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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第18回 東京ジュニア男子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第18回『東京ジュニア男子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第18回目です!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、前々回から全6回にわたって、東京ブロックの選手を紹介しています!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
前回までが東京ジュニア女子で、今回は東京編第3弾、ジュニア男子です!対象は、東京都スケート連盟所属の選手(他道県編で紹介してない選手で)!東京のジュニア選手の紹介は今回で終わりになります!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.85 木村智貴選手 (キムラ トモキ)

所属 西武東伏見FSC
SP 映画『ティーン・ビーチ・ムービー』より『クールに飛ばすぜ』
FS ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』より『Electricity』

4月から中学生2年生、今季ジュニアデビューの選手でした!
ノービスからの推薦出場を含めて、全日本ジュニア選手権に2年連続で出場しました!

今季のプログラムは、色んなものを吸収した意欲作で話題となりました!

SPは2019年全日本ジュニア選手権で披露したものを継続して使用しています。黒ベストの背中に大きく『TOMOKI』と書かれた衣装で、インパクトの強さがまず目に飛び込んできます!ロックの曲に合わせて、ノリ良く、スタイリッシュで、アピールをバッチリ決めていくプログラムが印象的でした!

FSの曲は映画『リトル・ダンサー』のミュージカル版の1曲です。主人公がロイヤルバレエスクールの入試の面接官の問いに対しての解答として、この曲が流れます。今回は服部瑛貴先生だけでなく、コンテンポラリーダンサーとして国内外で活躍している小㞍健太さんが振付に加わってます!コンテンポラリーダンスの要素を入れつつ、少年の踊ることに対する答えを表現しているのが印象的なプログラムです!
1番の魅力は、なんと言っても…
ステップシークエンスの中での側転
です!今季は紀平梨花選手のSPのステップシークエンスの始まりで、ロンダートをしてることで話題となりましたね。木村選手の場合、クラスターとクラスターの合間で、氷上で側転を披露しているのです(ちなみに現行ルールでは演技中の側転は減点対象にはなりません)!公式PVで、ロンダート等アクロバットな技を披露しているので、それを意識したものかと思われます!

実際にどんな演技か気になるかと思いますので、SPのみで有料になりますが、2020年東京ブロックの演技がフルで残っているのでご覧ください。ついでに、日本語版ミュージカルの公式PVが、ホリプロステージ公式YouTubeチャンネルで上がってますので、参考までにご覧ください↓

東京ブロック演技動画(出典 FODプレミアム)
SP→05:57~08:57

ミュージカル『ビリー・エリオット』2020版PV
出典:ホリプロステージ Horipro Stage 公式YouTubeチャンネル

余談ですが、この講義(記事)の執筆を開始した5/28がお誕生日でした!おめでとうございます!!まだまだ色んな力を秘めていそうで、それが花開くのが非常に楽しみな選手です!!どうかステイヘルシーに、来季どんなプログラムを披露するのか、今から心待ちにしてます!

No.86 矢島司選手 (ヤジマ ツカサ)

所属 西武東伏見FSC→?
SP シング・シング・シング(使用音源は特定できず)
FS 映画『マスク・オブ・ゾロ』より

4月から高校生になりました!!
2020年全日本ジュニア選手権に出場した選手です。
ノービスB時代の2年間は、北海道札幌市内のクラブに所属していた経歴があります。

矢島選手といったら、まず真っ先に思い浮かぶのは
踊りの切れ味の良さ!!
ですね!

SP・FS共に、この踊りのセンスを存分に活かしたプログラムでファンを魅了しています!!音を素早く掴んから体で表現するのに非常に長けており、振付もその良さを発揮できるものだと感じてます!SPはお洒落にノリ良く、FSは気迫溢れる演技が強く印象に残ります!

もう一つ矢島選手と言えば、スピンのバリエーションの豊富さも見所です!男子選手では珍しい『ヘアカッター』のポジションを取り入れ(女子選手ではレイバックスピンでよく取り入れられています)、軸が細く、回転が速く、様々なポジションで回るスピンを披露しています!!

もう高校生になったとは、時の流れは早いものです!!進路が気になりつつ、来季高校生になった演技を拝見するのをとても楽しみにしてます!!

No.87 三浦佳生選手 (ミウラ カオ)

所属 KOSE新横浜プリンスFSC→目黒日本大学高等学校
SP Feeling Good(歌 マイケル・ブーブレ)
FS 映画『ラスト サムライ』より→(2021-22シーズンFS予定)アルバム『ポエタ』より

4月に高校生になりました㊗お誕生日(6/8)まであと数日というタイミングで公開となりました!先に、おめでとうございます!
ノービス時代から注目を集め、2019年ジュニアグランプリシリーズ出場や、2020年11月の全日本ジュニア選手権2位、その1週間後に行われたNHK杯出場、同年12月の全日本選手権7位で新人賞獲得と、挙げたらキリがないほどの実績、そして演技で世間を轟かせています!!

その要因の1つに、高難度ジャンプの取得の早さがあります。小学6年生になる前までにバッジテスト7級(3回転ジャンプを複数種類組み込むことが合格の条件の1つです)を取得し、トリプルアクセルを入れて、中学1年生で4回転ジャンプを大会で成功させました✨現在は2種類の4回転ジャンプを構成に入れ、大会で成功させています!!

もう1つ世間を轟かす要因で、筆者が1番の魅力だと感じているのが
ひたむきさが生むカリスマ性
です!スピーディーな滑りでリンクを駆け巡り、エネルギッシュに、パワフルに演技してる姿に沢山のファンが惹きつけられるのです!
他にもイーグルやツイズルといった小技も見所です!

三浦選手の滑りや雰囲気に寄り添い、ありのままの魅力を引き出すプログラムを作っているなと感じてます!

SPは2020年全中でお披露目されたプログラムです。
大人な雰囲気を醸し出しながら、ここぞという所で音にビシッと合わせていく振付、ステップシークエンスでのキレの良さがひたすらかっこいいプログラムでした!踊りを魅せつつ、2020年12月の全日本選手権では、シニアトップ選手並の2種類の4回転ジャンプに挑戦したのがまた凄いところです!

FSは2種類の4回転ジャンプを、それも後半にも1本成功させながら、最後まで勇敢なサムライを演じて話題となりました!猪突猛進に、スピード・迫力満点なプログラムでした!!今季このFSで高得点を叩き出し、順位を上げる試合が多かったです!本当、三浦選手のプログラムで強く印象に残るプログラムです!
今年の5月のプリンスアイスワールドでは、来季FS予定のアルバム『ポエタ』よりを披露しました!餅味のスケーティングに、どこか漂う哀愁が加わってきて、この先どんな風に磨かれるのか非常に楽しみにしてます!!

ぜひ、今一度公式アーカイブ映像をご覧ください↓ジュニアバージョンは2021年国体、シニアバージョンは2020年全日本(FODプレミアで有料となります)をご覧ください!

ジュニア尺版(国体)
(出典 国体チャンネル)
SP→『少年男子ショートプログラム 1/27』を選択し、(CMの後)3:10:08~3:15:51
FS→『少年男子フリースケーティング 1/28』を選択し、(CMの後)2:43:10~2:49:30

シニア尺版(全日本選手権)(出典 FODプレミアム)
SP→01:45:25~01:52:06
FS→01:45:38~01:53:11

もう本当、ポテンシャルの高さにワクワクさせてくれる選手です!どうかステイヘルシーに、まずは6/20・26・27にホームリンクで行われる『リリーカップ』で、この先演技を拝見する時を楽しみにしてます!!

まだまだ次のページにも紹介が続いてます💨
スクロールしてご覧ください!

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フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論 2019年8月~9月初旬編

こんにちはー!

今回から3~5回に分けて、筆者(Lena)の独断による❗2019-20ベストプログラムたちを時系列ごとに書いていきたいと思います。

いくつか注意すべきことを…
・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会当時のもの。振付師名はブロック大会のパンフレットを参考にしてます。

それでは、今回は2019年8月に行われた関東サマートロフィーから始まり、9月の札幌カップまでのベストプログラム集に行きましょう🏃‍♀️💨

関東サマートロフィー2019期日:2019年8月8日(木)~11日(日)
会場:埼玉アイスアリーナ(埼玉県上尾市日の出4-386)

Jr.女子SP

岩澤音桜(イワサワネオ) 神奈川FSC

SP:いつか王子様が
振付:駒場幸大

今季SPはディズニーのアニメ映画『白雪姫』の中で白雪姫が歌っていることで有名な曲ではありますが…

6分間練習の時に事件が起こった❗

ザワザワ、ザワザワ
ふっと見ると、そこには…

リアル白雪姫❗

ツインテールで、赤いカチューシャ、衣装が映画のものと同じ❗ニコニコ笑顔で超可愛い😍
で、振付を見たら駒場先生じゃないですかー。
いつも笑顔😄優美な所作、可憐なパフォーマンスが印象的な岩澤選手だからこそ、ディズニーのプリンセスを演じさせるとは…

駒場先生、反則ですよ😍

いやー、可愛い、可愛い、可愛い演技でした😍

吉野汐香(ヨシノシオカ) 神奈川FSC

SP:逢恋~天地人紀行
振付:坂上美紀

今季吉野選手がSPで使用しているのは、2009年に放送された、NHK大河ドラマ第48作『天地人』の曲である。大河ドラマは、毎回の最後の方に登場人物に関連したものを巡る『紀行』が放送される。この曲は第20回以降に使われたもの。

一度リンクに立てば、大柄で、一蹴りでよく伸びるスケーティング、ジャンプのダイナミックさに目を奪われる。
良さを活かしつつ、柔らかなヴァイオリンの音色に合わせ、表情豊かに、しなやかな動きの数々に心揺さぶられる素敵なプログラムが観れた😍って感動しまくりましたね♪

吉野選手の新たな表現を切り開いたことが印象的だった演技でした♪

田邊桜香(タナベサクラコ) KOSE新横浜プリンスFSC

SP:オペラ『カルメン』より
振付:佐藤紀子

この大会の前の週に福岡県北九州市で行われた飯塚杯に出場し、4位という好成績を残してからの2週連続の大会出場😲(ちなみに、この2週間後にも大会出場しています)

2014年ソチ五輪代表の村上佳菜子さんが現役最後のシーズンのSPに使用した音源と似ている気がしましたね。

冒頭3T+2Tを綺麗に降り、スピン挟んで3Loを回転不足を取られましたが降り、シャーロットから2Aをこれまた綺麗に降り、スピン2つ、そして最後にStSq!キャッチフットスパイラルを行いながら手をヒラヒラさせる振付から入っていったかな(後半にこの振付があったのは確か)?
指先まで神経の行き届いていて美しいポジションをとる所作。そこに情熱と、迫力を滑りに載せて、きらびやかに燃え上がるような舞に筆者大興奮😍

起承転結もはっきりと見えていて、見応え抜群✨鮮烈な演技でした✨

青木祐奈(アオキユナ) 横浜清風高等学校

SP:Live for the One I Love
振付:ステファン・ランビエール

今季初戦で、ステファン・ランビエールの振付のSPを初披露した。

深紅に眩いほどのキラキラが付いた衣装がとても大人っぽかった。
6分間練習では3Lz+3Tに挑戦していたが、本番は3Lz+2Tにした。

女性のボーカルの切ないバラード。
曲の盛り上げに合わせ、持ち味の優美さに加えて、エモーショナルに演じていく。今までの青木選手にはない、新たな表現。もう高校3年生、すっかり大人になっていったなーっと染々に感じました。

残念ながらフリーは体調不良で棄権、そして左足首の大怪我に、コロナで大会中止で、これ以降今季演技を観れなくなってしまった。

ただ、これからまた演技を観れるのがとても楽しみになった演技だったことを胸にしまって、待ち続けます。

Jr.男子SP

大久保政宗(オオクボマサムネ) 長野市スケート協会

SP:映画『ロシュフォールの恋人たち』より
振付:岩本英嗣

ジュニア年齢となり、今季から本格的にジュニアとなったデビュー戦。

結果としては苦いものとはなりましたが、このプログラムと出会えたことが思い出に残った演技でした✨

ロシュフォールの恋人たちの『キャラバン隊の到着』のみが使われているのかな?

冒頭の手を差し出す振付から、とってもお洒落✨指先まで丁寧に、細かな技もスムーズに、効果的に使いこなして表現していく。清らかで綺麗なスケーティングに載せて、小粋な世界を描いていく。

そんなプログラムに惹かれたことが、鮮明に刷り込まれたのであった。

菊地竜生(キクチリュウセイ) 神奈川FSC

SP:If You Do,I Do(威風堂々)
振付:駒場幸大

またしても、6分間練習から事件が起こった❗

衣装が…衣装が…かなり斬新

ですが、ちょっとルールに引っ掛かってしまい1点減点されることになりましたね(その次からは衣装が進化して、その辺は大丈夫でした)。

Fantastic Plastic Machineによる、エルガー作曲威風堂々のDJアレンジ音源。
前のSPは電車の車掌さん風に、JR在来線、東京駅周辺の駅メロを組み合わせた斬新な曲で滑っていましたが、今回もかなり強烈❗

簡単に手拍子にノリたくなる曲で、ついつい手拍子する観客もあり…ジャンプを降りたあと、音階が盛り上がって…
あの有名なメロディーに合わせて、ニースライド❗
Yes❗ウッ❗
っといった音に合わせて振りを決めていく姿に、笑いたくもなり、感心させる❗
氷上のエンターテイナーのような演技が強烈でした✨

流石駒場先生❗面白いプログラムをありがとうございました❗

Sr.男子FS

小林建斗(コバヤシケント) 法政大学

FS:オペラ『道化師』より/ナイトワルツ
振付:服部瑛貴

昨季からの継続のFS。衣装も継続である。
ジャンプの配置や飛ぶ種類、スピンの配置で少し変わったり、ChSq(コレオシークエンス)の内容が変わったりなどはしている。

最初から最後まで、流れの中で突然飛ぶジャンプに狂気さえも感じたのがこの試合でしたね。

重く苦しい雰囲気に包まれて、会場が一気に道化師の世界へ。苦悩・嫉妬、中盤にピアノメロディーのナイトワルツが流れてしっとりと、そしてまた道化師に戻って怒りを爆発させていく。その中にジャンプが見事に絡んでいて、上尾のリンク(ここ埼玉アイスアリーナ)寒さに負けないくらい震え上がった。

そうそう余談ですが、上尾のリンクは一年中寒いです。最高でも10℃下回ると考えて防寒対策を行ってください。

とんだものを観たなーって感じました。

関東サマートロフィーは以上で、次の大会に移りましょう❗

東京夏季フィギュアスケート競技会
期日:2019年8月23日~25日
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市東伏見3-1-25)

Jr.女子SP

依田茉里紗(ヨダマリサ) 城西大城西スケート部

SP:On my own
振付:岩本英嗣

今季初戦で、新しいSPを初御披露目した大会。
この時だけ、冒頭に3Loにチャレンジしたのであった。

曲はミュージカル映画『レ・ミゼラブル』の中でも有名な曲。濃紺で、ボレロみたいになるようにキラキラを貼った衣装が印象的。

依田選手と言えば、パワフルで、スピードたっぷりなスケーティングに載せて、寸分の狂いのない複雑な体の動きが出来ること✨情感たっぷりな動きも出来るため、女優さんのような表現が絶賛されるわけである。

冒頭のしっとりとした動きから悲劇に巻き込まれた世界観に引き込まれる❗中盤のStSqでは歌詞が盛り上がるところを、一音一音をしっかりクラスターの中に絡めとりながら表現していく。2A、スピン2つで物語が終わる。

切ない物語を観たなー。今季の依田選手も凄いなーって思わせた演技でした✨

アイスダンス(シニア)

枝村優花&嶋崎大暉組(エダムラユウカ&シマザキダイキ) 日本大学&明治大学

RD:映画『シカゴ』より
振付:ナタリア・チュニック

コールされ、スタートポジションにつく時に事件が…

優花様の投げキッス💋

すみません、勝手に枝村選手のことを『優花様』っと呼ばせて頂きました。
話を戻して、もう少し詳しい説明をしますと、枝村選手がジャッジに向かって投げキッスをしてアピールしたわけなのですよ😲
演技前から演技の世界観を出すためにやったと思われますが…演技前の時点で観た者全ての度肝抜かれましたね…😅

演技もシカゴの世界観が広がる。ゆう…枝村選手が嶋崎選手を徹底的に悶絶させちゃうところに、観てる側も大パニックヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

いやー、もー、濃くて、強烈な表現にやられました。参りましたヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

すみません、実況するときにリフトの種類思いっきり間違えました。

超スパイシーな演技にとことんやられたと同時に、一気に心を鷲掴みにされました😍

東京夏季フィギュアのベストプログラムは次のページにも続きます❗

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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 最終回(第18回) 東京⇔神奈川編

こんにちは…

ついに、ついに、この東日本概論の最終回となりました😭
途中に特別講座をはさみながら、積み上げてきたこの授業👩‍🏫
(これまでの一覧は以下のURLに!

最終回は、東京⇔神奈川編!東京に住んでいて神奈川のリンクを拠点に競技していたり、神奈川に住んでいて、本拠地リンクも神奈川で、学校が東京という選手を講義します❗

っとは言いつつも、ただの…っともなりますので、苦手な方はくるりっとお願いします!

※データは全て執筆当時(2019年5月)のものです。

それでは、行きます!

まず最初は…

古庄優雅(フルショウ ユウガ)選手(駒場学園高校→日本大学)

SP 映画『アラビアのロレンス』より
FS 映画『仮面の男』より

古庄選手と言えば以下の4点でしょう❗

・イーグル!イーグル!
・どこまで伸びるの??っと思わせるスケーティング⛸️
・バネのような高いジャンプ😮❗
・からの膝の柔らかさを活かした猫足着氷😻

今季の最初の試合では、4Tにチャレンジしてました😮😮😮
オンアイスはカッコいい!!オフアイスは可愛い😍一面も見せています❗
SPは要素への繋ぎにロングイーグル沢山✨✨アラビアの月夜のような煌めきを放つプログラム✨FSは、カッコいい😍力強く、優雅さもあり、凜とした雰囲気から、ステップシークエンス(StSq)で闘いに挑んでいく、ストーリーが見えてくる演技✨
2つとも優美で豪華絢爛なプログラム✨✨
4月から大学生となりました✨5月のサイニチ杯では、シニアでエントリーして、出場しました!大学生となった来季の演技が楽しみです😍

続きましては…

元榮愛子(モトエ アイコ)選手(神奈川FSC)

SP Tambourin Chinois
FS バレエ『火の鳥』より

今季ジュニアデビュー。

圧倒的に速い速度😮でリンクを駆け抜けて、そのスピードのままジャンプ😮😮しかも、3Lz+3Tの高難度コンビネーションジャンプを含め、5種類の3回転ジャンプを飛ぶ構成をこなす❗だけで驚くのはまだ早い❗
極めつけのレイバックスピン(LSp)❗全中のFSでは、高く上がるウィンドミル→サイドウェイズリーニング→レイバック→ヘアカッター→ビールマンで頭に乗っけるようなポジション!?→キャンドル!!!!!しかも回転速度がどんどん上がっていく😮ちなみに、かつてワンハンドキャンドルスピンにも挑んだ時もあります😮😮😮
SPは繋ぎに、バック滑走でビールマンポジションのスパイラル入れてました😮✨関節がエグいほど柔らかい❗
SPとFS共にエネルギッシュに感じる曲。音を上手く掴んで、持ち前のスピードも活かしつつ、体のキレが良い演技で魅了しました✨
今年度は中学3年生✨来季も驚かせるような演技が楽しみです😍

間もなくー♪

菊地竜生(キクチ リュウセイ)選手(神奈川FSC)

SP Canary Yellow Voice他
FS エル・ディアブロ→ゲーム『クロノ・トリガー』より

SPが電車の車掌さんプロ🚃全国のスケオタにその名を知らしめたシーズンでした❗あまりの話題性に様々な名言(筆者が個人的にウケた言葉って言うのが正しいか…)が飛び出たのも事実。
話題になったSPを、今回は概論なので、簡潔に纏めましょう。
JR線の東京駅周辺の発車合図メロディーを基に、車内や駅構内のアナウンスっぽいの、あとずんちゃか色々音をいじりまくって、世界に1つだけのオリジナル編曲となっている❗衣装は青い車掌さん風衣装。振付は、最初は何故かお客さんが吊革に掴まってるところからスタート😮笑いと、手拍子が沸き起こって、ジャンプやスピンをこなし…ジャンプが試合を重ねる毎に構成が上がって、最終的には3A😮❗(注意6級です)最後にStSqをもってきて、出発進行のポーズでフィニッシュ🚃💨観客は”電車”に乗せられ、爆笑と、エレメンツの凄さに、踊りに興奮して、あっという間に過ぎ去っていくプログラム💨
FSはノービス時代から使用しているプログラム。南国の猛アピールに、観客の悲鳴をかっさらっていく😆演技✨最終的には3A2本っという、#6級とは なジャンプ構成に、クリムキンイーグルからジャンプしたり…菊地選手に、振付の駒場幸大先生、参りました!!!
今年度は中学3年生✨サイニチ杯で披露した新FSがカッコ良すぎるっということで…来季どんな菊地ワールドを魅せるのか、楽しみです😍
さぁ!盛り上がったところでさらにギアを上げて行きましょう⤴️

三浦佳生(ミウラ カオ)選手(神奈川FSC→KOSE新横浜プリンスFSC)

SP ブエノスアイレスの春
FS 映画『ロミオ+ジュリエット』より⇔ミュージカル映画『オペラ座の怪人』より

今季ジュニアデビュー。
様々な事でファンを驚かせ、話題となったシーズンでした。
まず、3Aと4Tが試合で決まり、4Sを習得😮この時中学1年生ですよ!!
FSは関東ブロックまでロミジュリから、東日本から全日本ジュニアまで、昨季使用していたオペラ座の怪人に、全中で再びロミジュリっと行き来したり…(そういう意味で『⇔』と書かせて頂きました)
三浦選手の魅力といったら、怖いもの知らず、果敢に挑んでいくようなスピードに、幅がエグいジャンプ、そして、観客を強力に惹き付けるカリスマ性✨
SPは
俺を見ろ!!!!!
っと言わんばかりな、猛烈なキレに、アピール力に、エネルギー感じるタンゴ😲✨
FSは2つともスピードガンガン飛ばし、4T、3Aも飛んで😮あっという間に駆け抜けていく、激しく、強烈なインパクトを残して去っていくようなプログラム✨
筆者はいつも三浦選手の演技を観たあと、心が焦土と化し、物凄いものを観てしまったっという印象だけが記憶にあって、暫く呆然っとなってしまいます…とにかく、凄い、凄い、凄い!!!!!
今年度は中学2年生✨来季はどんな力を見せつけるのか、楽しみです😍

最後の最後を飾るのは…

川畑和愛(カワバタ トモエ)選手(N高東京)

SP バレエ『シェヘラザード』より
FS ピアノ協奏曲ヘ調:ガーシュイン

公式練習や、6分間練習でぼーっと観てたら、はっ😮❗って衝撃を受けるスケーティング⛸️『女パトリック』っとも称されるスケーティング⛸️憧れはカロリーナ・コストナー選手と、パトリック・チャンさんとのこと✨

かつては3Aに挑戦したり、FSの後半に3Lz+3Loを決めたり(そのね、できたきっかけが驚きなのですよ❗詳しくはこれで)、もう、強すぎる❗
今季はJGP2戦派遣に、世界ジュニア選手権日本代表っと大活躍✨持ち前のスケーティングに、高くダイナミックなジャンプで世界に”トモエ・カワバタ”を知らしめたシーズンでした✨
伸びやかで、キラキラ輝いて見え、洗練された身のこなしに、人を惹き付ける”華”をもっているのも、また魅力の一つ✨SP・FS共に川畑選手の魅力を、ゴージャスに、ポテンシャルを存分に引き出すプログラム✨見返せば見返すほど、新たな発見に満ち溢れ、また川畑選手の魅力にはまっていく…✨無数のダイヤモンドのような煌めきを放っているようにも感じます✨✨
今年度は高校3年生✨来季はどんな輝きを増して氷上に立つのか、今から楽しみすぎます😍😍😍
最後までお付き合いありがとうございました❗
結論
どの選手も心つかむ魅力で沢山溢れている❗
だから、好きなんだーーーーーー❗
…はいっ、
色んな選手の魅力をもっと伝えられる機会があれば…っとずっと思い、友人たちが次々とブログで文章書いているのを見て、私も❗っと思い始めたのが、今回の東日本概論シリーズでした❗色々な制約上、今回は東日本のみとさせていただきました。毎度、更新を楽しみにしていただいた方。更新お知らせにRTやいいね、オススメっと書いていただいた方。何より、この東日本概論シリーズを読んで頂いた皆様。本当に、本当にありがとうございました😄
今回の感想や、質問、概論に登場した選手で特別講座のように詳しく取り上げて欲しい選手などや、今後のやってほしいスケート関連のネタ等ありましたら、お気軽にこの記事のコメントや、メッセージ、TwitterのDMやリプなどでお気軽にリクエストしてください❗もしかしたら、7月中旬頃から何かやるかもしれません❗
それでは、また来シーズンでお会いしましょう❗