カテゴリー
東日本フィギュアスケート概論2022

【2022年版】東日本フィギュアスケート概論 第3講 北海道 男子編

こんにちは!大学院修了フィギュアスケートファンのLenaです!

早速、東日本フィギュアスケート概論シリーズ第3講、北海道男子編を始めます!(過去同シリーズは→2019年2021年)
依然有観客での大会が限られる中、2021-22シーズンは五輪もあって、フィギュアスケートに注目が集まりました。一ローカルフィギュアスケートファンとして、普段拝見する機会が多い東日本の選手の魅力をもっと知ってほしいと、講義という名のもと、記事を書かせていただきます!

第1講~3講にかけて北海道の選手を取り上げている中で、今回、第3講は男子編です❄️全中、インハイ、国体で北海道代表として出場したことのある選手を紹介します。

(これまでの講義の一覧はこちらから)

※所属クラブ等のデータは2022年3月時点で、一般に公開されているものを基準にしてます。4月から所属先等変更がある場合は併記します。

それでは、早速行きましょう!!

No.10 西本那音選手 (ニシモト ナオト)

所属 北海道FOREST F.S.C.
プログラム
SP ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18(作曲:セルゲイ・ラフマニノフ)
FS スウィングしなけりゃ意味がない(※昨季データ)
今季主な成績
第42回全国中学校スケート大会 34位

通年リンクの無い十勝地方を中心に練習を積み重ねている、中学2年生の選手です。2022年3月時点では、5級です。6級を取得次第、来季からブッロクにジュニアカテゴリーに参戦できます。
今季前半は大会にエントリーしてなかったのですが、全中代表を掴み、出場しました。3年連続で全日本ノービス選手権に出場した実績があります。
地元テレビ局の特集で、羽生結弦選手(ANA)が憧れと話してました。

一目見た瞬間に、
圧倒的な滑りの綺麗さ
に惹かれる選手です。筆者はノービスの年齢になる前から拝見してました。幼い頃から軽やかで透明感あるスケーティングが光り、印象に残っていましたね。

SPは、全中で一般のファンに初披露となりました。聴いて、いかに滑りこなすのが難しそうなピアノ協奏曲に合わせ、美しい演技を披露する姿が、印象深く残ります。演技そのものが、実年齢以上に見えるのですよ。
予想しなかったタイミングからダブルアクセル(2A)で始まって驚きつつ、持味のスケーティングを存分に活かしたプログラムに、もっと見たいと思わせます。

FSは、今季一般のファンの前で披露することが叶いませんでした。今回、昨季までのプログラムを書きましたが、所属クラブのInstagramの投稿等から推測すると、プログラムを変えた可能性があります。どうか来季以降、拝見できる機会に恵まれることを願っています。

その他、バッジテスト等様々なことがあるかと思います。
無限の可能性を秘めたスケーティングにもっと沢山のファンに見てほしいと思う選手です。
どうかステイヘルシーに、思い描く練習ができることを願ってます。

No.11 中森飛佑伽選手 (ナカモリ ヒュウガ)

所属 北海学園大学
プログラム
SP 映画『ダンシング・ヒーロー』より『Scott & Fran’s Paso Doble』
FS ゲーム『モンスターハンター』シリーズより『星に駆けられて』/『深い森の幻影』
今季主な成績
2021年東北・北海道選手権 ジュニア 5位
第15回東日本学生フィギュアスケート選手権大会 5,6級クラス 1位
第94回日本学生氷上選手権大会 フィギュア競技 5,6級クラス 2位

札幌市内の高校を卒業後、系列の大学に進学しました。引き続き札幌市内を中心に練習を積み重ね競技を続けてます。順当に進めば、4月から2年生となります。
第1講で紹介した伊吹有紗選手、第2講で紹介した佐藤妃依選手、清水柚梨恵選手、加藤花怜選手と同じ先生の指導を受けています。
今季がジュニア最終学年でした。7級を取得次第、来季からブロック大会でシニアにエントリーできます。

180㎝近い長身を活かし、迫力ありつつ、所作のエレガントさを兼ね備えているのが強みの選手です。
それと、衣装が毎回斬新でかつお洒落な所が印象に残ります。

昨季から継続のSPは、ステップシークエンス(StSq)は同じクラブの先輩である鈴木潤さんの振り付けです。新型コロナウィルス対策のせいで、札幌市内のリンクが長期にわたって閉鎖となった中、昨季からより動きが洗練され、メリハリが効いたものを見せていて感慨深かったです。

今季新しくしたFSは、モンスターハンターのサウンドトラックを2曲繋いだものとなってます。片方が半袖の斬新な衣装が目を惹きましたね。終始ミステリアスな曲調で、後半が和楽器を使用した曲に感じました。
最後までスピード感あり、ダイナミック、迫力ある滑りで描く世界観が印象的でした。

SPに関しては、昨季にはなりますが、参考までに2021年インターハイの公式アーカイブ映像を、FSはFODプレミアム会員のみとなりますが、2022年インカレの映像をご覧ください(余談ながら、振り付けの先生の地元で披露した時の映像になります)↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(52:24~57:45、指定された時間から再生します)
出典:FODプレミアム
FS 第94回日本学生氷上選手権大会(インカレフィギュア2022) (※会員のみ視聴可能)2:36:33~2:40:29

昨年『実は、ずっとお名前だけは聞いていてまだ現地では、筆者が拝見したことがない選手なのです。もし来季以降も続けるとの事であれば、一日も早く現地で拝見したいと願ってる選手です。』と書きましたね。今季も、コロナの影響により現地で拝見することが叶いませんでした…
どうかステイヘルシーに、来季こそは現地で演技を拝見できると信じていきます。


次のページに紹介が続きます💨

カテゴリー
フィギュアスケート観戦

【心に残ったプログラム覚書】 2021-22 Vol.8 東日本 シニア編

こんにちは、社会人フィギュアスケートファンのLenaです!早速心に残ったプログラム覚書、2021-22シーズン第8回、東日本 シニア編を始めます!

このシリーズでは順位が基準ではなく、筆者がライブ配信や現地で見れた中で個人的に印象に残ったプログラムを何個か書いていこう!という記事になります!第1回は中四国九州&中部ブロックで、第2回は関東ブロック編で、第3回第4回は東北・北海道ブロック編、第5回第6回は東京ブロックでした!この流れで来たら…そう、前回から東日本編ですまずはジュニア編、そして今回がシニア編です!
東日本はこれで最後です!いやー、色々とあって、NHK杯の日に公開となりましたね…

以下注意書きです↓

※今シリーズで紹介するのは、実際にリアルタイムで見れてかつ、ジュニア・シニアカテゴリーの選手のプログラムとします
※所属・振付師名はフジテレビスケートで掲載された『選手詳細一覧』情報を基にしています。プログラム名は選手詳細一覧を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

個人の好み等がありますので、様々な意見があるかと思います。それをご了承の上で、読み進めていただければ幸いです。

それではいきましょう。



東日本/東日本ジュニア兼全日本/全日本ジュニアアイスダンス予選会
通称:東日本
期日:2021年10月28日(木)~10月31日(日)
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市)※無観客、FODの中継により観戦
セレクト対象:ジュニア女子SP・FS、ジュニア男子SP・FS、シニア男子SP・FS、シニア女子SP・FS・ジュニアアイスダンスRD・FD、シニアアイスダンスRD・FD

シニア女子

廣谷帆香(ヒロタニホノカ)選手 岩手大学

SP:アニメ『パンドラハーツ』より『Everytime You Kiss To Me』
SP振付:本郷裕子

第4回でSP・FS両方書きましたね。今回はSPのみを書きます!

ブロックではコンビネーションジャンプのセカンドジャンプが2回転だったところを、3回転にして決めました!ジャンプは全て高いGOEが付く出来でした!

そして何よりも

エモーショナルな演技

が際立っていました!体を大きく使った動きに、伝えたい思いがこもっていると感じました!歌詞の意味を1つ1つ捉え、まるで星が輝いているようなパフォーマンスに胸が熱くなりました!

大学生になってからのここ数シーズン、技術面といい、情感がはっきりと感じ、進化が凄いと常々思っています!

SPは4位で、最終的には惜しくも全日本選手権を逃しました。岐路に立ち、様々な悩みがある中で出場してくれたことに感謝しています。そして、ブロックと東日本の両方で、思いを存分に伝える演技を拝見できたことを嬉しく感じています!
第4回でも書いた通り、どうか廣谷選手の納得のいく道に進めることを願ってます。もしも叶うなら、もう一度現地で演技を拝見できたらと思っています。

松原茜(マツバラアカネ)選手 埼玉アイスアリーナFC

SP:自由(演奏:女子十二楽坊)
SP振付:川越正大

【2021年版】東日本概論 第12回でも書いた通り、大学卒業後も競技を続け、今季で2シーズン目となります!そして、先月のブロック大会で東日本の出場権を初めて掴みました!

SPは昨季の前半に使用していたプログラムです。2017-19シーズンにも使用しています!

冒頭のトリプルトゥーループ+ダブルトゥーループ(3T+2T)は幅の大きさにカメラがついていかず、フレームアウトするほどでした!GOEで加点が付く出来でしたね!

何よりも、活き活きとした表情で、チャイナ風の踊りを披露していたのが印象的でした!
要所要所でのキビキビとした動きもバッチリ決まっていて、プログラムにメリハリを感じましたね!

自由伸び伸びと力強く滑っていくのが最高!

そんな演技でした!

初めての舞台でFSに進出しました!

これまで沢山色々な事があった中で、社会人となってからも競技を続け、様々な表情を拝見できて筆者としては本当に嬉しく感じております!
どうかステイヘルシーに、この先のスケート人生が充実したものとなる事を祈ってます!
叶うのなら、もう一度現地で演技を拝見できる事を願ってます!

本田真凜(ホンダマリン)選手 JAL

SP:映画『Mr.&Mrs.スミス』より『アサシンズ・タンゴ』
FS:映画『LOVERS』より
SP・FS振付:ローリー・ニコル

SPは2017-18シーズンで最初に使用していたプログラムを再び使用しています。衣装は東京ブロックの時から変えました!

タンゴ独特のリズムに合わせ、

本田選手の『魅せる』マジックにかかる

そんな演技でしたね!

求められていることをしっかり捉え、力みなく、ナチュラルに表していく姿に見惚れるばかりでしたね!

SPは8位スタートとなりました。

FSは2018-19シーズンで使用していたものを再び使用しています。

今にも消えゆくタイミングで見せる炎

のような、ゆっくりと消えゆくその美を表していくような演技が印象的でした!『消えゆく』と書きましたが、嫋やかで芯は強く、演技に対する魂が宿っていて、音楽を感じたがままに表している姿に見入りました!

様々な雰囲気を羽衣のように軽く身に纏い、曲を表す力は流石本田選手だなと感じるばかりです!

FSは5位、総合6位で全日本選手権の出場権獲得おめでとうございます!
どうか、本田選手らしい演技を、全日本の舞台で発揮できることを願ってます!

佐藤伊吹(サトウイブキ)選手 明治大学

SP:Ice Queen(演奏:Dinletir)
FS:アルバム『Tree of Life Suite』より(演奏:ロイヤル・フィルハーモーニー管弦楽団/ロベルト・カッチャパーリア)
SP・FS振付:横谷花絵

今年4月から大学3年生となりました!

SPは昨季からの継続となります。

筆者の中で佐藤選手と言えばエレガントなイメージを変えたプログラムでしたね!

今季は細かい所もしっかりと磨かれ、エキゾチックな雰囲気をモノにし、ベリーダンス特有の激しさを感じる演技が印象的でした!

SPは7位スタートとなりました。

FSは、今季新しくしたプログラムです。今年5月のサイニチ杯では初披露でしたが、配信では演技非公開の措置が取られてました。そのためファンの前(オンライン上)で初披露となったのは東京ブロックとなりました。筆者がリアルタイムで拝見するのは今回で2回目です。

東京ブロックで、

長年頑張ってきた佐藤選手への先生からの素敵なプレゼント

と感じ、これからどう完成していくのか凄く楽しみになるほどのプログラムでした!

壮大な音楽に合わせ、植物の様々な瞬間を描いていき、やがて大輪を咲かせていく風景が目に見えてきました!

その中でエレメンツを全て決め、魂が震えるほどの気迫に満ち溢れていました!
あとで気づいたのですが、佐藤選手も今季からFSでフライング足替えコンビネーションスピン(FCCoSp)を導入しているのですね!第6回で同門の横谷杏林選手(東京歯科大学)と、長谷川一輝選手(東京理科大学)がFSでFCCoSpを導入したと書きました。偶然なのか、導入する流れがあったのかな…?と考えてしまいましたね。

最後まで生命力の強い『木』のような演技に心打たれました!

総合6位で、全日本選手権は惜しくも叶わなかった…特にFSは渾身の演技で感動したから尚更…と勝負の世界の厳しさに歯がゆさを感じていました。と、その時、ユニバシアードに出場する渡辺倫果選手(法政大学)が隔離期間の関係で現時点では出場不可能と見越した上で、繰り上がりで出場権獲得を獲得しました!!おめでとうございます👏
実に5年連続での出場権獲得です!長きにわたって積み上げてきたものが、全日本の舞台で発揮できることを願ってます!

渡辺倫果(ワタナベリンカ)選手 法政大学

FS:交声曲『カルミナ・ブラーナ』より
FS振付:キャシー・リード

第6回でSPとFS両方書かせて頂きました。今回はFSのみを取り上げます!

SPは5位となり、全日本出場権ギリギリのラインでした。

そんな状況下で、

『強さ』に圧倒された

演技に筆者は震え上がりました!

3本目のジャンプのトリプルアクセル(3A)以外は転倒が無く、GOEで加点の付くジャンプを次々と降りました!

何よりも

曲調!!

重厚でシリアスな合唱によく合う、パワフルな滑りに圧倒されるしかありませんでした!

5月のサイニチ杯で初めて拝見して以来、毎回雷に打たれたような衝撃を受け続けてます!この曲独特の重厚さを、ダイナミックに表現し続ける渡辺選手の凄さに震え上がっています!

今回もダークで激しい音楽に合わせて、スケールが大きく、最後の瞬間までエネルギッシュな演技でした!ただ、まだ現地では拝見できてないので、1日も早く機会が来てほしいところです!!!

総合優勝で全日本選手権出場権を獲得しました!
ただし、全日本の直前にスイスで行われるユニバシアードに出場し帰国後の隔離期間があるため、現時点(11/12)では出場出来ません。もしも隔離期間が短縮され、出場可能となった場合は追加でエントリーとなります。どうか隔離期間が短縮され、渡辺選手も出場できる状況になることを切に願ってます!

シニアアイスダンス

平山姫里有/立野在選手組(ヒラヤマキリア/タテノアル) 倉敷FSC

FD:映画『シェルブールの雨傘』より
振付:有川梨絵

2020年4月に結成を発表し、同年12月の全日本選手権に出場しました!
平山選手は、別のパートナーで全日本選手権に出場経験があります!立野選手は世界ジュニア選手権、四大陸選手権に出場経験があります。立ての選手は2018年に怪我のため一度引退したものの、復帰して結成されたカップルです!

男女のデュエットの部分を使用し、

離れてはくっつき、運命に翻弄されながら濃密に愛しながらも、最後は別れていく

が胸に染み渡りました!

前半はくっついている瞬間が多いのですが、後半だんだんすれ違っていく瞬間が多くなっていき、最後余韻を残しつつ背中合わせになって終えるストーリーが目に浮かんできました!

曲の世界観を表すために、振付に沢山のこだわりが詰まっているとも感じましたね!
すれ違っていく瞬間を、FDで必要なエレメンツの中にも溶け込ませていていました。ステップの部分で特に、はっきりと出てました!

2人が織りなす物語にただ、見入ってました!

全日本で2人の世界観で沢山のファンを魅了できるように願ってます!

次のページに、シニア男子を書きました!ぜひクリックしてご覧下さい!

カテゴリー
フィギュアスケート観戦

【心に残ったプログラム覚書】 2021-22 Vol.4 東北・北海道ブロック シニア編

こんにちは、社会人フィギュアスケートファンのLenaです!早速心に残ったプログラム覚書、2021-22シーズン第4回、東北・北海道ブロック シニア編を始めます!

このシリーズでは順位等関係なく、筆者がライブ配信や現地で見れた中で個人的に印象に残ったプログラムを何個か書いていこう!という記事になります!第1回は中四国九州&中部ブロックで、前々回は関東ブロック編で、前回から東北・北海道ブロック編です!東北・北海道ブロックでも随分と多くなったため…ジュニア編とシニア編で分けることにしたのです😂今回はシニア編です!

以下注意書きです↓

※今シリーズで紹介するのは、実際にリアルタイムで見れてかつ、ジュニア・シニアカテゴリーの選手のプログラムとします
※所属・振付師名はフジテレビスケートで掲載された『選手詳細一覧』情報を基にしています。プログラム名は選手詳細一覧を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

個人の好み等がありますので、様々な意見があるかと思います。それをご了承の上で、読み進めていただければ幸いです。

それではいきましょう。



2021 東北・北海道選手権大会
通称:東北・北海道ブロック、北ブロック
期日:2021年10月1日(金)~10月3日(日)
会場:札幌市月寒体育館(北海道札幌市)※無観客、FODの中継により観戦
セレクト対象:ジュニア女子SP・FS、ジュニア男子SP・FS、シニア男子SP・FS、シニア女子SP・FS


シニア男子

坪井聖弥(ツボイセイヤ)選手 北洋大学

FS:ブエノスアイレスの夏/冬/春
FS振付:横谷花絵

4月から大学3年生となりました!と同時に通っている大学名が変更された事により、今季から『北洋大学』所属として大会にのぞみます。

FSは今季新しくしたプログラムです!本人がタンゴで踊るのが得意と仰りこの曲を選んだとの事です。ジュニア時代にSPでブエノスアイレスの秋(後半『タンゴ・デ・ロス・エクシラドス(演奏:ヴァネッサ・メイ)』だと思っていますが…)を使用した事があり、今回は『秋』以外の曲を使用してます。

夏からスタートし、コレオシークエンス(ChSq)が始まる辺りで冬に切り替わります。

リンクいっぱいに駆け巡り、スピード感溢れるスケーティングに、ちょっとした仕草から心を掴まれてばかりでしたね!

ダイナミックさと、繊細さの共存、タンゴ独特のしなる音を体、雰囲気から表現しているところに心を奪われました!

春に切り替わった時に、ステップシークエンス(StSq)を持っていき、激しく、キレ良く踏んでいて…

坪井選手にタンゴは大正義

と感じさせますね!

ブロック2連覇おめでとうございます!
東日本で、坪井選手が目指す踊りが出来るよう願ってます!


シニア女子

三浦向日葵(ミウラヒマリ)選手 宮城FSC

SP:アディオス・ノニーノ/リベルタンゴ
振付:阿部奈々美

4月に宮城県内の大学に進学しました!今大会はクラブ所属で挑んでいます。

SPは、今季新しくプログラムを披露しました!アストラ・ピアソラ氏作曲のタンゴメドレーに挑戦しました!

冒頭の肩をクイクイと動かす振付から、背中がゾクゾクと震えました!

ヌメッとした滑りの中で、エレガントさがありながら観る者の心を誘う仕草の連続でしたね!

足替えコンビネーションスピン(CCoSp)の後に、リベルタンゴに切り替わって、ステップシークエンス(StSq)に突入していきます!
そこからヒートアップしたかのように

ビシッとポーズを決めるキレ、リズム感

これがたまらない振付の連続でしたね!
三浦選手が持っているパッション、美意識、魅せ方、これがギュッと詰まっててトキメキが止まらなかったですね!

美しいポジションのレイバックスピンでフィニッシュ✨スピンは全てレベル4で揃え、GOEの加点付きの出来でした✨

終わってからも、まだいい意味で背中の震えが止まらなくなりましたね!

2年連続表彰台おめでとうございます!
リズム感でも魅せる新たな三浦選手が見れて、嬉しかったです!東日本も、思うような演技が出来るように願ってます!

清水柚梨恵(シミズユリエ)選手 北海道教育大学

SP:映画『シャレード』より
FS:映画『ロミオとジュリエット』より
SP振付:小田嶋隼
FS振付:鈴木潤

4月に地元の国立大学に進学し、競技を続けてくれたことに北ローカルファンから歓喜の声が上がりました😭
後ほどまた書きますが、どんな時も美しい女優のような演技でファンから人気の高い選手です!昨年のブロック大会を最後に大会出場がなかったことに、筆者も心配してました。こうして競技を続けてくれたことは本当にありがたいことです😭

SPは新しいプログラムを披露しました!

今までのプログラムとは少し違う、ほんのりとダークさが加わったモノに新鮮さを感じました!

表情豊かに、キレ良く、しっかりと音をハメて表現しつつ、クールさに、哀愁、何かが裏の感情があって深いものを感じて…もう1回見たいです!!となりましたね!

FSはクラブの大先輩でもある、鈴木潤氏振付のプログラムを持ち越して披露しました!
筆者はもう一度見たいと切に願っていたので、叶って嬉しかったです!

【2021年版】東日本概論 第2回で書いた通り、

正統な曲を選び、ロジカルに正攻法な解釈の振付が施されたプログラム

であります!4分間で、全く隙の無く、びっちりとロミオとジュリエットの世界観を表現しきる姿にただただ、圧倒されます。

技の繋目、スピン、ステップシークエンス(StSq)の1つであっても、細かな動きが散りばめられ、大きな物語を作っていくスタイルです!ここはこういう解釈が出来る、ここは転換点なのかな?1本の映画であり、小説を体現しているかのような演技です!!

こう書いている間に、見逃し配信をまた見たくなっちゃうのですよね😂見れば見るほど色んな発見が出来そう!だからもう一度見たくなるのですよ!

2年ぶりとなる東日本出場権獲得おめでとうございます👏
フルで残してーー!
と頼みたくなるような演技でした!清水選手の大女優な演技を、また東日本で拝見できそうで嬉しいことです!どうかステイヘルシーに、これからと練習出来ますように!

次のページにも続きます!

カテゴリー
東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】東日本フィギュアスケート概論 第3回 北海道 男子編

こんにちは!大学院生フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第3回、北海道男子編を始めたいと思います!
今回は北海道のフィギュアスケートの選手から、男子選手それぞれの魅力について語ります。
その前に少しだけこのシリーズの概要と、諸注意を話します。

フィギュアスケートで、『全日本』と名がつく大会の予選の1つが『東日本』。細かな条件が色々とありますが、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県のスケート連盟に所属する選手が対象です。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が強いと言われていますが…東日本にも強い選手がいます。それだけでなく沢山の選手が日々の練習に励んでいます!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!そんな願いをこめて、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』を連載開始させ、今回は第3回目です!

計3回にわたって北海道の選手を取り上げるその第3弾。第1回の北海道ジュニア女子編、第2回の北海道シニア女子編、そして今回が北海道編ラスト😲男子編を取り上げます👀今季所属が北海道or東日本所属で国体をふるさと指定で北海道としている選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

それでは行きましょう⏬

注意書き
※今回、実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニアカテゴリー以上の選手とします。
※所属クラブ等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです



No.11 中森飛佑伽選手 (ナカモリ ヒュウガ)

所属 札幌アースFC
SP 映画『ダンシング・ヒーロー』より『Scott & Fran’s Paso Doble』
FS High Priests/The Dawning/太陽を巡るリール

何かしらの理由により3シーズン大会に出場しなかったのですがバッジテスト6級を取得し、今シーズン、ジュニアカテゴリーとして初めて東北・北海道ブロックや東日本に出場しました✨インターハイや国体にも初出場しFS進出等、一躍大活躍のシーズンでした✨
3月に高校を卒業しました!

☑長身を活かしエレメンツはダイナミック
☑身のこなしがとてもエレガント
この2点が目を惹く選手であります!

SP・FS、ステップシークエンスの振付はクラブの先輩でもあり、国際大会の出場経験があり、北海道のフィギュアスケート界を引っ張ってきた鈴木潤さんであることも話題になりました!(鈴木潤さんを2019年版東日本フィギュアスケート概論で取り上げた際の記事はこちら)
(※それ以外の振付は、国際大会の出場経験があり、現在は帯広市内で指導している小田嶋隼先生です)

6級を取得して間もないのですが、3Loや、3F等難しいジャンプにも果敢に挑み、かつ、力強さと柔らかさのメリハリのある演技を披露しています✨

…このように論を並べるよりかは、実際に映像で見たほうが分かりやすいかと思いますので…2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい🔽

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(52:24~57:45、指定された時間から再生します)

FS(14:16~21:08、指定された時間から再生します)

実は、ずっとお名前だけは聞いていてまだ現地では、筆者が拝見したことがない選手なのです。
もし来季以降も続けるとの事であれば、一日も早く現地で拝見したいと願ってる選手です。

No.12 岩野颯太選手 (イワノ ソウタ)

所属 帯広工業高校
SP 映画『戦場のメリークリスマス』より
FS ならず者(歌 イーグルス)

帯広市が拠点。スケートを始めたのは小学校5年生からと比較的遅めですが、バッジテスト6級まで取得し、東日本ジュニア選手権や、全国中学校スケート大会や、インターハイ、2021年の国体北海道代表として活躍してきました!岩野選手も中森選手と同じく、3月に高校を卒業しました🎓

大きなジャンプを跳びつつ、情感豊かな演技が印象的な選手です✨

6級でありますが、所属する北海道FOREST.F.S.CのInstagramには、トリプルアクセルを成功させた動画が投稿されています!!!

今季は何かしらの理由により、ブロック大会にエントリーしなかったのです。オンラインでありましたが、一般のスケートファンが今季初めて演技を見れたのはインターハイのことです。
SPは最初の音が鳴った瞬間から、
あっ、これ岩野選手にぴったりなプログラム!
と直感で思いました!戦場のメリークリスマスのメロディーに乗せて、冬の雪、繊細さ、切なさ、桜が舞い散るような儚さ、美しさ、力強さ、想い出、様々な情景が目に浮かんで涙がこぼれそうなプログラムを披露して・・・!!と感動しました。
FSは、イーグルスの名曲、Desperado、日本でのタイトルは『ならず者』を選曲しました!
歌詞に合わせて、バラードの曲調を捉えた渋さ、哀愁、強さ、切なさ感じる振付の数々にこれもまた涙が出そうになって・・・となりましたね。
前のFSの映画『道』よりみたいに、哀愁ある場面とコミカルな場面との切り替え等、曲の雰囲気をしっかり捉え、壮大でエモーショナルな風景が見える表現に惹かれるのです。

それでは、実際に映像を見ましょう!2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい🔽

出典:インハイTV
SP(4:19:02~4:23:46、指定された時間から再生します)

FS(41:08~47:43、指定された時間から再生します)

コロナがなければ、これを現地で拝見したかったと思ってしまうような演技でしたね。
どうかこの先も岩野選手らしく、輝いてほしいとねがうばかりです。

※4/8追加
4/3付の十勝毎日新聞の記事より、4月から就職のため一度競技を引退しました。
長い間お疲れさまでした!社会人生活にエールを送ります!復帰の可能性もあるとのことなので、その時は沢山演技を拝見できる事を楽しみにしてます!

次のページにも紹介が続いてます💨

カテゴリー
フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論 東北北海道B編

はい!

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第2弾⤴️

前回はシーズン初めのローカル大会3つで、今回はいよいよシーズンに入ってきた!っと思わせる、東北北海道ブロックと、関東ブロックの中からベストプログラムを選んでいくつもりが…すみません、選んでいる途中で2つ合わせるのは無理ってなったので…今回は東北・北海道ブロックから選んでいきます❗

ノービスは全日本、ジュニア以降は東日本を懸けた戦いに、あー、シーズンの一つの山場である全日本へ時が進んでいくなっと感じさせるのです❗

いやー、本当はね東京ブロックも観たかったのに、なんで東北北海道ブロックと被るのさーー😠って言うわけで観に行けなかった😭

前回同様、いくつか注意すべきことを…
・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは早速行きましょう💨

 

2019 東北・北海道フィギュアスケート選手権
通称:東北北海道ブロック、東北北海道B
期日:2019年9月20日~23日
会場:テクノルアイスパーク八戸(青森県八戸市新井田西4-1-1)

タクシーに『スケートリンク』って言ったらテクノルアイスパークではなく、別のスケートリンクに連れてかれそうになった…冗談抜きで!八戸市内にリンク複数ありますので、『テクノルアイスパーク』もそうですし、『新井田(ニイダ)のスケートリンク』で通じるので気を付けてね!っと言い残して本題に入りましょう❗

男子SP

佐藤洸彬(サトウヒロアキ) 南部美人

SP:チャップリンメドレー
振付:佐藤操

12月の全日本が現役最後の試合っと言うことで…これが最後のブロック大会😭

今まで濃いキャラクターを演じて、東北北海道から東を引っ張ってきた佐藤選手が…って涙出そう…

SAPPORO CUPと同じ日程で行われたMGC杯(行きたかったなー)で初披露のSP。
現役最後のプログラムはチャップリンメドレー🎩

どんなにノリの良さも一つの持ち味である佐藤選手らしい最後のプログラム!!

カラフルなベストがちょっと洒落ている衣装✨

キーンコーンカーンコーン~♪

って鐘が鳴ってから始まり、物凄いスピードを出して4T+2T決まった!!

繋ぎにぴょーんっと飛んだり、曲が変わるところでステップシークエンス(StSq)でリズムを捉えつつ、コミカルに、コミカルに、踊って!観客から手拍子が沸き起こる!

ノリノリで、さすがのエンターテイナーっと思って楽しく見ていたら…スマイルのメロディーが流れ、スピン2本。
そして…
ジャッジ側から見て後ろ向きに立って、くるくるっとステッキを回す振りからの、振り返りが…

うわーん😭やめないでーーー!

って叫びたくなるーーーーー😭

その時の顔は笑顔であるが、なんだかその笑顔を見るとやめるのが寂しくなっちゃうではないか!!!

うわーーーーーーーーん😭

ってブロックの初っぱらから筆者の心の中で大号泣してしまいました😭😭😭

坪井聖弥(ツボイセイヤ) 苫小牧駒澤大学

SP:eye
振付:鈴木理絵/髙木尚美

今季シニアデビュー。
苫小牧市内の大学に進学し、引き続き東北・北海道ブロックとして出場することになって嬉しい😄

昨季からの継続のSPがね、これが坪井選手らしさが光るプログラムなんですよ😍

アコーディオニストのcobaによるeye。高橋大輔さんがバンクーバー五輪で銅メダル取った時のSPの曲です。

坪井選手と言えば、いい意味で危うさもあり、ガラスのように繊細な表現と、ダイナミックなジャンプと歯切れのいいスケーティングが共存しているところ✨ほんのちょっとした動きからも観客を魅了できるスケーターであります。

冒頭の3Loが綺麗に決まり、スピン1つからの3Tで手をついたが2Tを付けた!
スピードあり、かっとんでいくジャンプに見応えある!リンクを大きく使い、緩急の付け方がスムーズ。女性と踊っているのが目に見えて、観る者をゾクゾクさせる😍極めつけはStSq!フットワークの良さに、このゾクゾク感!ワクワクする!ってなるところで2Aを持ってきてフィニッシュするプログラムなわけ😍

最後の2Aチャレンジは置いといて、大学生になってより一層垢抜けて、eyeがますます洒落になってる❗な演技でした✨

 

ジュニア女子SP

宮本藍里(ミヤモトアイリ) 北海高等学校

SP:Rapsodia de Arrable/タンゲーラ
振付:横谷花絵

高校に進学し、師事コーチが変わった今シーズン。

昨季からの継続のSP。ジュニアのSPの指定ジャンプ・スピンの関係などで色々構成をいじっている。冒頭は2Lo、後半のジャンプに2A。フライングシットスピン(FSSp)に変えたりっといった具合に。

曲はそれぞれタンゴの曲を2つ繋いだもの。

バレリーナのような美しい所作で、華麗に舞い踊るのが宮本選手の最大の魅力✨

1音1音しっかり絡め取っていて濃密な表現。顔の表情、手の出し方、音ハメの動きが更にブラッシュアップされていてカッコいい😍

観ててあっという間❗

宮本選手の魅せる世界観がたまらないって思った演技でした✨

長岡柚奈(ナガオカユナ) ROYCE’F・S・C

SP:ピアノ三重奏曲第4番『ドゥムキー』
振付:佐藤操

SAPPORO CUPで初披露したSP。その時から思っていた『緻密な音取り』を話せる時が来た。

交響曲『新世界より』などで有名なアントニン・ドヴォルザークが作曲した曲で、6つの楽章から構成されている。
ちなみに『ドゥムキー』とはウクライナ起源の歌謡曲『ドゥムカ』の複数形や、スラヴ語で『思い』わ『瞑想曲』という意味があるが、作曲者がどういう意味で使ったのかは不明である。

このプログラムでは、前半は第4楽章、後半は第6楽章が使われている。前半と後半では調が違う上に、曲のキャラも違うように感じる。これを書くにあって色々と調べたが、改めて聞いても物語が浮かんでこない、抽象的な曲だなっと感じる。

難解な曲に合わせて、細かい所まで音を取っていく。滑らかな体の使い方で、多彩な動きをしてもしっかりと魅せることができ、テンポにもついていけている。

ちょっとした動き、ほんの数ミリの動きが積み重なって、一つの大きなテーマが見える。長岡選手の演技を見れば、たとえ抽象的な曲でも取っ掛かりが見えてきそうなパフォーマンスだった✨

パンフレットを見たら、操先生!
曲選びの幅が広い!!

描き出す世界観に唸らされた演技でした✨

伊吹有紗(イブキアリサ) 札幌アースFC

SP:映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より
振付:小田嶋隼

今季ジュニアデビューした選手✨
ノービスAの時のプログラム、バレエ『パキータ』よりの黄色いチュチュ風衣装がとっても可愛かった😍
今季の衣装もとってもお洒落✨

印象に残る衣装でもって演じるのは、カリブの海賊☠️

曲が掛かってからまず目につくのはスケーティング💨膝、足首が柔らかく、それを上手くコントロールしてスピードを出していく滑りに驚く⛸️

冒頭は3Lz+2Tではなく、今回は3T+2T。

リンクを颯爽と駆け抜けていく姿が観てて気持ちいい✨緩急を自在に操ってターンを描くStSq。
気品あって、とても気持ちいい演技✨
カッコ良かった😍

大関凜花(オオセキリンカ) 市立札幌旭丘高等学校

SP:パリの空の下
振付:小田嶋隼

昨季から継続のSP。

音源がとってもお洒落🎀🇫🇷
Florence CosteとJulien Dassinが歌う、男女デュエットで歌う曲✨
YouTubeに公式のMVが出ているので、これを見てください(聞きながらこの後の文章を読んでください)⬇️

紫に、リボンやお花模様をふんだんに使った衣装がまた可愛い😍
この大会から後半のエレメンツの順番が変わっていた!
そして、一つ一つの動きが更に洗練され、パリのシャンゼリゼ通りあたりをお洒落に歩いている情景が目に浮かぶ😍(ちなみに筆者はフランスはおろか海外に行ったことありません)

ジャッジ前を通りすぎる時の笑顔が印象的😆ふんわり大きいジャンプに、ポップやツイズルを効果的に取り入れて、小粋なプログラムに仕上げているのが最高✨

いつかパリに行ってみたいな…

 

次のページにFSでのベストプログラムを書いてます(下へスクロール)⬇️

カテゴリー
東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 第3回 北海道男子編

こんにちは!

前々回前回で北海道女子編っということで記事を書きました!
今回は北海道男子編!
概論っという名の、ただの…なので、苦手な方はくるりっ!

※所属クラブ等のデータは執筆当時(2019年3月)のものです

 

まずは
北村凌大(キタムラ リョウタ)選手(札幌アースFC)
SP パリのアメリカ人
FS チャップリン映画サウンドトラックメドレー
ノービス時代から含めて3季使ってるFS!!
StSqでのマイムが可愛い😍可愛い💓(おーっとここまでにして)チャップリンで、話題になっていましたが…3季目では随分とエレガントでカッコ良いチャップリンに印象が変わりました😮
滑らかで優美なスケーティングに、軸がしっかり取れ、気持ち良く回るスピン✨
コミカルなプログラムが多いのかな?
今年度から高校生となる北村選手、次はどんなプログラムを見せるのか、楽しみです♪

 

お次は
岩野颯太(イワノ ソウタ)選手(帯広工業高校)
SP 映画『La La Land』より
FS 映画『もののけ姫』より
まず目を引くのは長身!で体格の良さ!
今季のプログラムはそんな岩野選手の良さを活かした、男らしさ溢れるプログラム✨
SPはLa La Landのスローなメロディーを中心にした編曲。ほんのり哀愁帯びた、お洒落な雰囲気が大好評💖
FSは戦いに挑んでいく、男のカッコ良さが光る演技が素敵なんです✨
全てのエレメンツが大きく、迫力満点な岩野選手!今年度は高校2年生!来季はどんな演技となるのでしょうか🎶

 

続きまして
坪井聖弥(ツボイ セイヤ)選手(白鳥FSC)
SP eye
FS オペラ『カルメン』より

ダイナミックで、スピードとキレが良い動きに加えて、繊細な動きでたちまち皆の心を鷲掴みにしてしまいます😵💘触れてはいけないガラスのような色気に、虜になってしまいますヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

今季のSPって、究極に坪井選手の良さを活かしてるーーーって叫びたくなります!!その前2シーズンはブエノスアイレスの秋で、これもまた、ダイナミックさと繊細で哀愁感じる色気がマッチしてて!!だったので!!
坪井選手は4月から大学生だと思います!続けるのであるなら、年齢の関係でシニアに強制的に上がりますので、シニアの演技が楽しみです!

 

まだまだ続きます!
鈴木潤(スズキ ジュン)選手(北海道大学)
SP 月の光
FS ビートルズの曲3曲繋ぎ

北海道大学院工学府で学びながら、スケートを続けるって、筆者は本当に尊敬してます!筆者も大学院で理系の研究してますが、いや、もう調べることが尽きないし、根気と体力要るし(筆者は今なんでこんなことしてるのって突っ込まないで欲しいです)、あっ、大学院も普通に授業あります!!!こんなことで、鈴木選手の凄さが分かったところで、本題に!

鈴木選手の魅力って、丁寧で心に染みるスケーティング。一つ一つ、試行錯誤して、結果を積み上げていく。緻密で、努力が見える演技に何度泣きそうになったのやら…

 

…もっと沢山の選手を書きたかったな…泣く泣く最後に…
長谷川一輝(ハセガワ カズキ)選手(ROYCE’F・S・C)
SP アランフェス協奏曲第2楽章
FS 映画『カサブランカ』より

…うん、概論だから、概論だからね文量は少な目にね、もう、長谷川選手だけで一つ特論書けますね…

リンクに入って、ちょっと滑っただけで、なんだこりゃ!最早、別次元のスケーティングの巧さ。
高く跳び上がって、ふんわりと柔らかく着地するジャンプ。東ジュニアの二大高さがおかしい(誉めてる)ジャンパーの1人と筆者は定義する!
一点で回り、回転速度が速くてポジションが美しいスピン。今季は入れてないが、シットポジションでツイズルしてからスピンするっていう、とてつもないこともやっていた!
大人っぽく、北の哀愁漂う美しい表現✨今季のプログラムは二つとも神✨神✨神✨っと何度叫んだことか!!
今年度は高校3年生!もう、時が経つのは早いな…来季どんなプログラムでくるのやら!

 

はい、足早に結論
北海道は姫か王子しかいない
地元に住んでいない限り、中々北海道ローカル大会まで行ってっていうのは難しいのかもしれない。ただ、北海道の選手は、ここに取り上げてない選手を含め、一度観たらインパクトに残る選手がほとんどであり、毎度観て楽しい大会だったっという思い出を残して帰れる。
観に行って良かった!次はもっと色んな人に観て欲しい!って思わせるのであります。
もっと伝えたい!このブログを始めたきっかけの一つであります!
最後に、一度は北海道の選手を観て!!
っという言葉で北海道編を終了させます!
お付き合いありがとうございました!

 

次回は南下して青森編です!
またお付き合い頂ければ嬉しいです!