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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第11回 栃木・群馬編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第11回『栃木・群馬編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第11回目です!

前々回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介一覧はこちらから)関東ブロック編第3弾は栃木・群馬編です!前回の茨城編に続き、北関東エリアですね。栃木県スケート連盟所属、又は国体を栃木県代表、群馬県代表として出場してる選手を取り上げます!

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨まずは栃木からです!

No.51 北條楓選手 (ホウジョウ カエデ)

所属 栃木県スケート連盟
SP ミュージカル・映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』より『Live in Living Color』(2021年インターハイより判断)
FS 映画『恋は邪魔者』より(2019年東日本ジュニア選手権パンフレット参照)

4月から高校2年生になりました!バッジテスト6級で2019年東日本ジュニア選手権や、国体栃木県代表として出場経験がある選手です。

動きがダイナミックでかつ、洗練されているところ。明るく、華のある演技が魅力です!

SPは少なくとも3季使用しているプログラムです!フルボーカルの曲を伸びやかに演じているのが印象的です!

FSは今季一般のスケートファンにお披露目できる機会がなかったのですが、昨季のプログラムは溌剌とした演技が印象的でした✨

元気いっぱいでありながら一つ一つの動きが綺麗で、観てて爽快な演技が持ち味だと感じてます!

音がミュートされていてかつ、SPのみですが、2021年インターハイのアーカイブがありますのでご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選B)(1:02:13~1:07:14、指定された時間から再生します)

5/2から行われる『サイニチホールディングス杯』にて、エントリーしています。シニアはライブ中継が予定されてますが、ジュニアはどうでしょう…?まずはこの大会で思うような演技ができますように!また来季、どこかで演技を拝見するのを楽しみにしてます!


No.52 渡邊元選手 (ワタナベ ゲン)

所属 日光名峰高校
SP 映画『雨に唄えば』より『雨に唄えば』(主題歌)
FS ミュージカル・映画『オペラ座の怪人』より

4月に高校3年生になりました!2020年全日本ジュニア選手権に出場経験がある選手です。

リンクを疾走するスケーティングに、ノリ良く踊るのが魅力の選手です!

SPは2018-19シーズン頃まで使用していたプログラムをもう一度演じました。バッジテスト5級だった時からのSPでした。コミカルな振付に合わせ、軽快に、飄々と滑る姿が印象的な演技でした!

FSは昨季の途中に変えたプログラムを継続しています。SPとは一転、激しい展開の音楽を、スピードたっぷりに、ドラマチックに演じてました!オンシーズン時はバッジテスト6級でしたが、後半きつい時にに3回転ジャンプを続けざまにとぶ構成で、果敢に挑んでました!

インターハイの公式アーカイブ映像が、SPのみありますので併せて貼っておきます↓

インターハイ演技動画(出典 インハイTV Youtubeチャンネル)
SP(4:23:47~4:28:30、指定された時間から再生します)

来季は受験生シーズンとなりますが、納得のいくスケートと進路となるよう願ってます。

次のページからは、シニアとして活躍してる栃木の選手と、群馬の選手紹介です。
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第10回 茨城編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第10回『茨城編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第10回目です!

前回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介一覧はこちらから)関東ブロック編第2弾は茨城編です!今回の紹介、1人除いては、拠点・所属等は東京ですが、国体を茨城代表として出場している選手です。

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨

No.46 塙雪月花選手 (ハナワ キララ)

所属 笠松FSC→?
SP 星に願いを(歌 Sayulee)
FS 舞台『リバーダンス』より『ファイヤーダンス』

4月から高校生になります!茨城を拠点にして練習し続け、バッジテスト6級を取得し、昨季・今季と2年連続でブロック大会に出場しました✨

SPは、ディズニー映画の名曲の1つ、星に願いをです!最初は柔らかく、途中でビートが変わってテンポが上がるアレンジとなっています。

FSは恐れながらも、筆者はまだ拝見したことがありません。レポートによると、SP同様の継続のプログラムで、こだわりとリスペクトがありそうなプログラムだと感じてます。

高校生になっても競技を続けるとのことでしたら、まだ観た事がないFSを含め、演技を拝見する日を楽しみにしてます!


No.47 坂東凜選手 (バンドウ リン)

所属 駒場学園高校→東洋大学
SP 映画『フットルース』より『フットルース』(主題歌)
FS 映画『ザ・ロック』より

4月に東洋大学に入学しました!今年1月に閉鎖したシチズンプラザを拠点に練習を積み重ねていました。国体を茨城代表で出場しています。

コーチの山本雅江先生の振付は、滑りながら様々なポーズを取るのが特徴的です。細かい芸もしっかり決めて、表現してるのが坂東選手の魅力なのではと感じてます!

SPは昨年2月に鎌田英嗣さんの引退エキシビジョンで初披露したプログラムです!軽快なロックに合わせて、ノリノリに踊りまくる姿が目を惹きます!
音ハメの振付もバッチリ決め、ステップシークエンスでのニースライドなどなど、見所盛り沢山です!

FSは、SPとは一転して壮大なスケールで描くのが印象的なプログラムです。少なくとも3シーズン連続で使用しているプログラムです。シーズンを重ねるごとに、表現がダイナミックになっていき、クールな世界観が見えてきてました!

ここで有料になりますが、2020年東京ブロックの演技がSP、FS共にフルで残っているのでご覧ください。インターハイの公式アーカイブ映像が、SPのみありますので併せて貼っておきます↓

東京ブロック演技動画(出典 FODプレミアム)
SP→02:55~05:56
FS→32:06~35:50

インターハイ演技動画(出典 インハイTV Youtubeチャンネル)
SP(4:23:47~4:28:30、指定された時間から再生します)

5/2から行われる『サイニチホールディングス杯』にて、初めてシニアとしてエントリーしています。ライブ中継が予定されているとの話なので、まずはこの大会で大学生になった演技を楽しみにしてます!

次のページからは、シニアとして活躍してる選手の紹介です。
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第9回 長野・山梨編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第9回『長野・山梨編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第9回目です!

第1回から前回でもある第8回にかけて東北・北海道エリアの選手を取り上げました。(これまでの一覧はこちらから)今回から南下して、関東と東京ブロックエリアに突入します!記念すべく関東ブロック第1弾は、長野・山梨編です!3月時点で長野県スケート連盟に所属している選手と、3月時点で山梨県スケート連盟に所属又は、国体山梨県代表経験のある選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨

No.41 井口せな選手 (イグチ セナ)

所属 長野市スケート協会→?
SP 『ガール・クレイジー』組曲
FS 映画『アナスタシア』より

2018年6月に行われた『Heroes & Future 2018 in NAGANO』にて、地元スケーターとしてソロ演技をした選手の1人です!当時中学1年生でしたが…時の流れは早く、4月から高校生です!

そんな井口選手の魅力と言えば、指先まで意識した綺麗な所作です✨

SP・FS共に昨季からの継続のプログラムでした。

SPは上品可愛いいプログラムです!大会を重ねるごとに、ビターさや、コミカルさのメリハリが増していました!

FSはドラマチックな演技が魅力的です。力強い曲調、綺麗な曲調、様々な曲調に合わせて表現を変えていき、ストーリーを描くプログラムでした!大きなスケール感じる表現か印象的でした!

春から高校生とのことで、進学先も気になりつつ、また来季演技を拝見できる時を楽しみにしてます!


No.42 大久保政宗選手 (オオクボ マサムネ)

所属 長野市スケート協会→?
SP 映画『ロシュフォールの恋人たち』より『キャラバン隊の到着』
FS 映画『ミッション』より/映画『アンタッチャブル』より

大久保選手も『Heroes & Future 2018 in NAGANO』に地元スケーターとして、ソロ演技を披露した選手です!また井口選手と同じく、4月から高校生です!

見所はなんと言っても、思わず心掴まれる綺麗な所作とスケーティングです!それに、昨季までは3回転がサルコーのみだったのがトゥーループが加わる技術的な成長に、ダイナミックさや貫禄が加わった演技を披露しています!

SP・FS共に昨季からの継続のプログラムです。
SPはキラキラまぶしい!!お洒落な雰囲気で踊りながら、一本の線でつながるようなスケーティングを披露してました!持ち味の表現を存分に発揮してて、一度見たら忘れらない演技でした!

FSは、一転して驚きの連続でした。まず荘厳な合唱曲が流れて、スタートポーズのまま10秒待ってからスタートからびっくりしました。綺麗な滑りを魅せつつ、ステップシークエンスで小技のオンパレード。そして、ジャンプ、スピンとして終わるかなと思ったタイミングで…何も脈略なく、映画『アンタッチャブル』のテーマが流れて、ひっくり返りそうになりました。ミッションとアンタッチャブルの共通点は…アメリカ映画であることと、エンニオ・モリコーネが音楽担当したことですね。
この驚きの振付を施したのが、駒場幸大先生でした…!流石、常識を超えた振付が得意な先生ならではです。この経験が今後の大久保選手の演技にどう出るのか楽しみになりました!

2021年国体の公式アーカイブの映像でご覧ください↓

こちらから(出典 国体チャンネル)
SP→『少年男子ショートプログラム 1/27』を選択し、(CMの後)2:23:07~2:28:16
FS→『少年男子フリースケーティング 1/28』を選択し、(CMの後)58:38~1:05:38

進路先が気になるところです!来季はどんな進化を遂げ、どんなプログラムを披露するのか非常に楽しみにしてます!

次のページからは、山梨の選手の紹介です。
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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フィギュアスケート@ピアノ

[動画付]ピアノで弾いてみた Vol.1 組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」 フィギュアスケートの定番曲

こんにちは、実は5才~高校2年生の終わりまでピアノを習っていたLenaです。フィギュアスケートで使われた曲を実際に弾いてみよう!とこの企画を始めました(勿論【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論シリーズの執筆も進めてます)!今回はハチャトゥリアン作曲、組曲『仮面舞踏会』より『ワルツ』を弾きました。

弾く時に感じた事、苦労した事、考えていた事などなどをまとめ、最後に動画を載せます!
これから仮面舞踏会を弾いてみようと思った方、ピアノはどのように弾いているの?と思っている方にとって少しでも参考になれたら幸いです(音大に進んだ訳ではなく、音楽のプロではありませんが…極端な話コンクールや発表会に出たことないです。ただ、長く続けていただけです)。

それでは、このまま行きましょう↓💨



きっかけは?

私が中学生の時に、浅田真央さんが使用したことで知りました。地元の楽器屋の店内を歩いていると、『フィギュアスケートで使用した曲特集』で流れていました。その時、
不思議なリズムだな。不思議な世界を感じる曲だな
と、その不思議さに惹かれていたのです。さあ、何故惹かれたのか今でも謎ですが…

それから時が流れ、大学生になったある日、これを購入したのです↓

ピアノで弾く フィギュアスケート名曲集 2015-2016

ヤマハから出版されていて、2021年4月現在もネット通販で購入できます(ヤマハ公式のネット通販のページを上にリンクしてます)。
フィギュアスケートの定番曲をピアノアレンジした楽譜集ですね。
買って暫くは練習してたのですが…次第に忙しくなってピアノ自体弾かなくなりました。修士論文を書き終わった前後で、この楽譜集の存在を思い出し、試しに仮面舞踏会を弾いてみたところ…
意外といける!!
と思って、本格的に練習しました。

さて、次からは弾いて感じたこと諸々を書いていきます↓


難易度は?

音自体は比較的簡単。ただ、あなどってはいけない。
のが正直なところです。

ただ、これは両手で弾くことができてかつ、リズムがきちんと取れること、和音が弾けることなどなど、奏法を一通りこなせるのが大前提です。
全音ピアノピースシリーズだと、レベルC(Aが1番簡単、Fが1番難しい)に設定されてます。
すなわち、中級レベル以上であれば、この曲は音自体は多分簡単だと感じると思います。他の曲だと、フレデリック・ショパン作曲の『子犬のワルツ』が弾ければ大丈夫だと思います(子犬のワルツを弾いた時も、音は簡単だけど…あなどるなとなりました)。

一度に押さえる音の数が比較的少なく、和音になっても片手で最大で3ヶ所押さえれば良い話です。あと、3連符(指定の拍に音を3つ入れること。これリズムが崩れやすくなるので私にとって難しいのです)がほとんどない!更に、この曲の場合、同じメロディーの繰り返しが多いので、暗譜も比較的やりやすいと感じました。

今回楽譜をめくるの面倒くさいので、A4サイズの紙に印刷して合計8枚。楽譜にマスキングテープを貼って1枚に繋げて、いざピアノに並べると…
収まらない!!!
2枚分はみ出てしましました!!
かと言って、曲の途中でぱらーって、慌てて並べるのも嫌だし、譜めくりの人いないし…どうしようと思って思いついたのが…
途中2枚分を折り畳む
という方法でした。そこだけ一生懸命に暗譜(楽譜を暗記すること)して、挑んでいたのです!そこだけ暗譜して挑めたのも、比較的音が簡単でかつ、同じメロディーの繰り返しが多いという特徴があったからこそ出来た話だと思ってます(筆者はは暗譜が苦手でした)。最初は途中で音が分からなくなったりしましたが。

いくら音が簡単めだと言って、あなどってはいけないのがこの曲なのです!!

音が簡単だからと言って、すぐにスラスラ完璧に弾けるかと思ったらそうでもないのです。

『よくやりがちなミス』でも説明しますが、音の移動が1オクターブ以上あるものが多いので、ミスタッチが発生しやすいです。まだ隣の鍵盤とか、2つ3つ違う位置の鍵盤だったらねやりやすいのですが…7つ以上も離れた位置にある鍵盤を、行ったり来たりすれば狙わなくてはならないので、ミスが増えます。

あと、テンポが速い曲なので、テンポを上げれば上げるほどミスしやすいのもあります。速さの指定では『符点二分音符≒73』とありました。これは、3拍をほぼ73で取るということなので…実際は1拍が100超えます。めちゃくちゃ速いです!!指が回らなくなります(筆者は速いテンポの曲が苦手というのもあるかもしれませんが)。

ミスしやすさの面では難しい曲でした…。


完成までどれぐらいかかった?

前に弾いていた時がありましたので、練習を再開してから動画のように弾きこなせるまでには1ヶ月程練習していました。
1ヶ月間、時々練習できない時を除いては、毎日30分ぐらいは練習してました。
それでも本番に、ミスタッチをちょくちょくしてますが…まあ、色々ありまして多少ミスしてますが公開に踏み切りました。

次のページでは、やりがちなミスと、意識していたことを説明し、最後に動画をご覧いただきます!
ぜひスクロールして、2ページ目にクリックしてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第8回 宮城編part3

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第8回『宮城編part3』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第8回目です!

第1回~3回にかけて北海道の選手を取り上げました!第4回以降は北海道から南下し、東北エリアに入っています。(これまでの一覧はこちらから)前々回前回に引き続き、東北エリア最後となる宮城編をお届けしてます!今回は宮城編第3弾!宮城編自体も最後です!宮城県スケート連盟に所属している取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨



No.36 藤﨑鈴選手 (フジサキ スズ)

所属 東北高校
SP アルメニア・ラプソディ
FS ピアノ協奏曲第2番 ハ短調(作曲 セルゲイ・ラフマニノフ)

元々は宮城FSCの選手でしたが、高校に進学の前後、今シーズンが始まるまでに仙台FSCに移籍しました。ジュニア3年目で、初めて東日本に進出しました!

そんな藤﨑選手の魅力は、ダイナミックでパワフルな演技だと感じています!

SPはエキゾチックな音楽を、体を大きく使って音ハメしていく振付が印象的でした。冒頭のユニークな振付に、エネルギッシュでメリハリある動きが魅力的です!

FSは、クラシック音楽をエレガントでありながらも力強く、伸びやかに滑っているのが印象的でした✨

SPだけですが、2021年インターハイの公式アーカイブ映像がありますのでご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(3:37:38~3:42:19、指定された時間から再生します)

来季は現地で、演技を拝見出来る日が来ることを願ってます!


No.37 千葉広美選手 (チバ ヒロミ)

所属 仙台FSC
SP 映画『ワンダーウーマン』より
FS ワルシャワ協奏曲

4月から高校2年生になります。2020年の国体宮城県代表や、同年の東日本ジュニア選手権に出場した経験があります!

千葉選手の演技で目を惹くのは、力強さがありながら、落ち着いていて成熟した滑りです!

SPは3シーズン、FSは2シーズン使用したプログラムです。

SPは映画『ワンダーウーマン』よりということで、パワフルな女性を演じていました!繋ぎ等の要所要所で、腕を交差する振付が印象的で、最後までスピード感溢れてダイナミックな演技でした!

FSはSPとは一転して、クラシカルな音楽を選んでいます。エレガントな振付で描く、壮大な世界観が印象的でした✨

スピード、ダイナミックさ、力強さがあり、それをしっかりとコントロールしながら、ドラマチックな演技を実施するのが魅力ですね!

来季以降どんなプログラムを披露するのか楽しみにしてます!

次のページからは、シニアとして活躍している選手の紹介です。
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第7回 宮城編part2

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第7回『宮城編part2』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第7回目です!

第1回~3回にかけて北海道の選手を取り上げました!第4回以降は北海道から南下し、東北エリアに入っています。(これまでの一覧はこちらから)前々回は秋田・新潟編、前回から東北エリア最後となる宮城編をお届けしてます!今回は宮城編第2弾!引き続き宮城県スケート連盟に所属している取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのが公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨



No.32 尾形広由選手 (オガタ ヒロヨシ)

所属 仙台FSC
SP コロブシュカ(演奏 ボンド)
FS サマー・ストーム(演奏 川井郁子)

4月から中学3年生、バッジテスト6級を取得して今季本格的にジュニアデビューした選手です。

尾形選手の演技を見ると、真っ先に
ジャンプがでっかいーーーー
と思わず驚いてしまいます!!フジテレビのアイスコープで測定すると、どんな結果が出るのか気になります!
6級を取得して間もない段階から、トゥーループと2番目に難しいルッツの2種類をプログラムに組み込んで成功させています!ジャンプ力の高い選手だと思っています!

SPはロシアの民謡の曲を使用してます!テンポが途中で速くなるのをしっかりと捉えながら、エレメンツのダイナミックに、所々でエレガントな所作が光るのが印象的です!

FSはノービス時代からの継続のプログラムです。ヴィヴァルディの『四季より夏』をアレンジした曲です。テンポの速い曲に合わせ、豪快に力強く滑るのが印象的です✨

折角の機会なので…有料になりますが、FODプレミアムに2020年の東北・北海道ブロックの公式アーカイブにてSPとFSの演技がフルで残っているので、もし会員でしたら映像をご覧ください↓

演技動画はこちらから(出典 FODプレミアム)
SP→07:07~10:13
FS→41:33~45:19

本格的にジュニアとしてデビューしてからは筆者は現地で演技を拝見したことがないので、来季拝見するのを楽しみにしてます!


No.33 勝長あすみ選手 (カツナガ アスミ)

所属 宮城FSC
SP 映画『遙かなる大地』より
FS マンボNo.5/キエレメ・ムーチョ/エル・マンボ(演奏 見砂直照と東京キューバン・ボーイズ)

4月から中学3年生になります。2020年の全中や、東日本選手権に出場した経験があります!

動いてる最中のポジションが綺麗な滑りを活かしながら、繊細さからダイナミックな表現をコントロールできるのが魅力の選手です✨

SPはしっかりと音を拾いながら、前半は優雅に、後半は雄大な自然を表す演技が印象的です。

FSは昨季からの継続のプログラムです。マンボの曲を3曲繋いだものですが、おそらく同じアーティストの同じアルバムから取っているのではないと推測します!SPの時とは違い、最後までスピードたっぷりに、元気溌溂と踊る姿が印象的なプログラムです!

SPとFSと曲調の違う曲を使用していますが、それぞれ音に合わせたエレガントな所作も目を惹きます!

また来季も優美な演技を拝見できることを願ってます!

次のページにも紹介が続いています💨
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第6回 宮城編part1

こんにちは、大学院生フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第6回『宮城編part1』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第6回目です!

第1回~3回にかけて北海道の選手を取り上げました!第4回以降は北海道から南下し、東北エリアに入っています。(これまでの一覧はこちらから)前々回は青森・岩手編、前回は秋田・新潟編、東北エリア第3弾である今回から3回に分けて、宮城県スケート連盟所属選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※今回、実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします。
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨



No.28 太田彩音選手 (オオタ アヤネ)

所属 仙台FSC
SP 全中中止のため不明
FS スウィングしなければ意味がない

4月から中学2年生、全日本ノービス選手権に3度出場したことがあり、来季からジュニアデビューする選手です!

太田選手の魅力は何かと言われましたら、今ぱっと挙げるのは
☑綺麗な所作
☑足元がよく滑る
☑柔らかい膝
他にも様々な魅力がある選手です!

昨季から継続のプログラムのFS、ちょっと音源は特定できなかったのですが…ボーカルは無しで、ジャズ系統のお洒落な曲です。そんな曲に合わせ、指差し等のアピールがとても印象的でした✨粋に小洒落たスケートで観客の心を掴んでいました。前のプログラムの、映画『メリー・ポピンズ』よりでは、綺麗なスパイラルやスピン、映画の世界観を表した振付が可愛かったプログラムでした😍

もっと色んなプログラムを見ていけたらな…と思っていましたら…来季からは2つのプログラムを大会で拝見できるじゃないですか!どんな演技を披露するのか楽しみです!!

No.29 園田真央選手 (ソノダ マオ)

所属 仙台FSC
SP Bom Bom(歌 Sam and the Womp)
FS 映画『シザーハンズ』より

4月から中学2年生になります。先程紹介した太田選手と同学年です。ただ、園田選手は6月生まれのため、7月1日を基準とするスケート学年的には1学年違います。よって、今季ジュニアデビューでした!
元々は同じ宮城県内を拠点とする、宮城FSC所属の選手でしたが、仙台FSCに移籍して、今季初めてブロックを突破して東日本に進出等の活躍しています!

園田選手と言えば!と聞かれて、真っ先に思い浮かぶのは、
SPとFSとのギャップ
です!

SPは体を目一杯使い、キレキレに元気良く踊る曲なのですが…
FSは曲の起伏があまりなく、重厚でシリアスな曲を使うという、かなり系統が真逆な選曲をしています!

どんな曲を使っても、それぞれで印象に残るような表現をし、プログラムを滑りこなせていけるのが、園田選手の魅力です!
勿論、SPだけとか、FSだけと単独で見るのもありなのですが…SPを見てからFSを見ることをオススメします!!SPはノリノリな曲からの、FSは冷たい世界観であっ!!となって、より、表現の引き出しが多く、幅が広いなと感じることでしょう!

参考程度に、SPの曲のアーティスト公式YouTubeチャンネルに投稿されていたMVを見てみましょう↓

出典:Sam and the Womp 公式YouTubeチャンネル

多分、衣装はこのミュージックビデオからイメージしたものかと思います!真っ赤で軍服みたいな衣装も目を惹きましたね!

SPとFSは今季新しくしたプログラムなので、継続する可能性もありますし、来季また新しくする可能性もあります。どんな選択をしても、園田選手の幅広い演技力を拝見する時を楽しみにしてます!

次のページにも紹介が続いています💨
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第5回 秋田・新潟編

こんにちは!大学院生フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第5回、秋田・新潟編を始めたいと思います!
今回は秋田と新潟の選手のそれぞれの紹介を主に、山形、福島の話も少しだけできたらいいなと思います。

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばしてください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間一般から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第5回目です!

第1回~3回にかけて北海道の選手を取り上げました!第4回以降は北海道から南下し、東北エリアに入っています(これまでの一覧はこちらから
)。前回は青森・岩手編、東北エリア第2弾である今回は、秋田県スケート連盟所属選手と、新潟県スケート連盟に所属の選手をそれぞれ1ページずつ取り上げます😎山形・福島の情勢も少し取り上げます。

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

それでは行きましょう⏬

※今回、実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします。
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

No.22 鎌田明子選手 (カマダ メイコ)

所属 秋田県連
SP 舞台『リバーダンス』より『ファイヤーダンス』
FS シング・シング・シング

4月から高校生になります!通年リンクがない秋田県を拠点に練習を続け、2019・20年のブロック大会や、2020年全中に出場しました✨

SPの振付は2010・14年オリンピック出場の鈴木明子さんです。初めてオリンピックに出場したシーズンのSPの後半部分を、今回鎌田選手に振り付けたと思われます!綺麗に、丁寧に演じつつ、要所要所で、ビシッと決めている振付が印象的なプログラムです。

FSはパワフルさが印象的な演技でした。2種類の3回転ジャンプを入れる構成にもチャレンジした経験もあります。

シーズン毎に成長した体の動きや演技を感じております!練習環境が厳しいと思いますが、また来季以降も拝見出来ることを願っております。

No.23 安保咲野選手 (アンボ サヤ)

所属 秋田県連
SP ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』より(※2021年インターハイでの演技から判断)
FS 映画『007 カジノ・ロワイヤル』より(※2020年インターハイパンフレットより)

4月から高校3年生になります。
2018-19シーズン中頃に6級を取得して以来、おそらく秋田県勢としては久しぶりとなった全中やインターハイ、更には先程紹介した鎌田選手とコンビを組んで国体予選に出場する等の活躍をみせています。

SPは昨季からの継続のプログラムです。インハイではトリプルサルコウからのコンビネーションに挑戦し、ジャンプの難度を上げつつ、コミカルさや全身をしっかり使った表現が光る演技となっています。

では、2021年のインターハイ公式アーカイブにある映像を見てみましょう↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(7:51~12:28、指定された時間から再生します)

※音がミュートされています

おそれ多くも、筆者はまだFSは一度も拝見したことがありません。

来年度は高校3年生とのことで、どこかで演技を拝見できればいいなと思いつつ、納得のいく進路にとなるよう願ってます!

ちょっと休憩で、山形、福島のお話をしましょう。山形は執筆時では、季節型の屋外スケート場しかありません。福島は季節型の屋内スケート場があります。ここ数年は両県スケート連盟に所属する選手でブロック大会に出場した選手はいません。ただ、2020年のインターハイで山形県の高校から出場した選手はいます。
ちなみに福島県は1998年・2002年オリンピックに出場した本田武史先生の出身地で、そこでスケートを始めたことで知られています。

次のページでは、新潟の選手の紹介となってます💨

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第4回 青森・岩手編

こんにちは!大学院生フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第4回、青森・岩手編を始めたいと思います!
今回は青森、岩手の選手、それぞれの魅力について語ります。

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばしてください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間一般から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第4回目です!

第1回~3回にかけて北海道の選手を取り上げました(一覧はこちらから)
第4回以降は北海道から南下し、東北エリアに入ります。その第1弾で、青森県スケート連盟所属選手と岩手県スケート連盟に所属の選手をそれぞれ1ページずつ取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

それでは行きましょう⏬

※今回、実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします。
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

No.16 鈴木杏梨選手 (スズキ アンリ)

所属 三沢GOLDF・S・C
SP 全中中止のため不明…
FS ミュージカル『スパマロット』より『Knights Of The Round Table』

4月から中学2年生、2021-22シーズンから本格的にジュニアデビューする選手です。
2018年全日本ノービス選手権で、ノービスB女子で3位になったことのある実力があります。

軸が細く回転速度の速いジャンプと、元気溌剌にキュートに踊る姿が魅力的な選手です✨

大会でフリップジャンプを除く、4種類の3回転ジャンプを組み込む高難度構成に果敢に挑みながら、アップテンポでコミカルな曲を最後までキュートな笑顔で、躍動感溢れる演技をするのが持ち味です!

2月に地元の放送局でのインタビューが放送されていました。その時の模様が放送局の公式YouTubeチャンネルに上がっていたので、動画をご覧頂きましょう↓

出典:ABA青森朝日放送 YouTubeチャンネル

なんと、トリプルアクセルの練習もしていて、2月の青森のローカル大会で挑んでいました!!(第50回青森県フィギュアスケート選手権大会 ジュニア選手権中学生以下女子ジャッジスコア)

来季はいよいよジュニアデビューとのことで、今まで大会で拝見できなかった2つのプログラムを拝見できるということで…どんな演技を披露するのかとても楽しみにしています!


No.17 聖前埜乃華選手 (ショウゼン ノノカ)

所属 八戸FSC
SP ユー・レイズ・ミー・アップ(歌 ケルティック・ウーマン)
FS 映画『ロミオとジュリエット』より

2018年平昌オリンピック銅メダリストのハビエル・フェルナンデスさんが講師として出演した番組『奇跡のレッスン』に出演していた生徒の一人で、4月から高校生になります🌸

そんな聖前選手の魅力は、パワフルなスケーティングに合わせ、多彩にアグレッシブに表現するところだと感じています。

SPは今までの聖前選手にはない、しっとりとした曲調を選び、綺麗な滑りで魅せながらも、伸びやかさや芯の強さを感じてエモーショナルな演技が印象的なプログラムです!

FSは前半は1968年公開の『ロミオとジュリエット』の、後半は1996年公開の『ロミオ+ジュリエット』のサウンドトラックを使用した編曲です。昨季から継続のプログラムで、安定した演技を披露しつつ、最後まで迫力満点!ドラマチックな展開を体を大きく使って表現してたのが心に残っています。

そんな聖前選手の演技を、2021年国体の公式アーカイブの映像でご覧ください↓

こちらから(出典 国体チャンネル)
SP→『スケート(フィギュア)1/27「全編」』選択し、(CMの後)2:16:37~2:21:49
FS→『1/28少年女子フリースケーティング』を選択し、(CMの後)19:14~25:13

また来季どんな演技を披露するのか、現地で拝見する時を楽しみにしています。


No.18 渡辺倫果選手 (ワタナベ リンカ)

所属 青森山田高校
SP Bachelorette(歌 ビョーク)
FS Sunday Afternoon(歌 レイチェル・ヤマガタ)

3月に高校を卒業し、4月からは東京の通信制の大学に進学予定のことです(大学名は執筆中の時点では公表されてません)!

千葉県出身で、新横浜スケートセンターを経て、東京都西東京市にあるダイドードリンコアイスアリーナで練習してました。中学2年生の冬に、コーチの関徳武(メグム)先生が家庭の都合でカナダに移るのに合わせ、拠点をカナダに移すという大きな決断をしました。中学3年生で青森山田に編入して以来、青森県及び、東北・北海道ブロックの選手として活躍してきました。

ジュニア時代にジュニアの推薦でシニアの全日本選手権や、国際大会に出場してきました。今季からシニアデビューしました。

渡辺選手と言ったら、どんな逆境も跳ね返せそうな強さを感じ、観る者を勇気づけられそうなスケートだと考えています。先程カナダに拠点を移した話も書きましたが、渡辺選手は数々の辛い出来事を乗り越え、大きな決断をしていった選手であります。

あと、もう一つ大切なポイントがあります。
それは、小さな音ハメがどんどん積み重なっていき、やがて大きな魅力になるスケーターであることです。

特に今季のFSにおいて、それが顕著に表れているなと感じてます。ブルースの曲を選び、ギターや哀愁ある歌声のじゃん♪に合わせた振付、腕だけでなく足や首も使って音を捉えていて、それがどんどん積み重なり、一番盛り上がる後半のステップシークエンスに繋がり、魅了していくプログラムが鮮烈な印象に残りました。
同時に渡辺選手ももう高校3年生で、シニアとして活躍して大きくなったなーと、これまでの思い出が懐かしくなりました。

では参考程度に2021年のインターハイ公式アーカイブにある映像を見てみましょう↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(38:00~43:45、指定された時間から再生します)

FS(2:20:02~2:26:20、指定された時間から再生します)

※ブロック大会等をシニアで出てますが、インターハイはジュニア課題で実施しなくてはならないためジュニアプログラムです

中々本来の練習拠点であるカナダに戻れないとのことで、1日も早く戻り、練習が積み重ねられることを願っています。
大学生になった渡辺選手の演技を楽しみにしております。

※4/8追加
本人の公開しているInstagramより、法政大学に進学したとの報告がありました!
どんな演技を披露するのか、また楽しみです!

次のページでは、岩手の選手の紹介となってます💨

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】東日本フィギュアスケート概論 第3回 北海道 男子編

こんにちは!大学院生フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第3回、北海道男子編を始めたいと思います!
今回は北海道のフィギュアスケートの選手から、男子選手それぞれの魅力について語ります。
その前に少しだけこのシリーズの概要と、諸注意を話します。

フィギュアスケートで、『全日本』と名がつく大会の予選の1つが『東日本』。細かな条件が色々とありますが、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県のスケート連盟に所属する選手が対象です。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が強いと言われていますが…東日本にも強い選手がいます。それだけでなく沢山の選手が日々の練習に励んでいます!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!そんな願いをこめて、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』を連載開始させ、今回は第3回目です!

計3回にわたって北海道の選手を取り上げるその第3弾。第1回の北海道ジュニア女子編、第2回の北海道シニア女子編、そして今回が北海道編ラスト😲男子編を取り上げます👀今季所属が北海道or東日本所属で国体をふるさと指定で北海道としている選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

それでは行きましょう⏬

注意書き
※今回、実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニアカテゴリー以上の選手とします。
※所属クラブ等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです



No.11 中森飛佑伽選手 (ナカモリ ヒュウガ)

所属 札幌アースFC
SP 映画『ダンシング・ヒーロー』より『Scott & Fran’s Paso Doble』
FS High Priests/The Dawning/太陽を巡るリール

何かしらの理由により3シーズン大会に出場しなかったのですがバッジテスト6級を取得し、今シーズン、ジュニアカテゴリーとして初めて東北・北海道ブロックや東日本に出場しました✨インターハイや国体にも初出場しFS進出等、一躍大活躍のシーズンでした✨
3月に高校を卒業しました!

☑長身を活かしエレメンツはダイナミック
☑身のこなしがとてもエレガント
この2点が目を惹く選手であります!

SP・FS、ステップシークエンスの振付はクラブの先輩でもあり、国際大会の出場経験があり、北海道のフィギュアスケート界を引っ張ってきた鈴木潤さんであることも話題になりました!(鈴木潤さんを2019年版東日本フィギュアスケート概論で取り上げた際の記事はこちら)
(※それ以外の振付は、国際大会の出場経験があり、現在は帯広市内で指導している小田嶋隼先生です)

6級を取得して間もないのですが、3Loや、3F等難しいジャンプにも果敢に挑み、かつ、力強さと柔らかさのメリハリのある演技を披露しています✨

…このように論を並べるよりかは、実際に映像で見たほうが分かりやすいかと思いますので…2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい🔽

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(52:24~57:45、指定された時間から再生します)

FS(14:16~21:08、指定された時間から再生します)

実は、ずっとお名前だけは聞いていてまだ現地では、筆者が拝見したことがない選手なのです。
もし来季以降も続けるとの事であれば、一日も早く現地で拝見したいと願ってる選手です。

No.12 岩野颯太選手 (イワノ ソウタ)

所属 帯広工業高校
SP 映画『戦場のメリークリスマス』より
FS ならず者(歌 イーグルス)

帯広市が拠点。スケートを始めたのは小学校5年生からと比較的遅めですが、バッジテスト6級まで取得し、東日本ジュニア選手権や、全国中学校スケート大会や、インターハイ、2021年の国体北海道代表として活躍してきました!岩野選手も中森選手と同じく、3月に高校を卒業しました🎓

大きなジャンプを跳びつつ、情感豊かな演技が印象的な選手です✨

6級でありますが、所属する北海道FOREST.F.S.CのInstagramには、トリプルアクセルを成功させた動画が投稿されています!!!

今季は何かしらの理由により、ブロック大会にエントリーしなかったのです。オンラインでありましたが、一般のスケートファンが今季初めて演技を見れたのはインターハイのことです。
SPは最初の音が鳴った瞬間から、
あっ、これ岩野選手にぴったりなプログラム!
と直感で思いました!戦場のメリークリスマスのメロディーに乗せて、冬の雪、繊細さ、切なさ、桜が舞い散るような儚さ、美しさ、力強さ、想い出、様々な情景が目に浮かんで涙がこぼれそうなプログラムを披露して・・・!!と感動しました。
FSは、イーグルスの名曲、Desperado、日本でのタイトルは『ならず者』を選曲しました!
歌詞に合わせて、バラードの曲調を捉えた渋さ、哀愁、強さ、切なさ感じる振付の数々にこれもまた涙が出そうになって・・・となりましたね。
前のFSの映画『道』よりみたいに、哀愁ある場面とコミカルな場面との切り替え等、曲の雰囲気をしっかり捉え、壮大でエモーショナルな風景が見える表現に惹かれるのです。

それでは、実際に映像を見ましょう!2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい🔽

出典:インハイTV
SP(4:19:02~4:23:46、指定された時間から再生します)

FS(41:08~47:43、指定された時間から再生します)

コロナがなければ、これを現地で拝見したかったと思ってしまうような演技でしたね。
どうかこの先も岩野選手らしく、輝いてほしいとねがうばかりです。

※4/8追加
4/3付の十勝毎日新聞の記事より、4月から就職のため一度競技を引退しました。
長い間お疲れさまでした!社会人生活にエールを送ります!復帰の可能性もあるとのことなので、その時は沢山演技を拝見できる事を楽しみにしてます!

次のページにも紹介が続いてます💨