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Lenaが選ぶ❗ 2019-20シーズンベストプログラム論 東日本 FS編

こんにちは!
前記事は特別講座になって脱線したので、元に戻しましょう!

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第5弾⤴️

前回は東日本 SP編と来て、今回は東日本FS編をお届けします❗

東北・北海道・東京・関東ブロックを勝ち上がった選手が集い、ジュニアとシニア、それぞれの全日本進出が決まるまさに、その瞬間!

緊張・喜び・涙、沢山の感情が交錯する大会となりました…。

このシリーズ恒例❗いくつか注意すべきことを…

・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは行きますか💨


 

第45回 フィギュアスケート選手権大会
第36回東日本フィギュアスケートジュニア選手権大会

 

通称:東日本
期日:2019年10月24日~27日
会場:軽井沢風越公園アイスアリーナ(長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1157-6)

前回は軽井沢の町全体のことを書いたので、今回は会場に関することを書きますね。

長野オリンピックのカーリングの会場として建てられたもの。その影響で、ロングサイドがフェンスで隠れてしまうので、座って観ると演技がとても見辛いっていう現象が起こります。

ショートサイドに、少し高く上がった位置に座席がありますが…ロングサイドに比べればましですが、柱とかが邪魔で見辛い所もありましたね…

立ち見で観るのが一番良いと言われる会場でしたね…

座席数は1000を超えてはいますが、クリアに観れる箇所が少ないのと、あと諸々な要因が重なって、ファンからは風越での東日本開催はやめてという声があったのは事実です。

本番は、大きな混乱やトラブルなく円滑に進めて頂き、本当に運営に感謝しかありません。

はい、本題に入りましょうか!

 

シニア女子FS

大澤寧子(オオサワネネ) 三沢GOLD F・S・C

FS:ミュージカル『エリザベート』より
振付:小笠原雅子/小笠原牧子

高校3年生、2019年度いっぱいで引退するということで、最後の東日本…😭

ジュニア時代から3シーズン使用してきたFS。衣装がゴージャスで、いつもハーフアップで滑る姿が印象的。

最初、3T単独になり、首を振る振付があり、その後にコレオシークエンス(ChSq)。3S+2Tを降り、足替えコンビネーションスピン(CCoSp)。大澤選手っと言えば、この時のY字ポジションの美しさ✨扇のように綺麗で、手の振りもまたまた美しい✨

後半になるにつれて、どんどんエモーショナルさが増していく。

繊細さ、儚さ、内なる情熱を感じさせる演技に涙😭

曲が『私だけに』から別の曲に変わった。

想いを伝えつつ、勢いは増していき…最後のジャンプは3Tに2Tを付けて見事なリカバリー🔥

そして鳥籠のような綺麗なポジションのレイバックスピン(LSp)で締めくくった✨

もう、エモいですな…

何度も何度も観て、その度に大澤選手だけの味が心に染みる演技…😢

結果としては、これが筆者が観れた大澤選手の最後のFS。大人になっていく姿を観れて、幸せでした😭

川島優子(カワシマユウコ) 立教大学

FS:映画『二人でスローダンスを』より
振付:浅野敬子

川島選手も、大学卒業と同時に引退とのことで…😭

最後のフリーで選んだのは、二人でスローダンスをって、メロディーからして泣けてくる曲…😭

スピードに乗ったまま飛ぶ3Tのインパクトの大きさよ…😭
3T+2Tなんとか降りて笑顔😊そして単独の3Tの高さにびっくり😲

そのあともでっかい!幅跳びジャンプを飛んでいきながら、一つ一つに思いがこもっていて😭

柔らかな笑顔、一歩一歩が大きなスケーティング。力強さとたおやかさが共存した表現で、壮大な曲に立ち向かっていく…

この演技が、筆者が見れた最後の川島選手の演技となった。

最後に、柔らかさとインパクトの大きさに囲まれ、あとからじわりと涙が出てくる。そんな演技を見れて良かったっと感じました😭

三善友奈(ミヨシユウナ) 札幌アースFC

FS:映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より
振付:阿部奈々美

前日のSPの背中から醸し出されるゾクゾク感が堪らないプログラムとは一転、極上の世界が広がる演技に思わずうっとり💖

誰が歌っているのか特定は出来ないが、女性の優しい歌声が会場を包む✨多分、ニュー・シネマ・パラダイスの『愛のテーマ』に歌詞を付けた『Se』だと思う。

2A綺麗に降りて、次に3Lz❗❗高く上がって、きゅっと細い軸で回って、綺麗に決まった✨

CCoSpを回り始めてすぐに、両腕を真上に上げ、体を上に捻ったキャメルアップワードで回ってからの、I字っというレアなバリエーションがこれまた絶品✨✨

その他のスピンも、ポジションが綺麗、移行もスムーズ。ほどき方も、しっかり神経が行き届いていて、綺麗に下ろしている✨

所作の美しさ、柔らかさの中にしっかりと芯がある。東日本では、綺麗な中にも心に秘めた情熱を感じさせるような演技でした😭

お人形のような可憐さが、優しいボーカルにぴったりとハマっていく✨

夢のような一時😍

あっという間に、心が浄化されていきました✨

廣谷帆香(ヒロタニホノカ) 岩手大学

FS:バレエ『火の鳥』より
振付:本郷裕子

SAPPORO CUPと同じ日程で行われたMGC杯で岩手大学に進学したことが分かり凄い!と同時に、引き続き東北・北海道ブロックで出場してくれることが嬉しかった😄ブロック優勝から、東日本。そして昨年のリベンジ、全日本の舞台へに向けて挑むFS。

自ら選んだという曲で勝負に出た🔥

ルッツの高さが超エグい!!
冒頭の3Lz+2Tに、4本目の3Lzといい!2A+3Tの高さも特筆すべき事項✨

勢い、流れに乗って、ステップシークエンス(StSq)での音ハメ、ジャッジアピールをバシバシ決めていく✨

沢山のこだわりが詰まったプログラム。
生き生きと、輝いて羽ばたいているような動きの数々✨

強くて、逞しい!

魔物をはねのけ、去年のリベンジをしていくんだという意志が明確に見える❗

美しいLSpで締めくくり、フィニッシュ。

ガッツポーズが飛び出た😆

最後までカッコいい❗力強い火の鳥で、見事表彰台、そして全日本への出場が叶った👏

永井優香(ナガイユウカ) 早稲田大学

FS:アディオス・ノニーノ
振付:宮本賢二

永井選手にとって、初めての挑戦となるタンゴの曲。

赤と黒のレース、左手だけ黒レース手袋✨毎度衣装がすんばらしい✨

冒頭の3Lzと2A+3Tの高さと、伸びやかさ。3Sからツイズル、3Lo+2Tのキレの良さ。全ての要素が曲に見事に溶け込んでいく。

ビシッとバシッと叩かれたい❗

キリッとした所作を真っ正面から崇めたい❗

強い音に合わせ、次から次へと挑発するような動きの数々にドキドキしまくり✨

スローパートではたおやかに、美しく。

全体としては力強さを感じさせる。

いや、恐れ入りました❗っと言わせる演技🙇‍♀️

110.81。その後のショートとの合計点が聞き取れない程の大歓声に包まれて、優勝した🏆

記録と同時に、センセーショナルなプログラムにまた観たい。もう一度あのビシッと感を味わいたいっという、良い意味で中毒に陥った💘

 

シニア男子FS

鈴木潤(スズキジュン) 北海道大学

FS:ビートルズメドレー
振付:佐藤有香

大学進学後、ずっと東日本で表彰台に登って全日本に行っていた鈴木選手に、この大会波乱の展開に巻き込まれてしまった…。

SP11位…。
今回の東日本出場枠は、GPシリーズ出場のため免除されていた島田高志郎選手を除くと、6枠…

崖っぷちな中で挑むフリー。
会場全体が緊張に包まれ、どうか上手くいってくれっと願う中で曲がかかった。

ビートルズが歌うバージョンで、『イン・マイ・ライフ』から。
冒頭の3A、なんとか決まった。続くジャンプは2A+3Tを選択。3つ目の3S綺麗に決まった❗

曲が『レディ・マドンナ』に変わって、手拍子に合わせてノリノリに踊るChSq。この手拍子が力になりますように…🙏ジャンプの助走へ入った。真っ直ぐに、後ろ向きで滑ったこれは…切れ味抜群の3Lz❗綺麗に決まって、筆者大拍手👏

ジャンプ降りた所で『レット・イット・ビー』に変わる。しんみりと、あー、もう最後なんだなって…😢
スピンを挟み、イーグルから2A+1Eu+3S。最後の3Sの着氷が乱れ、ステッピングアウトに。続く3T+2Tは決まり、最後のジャンプ!くるくる回ってからループは2回転に…

フライングシットスピン(FSSp)、そしてStSq。最後の最後まで力を振り絞って、思いを伝えていく姿に涙😭万感のイーグル。CCoSpを回りきって、フィニッシュ。

難しい情況の中、出来ることをしっかりと。ハラハラドキドキの4分間だった。

全日本の行方はどうなるのやら…

今だから正直に言わせてください。

鈴木選手のあと、観るのがとてもとても辛かった…😭

どの選手からも、全日本に対する思いと、緊張と、魔物が襲いかかってくる様子を目の当たりにし、どうか上手くいってくれ、この選手にも行ってほしい…。高地という状況で朝から長時間観てて、2日目の夜と1番疲れている中だったこともあり、ちょっと心臓が苦しく感じてしまったのもあり、心がぐちゃぐちゃ。

実況放棄しようかと本気で考えかけました…なんとか最後までやりましたが…

そんな状況の中、心に心地よく残ったのが…

山隈太一朗(ヤマクマタイチロウ) 明治大学

FS:ポルナレフ・ラプソディー
振付:宮本賢二

大荒れのシニア男子FSの最終滑走。

気持ちが荒れていた筆者の心に、爽やかーな水色の風が心を落ち着かせてくれた…😌

フランス人歌手ミッシェル・ポルナレフの、『渚の想い出』→『愛はあの人の胸に』→『愛のコレクション』→『渚の想い出』と繋げたメドレー曲。

船の汽笛やカモメの鳴き声(原曲にもある)を聴いている振付からスタート。
『シャラバディデー 』~♪荒れた心でも口ずさみたくなるような優しいメロディーに乗せ、お洒落な振付、そして、さらりとダイナミックな技をこなしていく。

『キーー イィーー⤴️⤴️』

っていうようにね(適当)、音を伸ばしながら、音を上げていく技法が耳に残る。

途中のお手振りや、コレオシークエンス(ChSq)の時のちょっと気だるそうにズサーしたり。

曲が変わっても、前の曲のストーリーを引き継ぎ、展開していくような曲を組み合わせている印象。

夏の海辺の情景を思い起こしてくれる振付や編曲。爽やかーに、今までのイガイガを水に流してくれる。

最後は手を振ってフィニッシュ。

見た目的にはほとんどミスがなく、本人ガッツポーズの出来✨

合計得点で200点超えに会場どよめき!そして、優勝🏆

最高のこの日最後の演技でした✨

 

次のページはジュニア男子・ペア・ジュニア女子FSのベストプログラムを書いています💨

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フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗ 2019-20シーズンベストプログラム論 東日本 SP編

GW明けでも、まだまだ私は家に居ながら、ボチボチとブログ書いています!

っというわけで…Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第4弾⤴️

前々回の東北北海道ブロック編、前回は関東ブロック編ときて、いよいよ東日本編❗本当は全部書こうかと思いましたが…めっちゃ多いっ!!っというわけで、今回はSP編です❗

上記のブロックと、東京ブロックを勝ち上がった選手が集い、ここでジュニアとシニア、それぞれの全日本進出が決まります!

沢山のドラマが生まれる舞台。
筆者としては好きな大会でありますが、ある程度は覚悟して行く大会です…

このシリーズ恒例❗いくつか注意すべきことを…

・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは早速行きましょう💨

 

第45回 フィギュアスケート選手権大会
第36回東日本フィギュアスケートジュニア選手権大会

 

通称:東日本
期日:2019年10月24日~27日
会場:軽井沢風越公園アイスアリーナ(長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1157-6)

まず軽井沢の町自体に驚かされましたね。
軽井沢駅で標高700mほど😲会場は更に山を登っていった所にあります。標高900m前後だったかと思います😲

あと、景観条例により、建物の高さが制限されていて空がとても大きく見えたり…そうそう、街灯少ないですし、あとコンビニの営業が6時~23時まででしたので、買い出しの際は気をつけて!

会場については次回書くことにして、本題に入りましょうか!

 

シニア女子SP

望月美玖(モチヅキミク) 日本大学

SP:リバーダンス
振付:岩本英嗣

久々に東日本出場となりました!

冒頭の3F+2Tの高さにどよめき!
続く3Tも綺麗に決まった✨

高いジャンプがバシッと決まって、プログラムが引き締まった❗

観客に演技に注目させるような、程よい緊張感が流れる。動きのキレの良さ、滑りのスピードとスムーズさがとっても印象的✨

途中のピョンピョンとした動きでキュートさを加えて…

森の中のように、凜とした雰囲気で会場に包まれました✨

切れ味の鋭さに、カッコいいと感じ、またとても気持ちよかった演技でした✨

松原星(マツバラアカリ) 明治大学

SP:Once Upon A December
振付:杉浦幸江

昨季から継続のSP。

東京夏季フィギュアは棄権し、東京ブロックは行けなかったので、今季初めて演技を拝見した。

曲はアニメ映画『アナスタシア』の劇中歌。
一度聞いたら、一生記憶の片隅に残るような不思議でノスタルジックな曲🎄

万華鏡のような煌めきを放つ演技に魅せられていたので、継続はとっても嬉しかった😄

冒頭の3Lzは転倒。

そのあとのスピン2つは、相変わらずっというか、前から凄かったが、よりしっかりとした軸を作ってグルグルっと回転速度の速い美スピンを決めた✨

そこから2A、昨季はハイキックしてから2Aを飛んで、着氷後キャッチフットスパイラルを実施していたがそれが無くなっていた。その他振付ちょくちょく変わっていたかな?
2Aのあとの謎の入りからの3S+3Tは綺麗に決まった✨

美しくも儚い。そして、とても不思議な世界観。オルゴールの箱の中にいるかのような雰囲気漂う。

懸命に演じていて、すっと心に何かが染み込んで、涙が出てくるような…

心にずっと引っ掛かり続ける、そんな演技でした✨

藤本梨乃(フジモトリノ)

SP:マイ・ウェイ
振付:岩本英嗣

当時大学3年生っていうことを考えると、この選曲は泣けてくる選曲…😭

引退のシーズンへと向かっていくなと感じさせます。

オーケストラ版の綺麗なバージョン。

曲が掛かってからずっと、美しいメロディーに合わせ、エアリーで、清らかなスケーティングで魅せてくれる。

両肩に付いたフリンジが、ヒラヒラとなびいていく姿でさえ美しい。

曲の盛り上がるところで、膝・足首を巧みに活かして踏み分けるステップシークエンス(StSq)に圧巻✨エモーショナルさも感じました。

全ての要素でほぼノーミス✨GOEで加点が付きそうな出来。

最後まで流れに乗っていて、クリアで気持ちいい演技でした✨✨

河西萌音(カワニシモネ) 山梨学院大学

SP:Jeepers Creepers 2.0
振付:岩本英嗣

河西選手ももう大学4年生…😭

全日本に出場経験もあり、最後にもう一度と思って挑んだ大会だったかと思います。

昨季から継続のSP。ニッキー・ヤノフスキーが歌っている曲。

冒頭の3Lo+2T綺麗に決まった✨

ノリノリな曲に合わせ、良く伸びるスケーティング。透明感あって、綺麗な滑り✨

美しいポジションでかつ、回転速度の速いスピンに…

何よりも、

大人可愛い😍

女性ボーカルに合わせて、ふふっと笑いかけ、上品に可愛さをアピールしていく😍

『ジーパーズ クリーパーズ』

この歌詞もまた耳に付く!

最後に持ってきたステップシークエンス(StSq)。音に合わせて、滑らかに踏んでいきながら、とことんアピールしていく。そして、投げキッスしてフィニッシュ💕

可愛い😍
可愛いの感想の後で、後半3Tの着氷が乱れたが、気合いで降りたっと言うところに、最後なんだな。最後にもう一度あの大きな舞台へと意気込んでいたのかなっと思わずホロリ😢

華やかで自分を表現していくのが上手い✨最後に、もう一度その瞬間を見れて嬉しかったです😭

佐藤伊吹(サトウイブキ) 明治大学

SP:Take Five for Else
振付:横谷花絵

昨季からの継続のプログラム。

TSUKEMENによる、『Take Five』と、『エリーゼのために』を掛け合わせた曲。

冒頭は3S+3T。昨季は3Lo+3Tだった所を、今季はこのコンビネーションジャンプで挑んでいる。続いて3F、軽やかにさらりっと降りた✨

フライングキャメルスピン(FCSp)の最後の、キャメルチャッチフットのフリーレッグの位置といい、足の持ち方がとっても独特✨

作曲者に、作曲された年代に、ジャンルすら違い、何一つ共通点の無い2つの曲。その2曲が出会い、ピアノと、ヴァイオリンの調べに乗せると、本来なら持っていなかった、どこか懐かしい雰囲気の曲になるのがとても不思議。

佐藤選手は、そんな曲に対して、お洒落に滑りこなしていく。

最後までさらりっと!その中に、キレとスピード、そして自信を増した滑りがとても印象的でした✨

 

ジュニア女子SP

平金桐(ヒラカネキリ) 明治神宮外苑FSC

SP:Suvivor
振付:星野有衣子

今季新しくしたSP。前のSP『Where have you been』と同じようなダンサブルでカッコいい系。今回は、強い女性というのがより見えるプログラムに心射抜かれました😍

曲は、映画『トゥームレイダー』より1曲。アリーナ・ザギトワ選手がEXで使用したものと同じ音源である。

まず、冒頭の振付!

ポニーテールがバサッと広がる所からカッコ良すぎ😍これもPCSに加えて欲しいと願うと思ちゃいますね😁
この瞬間をカメラで捉えたら、またフォトジュニックな、一つの芸術的な写真が出来上がりそう❗

冒頭の3T+3Tのファーストジャンプの高さに驚く😲続く3Loを降りたあと、

『I’m a Suvivor』

って歌詞が流れてカッケー😍

速いビートに合わせたステップシークエンス(StSq)。音に合わせ正確に刻み込みながらも、体の動きが複雑!そしてシームレス!

キャッチフットスパイラルをしてからの2Aも綺麗に決まった✨

軸がしっかりしていて、回転速度の速いスピンを2つ続けてフィニッシュ!

きゃー!桐ちゃんカッコいいーーー!!

完全に心持っていかれましたね❗

軽井沢のリンクがコンサート会場かっと思うくらいの演技✨

今日も女優でダンサーのような演技の平金選手に虜になりました😍

柚木心結(ユノキミユ) 帯広FSC

SP:シルク・ドゥ・ソレイユの演目『キュリオス』より
振付:田守由英

ジュニアデビューシーズン。東北・北海道ブロックでは、SPで出遅れてから巻き返して掴んだ東日本✨

白の長袖ワンピースに、黒で渦巻き模様、頭の頂点でお団子を結び、チェーンのように巻かれた髪飾りっというように、衣装、ヘアスタイルから非常に凝っている✨

曲はシルク・ドゥ・ソレイユの演目の一つ『キュリオス』より。前半は『11h11』、後半は『Bella Donna Twist』。

曲が掛かり、蒸気音に合わせて両腕でチクチク時計を表現する振付にまた目を惹く😍
蒸気機関車が今にも出発しそう❗

女性の声が聞こえてからの、大きな3T+2Tが綺麗に決まった✨
次のループジャンプは2回転に抑えて、確実に(SAPPORO CUPでは3Loに挑戦していた)✨

足替えコンビネーションスピン(CCoSp)の回転速度もめっちゃ速い❗I字ポジションで、片手を離した見事な技を披露✨音に合わせて首をグルンと回したり、ニコニコ笑顔が可愛い😍後半の2Aを決め、またもや回転速度の速いレイバックスピン綺麗✨

曲が切り替わって、ピョンピョン跳び跳ねる振付から始まるStSqがもう可愛いの極み😍跳びはねてる時の高さが物凄い❗躍動感で目を奪われてからの、ストップモーションでのジャッジアピールで完全にノックアウト😍

もう可愛い!!一度観たら絶対忘れられない!個性的でインパクトの大きいプログラム✨

最後までスムーズで、勢いと流れに乗った演技✨

得点は45.01。構成を考えたら、かなりいい点が出た✨

最後に一つ叫ばせてください。

心結ちゃんワールドサイコーーー❗

 

次のページはシニア男子と、ジュニア男子SPのベストプログラムを書いています💨


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フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗ 2019-20シーズンベストプログラム論 関東B編

はい!

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第3弾⤴️

前回は筆者が観に行ったブロック大会の中から合わせてベストプログラムを選んでいくつもりでしたが…
選んでいる途中で単独じゃないと難しいっとなって東北・北海道ブロックをやって、今回は関東ブロック編❗(いやーねー、本当は東京ブロックも行きたかったのに、何で東北・北海道と被るの…😭)

このシリーズ恒例❗いくつか注意すべきことを…

・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは早速行きましょう💨

 

2019 関東フィギュアスケート選手権
通称:関東ブロック、関東B
期日:2019年10月3日~6日
会場:小瀬スポーツ公園アイスアリーナ(山梨県甲府市小瀬町840)

あっという間に10月になっちゃいましたね!10月とは言えど、外は気温が高い日もあり…わりと良い天気だったですね。そうそう、小瀬のロビーは壁一面ガラス張り❗日が差し込むと暑い&眩しい❗差さないと冷たい…リンクも割かし寒かったですね。日がある時は太陽に背中を向けて、解凍すつつ、スマホをいじったりなんかしましたね。
そうそう、入り口の扉に大きなカマキリが止まって、待っている間話題になったのも思い出の一つ。
はい、思いっきり話が逸れましたね。本題に入りましょう❗

 

ジュニア女子SP

松井このか(マツイコノカ) 埼玉アイスアリーナFC

SP:映画『イーストウィックの魔女たち』より
振付:浅野敬子

今季ジュニアデビューの選手✨

曲は映画『イーストウィックの魔女たち』より『悪魔のダンス』。

パステルカラーのカラフルなスカートがとても印象的な衣装。

鐘の音が耳に残る曲。
それに合わせ、ループジャンプが飛び上がれずに転倒するっということもあったが、最後まで体がよく動いていました✨

表情がとても豊か。
指先まで神経を研ぎ澄まして、しなやかに舞っていき…音が沢山鳴る所では体を大きく使い、切れ味抜群に踊りまくるところ。表現のメリハリの付け方が飛び抜けて上手い✨

音楽の特徴を的確に捉えた表現に大満足👏

短い時間の中で、密度が濃く、確実に観た者の印象に残るような演技に魅了されました✨

三枝知香子(サイグサチカコ) アクアリンクちばSC

SP:ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』より
振付:宮本賢二

高校生になり、賢二先生の振付に挑戦!新たな三枝選手の魅力に気付かされたプログラムでした✨

曲はミュージカル映画のレ・ミゼラブルより、冒頭から最初のコンビネーションジャンプまでが『囚人の歌』、そのあとから『エピローグ(「民衆の歌」を含む)』という編曲。

最初の3Tから2Tのタノジャンプが綺麗に決まった✨曲が切り替わったあとの2Loタケノコジャンプも綺麗に決まった✨フライングシットスピン(FSSp)の時の手の振付の豊かさ✨

こういった片手や両手を挙げたジャンプ、スピンの手の振りも絶品ですが、技と技の間の『繋ぎ』と呼ばれる所で様々な動きを取り入れていたり、何よりも、動き全てに”表情”が付いていて、観客にはっきりと物語を伝えている所に感動したのである。

顔の表情は勿論のこと、腕や手の出し方、緩急の付け方、一つ一つが工夫されていて、冒頭はシリアス、中盤は切なく、終盤は力強く歩むっという情景が目に浮かんでくる。2分40秒±10秒っという短い時間の中で、忙しさを感じず、良いところをぎゅっと凝縮して物語を魅せていく。

観ててあっという間!その中で、ちゃんと観客の記憶に確実に刻み込まれていく!

賢二先生に大感謝!!

三枝選手の物凄いポテンシャルを見た演技でした✨

 

ジュニア女子FS

4日にジュニア女子SPとノービスA男子。5日にノービスからのジュニア女子FSです!では、そこから2つほど!

増田未夢(マスダミユ) 白鵬女子高校

FS:Pennsylvania Six-Five Thousand
振付:小林れい子

滑らかなスケーティングに、キュートな振付がとても印象的な選手✨

2019年4月のリリーカップで初めて披露したこのFSは、大人可愛い😍プログラムで、また観れる時を楽しみにしていた😆

冒頭の『テッ、テッ、テッ、テッテー~♪』これに合わせて足踏みと手の振りが超可愛い😍

軽快なメロディーに乗せて…

3T+3T!!!!!

惜しくもセカンドの3Tは回転不足と判定されたが、幅のあるジャンプ、そして今まで組み込んでなかったジャンプを飛んだ!!

思わず飛び上がって、叫びたくなるようなでっかいジャンプにもう釘付け😍

その後もジャンプを次々と決めて…

何よりも大人可愛い😍

軽快なマーチの部分、しっとりとしている部分と、曲調によってしっかり演じ分けててポイントが高い✨

振付、表情、エレメンツの質と中身がしっかりとしていて、大人可愛い😍

大人可愛いって言っていたらあっという間!演技後本人がうんうんと頷いていた!

ほとんどミスが無く、SP14位から総合7位へと大きく順位を上げた好演技✨

いやー、大人可愛いジャズ、最高✨

井口せな(イグチセナ) 長野市スケート協会

FS:映画『アナスタシア』より
振付:岩本英嗣

2018年6月に長野市で行われた『Heros & Future in NAGANO』の県内若手スケーター枠として、ソロ演技を披露した選手の一人。

今季ジュニアデビュー。
大会前に7級を取得しました✨

曲は多分映画『アナスタシア』のサントラであるとは思う…

美しく伸びるスケーティング。
一つ一つの所作がとても綺麗✨

様々な曲調に合わせ、たおやかに魅せる所と、力強さを出す所、切なさを醸すところと見事に演じ分けていた✨

3Tで転倒があった以外、ほとんどノーミスの演技。

不思議なことに、すっと観入らせる力を感じた。綺麗で、儚く、ノスタルジックな世界観に魅了された✨

映像がないのがとても残念なことである。

もう一度観たいと思うと同時に、大きな力、ポテンシャルを感じた好演技でした✨

吉野汐香(ヨシノシオカ) 神奈川FSC

FS:Be Itallian
振付:坂上美紀

まず目を惹いたのは、衣装❗

胸元に大きな赤いハート、腰の辺りに、黒の長いフリンジを付けてスカート風にした衣装❗斬新だった!!

曲は映画『NINE』の劇中歌。その独特の衣装は、歌われているシーンの時の衣装に近づけているからだとあとで気付いた。

歌詞の内容、声量、タンバリンの叩く音がとても強烈。そんな曲に合わせ、長身を存分に発揮されるプログラムであった✨

ハッ!っとか、様々な音ハメの振付での表情の付け方。一つ一つの動きがダイナミックでありながらも綺麗。たとえ遠くから観ていたとしても、とてもはっきり見える。

大胆に大人な曲を滑り、貫禄ある大女優のような演技💄元々高身長であるが、もっともっと大きく見える演技!

鮮烈な印象を残すプログラムでした✨

 

シニア女子SP

鈴木珠里(スズキジュリ) 日本体育大学スケート部

SP:Sway
振付:ルディ・ガリンド

高校生の時はアメリカで過ごし、昨年4月までに帰国、日本体育大学に進学した経歴を持つ選手。

昨年4月のリリーカップに出場していました。その後7級となり、今季本格的に日本のシニア大会デビュー。

初のシニアでのブロック大会。

音源はおそらく、マイケル・ブーブレが歌っているものを使用している。

鈴木選手のお母さんが作った衣装が素敵✨

曲が掛かり、ボリュームが少々小さい中、目力の強さをビシバシ感じる!多彩な表情を駆使し、観客へのアピール力抜群な踊りを披露していく✨

陽気なラテンの音楽に乗せて、小洒落た振付を魅せていく😍指先の動き、肩をクイっとさせる動きなど、細かいところもしっかり魅せて、観る者をメロメロにさせていく😍

見事なイリュージョンからのシットスピン(SSp)で締めくくりフィニッシュ。

ジャッジや観客への挨拶で、体をくねくねっとさせるところまで一つのエンターテイメントショー💃

観てて楽しい!明るい気分になる演技でした😊

山中里紗(ヤマナカリサ) 清泉女学院大学

SP:Bom Bom
振付:ケリー・タケムラ

山中選手ももう大学4年生…😲

関東ブロックを突破すると東日本に出れる。今季の東日本の舞台は…地元長野❗っていうことでそこに出場に向けて気合いが入っていたと思います❗

曲はイギリスのポップバンド『Sam and the Womp』の『Bom Bom』。YouTubeに公式のMVが上がっているので、これを聞きながら読んでください⬇️

前のSP、その前のSPと似たような感じで、ノリやすく、キュートな笑顔で踊るような曲を最後のSPにも選んだ!

『Bom Bom Bom』の歌詞が流れ、スタート。
でっかい3Tに2Tが付いて決まった❗続く3S降りてよっしゃあ😊前半に3つ全てのジャンプを続けて飛ぶエレメンツ配置。最後の2A…決まったーーー❗歓声が上がり、本人もとびっきりの笑顔😆
ジャンプが終わったあと、観客からの沢山の手拍子がずーっと鳴り響く👏

ステップシークエンス(StSq)はSo Cute💖だらけ😍
ツイズルからのキャメルスピン(CSp)がいつも以上にキレッキレ✨

最後まで、

可愛い、可愛い、可愛い、フォーーー😍

っと絶叫させるような演技✨
フィニッシュでガッツポーズ😆投げキッス💋

最高でした✌️

 

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Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論 東北北海道B編

はい!

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第2弾⤴️

前回はシーズン初めのローカル大会3つで、今回はいよいよシーズンに入ってきた!っと思わせる、東北北海道ブロックと、関東ブロックの中からベストプログラムを選んでいくつもりが…すみません、選んでいる途中で2つ合わせるのは無理ってなったので…今回は東北・北海道ブロックから選んでいきます❗

ノービスは全日本、ジュニア以降は東日本を懸けた戦いに、あー、シーズンの一つの山場である全日本へ時が進んでいくなっと感じさせるのです❗

いやー、本当はね東京ブロックも観たかったのに、なんで東北北海道ブロックと被るのさーー😠って言うわけで観に行けなかった😭

前回同様、いくつか注意すべきことを…
・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは早速行きましょう💨

 

2019 東北・北海道フィギュアスケート選手権
通称:東北北海道ブロック、東北北海道B
期日:2019年9月20日~23日
会場:テクノルアイスパーク八戸(青森県八戸市新井田西4-1-1)

タクシーに『スケートリンク』って言ったらテクノルアイスパークではなく、別のスケートリンクに連れてかれそうになった…冗談抜きで!八戸市内にリンク複数ありますので、『テクノルアイスパーク』もそうですし、『新井田(ニイダ)のスケートリンク』で通じるので気を付けてね!っと言い残して本題に入りましょう❗

男子SP

佐藤洸彬(サトウヒロアキ) 南部美人

SP:チャップリンメドレー
振付:佐藤操

12月の全日本が現役最後の試合っと言うことで…これが最後のブロック大会😭

今まで濃いキャラクターを演じて、東北北海道から東を引っ張ってきた佐藤選手が…って涙出そう…

SAPPORO CUPと同じ日程で行われたMGC杯(行きたかったなー)で初披露のSP。
現役最後のプログラムはチャップリンメドレー🎩

どんなにノリの良さも一つの持ち味である佐藤選手らしい最後のプログラム!!

カラフルなベストがちょっと洒落ている衣装✨

キーンコーンカーンコーン~♪

って鐘が鳴ってから始まり、物凄いスピードを出して4T+2T決まった!!

繋ぎにぴょーんっと飛んだり、曲が変わるところでステップシークエンス(StSq)でリズムを捉えつつ、コミカルに、コミカルに、踊って!観客から手拍子が沸き起こる!

ノリノリで、さすがのエンターテイナーっと思って楽しく見ていたら…スマイルのメロディーが流れ、スピン2本。
そして…
ジャッジ側から見て後ろ向きに立って、くるくるっとステッキを回す振りからの、振り返りが…

うわーん😭やめないでーーー!

って叫びたくなるーーーーー😭

その時の顔は笑顔であるが、なんだかその笑顔を見るとやめるのが寂しくなっちゃうではないか!!!

うわーーーーーーーーん😭

ってブロックの初っぱらから筆者の心の中で大号泣してしまいました😭😭😭

坪井聖弥(ツボイセイヤ) 苫小牧駒澤大学

SP:eye
振付:鈴木理絵/髙木尚美

今季シニアデビュー。
苫小牧市内の大学に進学し、引き続き東北・北海道ブロックとして出場することになって嬉しい😄

昨季からの継続のSPがね、これが坪井選手らしさが光るプログラムなんですよ😍

アコーディオニストのcobaによるeye。高橋大輔さんがバンクーバー五輪で銅メダル取った時のSPの曲です。

坪井選手と言えば、いい意味で危うさもあり、ガラスのように繊細な表現と、ダイナミックなジャンプと歯切れのいいスケーティングが共存しているところ✨ほんのちょっとした動きからも観客を魅了できるスケーターであります。

冒頭の3Loが綺麗に決まり、スピン1つからの3Tで手をついたが2Tを付けた!
スピードあり、かっとんでいくジャンプに見応えある!リンクを大きく使い、緩急の付け方がスムーズ。女性と踊っているのが目に見えて、観る者をゾクゾクさせる😍極めつけはStSq!フットワークの良さに、このゾクゾク感!ワクワクする!ってなるところで2Aを持ってきてフィニッシュするプログラムなわけ😍

最後の2Aチャレンジは置いといて、大学生になってより一層垢抜けて、eyeがますます洒落になってる❗な演技でした✨

 

ジュニア女子SP

宮本藍里(ミヤモトアイリ) 北海高等学校

SP:Rapsodia de Arrable/タンゲーラ
振付:横谷花絵

高校に進学し、師事コーチが変わった今シーズン。

昨季からの継続のSP。ジュニアのSPの指定ジャンプ・スピンの関係などで色々構成をいじっている。冒頭は2Lo、後半のジャンプに2A。フライングシットスピン(FSSp)に変えたりっといった具合に。

曲はそれぞれタンゴの曲を2つ繋いだもの。

バレリーナのような美しい所作で、華麗に舞い踊るのが宮本選手の最大の魅力✨

1音1音しっかり絡め取っていて濃密な表現。顔の表情、手の出し方、音ハメの動きが更にブラッシュアップされていてカッコいい😍

観ててあっという間❗

宮本選手の魅せる世界観がたまらないって思った演技でした✨

長岡柚奈(ナガオカユナ) ROYCE’F・S・C

SP:ピアノ三重奏曲第4番『ドゥムキー』
振付:佐藤操

SAPPORO CUPで初披露したSP。その時から思っていた『緻密な音取り』を話せる時が来た。

交響曲『新世界より』などで有名なアントニン・ドヴォルザークが作曲した曲で、6つの楽章から構成されている。
ちなみに『ドゥムキー』とはウクライナ起源の歌謡曲『ドゥムカ』の複数形や、スラヴ語で『思い』わ『瞑想曲』という意味があるが、作曲者がどういう意味で使ったのかは不明である。

このプログラムでは、前半は第4楽章、後半は第6楽章が使われている。前半と後半では調が違う上に、曲のキャラも違うように感じる。これを書くにあって色々と調べたが、改めて聞いても物語が浮かんでこない、抽象的な曲だなっと感じる。

難解な曲に合わせて、細かい所まで音を取っていく。滑らかな体の使い方で、多彩な動きをしてもしっかりと魅せることができ、テンポにもついていけている。

ちょっとした動き、ほんの数ミリの動きが積み重なって、一つの大きなテーマが見える。長岡選手の演技を見れば、たとえ抽象的な曲でも取っ掛かりが見えてきそうなパフォーマンスだった✨

パンフレットを見たら、操先生!
曲選びの幅が広い!!

描き出す世界観に唸らされた演技でした✨

伊吹有紗(イブキアリサ) 札幌アースFC

SP:映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より
振付:小田嶋隼

今季ジュニアデビューした選手✨
ノービスAの時のプログラム、バレエ『パキータ』よりの黄色いチュチュ風衣装がとっても可愛かった😍
今季の衣装もとってもお洒落✨

印象に残る衣装でもって演じるのは、カリブの海賊☠️

曲が掛かってからまず目につくのはスケーティング💨膝、足首が柔らかく、それを上手くコントロールしてスピードを出していく滑りに驚く⛸️

冒頭は3Lz+2Tではなく、今回は3T+2T。

リンクを颯爽と駆け抜けていく姿が観てて気持ちいい✨緩急を自在に操ってターンを描くStSq。
気品あって、とても気持ちいい演技✨
カッコ良かった😍

大関凜花(オオセキリンカ) 市立札幌旭丘高等学校

SP:パリの空の下
振付:小田嶋隼

昨季から継続のSP。

音源がとってもお洒落🎀🇫🇷
Florence CosteとJulien Dassinが歌う、男女デュエットで歌う曲✨
YouTubeに公式のMVが出ているので、これを見てください(聞きながらこの後の文章を読んでください)⬇️

紫に、リボンやお花模様をふんだんに使った衣装がまた可愛い😍
この大会から後半のエレメンツの順番が変わっていた!
そして、一つ一つの動きが更に洗練され、パリのシャンゼリゼ通りあたりをお洒落に歩いている情景が目に浮かぶ😍(ちなみに筆者はフランスはおろか海外に行ったことありません)

ジャッジ前を通りすぎる時の笑顔が印象的😆ふんわり大きいジャンプに、ポップやツイズルを効果的に取り入れて、小粋なプログラムに仕上げているのが最高✨

いつかパリに行ってみたいな…

 

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Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論 2019年8月~9月初旬編

こんにちはー!

今回から3~5回に分けて、筆者(Lena)の独断による❗2019-20ベストプログラムたちを時系列ごとに書いていきたいと思います。

いくつか注意すべきことを…
・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会当時のもの。振付師名はブロック大会のパンフレットを参考にしてます。

それでは、今回は2019年8月に行われた関東サマートロフィーから始まり、9月の札幌カップまでのベストプログラム集に行きましょう🏃‍♀️💨

関東サマートロフィー2019期日:2019年8月8日(木)~11日(日)
会場:埼玉アイスアリーナ(埼玉県上尾市日の出4-386)

Jr.女子SP

岩澤音桜(イワサワネオ) 神奈川FSC

SP:いつか王子様が
振付:駒場幸大

今季SPはディズニーのアニメ映画『白雪姫』の中で白雪姫が歌っていることで有名な曲ではありますが…

6分間練習の時に事件が起こった❗

ザワザワ、ザワザワ
ふっと見ると、そこには…

リアル白雪姫❗

ツインテールで、赤いカチューシャ、衣装が映画のものと同じ❗ニコニコ笑顔で超可愛い😍
で、振付を見たら駒場先生じゃないですかー。
いつも笑顔😄優美な所作、可憐なパフォーマンスが印象的な岩澤選手だからこそ、ディズニーのプリンセスを演じさせるとは…

駒場先生、反則ですよ😍

いやー、可愛い、可愛い、可愛い演技でした😍

吉野汐香(ヨシノシオカ) 神奈川FSC

SP:逢恋~天地人紀行
振付:坂上美紀

今季吉野選手がSPで使用しているのは、2009年に放送された、NHK大河ドラマ第48作『天地人』の曲である。大河ドラマは、毎回の最後の方に登場人物に関連したものを巡る『紀行』が放送される。この曲は第20回以降に使われたもの。

一度リンクに立てば、大柄で、一蹴りでよく伸びるスケーティング、ジャンプのダイナミックさに目を奪われる。
良さを活かしつつ、柔らかなヴァイオリンの音色に合わせ、表情豊かに、しなやかな動きの数々に心揺さぶられる素敵なプログラムが観れた😍って感動しまくりましたね♪

吉野選手の新たな表現を切り開いたことが印象的だった演技でした♪

田邊桜香(タナベサクラコ) KOSE新横浜プリンスFSC

SP:オペラ『カルメン』より
振付:佐藤紀子

この大会の前の週に福岡県北九州市で行われた飯塚杯に出場し、4位という好成績を残してからの2週連続の大会出場😲(ちなみに、この2週間後にも大会出場しています)

2014年ソチ五輪代表の村上佳菜子さんが現役最後のシーズンのSPに使用した音源と似ている気がしましたね。

冒頭3T+2Tを綺麗に降り、スピン挟んで3Loを回転不足を取られましたが降り、シャーロットから2Aをこれまた綺麗に降り、スピン2つ、そして最後にStSq!キャッチフットスパイラルを行いながら手をヒラヒラさせる振付から入っていったかな(後半にこの振付があったのは確か)?
指先まで神経の行き届いていて美しいポジションをとる所作。そこに情熱と、迫力を滑りに載せて、きらびやかに燃え上がるような舞に筆者大興奮😍

起承転結もはっきりと見えていて、見応え抜群✨鮮烈な演技でした✨

青木祐奈(アオキユナ) 横浜清風高等学校

SP:Live for the One I Love
振付:ステファン・ランビエール

今季初戦で、ステファン・ランビエールの振付のSPを初披露した。

深紅に眩いほどのキラキラが付いた衣装がとても大人っぽかった。
6分間練習では3Lz+3Tに挑戦していたが、本番は3Lz+2Tにした。

女性のボーカルの切ないバラード。
曲の盛り上げに合わせ、持ち味の優美さに加えて、エモーショナルに演じていく。今までの青木選手にはない、新たな表現。もう高校3年生、すっかり大人になっていったなーっと染々に感じました。

残念ながらフリーは体調不良で棄権、そして左足首の大怪我に、コロナで大会中止で、これ以降今季演技を観れなくなってしまった。

ただ、これからまた演技を観れるのがとても楽しみになった演技だったことを胸にしまって、待ち続けます。

Jr.男子SP

大久保政宗(オオクボマサムネ) 長野市スケート協会

SP:映画『ロシュフォールの恋人たち』より
振付:岩本英嗣

ジュニア年齢となり、今季から本格的にジュニアとなったデビュー戦。

結果としては苦いものとはなりましたが、このプログラムと出会えたことが思い出に残った演技でした✨

ロシュフォールの恋人たちの『キャラバン隊の到着』のみが使われているのかな?

冒頭の手を差し出す振付から、とってもお洒落✨指先まで丁寧に、細かな技もスムーズに、効果的に使いこなして表現していく。清らかで綺麗なスケーティングに載せて、小粋な世界を描いていく。

そんなプログラムに惹かれたことが、鮮明に刷り込まれたのであった。

菊地竜生(キクチリュウセイ) 神奈川FSC

SP:If You Do,I Do(威風堂々)
振付:駒場幸大

またしても、6分間練習から事件が起こった❗

衣装が…衣装が…かなり斬新

ですが、ちょっとルールに引っ掛かってしまい1点減点されることになりましたね(その次からは衣装が進化して、その辺は大丈夫でした)。

Fantastic Plastic Machineによる、エルガー作曲威風堂々のDJアレンジ音源。
前のSPは電車の車掌さん風に、JR在来線、東京駅周辺の駅メロを組み合わせた斬新な曲で滑っていましたが、今回もかなり強烈❗

簡単に手拍子にノリたくなる曲で、ついつい手拍子する観客もあり…ジャンプを降りたあと、音階が盛り上がって…
あの有名なメロディーに合わせて、ニースライド❗
Yes❗ウッ❗
っといった音に合わせて振りを決めていく姿に、笑いたくもなり、感心させる❗
氷上のエンターテイナーのような演技が強烈でした✨

流石駒場先生❗面白いプログラムをありがとうございました❗

Sr.男子FS

小林建斗(コバヤシケント) 法政大学

FS:オペラ『道化師』より/ナイトワルツ
振付:服部瑛貴

昨季からの継続のFS。衣装も継続である。
ジャンプの配置や飛ぶ種類、スピンの配置で少し変わったり、ChSq(コレオシークエンス)の内容が変わったりなどはしている。

最初から最後まで、流れの中で突然飛ぶジャンプに狂気さえも感じたのがこの試合でしたね。

重く苦しい雰囲気に包まれて、会場が一気に道化師の世界へ。苦悩・嫉妬、中盤にピアノメロディーのナイトワルツが流れてしっとりと、そしてまた道化師に戻って怒りを爆発させていく。その中にジャンプが見事に絡んでいて、上尾のリンク(ここ埼玉アイスアリーナ)寒さに負けないくらい震え上がった。

そうそう余談ですが、上尾のリンクは一年中寒いです。最高でも10℃下回ると考えて防寒対策を行ってください。

とんだものを観たなーって感じました。

関東サマートロフィーは以上で、次の大会に移りましょう❗

東京夏季フィギュアスケート競技会
期日:2019年8月23日~25日
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市東伏見3-1-25)

Jr.女子SP

依田茉里紗(ヨダマリサ) 城西大城西スケート部

SP:On my own
振付:岩本英嗣

今季初戦で、新しいSPを初御披露目した大会。
この時だけ、冒頭に3Loにチャレンジしたのであった。

曲はミュージカル映画『レ・ミゼラブル』の中でも有名な曲。濃紺で、ボレロみたいになるようにキラキラを貼った衣装が印象的。

依田選手と言えば、パワフルで、スピードたっぷりなスケーティングに載せて、寸分の狂いのない複雑な体の動きが出来ること✨情感たっぷりな動きも出来るため、女優さんのような表現が絶賛されるわけである。

冒頭のしっとりとした動きから悲劇に巻き込まれた世界観に引き込まれる❗中盤のStSqでは歌詞が盛り上がるところを、一音一音をしっかりクラスターの中に絡めとりながら表現していく。2A、スピン2つで物語が終わる。

切ない物語を観たなー。今季の依田選手も凄いなーって思わせた演技でした✨

アイスダンス(シニア)

枝村優花&嶋崎大暉組(エダムラユウカ&シマザキダイキ) 日本大学&明治大学

RD:映画『シカゴ』より
振付:ナタリア・チュニック

コールされ、スタートポジションにつく時に事件が…

優花様の投げキッス💋

すみません、勝手に枝村選手のことを『優花様』っと呼ばせて頂きました。
話を戻して、もう少し詳しい説明をしますと、枝村選手がジャッジに向かって投げキッスをしてアピールしたわけなのですよ😲
演技前から演技の世界観を出すためにやったと思われますが…演技前の時点で観た者全ての度肝抜かれましたね…😅

演技もシカゴの世界観が広がる。ゆう…枝村選手が嶋崎選手を徹底的に悶絶させちゃうところに、観てる側も大パニックヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

いやー、もー、濃くて、強烈な表現にやられました。参りましたヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

すみません、実況するときにリフトの種類思いっきり間違えました。

超スパイシーな演技にとことんやられたと同時に、一気に心を鷲掴みにされました😍

東京夏季フィギュアのベストプログラムは次のページにも続きます❗