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フィギュアスケート観戦

【心に残ったプログラム覚書】 2021-22 Vol.2 関東ブロック

こんにちは、社会人フィギュアスケートファンのLenaです!早速心に残ったプログラム覚書、2021-22シーズン第2回、関東ブロック編を始めます!

このシリーズでは順位等関係なく、筆者がライブ配信や現地で見れた中で個人的に印象に残ったプログラムを何個か書いていこう!という記事になります!前回は中四国九州&中部ブロックで、今回は関東ブロック編です!当初は同日程同士てある関東ブロックと東北・北海道ブロックをまとめようとしましたが…無理でしたね😂はい、というわけでまずは先にスタートした関東ブロックから書いていきます!1日目が関東ブロックメインで、2日目以降は東北・北海道ブロックをメインで視聴しましたが…関東だけでも、印象に残ったプログラムが多く、濃くなりそうなので記事を分けることになりました。

以下注意書きです↓

※今シリーズで紹介するのは、実際にリアルタイムで見れてかつ、ジュニア・シニアカテゴリーの選手のプログラムとします
※所属・振付師名はフジテレビスケートで掲載された『選手詳細一覧』情報を基にしています。プログラム名は選手詳細一覧を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

個人の好み等がありますので、様々な意見があるかと思います。それをご了承の上で、読み進めていただければ幸いです。

それではいきましょう。

2021 関東選手権大会
通称:関東ブロック
期日:2021年9月30日(木)~10月3日(日)
会場:アクアリンクちば(千葉県千葉市)※無観客、FODの中継により観戦
セレクト対象:ジュニア女子SP、シニア男子SP、シニア女子SP(8名から)、ジュニア男子FS(1名から)


ジュニア女子

北條楓(ホウジョウカエデ)選手 栃木県スケート連盟

SP:ドラマ『エデンの東』より『フィナーレ』
振付:竹内理恵

記憶が正しければ、リアルタイムで演技を拝見したのは2019年東日本以来の事かと思います。その間大会に出場してましたが、タイミング等が合わず、今回久し振りに拝見することとなりました。去年か今年に入ってから7級を取得されたようです!

今季SP・FS共に新しいプログラムにしました!
今回はSPのみ拝見しました!

スケーティングの1蹴りから、スケールが大きく、伸びやかな雰囲気を醸し出しているのが目を惹きました!最後までスピードが落ちず、流れのある演技が印象的でしたね!

朗らかなオーラが、見てて凄く気持ちよかったです!

また演技を拝見するのを楽しみにしてます!

花田実優(ハナダミユウ)選手 宇都宮フィギュアC

SP:コットン・アイ・ジョー
振付:ショーン・ラビット

今季ジュニアデビューの選手です!
黄色ベースに、同色のフリンジが肩からV字状に伸びて沢山付いている衣装からまず目を惹きました!

北米の民謡のボーカルが無いバージョンを使用しています。体のキレが良く速いリズムをしっかりと捉え、スピンの回転速度が速さ、技と技とのつなぎに多彩な技を使用しているところに…

そして、
笑顔がめちゃめちゃ可愛い💘

キュートなカウガールになりきった演技に、心撃ち抜かれましたね😂

色々感想を書こうとしたところで、点数がコールされたのが早くて驚いてしまいましたね…😂

今回の演技で、お名前をはっきりと覚えましたね!次はどんな踊りを魅せるのか、楽しみにしてます!

三枝知香子(サイグサチカコ)選手 アクアリンクちばSC

SP:黒くぬれ!/悪魔を憐れむ歌(演奏:アンジェル・デュボー)
振付:服部瑛貴

高校3年生で、今季がジュニア最終学年となります。ホームリンクでのブロック大会となりました。SP・FS両方とも服部先生振付の新プログラムで挑みました!

今大会は、SPのみ拝見しました。
ローリング・ストーンズ氏の曲を、ヴァイオリンにアレンジした音源を使用しています!

まず冒頭から

クールに睨みつけ

に圧倒されましたね!トリプルサルコウ(3S)+ダブルトゥーループ(2T)、セカンドジャンプは片手を上げて飛んで、出来栄え点でプラスの評価でした。その次にトリプルフリップ(3F)を降り立ち、驚きました!惜しくもqマークが付き、微弱な回転不足を取られる形になりましたが、ここ2シーズンほど果敢に挑戦してきた3Fを、この大会で片足で降り立ちました!

強い音に合わせて、体のキレや視線がビシバシ飛んでくるのを感じる演技がカッコよすぎましたね!

三枝選手は前のSPが、ミュージカル・映画『レ・ミゼラブル』でドラマチックな表現で魅せ、今回のSPは一転ダークでクールな踊りを魅せるプログラムと、幅広いプログラムをモノにする力を改めて感じました!色々なモノを吸収して表現していて、また次も見るのが楽しみになるのですよ!

2位表彰台おめでとうございます🥈
リアルタイムでFSを拝見できる時が早く来ることを願いつつ、東日本で力を発揮することを祈ってます!

鈴木なつ(スズキナツ)選手 Mエイトクラブ

SP:タイスの瞑想曲
振付:岩本英嗣

先程の三枝選手と同じく、今季がジュニア最終学年となります。

今季SPを新しくして挑みました!東日本概論シリーズ第9回長野・山梨編で『もはや鈴木選手と言えば、このプログラムと答えたくなります!』と言及したほど、鈴木選手の前作のSPである水百景(演奏:川井郁子)はぴったりなプログラムでした。8月のサマートロフィー(通称サマトロ)の選手情報詳細で、曲名を見た瞬間

これは鈴木選手によく似合う曲だな!楽しみ!

と第六感が働きましたが…サマトロは筆者多忙により、全く演技を拝見できなかっため、ブロック出初めて拝見しました!

前触れが長くなりましたね。

結論から書くと

もうタイスの瞑想曲×鈴木選手は最高☺

と思わせるプログラムでしたね!持味の品の良い所作、スケーティングから優美な雰囲気を醸し出していて…ヴァイオリンの美しい音色を捉えて、幻想的なプログラムに仕立てていて…

あぁ、もう記憶がありません👼

となって、もう1回見てみたくなる演技でした✨

鈴木選手の高貴なスケートが大好きです😍

結果は3位表彰台でした🥉なんと、東北・北海道ブロック時代も含め、ジュニアカテゴリーで出場したブロック大会全てで表彰台に立ってます!6年連続でですよ!ジュニアで長きにわたって牽引してきた鈴木選手が、来季はシニアで出ると思うと、少し気が早いかもしれませんが、寂しさと成長を感じますね…
まずは東日本に向けて、思うような調整が積めますように!

次のページにも続きます!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】東日本フィギュアスケート概論 最終回(第24回) 神奈川男子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の最終回、第24回『神奈川男子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第24回目でかつ、最終回とさせてです!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、第16回から第21回までの全6回に亘って東京ブロックの選手を紹介してました!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
この概論シリーズ2021-22シーズンが始まる前には終わらせたかったのですが…筆者が諸事情で多忙となって中々進まなくなり、新シーズンに突入してしまいました…あと4回の予定だったからそのまま継続しましたが、これまた諸事情により3回目となる今回で最終回とします!
第22回から関東ブロックに戻って神奈川編に突入し、前回はシニア女子、ラストとなる今回は男子選手を紹介します!神奈川県内のスケートクラブに所属している選手を紹介します!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。なので、殆どが2020-21シーズンのデータです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

長かった東京編もあと少しです!ほんの少しでもお付き合い頂けたら幸いです!
それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.119 志賀海門選手 (シガ ミナト)

所属 KOSE新横浜プリンスFSC
SP 映画『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』より『Mountain Top』(歌 RADWIMPS)
FS ドラマ『シャーロック アントールドストリーズ』より

4月に高校3年生になりました!

4年連続全日本ジュニア選手権に出場や、全中での入賞歴、国体神奈川代表として活躍してきた選手です!また、第22回で紹介した沼田有樹選手と共に、2019年7月放送の『サラメシ』に登場した選手です!
今季がジュニアとしてはラストシーズンとなります。

サラメシではトリプルアクセルに挑戦する映像が流れてましたが、その後4回転トゥループにも挑戦し、昨季はそちらの方を試合の構成に組み込んでいました!練習では成功させており、ジャンプの力があります。

なにより、志賀選手は、

等身大の自分を素直に魅せる

のが最大の魅力の選手です!ありのままの自分をそのままの倍率で、会場いっぱいに表現するのが志賀選手ならではの持味だと感じています!

実直な滑りに、スケールが大きく、迫力ある演技がファンから愛される選手なのです!

昨季SPは、たとえ歌詞の意味が分からなくても聴いただけで感動して泣けてきそうな曲を選びました!志賀選手のスケートに絶対似合う!と予感させます!そんな曲に合わせ、情感豊かで意志の強さが見える演技が目を惹きました!伸びやかに滑っている姿から、爽やかな風が吹いているように感じました!

FSは、フジテレビで放送されていた連続ドラマのメインテーマ曲を中心に使用したものです(おそらくほぼ1曲それかもしれないです)。冒頭に4回転トゥループを組み込んで、挑戦していきました!ヴァイオリンのメロディーに合わせ、ダイナミックで力強く滑っている姿が印象的でした!

SPの元音源のMVが歌詞の和訳付きで、アーティストの公式YouTubeチャンネルに投稿されていますので、参考までにご覧ください↓

SP元音源(出典 RADWIMPS 公式YouTubeチャンネル)

歌詞の意味を知ると、更にエモさ増しますな…

どうかステイヘルシーに、志賀選手のペースで、演技を披露できる時が来ますように!その時は温かい拍手で迎えます!志賀選手の努力が報われる日が来ることを願ってます!

No.120 古庄優雅選手 (フルショウ ユウガ)

所属 日本大学
SP メガポリス(作曲 ベル・スオーノ)
FS 仮面舞踏会→映画『遙かなる大地へ』より

今年の1月に成人となりました!

スケートを始めた年齢は11歳と今まで紹介してきた選手の中で見ると遅いのですが、全日本ジュニア選手権に2度出場、国体神奈川代表の実績を挙げてきました。4回転トゥループを試合で挑戦するほどの力があり、練習では成功させているとのことです!
今は新横浜と岡山を行ったり来たりしながら練習を積み重ねています。

そんな古庄選手と言えば

伸びやかで、エレガンスなスケート

が魅力の1つですね!膝関節の柔らかさを活かし、1漕ぎで大きく進むスケーティングが気持ちいいのですよ。そして、バネのように高く飛び上がって、力を吸収させて降りるジャンプに驚くこと間違いなしです!(アイスコープで測ってみたいですねー)

そして、

イーグル、もうイーグルは大正義

と思うほど、古庄選手はロングイーグルが見所です!

昨季SP・FS共に、その前のシーズンからの継続のプログラムでした。どちらも佐藤操先生の振り付けでした!

SPとFS、どちらも持ち前の伸びやかさを存分に感じる演技でした!SPは、ダイナミックさを魅せ、FSはワルツの3拍子に乗せて、エレガンスさをとことん発揮するプログラムに魅了されたことでしょう。

どちらも、縦横無尽に滑りながら、きらきらと輝かせて踊るのが印象的なプログラムでしたね!

ここで、参考までにですが、SPの元音源のMVがアーティスト公式YouTubeチャンネルに投稿されていますので、ご覧ください↓

SP元音源(出典 BELSUONOPIANO)

5月に行われたサイニチ杯では、新FSの映画『遙かなる大地』よりを披露しました!雄大な自然が目に浮かぶようなプログラムで、これからどう磨かれていくのかとても楽しみです!8月の『げんさんサマーカップ』にエントリーしています。まずそこに向けて、そして今季の今後の試合も、古庄選手らしいスケートを披露できることを願ってます!

次のページにも紹介が続いてます💨残り2人です!
スクロールしてご覧ください!

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フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗ 2019-20シーズンベストプログラム論 東日本 SP編

GW明けでも、まだまだ私は家に居ながら、ボチボチとブログ書いています!

っというわけで…Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第4弾⤴️

前々回の東北北海道ブロック編、前回は関東ブロック編ときて、いよいよ東日本編❗本当は全部書こうかと思いましたが…めっちゃ多いっ!!っというわけで、今回はSP編です❗

上記のブロックと、東京ブロックを勝ち上がった選手が集い、ここでジュニアとシニア、それぞれの全日本進出が決まります!

沢山のドラマが生まれる舞台。
筆者としては好きな大会でありますが、ある程度は覚悟して行く大会です…

このシリーズ恒例❗いくつか注意すべきことを…

・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは早速行きましょう💨

 

第45回 フィギュアスケート選手権大会
第36回東日本フィギュアスケートジュニア選手権大会

 

通称:東日本
期日:2019年10月24日~27日
会場:軽井沢風越公園アイスアリーナ(長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1157-6)

まず軽井沢の町自体に驚かされましたね。
軽井沢駅で標高700mほど😲会場は更に山を登っていった所にあります。標高900m前後だったかと思います😲

あと、景観条例により、建物の高さが制限されていて空がとても大きく見えたり…そうそう、街灯少ないですし、あとコンビニの営業が6時~23時まででしたので、買い出しの際は気をつけて!

会場については次回書くことにして、本題に入りましょうか!

 

シニア女子SP

望月美玖(モチヅキミク) 日本大学

SP:リバーダンス
振付:岩本英嗣

久々に東日本出場となりました!

冒頭の3F+2Tの高さにどよめき!
続く3Tも綺麗に決まった✨

高いジャンプがバシッと決まって、プログラムが引き締まった❗

観客に演技に注目させるような、程よい緊張感が流れる。動きのキレの良さ、滑りのスピードとスムーズさがとっても印象的✨

途中のピョンピョンとした動きでキュートさを加えて…

森の中のように、凜とした雰囲気で会場に包まれました✨

切れ味の鋭さに、カッコいいと感じ、またとても気持ちよかった演技でした✨

松原星(マツバラアカリ) 明治大学

SP:Once Upon A December
振付:杉浦幸江

昨季から継続のSP。

東京夏季フィギュアは棄権し、東京ブロックは行けなかったので、今季初めて演技を拝見した。

曲はアニメ映画『アナスタシア』の劇中歌。
一度聞いたら、一生記憶の片隅に残るような不思議でノスタルジックな曲🎄

万華鏡のような煌めきを放つ演技に魅せられていたので、継続はとっても嬉しかった😄

冒頭の3Lzは転倒。

そのあとのスピン2つは、相変わらずっというか、前から凄かったが、よりしっかりとした軸を作ってグルグルっと回転速度の速い美スピンを決めた✨

そこから2A、昨季はハイキックしてから2Aを飛んで、着氷後キャッチフットスパイラルを実施していたがそれが無くなっていた。その他振付ちょくちょく変わっていたかな?
2Aのあとの謎の入りからの3S+3Tは綺麗に決まった✨

美しくも儚い。そして、とても不思議な世界観。オルゴールの箱の中にいるかのような雰囲気漂う。

懸命に演じていて、すっと心に何かが染み込んで、涙が出てくるような…

心にずっと引っ掛かり続ける、そんな演技でした✨

藤本梨乃(フジモトリノ)

SP:マイ・ウェイ
振付:岩本英嗣

当時大学3年生っていうことを考えると、この選曲は泣けてくる選曲…😭

引退のシーズンへと向かっていくなと感じさせます。

オーケストラ版の綺麗なバージョン。

曲が掛かってからずっと、美しいメロディーに合わせ、エアリーで、清らかなスケーティングで魅せてくれる。

両肩に付いたフリンジが、ヒラヒラとなびいていく姿でさえ美しい。

曲の盛り上がるところで、膝・足首を巧みに活かして踏み分けるステップシークエンス(StSq)に圧巻✨エモーショナルさも感じました。

全ての要素でほぼノーミス✨GOEで加点が付きそうな出来。

最後まで流れに乗っていて、クリアで気持ちいい演技でした✨✨

河西萌音(カワニシモネ) 山梨学院大学

SP:Jeepers Creepers 2.0
振付:岩本英嗣

河西選手ももう大学4年生…😭

全日本に出場経験もあり、最後にもう一度と思って挑んだ大会だったかと思います。

昨季から継続のSP。ニッキー・ヤノフスキーが歌っている曲。

冒頭の3Lo+2T綺麗に決まった✨

ノリノリな曲に合わせ、良く伸びるスケーティング。透明感あって、綺麗な滑り✨

美しいポジションでかつ、回転速度の速いスピンに…

何よりも、

大人可愛い😍

女性ボーカルに合わせて、ふふっと笑いかけ、上品に可愛さをアピールしていく😍

『ジーパーズ クリーパーズ』

この歌詞もまた耳に付く!

最後に持ってきたステップシークエンス(StSq)。音に合わせて、滑らかに踏んでいきながら、とことんアピールしていく。そして、投げキッスしてフィニッシュ💕

可愛い😍
可愛いの感想の後で、後半3Tの着氷が乱れたが、気合いで降りたっと言うところに、最後なんだな。最後にもう一度あの大きな舞台へと意気込んでいたのかなっと思わずホロリ😢

華やかで自分を表現していくのが上手い✨最後に、もう一度その瞬間を見れて嬉しかったです😭

佐藤伊吹(サトウイブキ) 明治大学

SP:Take Five for Else
振付:横谷花絵

昨季からの継続のプログラム。

TSUKEMENによる、『Take Five』と、『エリーゼのために』を掛け合わせた曲。

冒頭は3S+3T。昨季は3Lo+3Tだった所を、今季はこのコンビネーションジャンプで挑んでいる。続いて3F、軽やかにさらりっと降りた✨

フライングキャメルスピン(FCSp)の最後の、キャメルチャッチフットのフリーレッグの位置といい、足の持ち方がとっても独特✨

作曲者に、作曲された年代に、ジャンルすら違い、何一つ共通点の無い2つの曲。その2曲が出会い、ピアノと、ヴァイオリンの調べに乗せると、本来なら持っていなかった、どこか懐かしい雰囲気の曲になるのがとても不思議。

佐藤選手は、そんな曲に対して、お洒落に滑りこなしていく。

最後までさらりっと!その中に、キレとスピード、そして自信を増した滑りがとても印象的でした✨

 

ジュニア女子SP

平金桐(ヒラカネキリ) 明治神宮外苑FSC

SP:Suvivor
振付:星野有衣子

今季新しくしたSP。前のSP『Where have you been』と同じようなダンサブルでカッコいい系。今回は、強い女性というのがより見えるプログラムに心射抜かれました😍

曲は、映画『トゥームレイダー』より1曲。アリーナ・ザギトワ選手がEXで使用したものと同じ音源である。

まず、冒頭の振付!

ポニーテールがバサッと広がる所からカッコ良すぎ😍これもPCSに加えて欲しいと願うと思ちゃいますね😁
この瞬間をカメラで捉えたら、またフォトジュニックな、一つの芸術的な写真が出来上がりそう❗

冒頭の3T+3Tのファーストジャンプの高さに驚く😲続く3Loを降りたあと、

『I’m a Suvivor』

って歌詞が流れてカッケー😍

速いビートに合わせたステップシークエンス(StSq)。音に合わせ正確に刻み込みながらも、体の動きが複雑!そしてシームレス!

キャッチフットスパイラルをしてからの2Aも綺麗に決まった✨

軸がしっかりしていて、回転速度の速いスピンを2つ続けてフィニッシュ!

きゃー!桐ちゃんカッコいいーーー!!

完全に心持っていかれましたね❗

軽井沢のリンクがコンサート会場かっと思うくらいの演技✨

今日も女優でダンサーのような演技の平金選手に虜になりました😍

柚木心結(ユノキミユ) 帯広FSC

SP:シルク・ドゥ・ソレイユの演目『キュリオス』より
振付:田守由英

ジュニアデビューシーズン。東北・北海道ブロックでは、SPで出遅れてから巻き返して掴んだ東日本✨

白の長袖ワンピースに、黒で渦巻き模様、頭の頂点でお団子を結び、チェーンのように巻かれた髪飾りっというように、衣装、ヘアスタイルから非常に凝っている✨

曲はシルク・ドゥ・ソレイユの演目の一つ『キュリオス』より。前半は『11h11』、後半は『Bella Donna Twist』。

曲が掛かり、蒸気音に合わせて両腕でチクチク時計を表現する振付にまた目を惹く😍
蒸気機関車が今にも出発しそう❗

女性の声が聞こえてからの、大きな3T+2Tが綺麗に決まった✨
次のループジャンプは2回転に抑えて、確実に(SAPPORO CUPでは3Loに挑戦していた)✨

足替えコンビネーションスピン(CCoSp)の回転速度もめっちゃ速い❗I字ポジションで、片手を離した見事な技を披露✨音に合わせて首をグルンと回したり、ニコニコ笑顔が可愛い😍後半の2Aを決め、またもや回転速度の速いレイバックスピン綺麗✨

曲が切り替わって、ピョンピョン跳び跳ねる振付から始まるStSqがもう可愛いの極み😍跳びはねてる時の高さが物凄い❗躍動感で目を奪われてからの、ストップモーションでのジャッジアピールで完全にノックアウト😍

もう可愛い!!一度観たら絶対忘れられない!個性的でインパクトの大きいプログラム✨

最後までスムーズで、勢いと流れに乗った演技✨

得点は45.01。構成を考えたら、かなりいい点が出た✨

最後に一つ叫ばせてください。

心結ちゃんワールドサイコーーー❗

 

次のページはシニア男子と、ジュニア男子SPのベストプログラムを書いています💨


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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 第5回 リリーカップ直前 神奈川編Jr.男女

こんにちは!

第4回は青森編を書きました!今回は4/7,13,14と開かれる『リリーカップカナガワ』にて、まあ、国別の真っ最中でありますが…一人でも多くの選手を観て欲しいなって思って3回かな?に渡ってリリーカップに出場する選手を書きます!
今回はFSのみを滑る大会!
場所はJR横浜線・新幹線・横浜市営地下鉄ブルーライン 新横浜駅から徒歩5分にあるKOSE新横浜スケートセンター!
無料で入れます!パンフレットは1冊1000円。
観戦初心者も気軽に入れる大会だと筆者は感じてます!
それでは、今回はJr.編!
またね、いつものお約束!苦手な方はくるりっ!っとお願いします!
今回の神奈川編では様々なことを考慮して、選手が公表しているケースを除いてFS名をリリーカップ終了まで書かないことをご了承お願いします!
(終了しましたので書きます)

※所属クラブ等のデータは執筆当時(2019年5月)のものです

 

13日18:12~Jr.女子Ⅱ(中3・高1)

9番滑走 齋川怜子(サイカワ レイコ)選手(明治神宮外苑FSC)

SP The 20th Century Fox Mambo
FS 映画『アダムスファミリー』より

全中に神奈川代表で出ていた選手!

指先、足先まで行き届いた美しい所作✨キュートな笑顔、単にキュートなだけでなく妖艶さを感じさせるのも魅力であります✨

滑らかで強さ感じるスケーティングに裏打ちされたエレメンツの数々。
筆者が現地で観ていた、東京ブロックと東日本で、SPとFSの演じ分けが見事で印象に残っていた選手!

今年度は中学3年生!リリーカップ、そしてその先の演技がとっても楽しみです♪

 
2番滑走 吉野汐香(ヨシノ シオカ)選手(神奈川FSC)

SP ポル・ウナ・カベーサ
FS 大河ドラマ『女城主直虎』より

リンクに入ると、一際大きな選手にまず目を奪われるでしょう!そう、その選手が吉野選手!

身長だけでなく、スケートの技術全てがでっかい!!

一蹴りでリンクの長辺の端から端まで行ってしまうのでは?っと思うほど。強烈なインパクトを残す、よく伸びるスケーティング✨⛸️迫力満点なでっかい!!ジャンプ😮

思わず観入る雰囲気の華やかさもあり、毎度吉野選手の演技は思い出に残って帰っています!

高校入学おめでとうございます✨㊗️さて、このリリーに来季の演技、どんな演技を魅せるのか楽しみです♪

 
他にも
13番滑走 斎藤涼花(サイトウ スズカ)選手(神奈川FSC)、14番滑走木村真歩(キムラ マホ)選手(神奈川FSC)、20番滑走 田邊桜香(タナベ サクラコ)選手(KOSE新横浜プリンスFSC)と都合上名前の紹介に留まりますが、目を引く選手が沢山居るカテゴリー!もし行けそうであれば、ぜひ!観戦してはいかがでしょうか?

 

14日
11:15~Jr.女子Ⅲ(中1・中2)
このカテゴリーは都合上簡略した紹介に留めます。
可愛らしい演技が魅力の、8番滑走 岩澤音桜(イワサワ ネオ)選手(神奈川FSC)
スピード感ある思いっきりのいい演技が魅力の、9番滑走 杉本くるみ(スギモト クルミ)選手(神奈川FSC)
全中神奈川代表の、14番滑走 和田陽菜音(ワダ ヒナネ)選手(神奈川FSC)
と魅力的な選手ばかり!この日の競技の最初に行われるカテゴリー!ぜひぜひっ観に行って下さい!

 

13:22~Jr.女子Ⅰ(高2以上)

1番滑走 澤野うみ(サワノ ウミ)選手(日本大学)

SP Booty Swing
FS 映画『ニューシネマ・パラダイス』より→アニメ映画『ノートルダムの鐘』より
澤野選手と言えば、ニューシネマパラダイス!!!っていうくらい!溢れるパッション、ニューシネマパラダイスの美しいメロディーが合わさり、広がる情景にうっとりする。そんな綺麗な演技が今も思い出に残っています✨
SPは一度耳にすると何故か記憶に残る。女性のボーカルが繰り返し頭をよぎるような曲に合わせた、可愛くも、コケティシュな演技がクセになります✨
手足が長い&綺麗に見えるのを活かした所作に、曲に合わせた見事な表現✨衣装も要所を押さえた素敵な衣装なのが(●´ω`●)✨
4月から大学生!!おめでとうございます✨
まずはリリー、この先の演技がとても楽しみです♪

 

9番滑走 増田未夢(マスダ ミユ)選手(白鵬女子高校)
SP パリのアメリカ人
FS 映画『ラプンチェル』より→Pennsylvania Six-Five Thousand
今年の国体の神奈川代表です!
可愛い💖にも、丁寧で滑らかなスケーティングが魅力であります✨
振付がとってもキュートでお洒落✨SPはちょっとレトロな感じに聞こえる音源を使用して、冒頭とStSqの振付が可愛い💖FSのラプンチェルは、全体からキュートな雰囲気漂って最後はStSqで〆る構成だった!
今年度は高校2年生✨どんな演技を魅せるのか楽しみです♪

 

15:30~Jr.男子(Nv.B-Ⅰ男子と合わせて行う)
2番滑走 志賀海門(シガ ミナト)選手(KOSE新横浜プリンスFSC)
SP Writing’s on the Wall
FS 映画『風の谷のナウシカ』より

志賀選手の魅力を伝えようとすると、どの言葉を用いれば皆が分かるのかっといつも考え込んでしまう。それはとても良いことである。志賀選手の魅力は、会場で観てしか味わう事が出来ない。

SPは2シーズン使用し、試合ごとに感想が違う。初めて観た2017年東日本では、ちょっと背伸びした、ガラスの少年のような繊細さを感じた。回を追うごとにどんどん大人に成長し、最後に観た2019年国体では、貫禄のある大人のダークなカッコ良さを感じたのである。背が伸びたり、ジャンプの構成を上がったのも、感じるものに影響したのではと筆者は仮説を立てた。

FSは力強い風、竹林に吹く風、色んな風が見えるのである。それだけでは説明が付かない。もっと多様な切り口がある。壮大な演技…うーむ。

今回は概論と言う名ですから、この辺で切り上げます(すみません)。機会があるときに推測してみます!

っと筆者を言わしめる志賀選手は4月から高校生(何度も言いましたがおめでとうございます✨)!リリーカップのナウシカも楽しみです♪
 

これでJr.男女編は最後です!忘れちゃいけません!
1番滑走 鍵山優真(カギヤマ ユウマ)選手(神奈川FSC)
SP Let The Good Times Roll
FS 大河ドラマ『龍馬伝』より→映画『TUCKER』より
初めて鍵山選手の演技を観たのは2016年の東日本。その時から思ったのは、いい意味で不思議。ジャンパーとして、スピナーとして、スケーティング巧者として、表現者としてどう成長するのか分からない。が、観ててとっても面白いポテンシャル。次観るときが楽しみ😆🎶✨っと思っていました。
そして、今季!ご存知の方が多いのですが、JGPSや全日本Jr.、シニアの全日本等の大活躍を見せたのであります!
ジャンプは、スローで見ると、跳び上がり切っってから回転し出し、最後の最後で物凄いスピードで回って降りる。そして、降りた衝撃を活かして流す。最後までスピードあるスケーティング。綺麗なスピン。そして今季は、試合を重ねるごとに勢い増す、外向きの表現✨
今季の鍵山選手の演技をかなり現地で観る回数が多かった。その度に感動だけしかしなかった。楽しかった。
今回概論だからこの辺で止めときますが、鍵山選手だけでも記事一本書けますなー。
高校入ってから最初の試合✨(高校入学おめでとうございます✨)どんな演技を魅せるのやら!

 

かなり長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございました!
次回は神奈川編 選手権男子を書きます(さてさて、このペースだと間に合うのやら)!
またお付き合い頂ければ嬉しいです!