこから2A、昨季はハイキックしてから2Aを飛んで、着氷後キャッチフットスパイラルを実施していたがそれが無くなっていた。その他振付ちょくちょく変わっていたかな?
2Aのあとの謎の入りからの3S+3Tは綺麗に決まった✨

美しくも儚い。そして、とても不思議な世界観。オルゴールの箱の中にいるかのような雰囲気漂う。

懸命に演じていて、すっと心に何かが染み込んで、涙が出てくるような…

心にずっと引っ掛かり続ける、そんな演技でした✨

藤本梨乃(フジモトリノ)

SP:マイ・ウェイ
振付:岩本英嗣

当時大学3年生っていうことを考えると、この選曲は泣けてくる選曲…😭

引退のシーズンへと向かっていくなと感じさせます。

オーケストラ版の綺麗なバージョン。

曲が掛かってからずっと、美しいメロディーに合わせ、エアリーで、清らかなスケーティングで魅せてくれる。

両肩に付いたフリンジが、ヒラヒラとなびいていく姿でさえ美しい。

曲の盛り上がるところで、膝・足首を巧みに活かして踏み分けるステップシークエンス(StSq)に圧巻✨エモーショナルさも感じました。

全ての要素でほぼノーミス✨GOEで加点が付きそうな出来。

最後まで流れに乗っていて、クリアで気持ちいい演技でした✨✨

河西萌音(カワニシモネ) 山梨学院大学

SP:Jeepers Creepers 2.0
振付:岩本英嗣

河西選手ももう大学4年生…😭

全日本に出場経験もあり、最後にもう一度と思って挑んだ大会だったかと思います。

昨季から継続のSP。ニッキー・ヤノフスキーが歌っている曲。

冒頭の3Lo+2T綺麗に決まった✨

ノリノリな曲に合わせ、良く伸びるスケーティング。透明感あって、綺麗な滑り✨

美しいポジションでかつ、回転速度の速いスピンに…

何よりも、

大人可愛い😍

女性ボーカルに合わせて、ふふっと笑いかけ、上品に可愛さをアピールしていく😍

『ジーパーズ クリーパーズ』

この歌詞もまた耳に付く!

最後に持ってきたステップシークエンス(StSq)。音に合わせて、滑らかに踏んでいきながら、とことんアピールしていく。そして、投げキッスしてフィニッシュ💕

可愛い😍
可愛いの感想の後で、後半3Tの着氷が乱れたが、気合いで降りたっと言うところに、最後なんだな。最後にもう一度あの大きな舞台へと意気込んでいたのかなっと思わずホロリ😢

華やかで自分を表現していくのが上手い✨最後に、もう一度その瞬間を見れて嬉しかったです😭

佐藤伊吹(サトウイブキ) 明治大学

SP:Take Five for Else
振付:横谷花絵

昨季からの継続のプログラム。

TSUKEMENによる、『Take Five』と、『エリーゼのために』を掛け合わせた曲。

冒頭は3S+3T。昨季は3Lo+3Tだった所を、今季はこのコンビネーションジャンプで挑んでいる。続いて3F、軽やかにさらりっと降りた✨

フライングキャメルスピン(FCSp)の最後の、キャメルチャッチフットのフリーレッグの位置といい、足の持ち方がとっても独特✨

作曲者に、作曲された年代に、ジャンルすら違い、何一つ共通点の無い2つの曲。その2曲が出会い、ピアノと、ヴァイオリンの調べに乗せると、本来なら持っていなかった、どこか懐かしい雰囲気の曲になるのがとても不思議。

佐藤選手は、そんな曲に対して、お洒落に滑りこなしていく。

最後までさらりっと!その中に、キレとスピード、そして自信を増した滑りがとても印象的でした✨

 

ジュニア女子SP

平金桐(ヒラカネキリ) 明治神宮外苑FSC

SP:Suvivor
振付:星野有衣子

今季新しくしたSP。前のSP『Where have you been』と同じようなダンサブルでカッコいい系。今回は、強い女性というのがより見えるプログラムに心射抜かれました😍

曲は、映画『トゥームレイダー』より1曲。アリーナ・ザギトワ選手がEXで使用したものと同じ音源である。

まず、冒頭の振付!

ポニーテールがバサッと広がる所からカッコ良すぎ😍これもPCSに加えて欲しいと願うと思ちゃいますね😁
この瞬間をカメラで捉えたら、またフォトジュニックな、一つの芸術的な写真が出来上がりそう❗

冒頭の3T+3Tのファーストジャンプの高さに驚く😲続く3Loを降りたあと、

『I’m a Suvivor』

って歌詞が流れてカッケー😍

速いビートに合わせたステップシークエンス(StSq)。音に合わせ正確に刻み込みながらも、体の動きが複雑!そしてシームレス!

キャッチフットスパイラルをしてからの2Aも綺麗に決まった✨

軸がしっかりしていて、回転速度の速いスピンを2つ続けてフィニッシュ!

きゃー!桐ちゃんカッコいいーーー!!

完全に心持っていかれましたね❗

軽井沢のリンクがコンサート会場かっと思うくらいの演技✨

今日も女優でダンサーのような演技の平金選手に虜になりました😍

柚木心結(ユノキミユ) 帯広FSC

SP:シルク・ドゥ・ソレイユの演目『キュリオス』より
振付:田守由英

ジュニアデビューシーズン。東北・北海道ブロックでは、SPで出遅れてから巻き返して掴んだ東日本✨

白の長袖ワンピースに、黒で渦巻き模様、頭の頂点でお団子を結び、チェーンのように巻かれた髪飾りっというように、衣装、ヘアスタイルから非常に凝っている✨

曲はシルク・ドゥ・ソレイユの演目の一つ『キュリオス』より。前半は『11h11』、後半は『Bella Donna Twist』。

曲が掛かり、蒸気音に合わせて両腕でチクチク時計を表現する振付にまた目を惹く😍
蒸気機関車が今にも出発しそう❗

女性の声が聞こえてからの、大きな3T+2Tが綺麗に決まった✨
次のループジャンプは2回転に抑えて、確実に(SAPPORO CUPでは3Loに挑戦していた)✨

足替えコンビネーションスピン(CCoSp)の回転速度もめっちゃ速い❗I字ポジションで、片手を離した見事な技を披露✨音に合わせて首をグルンと回したり、ニコニコ笑顔が可愛い😍後半の2Aを決め、またもや回転速度の速いレイバックスピン綺麗✨

曲が切り替わって、ピョンピョン跳び跳ねる振付から始まるStSqがもう可愛いの極み😍跳びはねてる時の高さが物凄い❗躍動感で目を奪われてからの、ストップモーションでのジャッジアピールで完全にノックアウト😍

もう可愛い!!一度観たら絶対忘れられない!個性的でインパクトの大きいプログラム✨

最後までスムーズで、勢いと流れに乗った演技✨

得点は45.01。構成を考えたら、かなりいい点が出た✨

最後に一つ叫ばせてください。

心結ちゃんワールドサイコーーー❗

 

次のページはシニア男子と、ジュニア男子SPのベストプログラムを書いています💨


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Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論 2019年8月~9月初旬編

こんにちはー!

今回から3~5回に分けて、筆者(Lena)の独断による❗2019-20ベストプログラムたちを時系列ごとに書いていきたいと思います。

いくつか注意すべきことを…
・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会当時のもの。振付師名はブロック大会のパンフレットを参考にしてます。

それでは、今回は2019年8月に行われた関東サマートロフィーから始まり、9月の札幌カップまでのベストプログラム集に行きましょう🏃‍♀️💨

関東サマートロフィー2019期日:2019年8月8日(木)~11日(日)
会場:埼玉アイスアリーナ(埼玉県上尾市日の出4-386)

Jr.女子SP

岩澤音桜(イワサワネオ) 神奈川FSC

SP:いつか王子様が
振付:駒場幸大

今季SPはディズニーのアニメ映画『白雪姫』の中で白雪姫が歌っていることで有名な曲ではありますが…

6分間練習の時に事件が起こった❗

ザワザワ、ザワザワ
ふっと見ると、そこには…

リアル白雪姫❗

ツインテールで、赤いカチューシャ、衣装が映画のものと同じ❗ニコニコ笑顔で超可愛い😍
で、振付を見たら駒場先生じゃないですかー。
いつも笑顔😄優美な所作、可憐なパフォーマンスが印象的な岩澤選手だからこそ、ディズニーのプリンセスを演じさせるとは…

駒場先生、反則ですよ😍

いやー、可愛い、可愛い、可愛い演技でした😍

吉野汐香(ヨシノシオカ) 神奈川FSC

SP:逢恋~天地人紀行
振付:坂上美紀

今季吉野選手がSPで使用しているのは、2009年に放送された、NHK大河ドラマ第48作『天地人』の曲である。大河ドラマは、毎回の最後の方に登場人物に関連したものを巡る『紀行』が放送される。この曲は第20回以降に使われたもの。

一度リンクに立てば、大柄で、一蹴りでよく伸びるスケーティング、ジャンプのダイナミックさに目を奪われる。
良さを活かしつつ、柔らかなヴァイオリンの音色に合わせ、表情豊かに、しなやかな動きの数々に心揺さぶられる素敵なプログラムが観れた😍って感動しまくりましたね♪

吉野選手の新たな表現を切り開いたことが印象的だった演技でした♪

田邊桜香(タナベサクラコ) KOSE新横浜プリンスFSC

SP:オペラ『カルメン』より
振付:佐藤紀子

この大会の前の週に福岡県北九州市で行われた飯塚杯に出場し、4位という好成績を残してからの2週連続の大会出場😲(ちなみに、この2週間後にも大会出場しています)

2014年ソチ五輪代表の村上佳菜子さんが現役最後のシーズンのSPに使用した音源と似ている気がしましたね。

冒頭3T+2Tを綺麗に降り、スピン挟んで3Loを回転不足を取られましたが降り、シャーロットから2Aをこれまた綺麗に降り、スピン2つ、そして最後にStSq!キャッチフットスパイラルを行いながら手をヒラヒラさせる振付から入っていったかな(後半にこの振付があったのは確か)?
指先まで神経の行き届いていて美しいポジションをとる所作。そこに情熱と、迫力を滑りに載せて、きらびやかに燃え上がるような舞に筆者大興奮😍

起承転結もはっきりと見えていて、見応え抜群✨鮮烈な演技でした✨

青木祐奈(アオキユナ) 横浜清風高等学校

SP:Live for the One I Love
振付:ステファン・ランビエール

今季初戦で、ステファン・ランビエールの振付のSPを初披露した。

深紅に眩いほどのキラキラが付いた衣装がとても大人っぽかった。
6分間練習では3Lz+3Tに挑戦していたが、本番は3Lz+2Tにした。

女性のボーカルの切ないバラード。
曲の盛り上げに合わせ、持ち味の優美さに加えて、エモーショナルに演じていく。今までの青木選手にはない、新たな表現。もう高校3年生、すっかり大人になっていったなーっと染々に感じました。

残念ながらフリーは体調不良で棄権、そして左足首の大怪我に、コロナで大会中止で、これ以降今季演技を観れなくなってしまった。

ただ、これからまた演技を観れるのがとても楽しみになった演技だったことを胸にしまって、待ち続けます。

Jr.男子SP

大久保政宗(オオクボマサムネ) 長野市スケート協会

SP:映画『ロシュフォールの恋人たち』より
振付:岩本英嗣

ジュニア年齢となり、今季から本格的にジュニアとなったデビュー戦。

結果としては苦いものとはなりましたが、このプログラムと出会えたことが思い出に残った演技でした✨

ロシュフォールの恋人たちの『キャラバン隊の到着』のみが使われているのかな?

冒頭の手を差し出す振付から、とってもお洒落✨指先まで丁寧に、細かな技もスムーズに、効果的に使いこなして表現していく。清らかで綺麗なスケーティングに載せて、小粋な世界を描いていく。

そんなプログラムに惹かれたことが、鮮明に刷り込まれたのであった。

菊地竜生(キクチリュウセイ) 神奈川FSC

SP:If You Do,I Do(威風堂々)
振付:駒場幸大

またしても、6分間練習から事件が起こった❗

衣装が…衣装が…かなり斬新

ですが、ちょっとルールに引っ掛かってしまい1点減点されることになりましたね(その次からは衣装が進化して、その辺は大丈夫でした)。

Fantastic Plastic Machineによる、エルガー作曲威風堂々のDJアレンジ音源。
前のSPは電車の車掌さん風に、JR在来線、東京駅周辺の駅メロを組み合わせた斬新な曲で滑っていましたが、今回もかなり強烈❗

簡単に手拍子にノリたくなる曲で、ついつい手拍子する観客もあり…ジャンプを降りたあと、音階が盛り上がって…
あの有名なメロディーに合わせて、ニースライド❗
Yes❗ウッ❗
っといった音に合わせて振りを決めていく姿に、笑いたくもなり、感心させる❗
氷上のエンターテイナーのような演技が強烈でした✨

流石駒場先生❗面白いプログラムをありがとうございました❗

Sr.男子FS

小林建斗(コバヤシケント) 法政大学

FS:オペラ『道化師』より/ナイトワルツ
振付:服部瑛貴

昨季からの継続のFS。衣装も継続である。
ジャンプの配置や飛ぶ種類、スピンの配置で少し変わったり、ChSq(コレオシークエンス)の内容が変わったりなどはしている。

最初から最後まで、流れの中で突然飛ぶジャンプに狂気さえも感じたのがこの試合でしたね。

重く苦しい雰囲気に包まれて、会場が一気に道化師の世界へ。苦悩・嫉妬、中盤にピアノメロディーのナイトワルツが流れてしっとりと、そしてまた道化師に戻って怒りを爆発させていく。その中にジャンプが見事に絡んでいて、上尾のリンク(ここ埼玉アイスアリーナ)寒さに負けないくらい震え上がった。

そうそう余談ですが、上尾のリンクは一年中寒いです。最高でも10℃下回ると考えて防寒対策を行ってください。

とんだものを観たなーって感じました。

関東サマートロフィーは以上で、次の大会に移りましょう❗

東京夏季フィギュアスケート競技会
期日:2019年8月23日~25日
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市東伏見3-1-25)

Jr.女子SP

依田茉里紗(ヨダマリサ) 城西大城西スケート部

SP:On my own
振付:岩本英嗣

今季初戦で、新しいSPを初御披露目した大会。
この時だけ、冒頭に3Loにチャレンジしたのであった。

曲はミュージカル映画『レ・ミゼラブル』の中でも有名な曲。濃紺で、ボレロみたいになるようにキラキラを貼った衣装が印象的。

依田選手と言えば、パワフルで、スピードたっぷりなスケーティングに載せて、寸分の狂いのない複雑な体の動きが出来ること✨情感たっぷりな動きも出来るため、女優さんのような表現が絶賛されるわけである。

冒頭のしっとりとした動きから悲劇に巻き込まれた世界観に引き込まれる❗中盤のStSqでは歌詞が盛り上がるところを、一音一音をしっかりクラスターの中に絡めとりながら表現していく。2A、スピン2つで物語が終わる。

切ない物語を観たなー。今季の依田選手も凄いなーって思わせた演技でした✨

アイスダンス(シニア)

枝村優花&嶋崎大暉組(エダムラユウカ&シマザキダイキ) 日本大学&明治大学

RD:映画『シカゴ』より
振付:ナタリア・チュニック

コールされ、スタートポジションにつく時に事件が…

優花様の投げキッス💋

すみません、勝手に枝村選手のことを『優花様』っと呼ばせて頂きました。
話を戻して、もう少し詳しい説明をしますと、枝村選手がジャッジに向かって投げキッスをしてアピールしたわけなのですよ😲
演技前から演技の世界観を出すためにやったと思われますが…演技前の時点で観た者全ての度肝抜かれましたね…😅

演技もシカゴの世界観が広がる。ゆう…枝村選手が嶋崎選手を徹底的に悶絶させちゃうところに、観てる側も大パニックヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

いやー、もー、濃くて、強烈な表現にやられました。参りましたヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

すみません、実況するときにリフトの種類思いっきり間違えました。

超スパイシーな演技にとことんやられたと同時に、一気に心を鷲掴みにされました😍

東京夏季フィギュアのベストプログラムは次のページにも続きます❗

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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 第1回 北海道女子編パートⅠ

こんにちは!Lenaです!

ついに始まりました(えっ?
流行りに乗って、東日本フィギュアスケート概論と言う名のただの頭おかしい記事!
私の大学は一つの授業を15回で完結するので、15記事書けたらなーっと思います!(苦手な方はくるりっとお願いします!)
さてさて、北から順に南下していきましょう!第1回は北海道女子❄️今季所属が北海道だった、中高生の選手を取り上げますウインク

※所属クラブ等のデータは2019年3月のものです
 

まずは!

柚木心結(ユノキ ミユ)選手(帯広FSC)

SP シルク・ドゥ・ソレイユより『キュリオス』
FS 映画『ポカホンタス』より
一目観た瞬間に、インパクト大😮豊かな踊りで皆の心を鷲掴みに😍
振付は昨年度までPIWで活躍してた田安由英先生✨由英先生の振付は、とっても個性的で楽しいプログラムばかり😍生徒さんは本当に楽しんで踊ってらしてるなと感じます✨
勿論、柚木選手の魅力は表現だけでなく、迫力と上手さを感じさせるスケーティング✨フィギュアスケートとしてきちんと魅せつつ、どんな時も踊って踊って観客をとことん楽しませちゃう😍とってもキュートな女優でダンサーなのです✨
そんな柚木選手、来季からはいよいよJr.デビュー㊗️今からとっても楽しみにしてます💓

 

その次は

宮本藍里(ミヤモト アイリ)選手(ROYCE’F・S・C)

SP Rapsodia De ArrabalとTangueraの2曲つなぎ
FS Black Swan
この春から高校生の宮本選手✨
今季のSPは同性の筆者が思わずドキドキしてしまうような妖艶さ、FSはバレエの華麗に舞う姿と見事な演じ分けに感嘆します💖この前のシーズンのFS、IRiSの時に初めて観て、不思議な世界に魅了されてから個人的に気になっていた選手✨もう一度観て観たかったな…
バレリーナのような所作の美しさ、スピンのポジションの綺麗さ、そして幅広い表現!
高校生の宮本選手の演技に期待が膨らみます!
そして宮本選手と同門の青木心春(アオキ コハル)選手
SP The Man I Love
FS Old Tronto Klezmer Suite

今季Jr.デビューだった青木選手

一言で言えば笑顔の女優さん!
笑顔一つだけで幅広い表情を持つ演技✨美スピンに、美所作に、ダイナミックなジャンプ✨
キラキラと輝いて一つの舞台を演じていく演技は一度観たら強烈な印象を残します✨
シーズン後半は残念ながら棄権が続いていましたが、また来季、演技を観れたら嬉しいです♪

 

さてさて、続いては
清水柚梨恵(シミズ ユリエ)選手(札幌月寒高等学校)
SP Moon River
FS ミュージカル『オペラ座の怪人』より
もう、全てが美✨✨所作に、オーラに、髪型に、衣装に、もう、そこに立った時点でLevel4&GOE+5な美✨✨✨
札幌で有数の進学校に通っているとのこと!
筆者からしたら、絵に描いたような素敵なお嬢様✨✨
勿論、氷の上に立って演技したら、どの瞬間も美✨どこで写真撮っても、全て美!手先、指先まで全て美!音ハメな動きに、表情の変化も美✨さっきから美✨しか言ってませんね…
語彙力を破壊するほどの美✨
今回は概論ですので、この位にしましょう!

 

あーっと!今回は初回だと言うのにあっという間に長くなってしまいました!
次回にまた北海道女子編パートⅡを書いて、続いて北海道男子編を書いてって…持つのやら(色んな意味で)
最後までお付き合いありがとうございました!
また次回もお付き合い頂ければ嬉しいです♪