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フィギュアスケート@ピアノ

[動画付]ピアノで弾いてみた Vol.2 Anthem (from “Chess”) ミュージカル「CHESS」より フィギュアスケートの定番曲

こんにちは、5才~高校2年生の終わりまでピアノを習っていたフィギュアスケートファンのLenaです。フィギュアスケートで使われた曲を実際に弾いてみよう!というコンセプトでこの企画を始めました(勿論【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論シリーズの執筆も進めてます)!前回はハチャトゥリアン作曲、組曲『仮面舞踏会』より『ワルツ』を弾き、第2弾として『Anthem(from “Chess”)』を弾いてみました♪

今回は、2017-18シーズンに素晴らしい演技を披露した山本草太選手(中京大学)のと、2020-21シーズンに素晴らしい演技を披露した長谷川一輝選手(東京理科大学)の2つのパターンを実際に弾いてみました!

弾く時に感じた事、苦労した事、考えていた事、2つバージョンの特徴をまとめ、それぞれの動画を載せます!
子どもの時にピアノを習って、大人になってまた趣味として楽しんでいるレベルではありますが、少しでも参考になったら幸いです!

それでは、始めましょう↓💨



きっかけは?

曲自体は2017年に山本選手の演技をきっかけに知りました!
初めて聞いた時、ジョシュ・グローバンの伸びやかな歌声に驚きました!
大怪我から復活したシーズンで、演技を披露するに至るまでのストーリーと重なり、更に感動したのを今でも鮮明に覚えています。
全日本とインターハイ、現地で拝見したのはこの2回でしたが、どちらも思い出深いものです。

それから時が流れ、2020年10月、今度は長谷川選手が使用すること判明しました!曲名を見た瞬間、
これは神プロな予感しかしない!!
と第六感が働きました。長谷川選手の滑りの特徴に合うし、なによりもこの曲で滑る姿が容易にイメージ出来たからです(詳しいことは【2021年版】特別講座をご覧下さい)!
いざ本番を拝見したら、もう感無量でした!最高潮の幸せでした!

そんなある日、私の友人が推しの誕生日に、自らピアノで推しの曲を弾いたのをSNSに投稿したのを見て、

自分もピアノ習ってたから、絵よりこっちの方が良いかも

と思い、調べましたが、長いブランクと、当時修士論文執筆の忙しさがあって中々決心がつかなかったのです。

そんな迷いを打ち破ったのは、同年12月の全日本選手権の演技です。

長年の夢が叶い、初出場の大舞台で素晴らしい演技を披露してくれたのです!この姿に感銘を受け、

誕生日にAnthemを贈る

と決意し、翌日の夜、長野の某コンビニエンスストアで楽譜をプリントしました😂
ついでに山本選手バージョンも弾いてみたいとも思いました!

このような経緯でブランクと修論と闘いながら練習を積み重ね、今回公開したわけなのです!

余談なのですか、実は、両選手は同じ国際大会に派遣されたことがあるのです!2018年3月にルクセンブルクで行われた『クープ・ド・プランタン』で、カテゴリーは長谷川選手がジュニアで、山本選手はシニアと違いましたが同じ大会に出場しました!

さて、次からは弾いて感じたこと諸々を書いていきます↓


難易度は?

全体としては、
中の下ぐらいのレベル
の曲だと考えてます。

これは両手で弾けること、和音やオクターブが弾けることなどなど、一通りのことをこなす力があることが大前提です。『子犬のワルツ』、『エリーゼのために』、『仮面舞踏会』辺りが弾けるレベルであれば弾けると見ています。メロディーを弾くイメージがすぐに出来やすい曲です。

ただ、この曲が厄介な所は、後半がオクターブや、片手で4音弾く和音が連続して続く所です。なので、手が小さくてオクターブを弾くのが大変という方は少し難易度が上がるように感じるかと思います。それとミスタッチがしやすいので、後半部分の練習を何度も何度もおこないました。

筆者の場合はオクターブが余裕で届く手の大きさなので、和音、オクターブに関しては問題なく弾けました。

だからと言って今回すんなりと弾けたかと言いましたらそうではなかったです。

ピアノをやめて5年以上経過し、その間に時々弾いていましたが…頻度は少ないかつ、一過性のものだったため、実質はかなりブランクがありました。大変でした…まず、ずっと苦手だった三連符どころか、ガッツリ練習していた時に問題なかった符点音符のリズムの取り方すら忘れかかるという現象が起こりました。

こんなことがあって、最初は実際より難しく感じましたね…

中の下ぐらいはあくまでも目安です。個人の状況によって実際に感じる難易度は違いますので、参考程度にしてください。


完成までどれぐらいかかった?

去年の全日本で弾く決意をし、長野のコンビニでプリントしました!そこから数日後には練習を開始しました!最初は片手で全体を弾いていましたが、年明けからは長谷川選手の編曲で練習をしていました。使われていなかったところは全く練習してない状態です。

数年ぶりにピアノに触れて、新しい曲に挑むのに四苦八苦しました。色々忘れていました。それを思い出すのにそれなりの時間がかかりました。
更に、当時は修士論文を書いていたため、最大で週5回、1回30分練習量でした。時間無いと、週1回なんてありました。そんな練習スタイルが1ヶ月強続けて、両手で合わせてなんとか通して弾けるレベルまでに持っていきました。そこで1回修士論文完成のために、練習を休みました。そして無事提出し、再開させました!再開させたあとは併行して、仮面舞踏会や他の曲を弾き出すようになりました。
そこから1ヶ月は、ほぼ毎日練習して、ミスタッチを減らすことと、表現に力を入れていました!

こうして3月上旬に長谷川選手バージョンで収録しました!

長谷川選手バージョンで練習している間、山本選手のバージョンも折角だから弾いてみたいと思うようになりました。ただ、2つのバージョンを同時併行に弾いたら混ざりそう…と思い、長谷川選手バージョンで収録したあとに、山本選手バージョンの練習を開始しました。これは同じ所がほとんどだから、そんなに練習しなくても大丈夫かなと思っていましたら、中盤が大きく編曲が違って焦りました。2週間後に貸しピアノスタジオを予約したので、大慌てで猛練習しました😂

こうして、3月下旬頃に山本選手バージョンを収録しました!

ブランクが相当あるからもっとかかるかと思ってましたが、自分の予想よりかはかからなかったです。2つのバージョンを弾いて3ヶ月かからなかった感じです。ただ、執筆時(5月中旬)での練習量と、現在弾いている曲の難度がAnthemより難しいものであることを考えると、今だったら1ヶ月半で仕上がった気がします。

今回はあくまでも体験談として、初めて弾いた状態で3ヶ月弱かかったと示しておきます!

次のページでは、共通して弾く時に意識していたことと、それぞれの選手のバージョンを説明し、動画をご覧いただきます!
ぜひスクロールして、2ページ目にクリックしてください!

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東日本フィギュアスケート特別講座2021

【2021年版】東日本フィギュアスケート特別講座 長谷川一輝 編

こんにちは!大学院を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!という挨拶はいつも通りで…タイトルを見て、疑問に思いませんか?今、東日本フィギュアスケート概論シリーズを書いていて、

5月13日に更新するということは…

あっ!と思った方は流石ですね!
本日は、北海道男子編で紹介した長谷川一輝選手(東京理科大学)20歳のお誕生日です!!!
おめでとうございます🎉筆者が初めて演技を拝見したのが、長谷川選手が中学3年生なので…へっ!もう20歳!!と驚いています!

なので、今回は…
長谷川選手について、とことん語る回にします!!

昨年4月に大学生になり、北海道から上京し、昨年12月に行われた全日本選手権に初出場し、多くのファンの心を掴みました!

そんな長谷川選手を、
☑データ
☑トピックス
☑スケーターとしての魅力
☑成績
☑SP・FSそれぞれのプログラムについて
この観点から語っていきます!

今回はいつも以上に熱くなるため色々と…となるかと思います。本当に、読みたい人だけがスクロールすることをオススメします。

では行きましょう!

データ
執筆時点(2021年5月1日)までの2020-21シーズンのデータを纏めました↓(※敬称略)

基礎データ生年月日:2001年5月13日
学校:東京理科大学
学年:2年
所属クラブ:明治神宮外苑FSC・東京理科大学フィギュアスケート部
師事コーチ:横谷花絵
国体代表:北海道
SP:Anthem(from “Chess”) (歌 ジョシュ・グローバン)
FS:映画『カサブランカ』より
外部リンク:フジテレビスケート 紹介ページ

今季が年齢制限によって、シニアデビューとなりました。

フジテレビのデータでは、北海道出身となってます。小学生から高校卒業まで札幌市で過ごして、大会に出場していたのは確実です!大学進学に伴い、明治神宮外苑アイススケート場に拠点を移して練習しています。国体はふるさと指定制度で北海道を選択し、北海道代表として出場してます❄
北海道時代はホームリンクが無い上に、フィギュアスケートが盛んではないため枠が限られていました。札幌市だけでなく、苫小牧市など車で片道1時間以上かけて通うことがしばしばありました。

明治神宮外苑FSCに入り、横谷花絵先生に師事することになりました。横谷先生の選手時代はアクセルを除く5種類全ての3回転ジャンプを大会で成功させ、1995年全日本フィギュアスケート選手権女子シングルで優勝など、1990年代に日本のトップ選手として活躍してました。引退後はプリンスアイスワールドのキャストを経て、明治神宮外苑アイススケート場のコーチとなりました。現在門下生で、4年連続で全日本選手権に出場している佐藤伊吹選手(明治大学)がいます!また、振付師として全国の選手から依頼を受けており、今年3月で現役を引退した中野紘輔さんや、全日本選手権に出場した古家龍磨選手(九州工業大学)の振付を手掛けてました(そう言えば、全日本選手権のSPでは古家選手→長谷川選手→中野さんと横谷先生振付が連続してましたね😂)

長谷川選手本人は、拠点移す前は分かってる範囲では振り付けてもらった経験がありません。ただ、長谷川選手のお姉さんや、北海道時代に所属していたROYCE’F・S・Cのチームメイトが横谷先生に振り付けてもらっていました。そのような縁もあって師事してるのではないかと思います。

大学ではフィギュアスケート部に所属してます(実はもう一つ別のサークルにも所属してるとのことです)。スケートで理科大なんて聞いたことないと思うかもしれませんが…実は過去に『東京理科大学』として大会に出場していたことはあります!!フィギュアスケート部は、長谷川選手が入学する前からあったとの事です!

データの話でもう長くなりましたね😂
次はトピックスです!

今季のトピックス

現役の理科大生スケーターとして昨年12月の全日本フィギュアスケート選手権に初出場したのが、最も大きかったのではないかと思います!

所属先としてる東京理科大学が、想像以上に熱い取り上げようでした!広報のTwitterのアカウントでの応援の仕方が、筆者が良い意味で東京理科大学のイメージを覆すものでした。タグを作って応援したり…!発信する側も、フィギュアスケートが見るのが好きな方なのかなとも感じました!愛が伝わるツイートの数々でした😂
これまでは、全国大会で活躍するようなトップアスリートがあまり入学して来なかった中、長谷川選手が入ったことにより、スポーツの応援も凄いと思わせましたね。

地道な努力によって活躍したお陰で、3/11に課外活動によって1年生ながら学長賞を受賞し、広報において随分と取り上げられました!
ネット上で公開されている記事をいくつか纏めて貼っておきます↓

・キャンパス広報誌 RikaRika WEB版
理科大でガンバル人たちの大切にしてる言葉 Vol.7
・TUS-ACT 特集インタビュー
大学生になったんだから
好きなことしないともったいない
フィギュアスケート部
長谷川 一輝 さん

東京理科大学報 TUS Journal Vol.221

上京してから、充実した生活を送ってる様子が伺えます!筆者はめちゃくちゃ安心しました!

他にも、新書館発行の『ワールド・フィギュアスケート No.91』の國學院大学助教授の町田樹先生による『全日本選手権大会スペシャルアワード』で取り上げられたこともありました!

コロナ禍により様々な影響を受けました。思わぬプラン変更を余儀なくされました。
その中でも結果を残し、学校も巻き込んで、沢山のファンに覚えて貰えるような演技をしたのは本当に凄いことだと思ってます!

次の項では魅力について語ります↓

 

魅力は?

これまで何度も書き続けてますが、まずはエレメンツに関しては、

☑高いジャンプ
☑最後までスピードが落ちず、姿勢が美しいスケーティング
☑回転速度が速いかつ、軸が安定した美スピンの数々
☑時々ぶっ飛び技を披露する

これらが魅力です!

ジャンプに関してはあまりの高さに驚愕し、柔らかい膝、足首の関節を活かして、柔らかく降りているように見えるのです。たとえるなら、ゴムのようにしなって、ふんわりと着地するエアリーなジャンプが魅力の1つです!

ただ単にジャンプの高さがあるだけでなく、コンビネーションのセカンドジャンプがファーストと同じ高さまで上がるのも大きな特徴です!
2019年全日本ジュニア選手権で、トリプルルッツ(3Lz)+トリプルトゥーループ(3T)の高さは…
3Lzは52cmで、3Tは46cmでした!!
解説を務めてた2014年ソチ五輪に出場した村上佳菜子さんから
セカンドジャンプの方が高い
とコメントされるほどでした!実際はほぼ同じですが、軸をファーストよりも細く締めて回っているためか、セカンドの方が高く見えるようなジャンプです!

ジャンプは、アクセルを含めた全ての種類をトリプルジャンプを跳んで大会で成功させている実力があります。今季、トリプルアクセルを回避することが多かったのですが、2019年東日本ジュニア選手権のFSで初投入にして成功させています!

そんなジャンプを生み出してるのが、端正なスケーティングです!最後までスピードが落ちず安定していて、一歩がよく伸びています。滑っている時の姿勢が綺麗で上品なため、迫力もありつつも、滑ってる姿に気付くと目を奪われていたら、それは良さに気づいてる証拠だと思ってます!

あと、スピンも見所の1つですね!
軸がブレずに安定し、一つ一つのポジションが綺麗で、くるくるっと小気味よく回る。

しかも、スピンが得意なので、こんなぶっ飛んだ技が!

2016-17シーズンとその翌シーズンの競技プログラムに取り入れていたのが、シットツイズルでくるくる回ってから、突然足が上がってウィンドミルしてからの足替えシットスピン(CSSp)をするという…スピンのレベルを取る要件の1つが『難しい入り』なのですが、ウィンドミルのポジションでただ1回回るだけでもレベル取れます。それに加えてシットツイズルをやったのがミソなのです!

今取り入れているぶっ飛び技は、SPではジャンプを降りたあとすぐに様々な動きを取り入れてる所。FSではイーグルの姿勢からランジで半周しながら解いたりと…

細々としてますが、様々な工夫があり、予測不可能な小技も魅力の1つです!

エレメンツだけでもかなり上手いのですが、表現においても魅せられるのが長谷川選手の強みだと思ってます!

北海道時代は、
どこか北の哀愁を漂わせつつ、高貴さが心に響く表現
が持ち味でした!
姿勢が綺麗で、一つ一つの所作の品が良さに加え、どこかに哀愁を帯びさせながら情景が大きく見える演技をするのが長谷川選手の魅力でした!

上京し、今までの良さに加えて、より一つ一つの振付にはっきりとした意思が見え、表現がスケールがかなり大きくなったと感じました!たとえ3階席にいても、すぐそこで演技してるようなパワーを感じたのです!
SPでは2ページ目でも言及しますが、
歌いながら演技しています!!
これは今までになかった事です!自然と気持ちが外に表れてきて、はっきりと伝わりやすくなった要因の1つになってるのではと考えてます!

この成長が、より多方面からファンを惹きつけてると感じています!誰もが一目置き、唯一無二の存在として、沢山の人の記憶に残るスケーターだと筆者は考えています!

 

次のページでは、今季主な成績とプログラムについて語っていきます。
ここまでで長くなりましたが、まだまだとなった方は2ページ目を押してください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第15回 千葉県part2

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第15回『千葉編part2』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第15回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
関東ブロック編第6弾の前回から、2回に分けて千葉県編をお届けしてます!今回はpart2、千葉編ラストですね!千葉県代表として国体等に出場歴のある選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨



No.70 藤本凜果選手 (フジモト リンカ)

所属 日本大学
SP Experience(演奏 MARKEYBEE Feat. ルドヴィコ・エイナウディ)
FS アルバム『ポエタ』より

昨年4月に大学に進学しました!

東日本ジュニア選手権、全中とインターハイで千葉県代表として複数回出場歴があります!

藤本選手を一言で表せば、
千葉のTHE魅せるスケーター
だと感じています!

スピンの独創的なポジションと、その最中の手の動きといったスケートのエレメンツでも魅せるし、全ての音にピッタリと合わせて踊る姿でも魅せる選手です!密度が高く、見所が沢山あり、とてもいい意味であっという間に演技が終わっていく演技が最大の魅力です!

SPは昨季から継続して使用してます。その前が映画『マスク』よりのサウンドトラックで、ステップシークエンスから始まって、最初から最後まで元気に踊る!!というイメージからすると、この選曲には驚きでした!そして演技を拝見して、藤本選手は幅広いジャンルを滑りこなせるイメージに変わりました!ゆったりとしたメロディーから、後半にかけて幾重に音が重なり、最後は音が小さくなるという曲の構成です。それに合わせ、盛り上がりを上手く調整し、不思議な世界観を魅せているのが印象的でした!

FSはジュニア時代から3シーズン継続使用していたプログラムです!前半はしなやかに、後半にかけて徐々に盛り上げていき、フラメンコのキレのある踊りに気付いたら見惚れていた!となる演技です!藤本選手の踊りがひたすらカッコいいとなりましたね!

昨季のものでかつSPのみですが、継続のプログラムなので2020年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください。ついでにSPの曲のMVがアーティスト公式YouTubeチャンネルに上がってますので、参考までにご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選B)(4:20:35~4:25:50、指定された時間から再生します)

※当時シニアとしてブロック大会に出ていましたが、インターハイはジュニア課題のためそれに合わせてます

SP音源 (出典 ルドヴィコ・エイナウディ 公式Youtubeチャンネル)

細かい所も凝っているプログラムを、来季出来れば現地で拝見したいと願ってます!また楽しみにしてます!


No.71 加来日菜乃選手 (カク ヒナノ)

所属 日本大学
SP 映画『美女と野獣』より『How Does a Moment Last Forever』
FS 映画『二人でスローダンスを』より

東日本選手権や、インターハイで決勝(FS)進出を果たし、国体千葉県代表暦のある選手です!

加来選手と言えば、もう
千葉の七色に輝く大女優
のようなスケートが最大の魅力です!!!!!!!
表現の豊かさに釘付けになること間違いなしです!

前のSPであった『ターン・ザ・ビート・アラウンド』(歌 グロリア・エステファン)のように踊りまくったり、前のFSの映画『サンセット大通り』よりのようにドラマチックに演じたりと…どんなプログラムも加来選手のプログラムとして強烈なインパクトを与え続けてます!

今季のSPは、美女と野獣のサウンドトラックからです!女性ボーカルに合わせて、目の前にお花畑が広がるような世界観を魅せてました!FSは、美しさ、しなやかさ、情熱、笑顔、壮大さ、様々なワードが複雑に絡み合って作り上げる世界観に震え上がりました(とても良い意味でです)!

曲ごとに最も合う世界観を外に伝えるのが上手いなと感じてます!
SPだけでも、FSだけでも見るのは良いのですが、ぜひSP・FS両方見てください!七変化する世界観に驚くかと思います!

来季こそは絶対現地で拝見したいと願ってます!
どうかステイヘルシーに、おそらく残り少なくなってる競技生活を送れますように!

まだ紹介が続きます!
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第14回 千葉編part1

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第14回『千葉編part1』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第14回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
前回までの2回にわたって埼玉県編をお届けしました!関東ブロック編第6弾の今回から、2回に分けて千葉県編をお届けします!part1では、3月時点で千葉県スケート連盟に所属していた、あるいは千葉県代表として出場歴のある選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨




No.66 周藤集選手 (ストウ ツドイ)

所属 アクアリンクちばSC
SP Diga Diga Doo(歌 Big Bad Vodoo Daddy)
FS eye(演奏 coba)

4月から中学3年生になりました!今季がジュニアデビューでしたが、2020年全日本ジュニア選手権に初出場を果たしました!

千葉のダンス王子
と称したいほどの、踊りのセンスが抜群に良い選手です!

SPは、テンポが速く歯切れの良いメロディーに合わせて、お洒落に踊るプログラムです!勿論、スケートとしてしっかり滑りながら踊っています!一度聞いたら耳に残るような曲です!
音源は、アーティストの公式YouTubeチャンネルにMVが上がってますので、参考までにご覧ください↓

出典:Big Bad Vodoo Daddy 公式YouTubeチャンネル

FSはノービスA時代からの継続で、ジュニア課題に合わせて曲を伸ばす等しています。ここでも、技と技との繋ぎで持ち前の踊りが光ってます!リズム感、体の動きとキレが曲とバッチリ合い、ファンを魅了していました!腕を伸ばすところ一つとっても、腕だけでなく、胸と肩をしっかり連動させているので尚更リズム感良く見えると考えてます!

あとですね、周藤選手と言えば衣装のデザインの斬新さも見所です!ノービス時代のeyeでは、軍服風に、片方の袖にフリンジが付いている衣装を披露し、筆者は大変驚きました!

来季どんなプログラムと衣装を披露するのか、とても楽しみにしてます!


No.67 三枝知香子選手 (サイグサ チカコ)

所属 アクアリンクちばSC
SP ミュージカル・映画『レ・ミゼラブル』より
FS 映画『ライフ・イズ・ビューティフル』より

4月から高校3年生になりました!来季もジュニアでしたら、ジュニアラストシーズンになります!
3年連続で東日本ジュニア選手権と国体に出場し、2年連続でインターハイ決勝(FS)進出を果たすなど結果をコンスタントに残してます!

そんな三枝選手は、
千葉のポテンシャル
と筆者が勝手に思うほど、スケートの技術と、表現の仕方その両方で大きな力を秘めてると感じています!

ジャンプが大きくて力強く、決まると綺麗なところに加え、更に空中姿勢で片手を上げる『タノジャンプ』を多く取り入れて決めています。今季FSではトリプルルッツやトリプルフリップを構成に入れて、果敢に挑戦しています!

SPは昨季からの継続のプログラム、FSは3季継続して使用したプログラムでした。シーズンごとに、スケールが大きく、意思がはっきりとし、様々な場面が見える演技に仕上がってきています!腕の動き、目線の使い方、表情などを工夫し、ドラマチックに魅せる演技がどんどん進化し、自分のものにしてるなと感じました!

それでは、2021年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選C)(2:45:27~2:50:00、指定された時間から再生します)

FS(2:06:46~2:13:35、指定された時間から再生します)

来季は受験シーズンとなります。三枝選手のペースで練習を積み重ね、また、願わくは現地で演技する時を楽しみにしてます!

次のページにも紹介が続いてます!
ぜひスクロールして、2ページ目も読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第13回 埼玉男子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第13回『埼玉男子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第13回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)前回から2回に分けて、埼玉を拠点にしている選手を取り上げます!今回は男子選手を紹介します!
埼玉編で紹介する選手は、5/2~4に行われる『サイニチホールディングス杯』に出場予定です。シニアカテゴリー出場選手で同意した選手のみ配信されるとのことなので、その予習・復習に役立てれば嬉しいです。ちなみに、配信は4日13:10~18:45の予定で、アーカイブ視聴可能なのが5日23:59までです。

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.61 宮田力生選手 (ミヤタ リキ)

所属 埼玉アイスアリーナFC
SP ウィリアム・テル序曲
FS 映画『アベンジャーズ』シリーズより

4月から中学生3年生です!今季ジュニアデビューの選手でした!

シャープなエレメンツ、スピード感あるスケーティング、スタイリッシュな踊りが魅力の選手です!

SPは2020年全中等で披露していたプログラムです。曲調に合わせつつ、最後まで疾走感溢れる滑りが光るプログラムを披露していました!

FSは本格的にジュニアになってから新しくしたプログラムです。アベンジャーズシリーズから、『キャプテン・アメリカ』などの3作品のサウンドトラックを使用し、編曲したものです。壮大な世界観を、クールに、持ち味をふんだんに活かして滑りきるのが印象的なプログラムです!

サイニチ杯ではジュニアでエントリーしています。今回は見ることが出来ませんが、今後の成長を楽しみにしている選手です!来季現地で演技を拝見する日が来ることを願ってます!

No.62 山田琉伸選手 (ヤマダ リュウシン)

所属 埼玉栄高校
SP 映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より
FS 映画『1492 コロンブス』より『Conquest of Paradise』

沖縄県出身で、沖縄唯一のスケートリンク『エナジックスポーツワールドサザンヒル アイスアリーナ』を拠点に練習を積み重ねていました!専属コーチである津留豊先生のドキュメンタリーで期待の星として登場していた選手です。高校進学と同時に埼玉に拠点を移して、この春に2年目を迎えました!

山田選手の魅力はと言えば、伸びやかなスケーティングです!
更に埼玉に拠点を移してから、トリプルルッツ(3Lz)や、コンビネーションのセカンドジャンプに3回転を入れたりとエレメンツや、フィジカルでの成長ぶりをみせています!

SPは今季新しくしたプログラムです。パンフレットには振付師の名前の掲載が無かったため、どなたが振付したかは不明です。美しいメロディーの曲を、持ち前のスケーティングでエモーショナルに魅せる演技が印象的です!

FSは沖縄時代から3季継続して使用しているものです。このプログラムの大きな特徴として、ステップシークエンスをエレメンツの1番最初に持ってきているところです!!ステップシークエンスは、中盤だったり、盛り上げるために終盤に配置することが多いエレメンツです。SPと比べてジャンプの数が増えること諸々あって、1番最初に配置するのが非常に稀です。
壮大で重厚な曲を、最後までダイナミックに、迫力満点のプログラムを魅せてました!更に、最後の方のジャンプまで、本人が出来る中で難しいジャンプを持ってくるという、体の強さが光る構成にもチャレンジしてました。

せっかくなので、2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい(FSは演技中の音がすべて消えています)↓

出典:インハイTV
SP(3:08:48~3:14:28、指定された時間から再生します)

FS(1:24:45~1:32:33、指定された時間から再生します)

サイニチ杯ではジュニアカテゴリーにエントリーしています。埼玉に移ってからの進化が目覚ましい山田選手の演技を、来季現地で拝見できる時を楽しみにしてます!

まだまだ次のページにも紹介が続いてます💨
スクロールしてご覧ください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第12回 埼玉女子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第12回『埼玉女子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第12回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)関東ブロック編第4弾から2回に分けて、埼玉を拠点にしている選手を取り上げます!まず最初に女子選手から紹介します!
埼玉編で紹介する選手は、5/2~4に行われる『サイニチホールディングス杯』に出場予定です。シニアカテゴリー出場選手で同意した選手のみ配信されるとのことなので、その予習・復習に役立てれば嬉しいです。

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.56 佐藤優妃選手 (サトウ ユウキ)

所属 埼玉アイスアリーナFC
SP シング・シング・シング(演奏 熱帯JAZZ楽団)
FS サービス『キダム』より(演奏 シルク・ドゥ・ソレイユ)

4月から中学3年生になりました!今季がジュニアデビューだった選手です。

バワフルでかつ、アグレッシブで躍動感ある演技が魅力です。

SPはノービスA時代のプログラムをSPの尺に変えたものです。ラテン系のジャズアレンジの曲に合わせ、コミカルな振付が目を惹くプログラムです!

FSは表情豊かに、不思議な世界観を感じさせる演技を披露しました!冒頭などで、SPとはまた違った印象を残す振付のオンパレードです!

インパクトある振付を活き活きと、楽しそうに踊れるのが武器でもありますね!

ジュニアでのエントリーなので、残念ながら関係者以外今回のサイニチでの演技を見れませんが…来季どんなプログラムを披露するのか楽しみにしてます!


No.57 石田真綾選手 (イシダ マアヤ)

所属 埼玉アイスアリーナFC
SP カノンロック(演奏 JerryC)
FS 映画『第三の男』より

4月から高校2年生になりました!埼玉県内で有数の進学校に通いながら、2年連続で東日本ジュニア選手権出場、国体埼玉県代表、インターハイで決勝(FS)進出等の大活躍しています!

軸が細く回転速度が速いジャンプやスピンに、スピード感溢れるスケーティングに、体を大きく使ってて溌剌とした演技が魅力の選手です!

SPはヨハン・パッヘルベルのカノンを、台湾の音楽家JerryCによってロックアレンジした曲です。最後まで持ち味の元気の良さを存分に発揮したプログラムです!

FSはジュニアデビューシーズンから3シーズン継続して使用しているプログラムです。ビールのコマーシャルでお馴染みの曲ですね。前半はゆったりと、後半はサンバアレンジの曲へとつないでます。前半はエレガントに舞い、後半はジャッジアピールをバッチリ決めて元気に踊りまくる。そんな切り替えが印象的で、最後まで楽しい演技でした!余談ですが衣装が、上が赤紫色→カラフルレインボー(勝手に命名しました)→真っ赤なものと今季は変わってました!

それでは、初出場で決勝に進出した2021年インターハイの公式アーカイブの映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選A)(25:02~31:13)

FS(58:56~1:04:37、指定された時間から再生します)

今回のサイニチ杯ではジュニアでのエントリーです。学業とスケートとどちらも充実したものとなりますように!また来季、出来れば現地で拝見できる時を楽しみにしてます!

次のページに紹介が続きます💨

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第11回 栃木・群馬編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第11回『栃木・群馬編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第11回目です!

前々回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介一覧はこちらから)関東ブロック編第3弾は栃木・群馬編です!前回の茨城編に続き、北関東エリアですね。栃木県スケート連盟所属、又は国体を栃木県代表、群馬県代表として出場してる選手を取り上げます!

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨まずは栃木からです!

No.51 北條楓選手 (ホウジョウ カエデ)

所属 栃木県スケート連盟
SP ミュージカル・映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』より『Live in Living Color』(2021年インターハイより判断)
FS 映画『恋は邪魔者』より(2019年東日本ジュニア選手権パンフレット参照)

4月から高校2年生になりました!バッジテスト6級で2019年東日本ジュニア選手権や、国体栃木県代表として出場経験がある選手です。

動きがダイナミックでかつ、洗練されているところ。明るく、華のある演技が魅力です!

SPは少なくとも3季使用しているプログラムです!フルボーカルの曲を伸びやかに演じているのが印象的です!

FSは今季一般のスケートファンにお披露目できる機会がなかったのですが、昨季のプログラムは溌剌とした演技が印象的でした✨

元気いっぱいでありながら一つ一つの動きが綺麗で、観てて爽快な演技が持ち味だと感じてます!

音がミュートされていてかつ、SPのみですが、2021年インターハイのアーカイブがありますのでご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選B)(1:02:13~1:07:14、指定された時間から再生します)

5/2から行われる『サイニチホールディングス杯』にて、エントリーしています。シニアはライブ中継が予定されてますが、ジュニアはどうでしょう…?まずはこの大会で思うような演技ができますように!また来季、どこかで演技を拝見するのを楽しみにしてます!


No.52 渡邊元選手 (ワタナベ ゲン)

所属 日光名峰高校
SP 映画『雨に唄えば』より『雨に唄えば』(主題歌)
FS ミュージカル・映画『オペラ座の怪人』より

4月に高校3年生になりました!2020年全日本ジュニア選手権に出場経験がある選手です。

リンクを疾走するスケーティングに、ノリ良く踊るのが魅力の選手です!

SPは2018-19シーズン頃まで使用していたプログラムをもう一度演じました。バッジテスト5級だった時からのSPでした。コミカルな振付に合わせ、軽快に、飄々と滑る姿が印象的な演技でした!

FSは昨季の途中に変えたプログラムを継続しています。SPとは一転、激しい展開の音楽を、スピードたっぷりに、ドラマチックに演じてました!オンシーズン時はバッジテスト6級でしたが、後半きつい時にに3回転ジャンプを続けざまにとぶ構成で、果敢に挑んでました!

インターハイの公式アーカイブ映像が、SPのみありますので併せて貼っておきます↓

インターハイ演技動画(出典 インハイTV Youtubeチャンネル)
SP(4:23:47~4:28:30、指定された時間から再生します)

来季は受験生シーズンとなりますが、納得のいくスケートと進路となるよう願ってます。

次のページからは、シニアとして活躍してる栃木の選手と、群馬の選手紹介です。
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第10回 茨城編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第10回『茨城編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第10回目です!

前回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介一覧はこちらから)関東ブロック編第2弾は茨城編です!今回の紹介、1人除いては、拠点・所属等は東京ですが、国体を茨城代表として出場している選手です。

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨

No.46 塙雪月花選手 (ハナワ キララ)

所属 笠松FSC→?
SP 星に願いを(歌 Sayulee)
FS 舞台『リバーダンス』より『ファイヤーダンス』

4月から高校生になります!茨城を拠点にして練習し続け、バッジテスト6級を取得し、昨季・今季と2年連続でブロック大会に出場しました✨

SPは、ディズニー映画の名曲の1つ、星に願いをです!最初は柔らかく、途中でビートが変わってテンポが上がるアレンジとなっています。

FSは恐れながらも、筆者はまだ拝見したことがありません。レポートによると、SP同様の継続のプログラムで、こだわりとリスペクトがありそうなプログラムだと感じてます。

高校生になっても競技を続けるとのことでしたら、まだ観た事がないFSを含め、演技を拝見する日を楽しみにしてます!


No.47 坂東凜選手 (バンドウ リン)

所属 駒場学園高校→東洋大学
SP 映画『フットルース』より『フットルース』(主題歌)
FS 映画『ザ・ロック』より

4月に東洋大学に入学しました!今年1月に閉鎖したシチズンプラザを拠点に練習を積み重ねていました。国体を茨城代表で出場しています。

コーチの山本雅江先生の振付は、滑りながら様々なポーズを取るのが特徴的です。細かい芸もしっかり決めて、表現してるのが坂東選手の魅力なのではと感じてます!

SPは昨年2月に鎌田英嗣さんの引退エキシビジョンで初披露したプログラムです!軽快なロックに合わせて、ノリノリに踊りまくる姿が目を惹きます!
音ハメの振付もバッチリ決め、ステップシークエンスでのニースライドなどなど、見所盛り沢山です!

FSは、SPとは一転して壮大なスケールで描くのが印象的なプログラムです。少なくとも3シーズン連続で使用しているプログラムです。シーズンを重ねるごとに、表現がダイナミックになっていき、クールな世界観が見えてきてました!

ここで有料になりますが、2020年東京ブロックの演技がSP、FS共にフルで残っているのでご覧ください。インターハイの公式アーカイブ映像が、SPのみありますので併せて貼っておきます↓

東京ブロック演技動画(出典 FODプレミアム)
SP→02:55~05:56
FS→32:06~35:50

インターハイ演技動画(出典 インハイTV Youtubeチャンネル)
SP(4:23:47~4:28:30、指定された時間から再生します)

5/2から行われる『サイニチホールディングス杯』にて、初めてシニアとしてエントリーしています。ライブ中継が予定されているとの話なので、まずはこの大会で大学生になった演技を楽しみにしてます!

次のページからは、シニアとして活躍してる選手の紹介です。
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第9回 長野・山梨編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第9回『長野・山梨編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第9回目です!

第1回から前回でもある第8回にかけて東北・北海道エリアの選手を取り上げました。(これまでの一覧はこちらから)今回から南下して、関東と東京ブロックエリアに突入します!記念すべく関東ブロック第1弾は、長野・山梨編です!3月時点で長野県スケート連盟に所属している選手と、3月時点で山梨県スケート連盟に所属又は、国体山梨県代表経験のある選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨

No.41 井口せな選手 (イグチ セナ)

所属 長野市スケート協会→?
SP 『ガール・クレイジー』組曲
FS 映画『アナスタシア』より

2018年6月に行われた『Heroes & Future 2018 in NAGANO』にて、地元スケーターとしてソロ演技をした選手の1人です!当時中学1年生でしたが…時の流れは早く、4月から高校生です!

そんな井口選手の魅力と言えば、指先まで意識した綺麗な所作です✨

SP・FS共に昨季からの継続のプログラムでした。

SPは上品可愛いいプログラムです!大会を重ねるごとに、ビターさや、コミカルさのメリハリが増していました!

FSはドラマチックな演技が魅力的です。力強い曲調、綺麗な曲調、様々な曲調に合わせて表現を変えていき、ストーリーを描くプログラムでした!大きなスケール感じる表現か印象的でした!

春から高校生とのことで、進学先も気になりつつ、また来季演技を拝見できる時を楽しみにしてます!


No.42 大久保政宗選手 (オオクボ マサムネ)

所属 長野市スケート協会→?
SP 映画『ロシュフォールの恋人たち』より『キャラバン隊の到着』
FS 映画『ミッション』より/映画『アンタッチャブル』より

大久保選手も『Heroes & Future 2018 in NAGANO』に地元スケーターとして、ソロ演技を披露した選手です!また井口選手と同じく、4月から高校生です!

見所はなんと言っても、思わず心掴まれる綺麗な所作とスケーティングです!それに、昨季までは3回転がサルコーのみだったのがトゥーループが加わる技術的な成長に、ダイナミックさや貫禄が加わった演技を披露しています!

SP・FS共に昨季からの継続のプログラムです。
SPはキラキラまぶしい!!お洒落な雰囲気で踊りながら、一本の線でつながるようなスケーティングを披露してました!持ち味の表現を存分に発揮してて、一度見たら忘れらない演技でした!

FSは、一転して驚きの連続でした。まず荘厳な合唱曲が流れて、スタートポーズのまま10秒待ってからスタートからびっくりしました。綺麗な滑りを魅せつつ、ステップシークエンスで小技のオンパレード。そして、ジャンプ、スピンとして終わるかなと思ったタイミングで…何も脈略なく、映画『アンタッチャブル』のテーマが流れて、ひっくり返りそうになりました。ミッションとアンタッチャブルの共通点は…アメリカ映画であることと、エンニオ・モリコーネが音楽担当したことですね。
この驚きの振付を施したのが、駒場幸大先生でした…!流石、常識を超えた振付が得意な先生ならではです。この経験が今後の大久保選手の演技にどう出るのか楽しみになりました!

2021年国体の公式アーカイブの映像でご覧ください↓

こちらから(出典 国体チャンネル)
SP→『少年男子ショートプログラム 1/27』を選択し、(CMの後)2:23:07~2:28:16
FS→『少年男子フリースケーティング 1/28』を選択し、(CMの後)58:38~1:05:38

進路先が気になるところです!来季はどんな進化を遂げ、どんなプログラムを披露するのか非常に楽しみにしてます!

次のページからは、山梨の選手の紹介です。
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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フィギュアスケート@ピアノ

[動画付]ピアノで弾いてみた Vol.1 組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」 フィギュアスケートの定番曲

こんにちは、実は5才~高校2年生の終わりまでピアノを習っていたLenaです。フィギュアスケートで使われた曲を実際に弾いてみよう!とこの企画を始めました(勿論【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論シリーズの執筆も進めてます)!今回はハチャトゥリアン作曲、組曲『仮面舞踏会』より『ワルツ』を弾きました。

弾く時に感じた事、苦労した事、考えていた事などなどをまとめ、最後に動画を載せます!
これから仮面舞踏会を弾いてみようと思った方、ピアノはどのように弾いているの?と思っている方にとって少しでも参考になれたら幸いです(音大に進んだ訳ではなく、音楽のプロではありませんが…極端な話コンクールや発表会に出たことないです。ただ、長く続けていただけです)。

それでは、このまま行きましょう↓💨



きっかけは?

私が中学生の時に、浅田真央さんが使用したことで知りました。地元の楽器屋の店内を歩いていると、『フィギュアスケートで使用した曲特集』で流れていました。その時、
不思議なリズムだな。不思議な世界を感じる曲だな
と、その不思議さに惹かれていたのです。さあ、何故惹かれたのか今でも謎ですが…

それから時が流れ、大学生になったある日、これを購入したのです↓

ピアノで弾く フィギュアスケート名曲集 2015-2016

ヤマハから出版されていて、2021年4月現在もネット通販で購入できます(ヤマハ公式のネット通販のページを上にリンクしてます)。
フィギュアスケートの定番曲をピアノアレンジした楽譜集ですね。
買って暫くは練習してたのですが…次第に忙しくなってピアノ自体弾かなくなりました。修士論文を書き終わった前後で、この楽譜集の存在を思い出し、試しに仮面舞踏会を弾いてみたところ…
意外といける!!
と思って、本格的に練習しました。

さて、次からは弾いて感じたこと諸々を書いていきます↓


難易度は?

音自体は比較的簡単。ただ、あなどってはいけない。
のが正直なところです。

ただ、これは両手で弾くことができてかつ、リズムがきちんと取れること、和音が弾けることなどなど、奏法を一通りこなせるのが大前提です。
全音ピアノピースシリーズだと、レベルC(Aが1番簡単、Fが1番難しい)に設定されてます。
すなわち、中級レベル以上であれば、この曲は音自体は多分簡単だと感じると思います。他の曲だと、フレデリック・ショパン作曲の『子犬のワルツ』が弾ければ大丈夫だと思います(子犬のワルツを弾いた時も、音は簡単だけど…あなどるなとなりました)。

一度に押さえる音の数が比較的少なく、和音になっても片手で最大で3ヶ所押さえれば良い話です。あと、3連符(指定の拍に音を3つ入れること。これリズムが崩れやすくなるので私にとって難しいのです)がほとんどない!更に、この曲の場合、同じメロディーの繰り返しが多いので、暗譜も比較的やりやすいと感じました。

今回楽譜をめくるの面倒くさいので、A4サイズの紙に印刷して合計8枚。楽譜にマスキングテープを貼って1枚に繋げて、いざピアノに並べると…
収まらない!!!
2枚分はみ出てしましました!!
かと言って、曲の途中でぱらーって、慌てて並べるのも嫌だし、譜めくりの人いないし…どうしようと思って思いついたのが…
途中2枚分を折り畳む
という方法でした。そこだけ一生懸命に暗譜(楽譜を暗記すること)して、挑んでいたのです!そこだけ暗譜して挑めたのも、比較的音が簡単でかつ、同じメロディーの繰り返しが多いという特徴があったからこそ出来た話だと思ってます(筆者はは暗譜が苦手でした)。最初は途中で音が分からなくなったりしましたが。

いくら音が簡単めだと言って、あなどってはいけないのがこの曲なのです!!

音が簡単だからと言って、すぐにスラスラ完璧に弾けるかと思ったらそうでもないのです。

『よくやりがちなミス』でも説明しますが、音の移動が1オクターブ以上あるものが多いので、ミスタッチが発生しやすいです。まだ隣の鍵盤とか、2つ3つ違う位置の鍵盤だったらねやりやすいのですが…7つ以上も離れた位置にある鍵盤を、行ったり来たりすれば狙わなくてはならないので、ミスが増えます。

あと、テンポが速い曲なので、テンポを上げれば上げるほどミスしやすいのもあります。速さの指定では『符点二分音符≒73』とありました。これは、3拍をほぼ73で取るということなので…実際は1拍が100超えます。めちゃくちゃ速いです!!指が回らなくなります(筆者は速いテンポの曲が苦手というのもあるかもしれませんが)。

ミスしやすさの面では難しい曲でした…。


完成までどれぐらいかかった?

前に弾いていた時がありましたので、練習を再開してから動画のように弾きこなせるまでには1ヶ月程練習していました。
1ヶ月間、時々練習できない時を除いては、毎日30分ぐらいは練習してました。
それでも本番に、ミスタッチをちょくちょくしてますが…まあ、色々ありまして多少ミスしてますが公開に踏み切りました。

次のページでは、やりがちなミスと、意識していたことを説明し、最後に動画をご覧いただきます!
ぜひスクロールして、2ページ目にクリックしてください!