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【レビュー】全日本フィギュアスケート選手権大会 2023年 競技1日目 ペアSP,男子SP編

第92回全日本フィギュアスケート選手権競技1日目、ペアSPと男子SPの全選手・組の感想をまとめます

第92回全日本フィギュアスケート選手権大会
日程:2023年12月20日(水)~12月24日(日)
会場:ビッグハット(長野市若里多目的アリーナ)(長野県長野市)

まず、ペアSPからご覧ください↓

ペア

1.長岡柚奈/森口澄士選手組(ナガオカユナ/モリグチスミタダ) 木下アカデミー

SP:映画『ジャージー・ボーイズ』より『君の瞳に恋してる 』
SP振付:キャシー・リード

今年結成したペアです。女性の長岡選手は年々跳べる3回転ジャンプの種類が増え、北海道のJr.女子のエースとして台頭していた中で、今年ペアに挑戦している選手です。男性の森口選手は昨季はペアとシングルの二刀流、今季はほとんどペアに集中しています。

『君の瞳に恋してる 』はフランキー・ヴァリが1967年に出した名曲で、数々のカバーがある曲になります。今回は、映画『ジャージー・ボーイズ』で歌われたバージョンを使用していると考えられます。

サイド・バイ・サイドの3Lo、スロー3Sが鮮やかに決まって、会場のテンションが上がっていくのを感じました!軽やかなメロディーに合わせ、2人が弾むように歩く。そんな恋の物語が見える演技にスタオベ多数でした!

56.07 SB

ペアは三浦璃来/木原龍一選手組(木下グループ)が欠場となったため、1組のみの実施となりました。
引き続き男子SP第1グループ1~6番の選手の感想をどうぞ!

男子 第1グループ

1.高橋星名(タカハシセナ)選手 木下アカデミー

SP:映画『タッカー』より
SP振付:キャシー・リード

1つ下のカテゴリーのジュニアから推薦で出場を果たした選手です。今シーズンがジュニアデビューシーズンであります。昨年の全日本ノービス選手権のノービスAの優勝者でもあります。

初出場でいきなり1番滑走という状況の中、堂々とした滑りを披露したように感じました。様々な動きをスムーズにこなしながら滑っていました。音に対して、多様なポジションを決め、ジャッジにアピールしていました。指先からキラキラ輝くような、綺麗な所作が印象的でした!

68.28 SB

2.小田垣櫻(オダガキサクラ)選手 日本大学

SP:Luv Letter(演奏:DJ Okawari)
SP振付:岩本英嗣

今季シニアデビューし、全日本の最終予選である東日本選手権(日本大学は東日本所属になります)でFSで順位を大きく上げ、大逆転で出場権を掴み取りました。
小田垣選手の母でコーチでもある、小田垣香奈子先生は、現役時代全日本選手権に出場、NHK杯に出場経験もあります。そう、親子2代で全日本の舞台に立つことが叶ったのです!

母と川越正大コーチに送り出され、演技スタート。冒頭は今季意欲的に挑戦している3A!惜しくも転倒となりましたが、他のジャンプは着実に決めました!

小田垣選手の最大の魅力は、ただ音楽に身を委ね滑るだけで、観客をぐっと世界観に引き込めるところだと感じてます!最後のStSqはその持味を、全日本という大きな舞台で発揮しているところに感動しました!

54.55 SB

3.田内誠悟(タウチセイゴ)選手 富士FC

SP:Hidden Machinations(演奏:Eternal Eclipse)
SP振付:安藤美姫

ジュニアから推薦で出場を果たした選手です。今回が2度目の出場となります。JGPに出場経験のある選手です。

10月から世界選手権優勝経験のある安藤美姫先生に本格的に師事し、急ピッチで調整して、全日本という大きな舞台に立ちました。プログラムもSP・FS共に急遽作り変えました。

出来るジャンプを着実にこなしつつ、ダークな曲調、激しく鳴り響く音を捉えた演技が印象的でした!独特なしなやかさが3階席にも、はっきりと見えました!

63.89

4.蛯原大弥(エビハラダイヤ)選手 明治神宮外苑FSC

SP:Etude for the Dreamer(演奏:ジェニファー・トーマス)
SP振付:佐藤紀子

ジュニアから推薦で出場を果たした選手です。今季は大躍進のシーズン!JGPに2戦派遣され、いずれも3位表彰台に立つという活躍を見せています!全日本は今回が初出場となります。

冒頭のアクセルジャンプは、ここ最近は2Aに抑えていたところを、3Aに戻して転倒となりました。次のジャンプは3F+3Tにしていたところを3Loにしました。コンビネーションジャンプは3Lz+3Tに選択しました!ジュニアのSPのルールでは、シーズンによって単独のジャンプの種類が決められています。今大会はシニアのルールで行い、シニアはそのようなことがないのです。確実にSPを通過するため、本人の傾向を踏まえ、ジャンプ構成を大きく変える作戦に出たものと思われます。

蛯原選手は元々の踊り心に加え、大会での経験、様々な選手の良いところを吸収し、滑りに素直に反映する力の大きさに魅力を感じています。樋口新葉選手、住吉りをん選手、三浦佳生選手といった国際大会で活躍する選手と同じコーチに師事しているという影響も大きいと思われます。大会を重ねるごとに、演技に深みが増していき、観るのが楽しみになる選手です。

今回の演技は、ピアノの音色を繊細に、かつ力強く表していく姿が印象的でした!

61.85

5.周藤集(ストウツドイ)選手 ID学園高等学校

SP:Per Te(歌:ジョシュ・グローバン)
SP振付:キャシー・リード

ジュニアから推薦で出場を果たした選手です。今回が2度目の出場となります。今年の全日本ジュニア選手権で3位という立場で挑みます。

デニス・テン氏が憧れと公言していて、この曲はデニス氏かエキシビジョンで使用していた曲でもあります。選曲背景や、練習には先ほどのこともあるのかもしれません。

周藤選手は、肩甲骨から差し出される腕の動き、大きな上体のしなりから生み出される演技に泣かされるのですよ!曲が最も盛り上がるところで配置したStSqでは、持味を最大限堪能できるところです。この動きに、毎度毎度感動させられます。

74.61 SB

6.西野太翔(ニシノタイガ)選手 神奈川FSC

SP:帰ってほしいの(歌:ジャクソン5)
SP振付:佐藤操

ジュニアから推薦で出場を果たした選手です。今季がジュニアデビューであります。

ジャクソン5の名曲を中学2年生という今だからこそ演じられる選曲だと感じてます!

2本目のジャンプを3F+3Tにしていたところを、3Lz+3Tに変更しました。これも蛯原選手の時に触れた、ジュニアSPのルールの縛りがなくなったことを受けた変更だと思われます。最後のジャンプは3Fを狙ったものの2Fになり、シニアの場合は無得点となります。

ノリノリに踊ると同時に、所々で体幹の強さを感じさせる動きに驚かされます!たとえばStSqの際に予想外のタイミングで足を高く上げるところですね。

FSでは、一転してダークさと繊細さを感じる、対照的なプログラムとなっているので、ぜひというところです!

50.77

次は第2グループ7~12番の感想です。

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フィギュアスケート@ピアノ

[動画付]ピアノで弾いてみた Vol.1 組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」 フィギュアスケートの定番曲

こんにちは、実は5才~高校2年生の終わりまでピアノを習っていたLenaです。フィギュアスケートで使われた曲を実際に弾いてみよう!とこの企画を始めました(勿論【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論シリーズの執筆も進めてます)!今回はハチャトゥリアン作曲、組曲『仮面舞踏会』より『ワルツ』を弾きました。

弾く時に感じた事、苦労した事、考えていた事などなどをまとめ、最後に動画を載せます!
これから仮面舞踏会を弾いてみようと思った方、ピアノはどのように弾いているの?と思っている方にとって少しでも参考になれたら幸いです(音大に進んだ訳ではなく、音楽のプロではありませんが…極端な話コンクールや発表会に出たことないです。ただ、長く続けていただけです)。

それでは、このまま行きましょう↓💨



きっかけは?

私が中学生の時に、浅田真央さんが使用したことで知りました。地元の楽器屋の店内を歩いていると、『フィギュアスケートで使用した曲特集』で流れていました。その時、
不思議なリズムだな。不思議な世界を感じる曲だな
と、その不思議さに惹かれていたのです。さあ、何故惹かれたのか今でも謎ですが…

それから時が流れ、大学生になったある日、これを購入したのです↓

ピアノで弾く フィギュアスケート名曲集 2015-2016

ヤマハから出版されていて、2021年4月現在もネット通販で購入できます(ヤマハ公式のネット通販のページを上にリンクしてます)。
フィギュアスケートの定番曲をピアノアレンジした楽譜集ですね。
買って暫くは練習してたのですが…次第に忙しくなってピアノ自体弾かなくなりました。修士論文を書き終わった前後で、この楽譜集の存在を思い出し、試しに仮面舞踏会を弾いてみたところ…
意外といける!!
と思って、本格的に練習しました。

さて、次からは弾いて感じたこと諸々を書いていきます↓


難易度は?

音自体は比較的簡単。ただ、あなどってはいけない。
のが正直なところです。

ただ、これは両手で弾くことができてかつ、リズムがきちんと取れること、和音が弾けることなどなど、奏法を一通りこなせるのが大前提です。
全音ピアノピースシリーズだと、レベルC(Aが1番簡単、Fが1番難しい)に設定されてます。
すなわち、中級レベル以上であれば、この曲は音自体は多分簡単だと感じると思います。他の曲だと、フレデリック・ショパン作曲の『子犬のワルツ』が弾ければ大丈夫だと思います(子犬のワルツを弾いた時も、音は簡単だけど…あなどるなとなりました)。

一度に押さえる音の数が比較的少なく、和音になっても片手で最大で3ヶ所押さえれば良い話です。あと、3連符(指定の拍に音を3つ入れること。これリズムが崩れやすくなるので私にとって難しいのです)がほとんどない!更に、この曲の場合、同じメロディーの繰り返しが多いので、暗譜も比較的やりやすいと感じました。

今回楽譜をめくるの面倒くさいので、A4サイズの紙に印刷して合計8枚。楽譜にマスキングテープを貼って1枚に繋げて、いざピアノに並べると…
収まらない!!!
2枚分はみ出てしましました!!
かと言って、曲の途中でぱらーって、慌てて並べるのも嫌だし、譜めくりの人いないし…どうしようと思って思いついたのが…
途中2枚分を折り畳む
という方法でした。そこだけ一生懸命に暗譜(楽譜を暗記すること)して、挑んでいたのです!そこだけ暗譜して挑めたのも、比較的音が簡単でかつ、同じメロディーの繰り返しが多いという特徴があったからこそ出来た話だと思ってます(筆者はは暗譜が苦手でした)。最初は途中で音が分からなくなったりしましたが。

いくら音が簡単めだと言って、あなどってはいけないのがこの曲なのです!!

音が簡単だからと言って、すぐにスラスラ完璧に弾けるかと思ったらそうでもないのです。

『よくやりがちなミス』でも説明しますが、音の移動が1オクターブ以上あるものが多いので、ミスタッチが発生しやすいです。まだ隣の鍵盤とか、2つ3つ違う位置の鍵盤だったらねやりやすいのですが…7つ以上も離れた位置にある鍵盤を、行ったり来たりすれば狙わなくてはならないので、ミスが増えます。

あと、テンポが速い曲なので、テンポを上げれば上げるほどミスしやすいのもあります。速さの指定では『符点二分音符≒73』とありました。これは、3拍をほぼ73で取るということなので…実際は1拍が100超えます。めちゃくちゃ速いです!!指が回らなくなります(筆者は速いテンポの曲が苦手というのもあるかもしれませんが)。

ミスしやすさの面では難しい曲でした…。


完成までどれぐらいかかった?

前に弾いていた時がありましたので、練習を再開してから動画のように弾きこなせるまでには1ヶ月程練習していました。
1ヶ月間、時々練習できない時を除いては、毎日30分ぐらいは練習してました。
それでも本番に、ミスタッチをちょくちょくしてますが…まあ、色々ありまして多少ミスしてますが公開に踏み切りました。

次のページでは、やりがちなミスと、意識していたことを説明し、最後に動画をご覧いただきます!
ぜひスクロールして、2ページ目にクリックしてください!

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フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗ 2019-20シーズンベストプログラム論 東日本 FS編

こんにちは!
前記事は特別講座になって脱線したので、元に戻しましょう!

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論第5弾⤴️

前回は東日本 SP編と来て、今回は東日本FS編をお届けします❗

東北・北海道・東京・関東ブロックを勝ち上がった選手が集い、ジュニアとシニア、それぞれの全日本進出が決まるまさに、その瞬間!

緊張・喜び・涙、沢山の感情が交錯する大会となりました…。

このシリーズ恒例❗いくつか注意すべきことを…

・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会時点のものです。
・プログラム名・振付師名は大会パンフレットを参考にしてます。

それでは行きますか💨


 

第45回 フィギュアスケート選手権大会
第36回東日本フィギュアスケートジュニア選手権大会

 

通称:東日本
期日:2019年10月24日~27日
会場:軽井沢風越公園アイスアリーナ(長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1157-6)

前回は軽井沢の町全体のことを書いたので、今回は会場に関することを書きますね。

長野オリンピックのカーリングの会場として建てられたもの。その影響で、ロングサイドがフェンスで隠れてしまうので、座って観ると演技がとても見辛いっていう現象が起こります。

ショートサイドに、少し高く上がった位置に座席がありますが…ロングサイドに比べればましですが、柱とかが邪魔で見辛い所もありましたね…

立ち見で観るのが一番良いと言われる会場でしたね…

座席数は1000を超えてはいますが、クリアに観れる箇所が少ないのと、あと諸々な要因が重なって、ファンからは風越での東日本開催はやめてという声があったのは事実です。

本番は、大きな混乱やトラブルなく円滑に進めて頂き、本当に運営に感謝しかありません。

はい、本題に入りましょうか!

 

シニア女子FS

大澤寧子(オオサワネネ) 三沢GOLD F・S・C

FS:ミュージカル『エリザベート』より
振付:小笠原雅子/小笠原牧子

高校3年生、2019年度いっぱいで引退するということで、最後の東日本…😭

ジュニア時代から3シーズン使用してきたFS。衣装がゴージャスで、いつもハーフアップで滑る姿が印象的。

最初、3T単独になり、首を振る振付があり、その後にコレオシークエンス(ChSq)。3S+2Tを降り、足替えコンビネーションスピン(CCoSp)。大澤選手っと言えば、この時のY字ポジションの美しさ✨扇のように綺麗で、手の振りもまたまた美しい✨

後半になるにつれて、どんどんエモーショナルさが増していく。

繊細さ、儚さ、内なる情熱を感じさせる演技に涙😭

曲が『私だけに』から別の曲に変わった。

想いを伝えつつ、勢いは増していき…最後のジャンプは3Tに2Tを付けて見事なリカバリー🔥

そして鳥籠のような綺麗なポジションのレイバックスピン(LSp)で締めくくった✨

もう、エモいですな…

何度も何度も観て、その度に大澤選手だけの味が心に染みる演技…😢

結果としては、これが筆者が観れた大澤選手の最後のFS。大人になっていく姿を観れて、幸せでした😭

川島優子(カワシマユウコ) 立教大学

FS:映画『二人でスローダンスを』より
振付:浅野敬子

川島選手も、大学卒業と同時に引退とのことで…😭

最後のフリーで選んだのは、二人でスローダンスをって、メロディーからして泣けてくる曲…😭

スピードに乗ったまま飛ぶ3Tのインパクトの大きさよ…😭
3T+2Tなんとか降りて笑顔😊そして単独の3Tの高さにびっくり😲

そのあともでっかい!幅跳びジャンプを飛んでいきながら、一つ一つに思いがこもっていて😭

柔らかな笑顔、一歩一歩が大きなスケーティング。力強さとたおやかさが共存した表現で、壮大な曲に立ち向かっていく…

この演技が、筆者が見れた最後の川島選手の演技となった。

最後に、柔らかさとインパクトの大きさに囲まれ、あとからじわりと涙が出てくる。そんな演技を見れて良かったっと感じました😭

三善友奈(ミヨシユウナ) 札幌アースFC

FS:映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より
振付:阿部奈々美

前日のSPの背中から醸し出されるゾクゾク感が堪らないプログラムとは一転、極上の世界が広がる演技に思わずうっとり💖

誰が歌っているのか特定は出来ないが、女性の優しい歌声が会場を包む✨多分、ニュー・シネマ・パラダイスの『愛のテーマ』に歌詞を付けた『Se』だと思う。

2A綺麗に降りて、次に3Lz❗❗高く上がって、きゅっと細い軸で回って、綺麗に決まった✨

CCoSpを回り始めてすぐに、両腕を真上に上げ、体を上に捻ったキャメルアップワードで回ってからの、I字っというレアなバリエーションがこれまた絶品✨✨

その他のスピンも、ポジションが綺麗、移行もスムーズ。ほどき方も、しっかり神経が行き届いていて、綺麗に下ろしている✨

所作の美しさ、柔らかさの中にしっかりと芯がある。東日本では、綺麗な中にも心に秘めた情熱を感じさせるような演技でした😭

お人形のような可憐さが、優しいボーカルにぴったりとハマっていく✨

夢のような一時😍

あっという間に、心が浄化されていきました✨

廣谷帆香(ヒロタニホノカ) 岩手大学

FS:バレエ『火の鳥』より
振付:本郷裕子

SAPPORO CUPと同じ日程で行われたMGC杯で岩手大学に進学したことが分かり凄い!と同時に、引き続き東北・北海道ブロックで出場してくれることが嬉しかった😄ブロック優勝から、東日本。そして昨年のリベンジ、全日本の舞台へに向けて挑むFS。

自ら選んだという曲で勝負に出た🔥

ルッツの高さが超エグい!!
冒頭の3Lz+2Tに、4本目の3Lzといい!2A+3Tの高さも特筆すべき事項✨

勢い、流れに乗って、ステップシークエンス(StSq)での音ハメ、ジャッジアピールをバシバシ決めていく✨

沢山のこだわりが詰まったプログラム。
生き生きと、輝いて羽ばたいているような動きの数々✨

強くて、逞しい!

魔物をはねのけ、去年のリベンジをしていくんだという意志が明確に見える❗

美しいLSpで締めくくり、フィニッシュ。

ガッツポーズが飛び出た😆

最後までカッコいい❗力強い火の鳥で、見事表彰台、そして全日本への出場が叶った👏

永井優香(ナガイユウカ) 早稲田大学

FS:アディオス・ノニーノ
振付:宮本賢二

永井選手にとって、初めての挑戦となるタンゴの曲。

赤と黒のレース、左手だけ黒レース手袋✨毎度衣装がすんばらしい✨

冒頭の3Lzと2A+3Tの高さと、伸びやかさ。3Sからツイズル、3Lo+2Tのキレの良さ。全ての要素が曲に見事に溶け込んでいく。

ビシッとバシッと叩かれたい❗

キリッとした所作を真っ正面から崇めたい❗

強い音に合わせ、次から次へと挑発するような動きの数々にドキドキしまくり✨

スローパートではたおやかに、美しく。

全体としては力強さを感じさせる。

いや、恐れ入りました❗っと言わせる演技🙇‍♀️

110.81。その後のショートとの合計点が聞き取れない程の大歓声に包まれて、優勝した🏆

記録と同時に、センセーショナルなプログラムにまた観たい。もう一度あのビシッと感を味わいたいっという、良い意味で中毒に陥った💘

 

シニア男子FS

鈴木潤(スズキジュン) 北海道大学

FS:ビートルズメドレー
振付:佐藤有香

大学進学後、ずっと東日本で表彰台に登って全日本に行っていた鈴木選手に、この大会波乱の展開に巻き込まれてしまった…。

SP11位…。
今回の東日本出場枠は、GPシリーズ出場のため免除されていた島田高志郎選手を除くと、6枠…

崖っぷちな中で挑むフリー。
会場全体が緊張に包まれ、どうか上手くいってくれっと願う中で曲がかかった。

ビートルズが歌うバージョンで、『イン・マイ・ライフ』から。
冒頭の3A、なんとか決まった。続くジャンプは2A+3Tを選択。3つ目の3S綺麗に決まった❗

曲が『レディ・マドンナ』に変わって、手拍子に合わせてノリノリに踊るChSq。この手拍子が力になりますように…🙏ジャンプの助走へ入った。真っ直ぐに、後ろ向きで滑ったこれは…切れ味抜群の3Lz❗綺麗に決まって、筆者大拍手👏

ジャンプ降りた所で『レット・イット・ビー』に変わる。しんみりと、あー、もう最後なんだなって…😢
スピンを挟み、イーグルから2A+1Eu+3S。最後の3Sの着氷が乱れ、ステッピングアウトに。続く3T+2Tは決まり、最後のジャンプ!くるくる回ってからループは2回転に…

フライングシットスピン(FSSp)、そしてStSq。最後の最後まで力を振り絞って、思いを伝えていく姿に涙😭万感のイーグル。CCoSpを回りきって、フィニッシュ。

難しい情況の中、出来ることをしっかりと。ハラハラドキドキの4分間だった。

全日本の行方はどうなるのやら…

今だから正直に言わせてください。

鈴木選手のあと、観るのがとてもとても辛かった…😭

どの選手からも、全日本に対する思いと、緊張と、魔物が襲いかかってくる様子を目の当たりにし、どうか上手くいってくれ、この選手にも行ってほしい…。高地という状況で朝から長時間観てて、2日目の夜と1番疲れている中だったこともあり、ちょっと心臓が苦しく感じてしまったのもあり、心がぐちゃぐちゃ。

実況放棄しようかと本気で考えかけました…なんとか最後までやりましたが…

そんな状況の中、心に心地よく残ったのが…

山隈太一朗(ヤマクマタイチロウ) 明治大学

FS:ポルナレフ・ラプソディー
振付:宮本賢二

大荒れのシニア男子FSの最終滑走。

気持ちが荒れていた筆者の心に、爽やかーな水色の風が心を落ち着かせてくれた…😌

フランス人歌手ミッシェル・ポルナレフの、『渚の想い出』→『愛はあの人の胸に』→『愛のコレクション』→『渚の想い出』と繋げたメドレー曲。

船の汽笛やカモメの鳴き声(原曲にもある)を聴いている振付からスタート。
『シャラバディデー 』~♪荒れた心でも口ずさみたくなるような優しいメロディーに乗せ、お洒落な振付、そして、さらりとダイナミックな技をこなしていく。

『キーー イィーー⤴️⤴️』

っていうようにね(適当)、音を伸ばしながら、音を上げていく技法が耳に残る。

途中のお手振りや、コレオシークエンス(ChSq)の時のちょっと気だるそうにズサーしたり。

曲が変わっても、前の曲のストーリーを引き継ぎ、展開していくような曲を組み合わせている印象。

夏の海辺の情景を思い起こしてくれる振付や編曲。爽やかーに、今までのイガイガを水に流してくれる。

最後は手を振ってフィニッシュ。

見た目的にはほとんどミスがなく、本人ガッツポーズの出来✨

合計得点で200点超えに会場どよめき!そして、優勝🏆

最高のこの日最後の演技でした✨

 

次のページはジュニア男子・ペア・ジュニア女子FSのベストプログラムを書いています💨

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フィギュアスケート観戦

Lenaが選ぶ❗2019-20シーズンベストプログラム論 2019年8月~9月初旬編

こんにちはー!

今回から3~5回に分けて、筆者(Lena)の独断による❗2019-20ベストプログラムたちを時系列ごとに書いていきたいと思います。

いくつか注意すべきことを…
・筆者が現地で観た、あるいはライブストリーミングで観たものから選びます。
・全ての試合を現地やライストで観れた訳ではありません。結構偏りがあるのはご容赦願います。
・筆者が悩みに悩んで、この時の、この演技が特に印象的だったものを選んでいますが、だからと言って他の選手の演技が…っということは全くありません。いつも素敵な演技を披露していただきありがとうございます。
・今回都合上、一部氏名を敬称略とさせて頂きます。
・所属等のデータは大会当時のもの。振付師名はブロック大会のパンフレットを参考にしてます。

それでは、今回は2019年8月に行われた関東サマートロフィーから始まり、9月の札幌カップまでのベストプログラム集に行きましょう🏃‍♀️💨

関東サマートロフィー2019期日:2019年8月8日(木)~11日(日)
会場:埼玉アイスアリーナ(埼玉県上尾市日の出4-386)

Jr.女子SP

岩澤音桜(イワサワネオ) 神奈川FSC

SP:いつか王子様が
振付:駒場幸大

今季SPはディズニーのアニメ映画『白雪姫』の中で白雪姫が歌っていることで有名な曲ではありますが…

6分間練習の時に事件が起こった❗

ザワザワ、ザワザワ
ふっと見ると、そこには…

リアル白雪姫❗

ツインテールで、赤いカチューシャ、衣装が映画のものと同じ❗ニコニコ笑顔で超可愛い😍
で、振付を見たら駒場先生じゃないですかー。
いつも笑顔😄優美な所作、可憐なパフォーマンスが印象的な岩澤選手だからこそ、ディズニーのプリンセスを演じさせるとは…

駒場先生、反則ですよ😍

いやー、可愛い、可愛い、可愛い演技でした😍

吉野汐香(ヨシノシオカ) 神奈川FSC

SP:逢恋~天地人紀行
振付:坂上美紀

今季吉野選手がSPで使用しているのは、2009年に放送された、NHK大河ドラマ第48作『天地人』の曲である。大河ドラマは、毎回の最後の方に登場人物に関連したものを巡る『紀行』が放送される。この曲は第20回以降に使われたもの。

一度リンクに立てば、大柄で、一蹴りでよく伸びるスケーティング、ジャンプのダイナミックさに目を奪われる。
良さを活かしつつ、柔らかなヴァイオリンの音色に合わせ、表情豊かに、しなやかな動きの数々に心揺さぶられる素敵なプログラムが観れた😍って感動しまくりましたね♪

吉野選手の新たな表現を切り開いたことが印象的だった演技でした♪

田邊桜香(タナベサクラコ) KOSE新横浜プリンスFSC

SP:オペラ『カルメン』より
振付:佐藤紀子

この大会の前の週に福岡県北九州市で行われた飯塚杯に出場し、4位という好成績を残してからの2週連続の大会出場😲(ちなみに、この2週間後にも大会出場しています)

2014年ソチ五輪代表の村上佳菜子さんが現役最後のシーズンのSPに使用した音源と似ている気がしましたね。

冒頭3T+2Tを綺麗に降り、スピン挟んで3Loを回転不足を取られましたが降り、シャーロットから2Aをこれまた綺麗に降り、スピン2つ、そして最後にStSq!キャッチフットスパイラルを行いながら手をヒラヒラさせる振付から入っていったかな(後半にこの振付があったのは確か)?
指先まで神経の行き届いていて美しいポジションをとる所作。そこに情熱と、迫力を滑りに載せて、きらびやかに燃え上がるような舞に筆者大興奮😍

起承転結もはっきりと見えていて、見応え抜群✨鮮烈な演技でした✨

青木祐奈(アオキユナ) 横浜清風高等学校

SP:Live for the One I Love
振付:ステファン・ランビエール

今季初戦で、ステファン・ランビエールの振付のSPを初披露した。

深紅に眩いほどのキラキラが付いた衣装がとても大人っぽかった。
6分間練習では3Lz+3Tに挑戦していたが、本番は3Lz+2Tにした。

女性のボーカルの切ないバラード。
曲の盛り上げに合わせ、持ち味の優美さに加えて、エモーショナルに演じていく。今までの青木選手にはない、新たな表現。もう高校3年生、すっかり大人になっていったなーっと染々に感じました。

残念ながらフリーは体調不良で棄権、そして左足首の大怪我に、コロナで大会中止で、これ以降今季演技を観れなくなってしまった。

ただ、これからまた演技を観れるのがとても楽しみになった演技だったことを胸にしまって、待ち続けます。

Jr.男子SP

大久保政宗(オオクボマサムネ) 長野市スケート協会

SP:映画『ロシュフォールの恋人たち』より
振付:岩本英嗣

ジュニア年齢となり、今季から本格的にジュニアとなったデビュー戦。

結果としては苦いものとはなりましたが、このプログラムと出会えたことが思い出に残った演技でした✨

ロシュフォールの恋人たちの『キャラバン隊の到着』のみが使われているのかな?

冒頭の手を差し出す振付から、とってもお洒落✨指先まで丁寧に、細かな技もスムーズに、効果的に使いこなして表現していく。清らかで綺麗なスケーティングに載せて、小粋な世界を描いていく。

そんなプログラムに惹かれたことが、鮮明に刷り込まれたのであった。

菊地竜生(キクチリュウセイ) 神奈川FSC

SP:If You Do,I Do(威風堂々)
振付:駒場幸大

またしても、6分間練習から事件が起こった❗

衣装が…衣装が…かなり斬新

ですが、ちょっとルールに引っ掛かってしまい1点減点されることになりましたね(その次からは衣装が進化して、その辺は大丈夫でした)。

Fantastic Plastic Machineによる、エルガー作曲威風堂々のDJアレンジ音源。
前のSPは電車の車掌さん風に、JR在来線、東京駅周辺の駅メロを組み合わせた斬新な曲で滑っていましたが、今回もかなり強烈❗

簡単に手拍子にノリたくなる曲で、ついつい手拍子する観客もあり…ジャンプを降りたあと、音階が盛り上がって…
あの有名なメロディーに合わせて、ニースライド❗
Yes❗ウッ❗
っといった音に合わせて振りを決めていく姿に、笑いたくもなり、感心させる❗
氷上のエンターテイナーのような演技が強烈でした✨

流石駒場先生❗面白いプログラムをありがとうございました❗

Sr.男子FS

小林建斗(コバヤシケント) 法政大学

FS:オペラ『道化師』より/ナイトワルツ
振付:服部瑛貴

昨季からの継続のFS。衣装も継続である。
ジャンプの配置や飛ぶ種類、スピンの配置で少し変わったり、ChSq(コレオシークエンス)の内容が変わったりなどはしている。

最初から最後まで、流れの中で突然飛ぶジャンプに狂気さえも感じたのがこの試合でしたね。

重く苦しい雰囲気に包まれて、会場が一気に道化師の世界へ。苦悩・嫉妬、中盤にピアノメロディーのナイトワルツが流れてしっとりと、そしてまた道化師に戻って怒りを爆発させていく。その中にジャンプが見事に絡んでいて、上尾のリンク(ここ埼玉アイスアリーナ)寒さに負けないくらい震え上がった。

そうそう余談ですが、上尾のリンクは一年中寒いです。最高でも10℃下回ると考えて防寒対策を行ってください。

とんだものを観たなーって感じました。

関東サマートロフィーは以上で、次の大会に移りましょう❗

東京夏季フィギュアスケート競技会
期日:2019年8月23日~25日
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市東伏見3-1-25)

Jr.女子SP

依田茉里紗(ヨダマリサ) 城西大城西スケート部

SP:On my own
振付:岩本英嗣

今季初戦で、新しいSPを初御披露目した大会。
この時だけ、冒頭に3Loにチャレンジしたのであった。

曲はミュージカル映画『レ・ミゼラブル』の中でも有名な曲。濃紺で、ボレロみたいになるようにキラキラを貼った衣装が印象的。

依田選手と言えば、パワフルで、スピードたっぷりなスケーティングに載せて、寸分の狂いのない複雑な体の動きが出来ること✨情感たっぷりな動きも出来るため、女優さんのような表現が絶賛されるわけである。

冒頭のしっとりとした動きから悲劇に巻き込まれた世界観に引き込まれる❗中盤のStSqでは歌詞が盛り上がるところを、一音一音をしっかりクラスターの中に絡めとりながら表現していく。2A、スピン2つで物語が終わる。

切ない物語を観たなー。今季の依田選手も凄いなーって思わせた演技でした✨

アイスダンス(シニア)

枝村優花&嶋崎大暉組(エダムラユウカ&シマザキダイキ) 日本大学&明治大学

RD:映画『シカゴ』より
振付:ナタリア・チュニック

コールされ、スタートポジションにつく時に事件が…

優花様の投げキッス💋

すみません、勝手に枝村選手のことを『優花様』っと呼ばせて頂きました。
話を戻して、もう少し詳しい説明をしますと、枝村選手がジャッジに向かって投げキッスをしてアピールしたわけなのですよ😲
演技前から演技の世界観を出すためにやったと思われますが…演技前の時点で観た者全ての度肝抜かれましたね…😅

演技もシカゴの世界観が広がる。ゆう…枝村選手が嶋崎選手を徹底的に悶絶させちゃうところに、観てる側も大パニックヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

いやー、もー、濃くて、強烈な表現にやられました。参りましたヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

すみません、実況するときにリフトの種類思いっきり間違えました。

超スパイシーな演技にとことんやられたと同時に、一気に心を鷲掴みにされました😍

東京夏季フィギュアのベストプログラムは次のページにも続きます❗

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インターハイ

インターハイ2020 フィギュアスケート競技 観戦記録 女子編

さてと、前回は2020年1月に行われたインターハイの男子入賞者の演技感想を書いて、今回は女子入賞者の演技感想をお届けします❗

もう年度跨いでいることは気にせずに…
今回でインハイ関連は最後ですので、お付き合い頂ければ幸いです❗

 

8位 田村綾音選手 広島県:広島県立高陽

SP:アルメニアン・ラプソディー 得点 順位15位 46.22
FS:映画『ラストエンペラー』より 得点 順位6位 86.30

猫のように柔らかな着地、いわゆる猫足着氷のジャンプに、しなやかな動きがとても印象的でした✨

SPの衣装が、模様の使い方が効果的で、いいなと思わせました✨
エキゾチックな音楽に合わせて舞い踊っていて、強烈なインパクトを与えました❗
体のキレがあり、ノーミスで、一つ一つの技の質が高かった✨

FSの青い衣装がとても綺麗✨っと思って見ていたら…スタートポジションに着いて、鳴るはずの音が鳴らない❗暫く待たされて、なんとか音が出たので再びやり直しとなる自体となった。
ただ、そこから殆ど大きなミスなく演じきったところが凄かった✨✨少し回転不足のジャンプがありましたが、凜としてて気品ある雰囲気が伝わる演技がとても素敵でした✨

この好演技があって、ショート15位からフリー6位。総合8位入賞✨個人としても嬉しい結果とともに、学校別対抗においても3位表彰台に大きく貢献した演技でした✨

昨年大会はショート落ちから大躍進👏
4月から3年生、どうされるか分かりませんがまた演技を拝見出来たら嬉しいです♪

 

7位 鬼頭まりあ選手 愛知県:愛知みずほ大学瑞穂

SP:ドラマ『エデンの東』より 得点48.59 順位7位
FS:Unleashed/Never Give Up On Your Dreams 得点 順位84.43 8位

観て驚くのは繋ぎの濃さ❗

ジャンプを飛ぶ直前や、降りてすぐ、スピンやステップの前後と、技の間と間にただ滑っている時間は殆どない。演技中常に何かしらの動きがあって、それに驚くのである。

SPは昨季から継続のプログラム。一つ一つの技の質の高さが光り、GOE(出来栄え点)で全て加点が付く実施✨
さらりと爽やかな風が吹き抜けるような好演技でした✨
2年連続で決勝(フリー)に進出を果たした。

FSはパンフレットには『Unleashed』と記載があるが、『Two Steps From Hell』の曲を2曲繋ぎ合わせたもの。中盤のFSSp(フライングシットスピン)までがUnleashed、それよりあとがNever Give Up On Your Dreamsである。

前半は壮大でどちらかと言ったらゆったりとしたメロディーが流れていき、後半テンポが速くなり、力強い歌詞や歌声にプッシュされる感じに聞こえる。よくよく聞かないと、2曲繋ぎであることに気が付かない。1つの曲のように感じる曲の繋ぎ方だなと感じた。

それに合わせ、前半はしっとりと、時々ジャッジに向けて差し出す手の振付で締まるような動きを魅せる。後半はテンポが速くなったのを捉え、複雑でキレある動きを魅せるプログラムが、他の選手と一味違うなと思わせました✨

フリーで少し回転不足のジャンプがあったものの、ほぼノーミスでクリアな演技で見事インハイ初入賞✨
トランジッションの密度の高さから生まれる演技に、来季も楽しみにしてます!

 

6位 笠掛梨乃選手 愛知県:愛知みずほ大学瑞穂

SP:Over the Love 得点50.52 順位6位
FS:映画『美女と野獣』より 得点84.95 順位7位

今季からシニアに参戦して、全日本にも出場した選手。
持ち前の爆速+イン・アウトをきっちり踏み分けるスケーティングに加えて、この3年間で積み上げた表現が光るなと感じた試合でした。

SPは映画『華麗なるギャッツビー』の劇中歌。『フローレンス・アンド・ザ・マシーン』が映画に提供した曲である。

一瞬で目が醒めそうなスピード⛸️
そんなスケーティングの中から、未練タラタラ、元のさやに戻りたい思いが見える演技に、笠掛選手も高校3年生になったんだなーと思わせましたね。

音をよく捉え、体を大きく使い、緩急もつけて演じていくスタイルに新鮮味と、成長を感じました❗

FSは映画『美女と野獣』。実は笠掛選手は、2017-18シーズンのFSにも美女と野獣を使用しているが、その時と同じところもあれば違う所もある。
冒頭は『朝の風景』であるが、その次が『朝の風景(リプライズ)』に(前は『人間に戻った』を使用している)なり、最後は『フィナーレ』。前のと今季のとでは、フィナーレで使っている部分が違うようにも聞こえる。
曲の話はさておき。
曲や衣装だけでなく、前とは一味違う。
スピードがある中で、丁寧に、物語を伝えていこうとする姿勢。今季のはベルを意識しているのかなっと思いましたね。
キュートな振付もあり、見応えあった演技でした✨

中京大学への進学おめでとうございます!
大学生になった演技も楽しみにしてます!
 

5位 浦松千聖選手 愛知県:中京大学中京

SP:オペラ『トゥーランドット』より 得点57.69 順位3位
FS:ミュージカル『ミス・サイゴン』より 得点91.44 順位5位

I字、ビールマンっといったスピンの回転速度の速さ、ポジションの美しさに、ちょっとした腕の使い方が光ってました✨

SPはトゥーランドット、ボーカルはない。昨季からの継続のプログラム。
冒頭のコンビネーションジャンプは3Lz+2Tにする冷静さもあり、そのあとの要素もきっちり決めた。
終始穏やかな笑顔で滑り、長い手足を最も美しく魅せる所作に惹き付けられました。体感時間1分❗気品ある演技に魅了されました✨

FSはミュージカル『ミス・サイゴン』より。『サン・アンド・ムーン(楽器のみ)』→『序曲(多分、楽器のみ)』→『今も信じているわ(ボーカルあり)』の編曲。

24番目、最終滑走っという状況で、最後まで柔らかな表情で、すっと差し出す腕の美しさが素敵だった✨後半中々ジャンプが上手くいかなかったが、浦松選手の美しさとダイナミックさと両方が活きた表現が、また印象づけられる演技でした✨

去年は補欠で出番が無かった(1校から3人までしか出場出来ない…他にも沢山の選手が所属していて、おまけにレベル高い。中京大中京の層の厚さ恐るべし)。
今回は国際試合やシニアの全日本を経験し、そこで得たものを観させて貰えて良かったなっと感じました。
また来季も楽しみにしてます!

 

4位から1位は次のページに❗

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インターハイ2020 フィギュアスケート競技 観戦記録 男子編

こんにちはー!

2020年インターハイフィギュアスケート競技について、前回場所について書いたから、今回からは本題❗まずは男子演技感想を…
って、おい、いつの話だよって突っ込まないでください😰

前回更新したのは…2月末😲
そもそもインハイ自体開催されたのは、1/22~26だし…

そこは突っ込まないでくださいな…色々忙しかったんですよ…
アメブロからお引っ越しして、ここで書くことにしたり、諸々で忙しくて…

年度も跨いでしまいましたが、最後まで書きます❗
っと言うわけで、男子の入賞選手(1位~8位まで)早速書いていきましょー🏃‍♀️💨

 

8位 杉山匠海選手 岡山県:就実

SP:マック・ザ・ナイフ(歌:マイケル・ブーブレ) 得点57.22 SP順位11位
FS:ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』より 得点110.84 FS順位6位

足運びがとてもスムーズなスケーティングに目を奪われる✨リンクを大きく使って、ショート・フリーどちらも軽快な演技が鮮明に残りました✨✨

今回とっても驚いたのが、右手でも、左手でもキャメルキャッチフットを実施するスピン👀何言ってるのか分からないかと思いますので、分かりやすい所ではSPで実施されるCCSp(足替えキャメルスピン)。足替えた直後高く上がった足を右手で持って回り、足が下がったっと思ったら、今度は左手に持ち替えて足が高く上がる✨フリーではCCSpを実施しないが、右手で持つのと、左手で持つのと、プログラムの中で行っているのです😲

高校2年生でインハイ初入賞。
また来季もフットワークが良い滑りを観れるのが楽しみなってきました😄

 

7位 片伊勢武選手 大阪府:関西大学第一

SP:映画『海の上のピアニスト』より 得点 SP57.66 順位10位
FS:バレエ『ドン・キホーテ』より 得点111.48 FS順位5位

観ていると、心の奥まで染み込むようなスケーティングだなっと感じさせます。

今回ショート・フリー共に3A(トリプルアクセル)を入れて、どちらも転倒という結果に。チャレンジしつつも、その他の要素はまとめていた。

SPは映画『海の上のピアニスト』のサウンドトラック。『The Crisis』と『1900s Theme』の2曲繋ぎ。
冒頭のピアノを弾く振付から進んでゆく滑りに、今にも壊れそうな繊細で儚い雰囲気を醸し出す演技に魅了されたことを、今でも鮮明に覚えています。

FSのドン・キホーテは、『イントロダクション』→『闘牛士の情景』→『町の踊り子』→『コーダ キトリとバジルは逃げ出す』の4曲で構成。全て第1幕で使われる曲を繋ぎ合わせ、順番もバレエと同じである。
1番最後のジャンプは、あまりにも突然2A+2Tを飛んだので見逃してしまいましたね…(反省)ステファン・ランビエール先生振付の、2シーズン目のドン・キホーテ。優美な舞いの中で、最後のStSq(ステップシークエンス)で盛り上がるように踊りきっていたのがとても印象的でした✨

高校1年生、初出場で入賞✨来季はどんなプログラムを持ってくるのか、今から楽しみです。

 

6位 木科雄登選手 岡山県:金光学園

SP:Ameksa 得点62.53 SP順位8位
FS:映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』より 得点109.63 FS順位7位

木科選手も、もう高校3年生なのか😲っと思わせるような表現。あと、ジャンプが抜けてしまった時のリカバリーもしっかりしてました✨

SPでは本来なら3Lz+3Tの所が、最初のジャンプが2Lzになってしまって、そこから3Tを入れて、コンビネーションジャンプとして最低限点数が入るようにした所(Jr.男子の場合は2回転-3回転或いは、3回転-2回転が最低でも必要なので、もし2回転-2回転になった場合、前半の2回転の点数しか入らないことになります)。
FSは前半の3Aが2本とも2Aになってしまった。ルールでは、フリーで3回転以上のジャンプを繰り返せるのは2種類のジャンプがまで。木科選手の場合は、本来であるなら3Aと3Loを2回、うちそれぞれ1回はコンビネーションジャンプにするプログラムであった。それが3Aが1回も入らなかったので、3Lo+3Tを2回飛ぶのに変えて、しかもそれが綺麗だったのである✨

SPは速いテンポのギターとタップの曲に合わせた細かい踊りに唸らされました✨
FSの曲は1994年公開のアメリカの映画。200年生きてるヴァンパイアの物語である。儚さ、危険さ、破滅へと進む道と、中々難しいテーマを氷に描いている所にもっと観たいと思わせました✨

3年連続入賞。もう大学生かー。来季こそインカレに行って、どんな演技をするのか楽しみです❗

 

5位 吉岡希選手 兵庫県:西宮甲英

SP:Art On Ice 得点66.11 順位4位
FS:映画『ローレライ』より 得点108.40 順位8位

ジャンプの回転速度、軸の細さに毎回驚かされる❗

SP冒頭の3A、FS冒頭の4Tの軽さに会場騒然。
初出場で、飄々とジャンプを決めていく姿で、観る者に鮮烈に印象づけていく演技✨

いや、もう、これからが楽しみ✨ポテンシャルの高さを感じさせますね❗
余裕しか感じさせないジャンプだけでなく、これからどんな世界観を出すようになるのか。スピンも、ステップも繋ぎもそう。それらの要素がレベルアップし、歯車が噛み合った時に、どんな演技が生まれてくるのか、本当に楽しみですわ❗
高校1年生で、そんなことを思わせるインターハイでした✨

 

4位から1位までの選手の演技感想は、次のページに❗

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インターハイ

インターハイ2020 フィギュアスケート競技 観戦記録 会場編

どうも、お久し振りです!Lenaです!
今回は、2020年1/22~26に北海道帯広市で行われたインターハイフィギュアスケート競技について、色々と書きたくなったので…
って、もう1ヶ月前の話じゃん❗なんて言わないで下さい😅振り返っていきたいと思います❗
個々の選手の感想を書く前に、会場やその周辺についてあれこれと書きましょう。
今回のインハイの会場は、JR帯広駅からバスで30~40分、『帯広の森体育館前』から徒歩3分(とGoogleマップは言う)にある、
帯広の森 スポーツセンター
でした!

なんで強調したかって言いますと…『帯広の森公園』の敷地内にリンクがあるのですが、実は、スピードスケートも含めて4つもアイスリンクがあるのです😲『明治北海道十勝オーバル』、『帯広の森スポーツセンター』、『帯広の森アイスアリーナ』、『帯広の森第2アイスアリーナ』と4つあります(余談ですが、全て通年で開いていないんですよ)。っと言うわけで、次回は事前に会場をしっかり確認しましょう❗だけでは話が済まないのです😲😲

敷地内のバス停で降りると、何も知らない場合、とても間違えやすいからです😭

バス停降りて、ふと後ろを振り返ると、道路を挟んで向かいに、あっ!!白い建物がある!そこだよね!って思って行くと…はい、そこは『帯広の森 アイスアリーナ』でございます❗人間不思議ですよね。遠くの建物より、目の前に見える建物に飛び付いちゃうのですよね…

っと言うわけで『スポーツセンター』に行く時の対策はズバリ❗

バスを降りたら、前をずっと見続けろ❗

です。前を見てると、左手にまた道が見えるので、そこを真っ直ぐ進んだ先にあります。

一応貼っときますか、私のツイートを

これで、安心して会場に行けるはずなので😏
アクセス関係の話をします。
遠征して行かれる場合は、帯広駅周辺でホテルを取るのが大多数。帯広駅周辺はホテルが驚くほど多いです。地元のタクシーの運転手の話によれば、カメラマンが多く来るのだとか。夏頃はホテルが結構埋まるとのこと。今回、1月下旬に行きました。11月末にも行ったことがありますが、ホテルに関しては全く困らなかったです。他の人もホテルに困ったとの話も聞きませんでした。
少々脱線しましたが、ほぼ帯広駅から会場に向かうことが多いので、帯広駅からのアクセスの話をします。あと、西帯広駅からバスで行くルートもあるっちゃあ、ありますが、本数はあまりありません(しかも歩きと組合せ)。
帯広駅からバスは、平日は十勝バスと拓殖バス、土日祝日は拓殖バスのみ❗十勝バスは『環状線北廻り』拓殖バスは『帯広の森行き』に乗って『帯広の森体育館前』で降りれば行けます❗
ちょっと裏技で、歩いて17分😱の所に『西20条6丁目』があります。公園内の大通りを歩いて、曲がって、一本道をずぅーっと真っ直ぐ歩いた先にあります!本数があり、夜遅くまで(休日も本数減りますが夜遅くまで)あるのは『拓殖バス』です‼️拓殖バスと、十勝バスではバス停違っていて、おまけに少し離れるので要注意です😱
あっ、バス停に待合室はありませんので、外で人通りがほとんど無い中で待つことになります。ただ、車通りは多いので、夜でも明るいです(車のライトでね)💡
タクシーは帯広駅から大体1台2300円ちょいで、20~30分程あればたどり着けます❗
無事に会場にたどり着けたら、今度は会場内の話をしましょう😊
会場の大きさは、観客席、お手洗い、ロビー、階段とかをコンパクトに、最小限にして詰め込んだ印象。つまり、あまり大きくありません❗観客席は片面のみ、今回ジャッジ席は客席の前にあるようになっていました❗
席数は、日本スケート連盟のHPによると445。少ない方だと感じます。
https://skatingjapan.or.jp/rink/
座席はロングシートで、座面が厚い木の板、背もたれはありません。全ての通路から下へ降りて、席につながる動線です。
今回、インハイTVの中継、JSPORTSの収録があるし、事前に帯広の森体育館でライブビューイングもやるっというアナウンスがあるから…ただでさえ少ない席数がどうなるのやらと思いきや、カメラは全て後方の通路側で撮影。それでも通路は、カメラ設置しても人がすれ違えるほどの幅でした。どこに座っても死角はほとんどなく、リンクからも割りと近く、観やすい環境だったと感じました❗
皆さん、察するかと思いますが…帯広のリンクは寒いです😱☃️選手の吐く息が白いのが、観客にはっきりと分かるくらい。もう、防寒はこれでもかと言うくらいに。カイロは常に持って。そして製氷中は必ず席を立って、暖かい所で暖まる。今回は2階のストーブがある部屋が、選手のウォームアップエリアになっていましたが…1階の一部も一般に開放していました。あと、1階に自動販売機が4台位?ありました❗

そうそう、今回驚いたのは、一般の出入り口を非常階段に設けた所。観客席へダイレクトに繋がってましたね。選手・コーチ・関係者は1階の出入り口からとなりました。

会場のサイズが大きくない中で、選手と一般客の動線を分けようとしていました。

こんな感じで、インハイの会場編は以上です❗
次回は、インハイの演技感想男子編です‼️
またお付き合い頂ければ嬉しいです❗

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東日本フィギュアスケート概論2019

【完結】東日本フィギュアスケート概論&特別講座 授業記録一覧

※敬称略
東日本フィギュアスケート概論シリーズ詳細
第1回 北海道女子編パートⅠ登場選手 柚木心結、宮本藍里、青木心春、清水柚梨恵

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-hokkaido-ladies-1/2019/04/04/

第2回 北海道女子編パートⅡ登場選手 大関凜花、加藤花怜、三善友奈、中本有咲

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-hokkaido-ladies-2/2019/04/08/

第3回 北海道男子編登場選手 北村凌大、岩野颯太、坪井聖弥、鈴木潤、長谷川一輝

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-hokkaido-men/2019/04/08/

第4回 青森編登場選手 小形冴々也、藤田海羽、大澤寧子、廣谷帆香、渡辺倫果

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-aomori/2019/04/11/

第5回 神奈川編Jr.男女登場選手 齋川怜子、吉野汐香、澤野うみ、増田未夢、志賀海門、鍵山優真

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-kanagawa-jr/2019/04/12/

第6回 神奈川編選手権男子登場選手 鎌田詩温、唐川常人、小林諒真、齋藤翔、緑川諒人、中野耀司、伊東良真

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-kanagawa-sr-men/2019/04/13/

第7回 神奈川編選手権女子登場選手 清水愛望、須藤美羽、望月美玖、三澤日向子、青木祐奈

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-kanagawa-sr-ladies/2019/04/13/

第8回 宮城編登場選手 三浦向日葵、赤間天翔、鈴木なつ、千葉百音

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-miyagi/2019/04/18/

第9回 新潟・岩手・その他東北B編
登場選手 中井亜美、加藤海里、佐藤洸彬

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-niigata-iwate-ect/2019/04/19/

第10回 北関東4県編登場選手 佐藤紗菜、平田大和、中道実喜、大中惟吹、神戸巧輝、小林建斗、大島光翔、佐藤駿

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-tochigi-ibaraki-gunma-saitama/2019/04/24/

第11回 千葉編登場選手 三枝知香子、加来日菜乃、船迫麗愛、佐藤由基、高浪歩未&池田喜充組、吉岡詩果

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-chiba/2019/04/26/

第12回 東京編Jr.女子の巻登場選手 藤本凜果、依田茉里紗、横谷杏林、平金桐、松岡あかり、住吉りをん

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-tokyo-jr-ladies/2019/04/30/

第13回 東京編Jr.男子の巻登場選手 藤城柊治、堀義正、西山真瑚、國方勇樹、島田高志郎

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-tokyo-jr-men/2019/05/03/

第14回 東京編Sr.女子の巻パートⅠ
登場選手 佐上黎、大矢里佳、森千夏、永井優香

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-tokyo-sr-ladies-1/2019/05/09/

第15回 東京編Sr.女子の巻パートⅡ
登場選手 岡部季枝、遠藤美稀、佐藤伊吹、松原星、樋口新葉

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-tokyo-sr-ladies-2/2019/05/14/

第16回 東京編Sr.男子の巻登場選手 山藤一悟、菅原生成、石塚玲雄、山隈太一朗、鎌田英嗣

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-tokyo-sr-men/2019/05/17/

第17回 山梨・長野編登場選手 田中陽織、藤本梨乃、河西萌音、山中里紗、大久保政宗

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-yamanashi-nagano/2019/05/24/

第18回(最終回) 東京⇔神奈川編
登場選手 古庄優雅、元榮愛子、菊地竜生、三浦佳生、川畑和愛

リンク⬇️
https://lenaatskatekogi.com/higashigairon-2019-tokyo-kanagawa/2019/05/28/

 

特別講座

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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 最終回(第18回) 東京⇔神奈川編

こんにちは…

ついに、ついに、この東日本概論の最終回となりました😭
途中に特別講座をはさみながら、積み上げてきたこの授業👩‍🏫
(これまでの一覧は以下のURLに!

最終回は、東京⇔神奈川編!東京に住んでいて神奈川のリンクを拠点に競技していたり、神奈川に住んでいて、本拠地リンクも神奈川で、学校が東京という選手を講義します❗

っとは言いつつも、ただの…っともなりますので、苦手な方はくるりっとお願いします!

※データは全て執筆当時(2019年5月)のものです。

それでは、行きます!

まず最初は…

古庄優雅(フルショウ ユウガ)選手(駒場学園高校→日本大学)

SP 映画『アラビアのロレンス』より
FS 映画『仮面の男』より

古庄選手と言えば以下の4点でしょう❗

・イーグル!イーグル!
・どこまで伸びるの??っと思わせるスケーティング⛸️
・バネのような高いジャンプ😮❗
・からの膝の柔らかさを活かした猫足着氷😻

今季の最初の試合では、4Tにチャレンジしてました😮😮😮
オンアイスはカッコいい!!オフアイスは可愛い😍一面も見せています❗
SPは要素への繋ぎにロングイーグル沢山✨✨アラビアの月夜のような煌めきを放つプログラム✨FSは、カッコいい😍力強く、優雅さもあり、凜とした雰囲気から、ステップシークエンス(StSq)で闘いに挑んでいく、ストーリーが見えてくる演技✨
2つとも優美で豪華絢爛なプログラム✨✨
4月から大学生となりました✨5月のサイニチ杯では、シニアでエントリーして、出場しました!大学生となった来季の演技が楽しみです😍

続きましては…

元榮愛子(モトエ アイコ)選手(神奈川FSC)

SP Tambourin Chinois
FS バレエ『火の鳥』より

今季ジュニアデビュー。

圧倒的に速い速度😮でリンクを駆け抜けて、そのスピードのままジャンプ😮😮しかも、3Lz+3Tの高難度コンビネーションジャンプを含め、5種類の3回転ジャンプを飛ぶ構成をこなす❗だけで驚くのはまだ早い❗
極めつけのレイバックスピン(LSp)❗全中のFSでは、高く上がるウィンドミル→サイドウェイズリーニング→レイバック→ヘアカッター→ビールマンで頭に乗っけるようなポジション!?→キャンドル!!!!!しかも回転速度がどんどん上がっていく😮ちなみに、かつてワンハンドキャンドルスピンにも挑んだ時もあります😮😮😮
SPは繋ぎに、バック滑走でビールマンポジションのスパイラル入れてました😮✨関節がエグいほど柔らかい❗
SPとFS共にエネルギッシュに感じる曲。音を上手く掴んで、持ち前のスピードも活かしつつ、体のキレが良い演技で魅了しました✨
今年度は中学3年生✨来季も驚かせるような演技が楽しみです😍

間もなくー♪

菊地竜生(キクチ リュウセイ)選手(神奈川FSC)

SP Canary Yellow Voice他
FS エル・ディアブロ→ゲーム『クロノ・トリガー』より

SPが電車の車掌さんプロ🚃全国のスケオタにその名を知らしめたシーズンでした❗あまりの話題性に様々な名言(筆者が個人的にウケた言葉って言うのが正しいか…)が飛び出たのも事実。
話題になったSPを、今回は概論なので、簡潔に纏めましょう。
JR線の東京駅周辺の発車合図メロディーを基に、車内や駅構内のアナウンスっぽいの、あとずんちゃか色々音をいじりまくって、世界に1つだけのオリジナル編曲となっている❗衣装は青い車掌さん風衣装。振付は、最初は何故かお客さんが吊革に掴まってるところからスタート😮笑いと、手拍子が沸き起こって、ジャンプやスピンをこなし…ジャンプが試合を重ねる毎に構成が上がって、最終的には3A😮❗(注意6級です)最後にStSqをもってきて、出発進行のポーズでフィニッシュ🚃💨観客は”電車”に乗せられ、爆笑と、エレメンツの凄さに、踊りに興奮して、あっという間に過ぎ去っていくプログラム💨
FSはノービス時代から使用しているプログラム。南国の猛アピールに、観客の悲鳴をかっさらっていく😆演技✨最終的には3A2本っという、#6級とは なジャンプ構成に、クリムキンイーグルからジャンプしたり…菊地選手に、振付の駒場幸大先生、参りました!!!
今年度は中学3年生✨サイニチ杯で披露した新FSがカッコ良すぎるっということで…来季どんな菊地ワールドを魅せるのか、楽しみです😍
さぁ!盛り上がったところでさらにギアを上げて行きましょう⤴️

三浦佳生(ミウラ カオ)選手(神奈川FSC→KOSE新横浜プリンスFSC)

SP ブエノスアイレスの春
FS 映画『ロミオ+ジュリエット』より⇔ミュージカル映画『オペラ座の怪人』より

今季ジュニアデビュー。
様々な事でファンを驚かせ、話題となったシーズンでした。
まず、3Aと4Tが試合で決まり、4Sを習得😮この時中学1年生ですよ!!
FSは関東ブロックまでロミジュリから、東日本から全日本ジュニアまで、昨季使用していたオペラ座の怪人に、全中で再びロミジュリっと行き来したり…(そういう意味で『⇔』と書かせて頂きました)
三浦選手の魅力といったら、怖いもの知らず、果敢に挑んでいくようなスピードに、幅がエグいジャンプ、そして、観客を強力に惹き付けるカリスマ性✨
SPは
俺を見ろ!!!!!
っと言わんばかりな、猛烈なキレに、アピール力に、エネルギー感じるタンゴ😲✨
FSは2つともスピードガンガン飛ばし、4T、3Aも飛んで😮あっという間に駆け抜けていく、激しく、強烈なインパクトを残して去っていくようなプログラム✨
筆者はいつも三浦選手の演技を観たあと、心が焦土と化し、物凄いものを観てしまったっという印象だけが記憶にあって、暫く呆然っとなってしまいます…とにかく、凄い、凄い、凄い!!!!!
今年度は中学2年生✨来季はどんな力を見せつけるのか、楽しみです😍

最後の最後を飾るのは…

川畑和愛(カワバタ トモエ)選手(N高東京)

SP バレエ『シェヘラザード』より
FS ピアノ協奏曲ヘ調:ガーシュイン

公式練習や、6分間練習でぼーっと観てたら、はっ😮❗って衝撃を受けるスケーティング⛸️『女パトリック』っとも称されるスケーティング⛸️憧れはカロリーナ・コストナー選手と、パトリック・チャンさんとのこと✨

かつては3Aに挑戦したり、FSの後半に3Lz+3Loを決めたり(そのね、できたきっかけが驚きなのですよ❗詳しくはこれで)、もう、強すぎる❗
今季はJGP2戦派遣に、世界ジュニア選手権日本代表っと大活躍✨持ち前のスケーティングに、高くダイナミックなジャンプで世界に”トモエ・カワバタ”を知らしめたシーズンでした✨
伸びやかで、キラキラ輝いて見え、洗練された身のこなしに、人を惹き付ける”華”をもっているのも、また魅力の一つ✨SP・FS共に川畑選手の魅力を、ゴージャスに、ポテンシャルを存分に引き出すプログラム✨見返せば見返すほど、新たな発見に満ち溢れ、また川畑選手の魅力にはまっていく…✨無数のダイヤモンドのような煌めきを放っているようにも感じます✨✨
今年度は高校3年生✨来季はどんな輝きを増して氷上に立つのか、今から楽しみすぎます😍😍😍
最後までお付き合いありがとうございました❗
結論
どの選手も心つかむ魅力で沢山溢れている❗
だから、好きなんだーーーーーー❗
…はいっ、
色んな選手の魅力をもっと伝えられる機会があれば…っとずっと思い、友人たちが次々とブログで文章書いているのを見て、私も❗っと思い始めたのが、今回の東日本概論シリーズでした❗色々な制約上、今回は東日本のみとさせていただきました。毎度、更新を楽しみにしていただいた方。更新お知らせにRTやいいね、オススメっと書いていただいた方。何より、この東日本概論シリーズを読んで頂いた皆様。本当に、本当にありがとうございました😄
今回の感想や、質問、概論に登場した選手で特別講座のように詳しく取り上げて欲しい選手などや、今後のやってほしいスケート関連のネタ等ありましたら、お気軽にこの記事のコメントや、メッセージ、TwitterのDMやリプなどでお気軽にリクエストしてください❗もしかしたら、7月中旬頃から何かやるかもしれません❗
それでは、また来シーズンでお会いしましょう❗

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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 第17回 山梨・長野編

こんにちは!

前回まで、5回に渡って東京編を講義してました!(そういえば途中、特別講座も挟みましたね)
(これまでの一覧は以下のURLに!
今回は、山梨・長野県編!
フィギュアスケートは『東日本選手権』っとなりますと北は北海道、東北、関東、新潟・長野・山梨と、一都一道十六県が対象となります!
そういうことで、いきますか!
っと言いつつも、ただの…っともなりますので、苦手な方はくるりっとお願いします!

※所属クラブ等のデータは執筆当時(2019年5月)のものです

まずは山梨、ジュニアから!

田中陽織(タナカ ヒオリ)選手(山梨学院高校)

SP もう一度姿をあらわして
FS 映画『ニューシネマ・パラダイス』より

昨季の終わり~今季の始め頃に7級を取得しました👏

田中選手と言えば…
自然に加速していき、透明感あるスケーティング✨それが、音楽の微妙な綾を表しているような滑りへと繋がっていって、田中選手の魅力となっています❗おそらく、一番最初にとんだトリプルジャンプはループ😮❗
SPはミュージカル『オペラ座の怪人』より1曲。ヒロイン、クリスティーヌがお墓で歌った曲です!しっとりとして、切なく美しいレクイエムに乗せて、いつの間にか加速していて、最後の盛り上がりへと繋がっていく滑り✨✨壮大なスケールを感じさせるプログラム✨
FSは美しいスケーティングがぴったりな、ニューシネマパラダイス👀✨白い衣装がお似合い😍美しい所作にも見とれ、あっという間な演技✨✨
4月から高校3年生✨来季などんな一時が待っているのか、楽しみです😍
お次からはシニアから

藤本梨乃(フジモト リノ)選手

SP ムーン・リバー
FS 映画『タイタニック』より

立ち姿からエレガント✨😍

洗練され、動きがスムースな滑りに、美しい身のこなしが演技に華を添えます✨🌹
SPは昨季から継続で滑っているプログラム。衣装がとにかく可愛い😍黒いドレス風の衣装が可愛い😍振り付けは上品で可愛い😍スタートポーズがとっても可愛い😍小粋で、お洒落な演技が観る者を幸せにします😃
FSはタイタニックのスローパートの部分がほとんどな編曲。白にパステルオレンジの衣装がまた、上品で素敵なんです✨😍気持ち良いスケーティングが、大海原を進む船のように見えます✨もっと観てみたい!!!っと思わせる演技です❗
今年度は大学3年生✨来季はどんな演技をするのか楽しみです😍

山梨編最後は、やっぱりこの選手✨

河西萌音(カワニシ モネ)選手(山梨学院大学)

SP Jeepers Creepers 2.0
FS 映画『美女と野獣』より
お姉さんの河西歩果さんは、タレントとして活躍されています!
河西選手と言えば…
氷に映え、遠くからも顔を覚えるような美女😍
氷を舞台に変え、演技派女優な表現を魅せる選手😍
スケートの上手いお姉さん😍
元々、3Fまで構成に組み込める力がありました!今季FSに3Lzを組み込んできました✨
SPはコケティッシュな女性のヴォーカルに合わせた、セクシー可愛いで魅了されます😍『ジーパーズ クリーパーズ~♪』この歌詞と演技が耳と頭につくほど!
FSは映画の世界から飛び出したかと思うくらい、リアルなベル🌹🔔衣装もまさにベル!ほんの一コマでさえも、笑顔でリンクを駆け抜けながら、映画の一つ一つの場面を再現していく✨河西選手の魅力である、演技派女優な表現を発揮しているからというのもあります✨
今年度は大学3年生(のはず)!来季はどんな舞台を、物語を描いていくのか楽しみです😍
山梨の女子スケーターさんは本当、取り分けの美女で、透明感ある滑りをする選手達ばかりだな…
お次から長野!

山中里紗(ヤマナカ リサ)選手(清泉女学院大学)

SP Another Cha Cha
FS アディオス・ノニーノ

ワーン トゥー チャチャチャ~♪

っていきなり曲が流れて、めっちゃ楽しく踊りまくり!ついついフォーフォー!手拍子を送りたくなるSPからの、FSのねっとりと、妖艶な踊りと、山中選手の踊りの幅広さは無尽蔵っと思うのも魅力の1つ✨✨昨季の真っ赤なレーサーみたいな可愛くて、インパクトある衣装で、とってもキュート♥️♥️なプログラムもありーの。毎度どんなプログラムを披露するのか、楽しみな選手✨
演技の幅広さを更に裏付けるのが、コクが深いスケーティングに、高くて迫力あるジャンプ✨✨ツイズルからのキャメルスピン(CSp)のポジションの美しさも、素敵なのです✨✨✨
美人さんな山中選手は今年度大学4年生(のはず)😮来季はどんなプログラムを見せるのか、どんな演技となるのか楽しみです😍
この山梨・長野編最後を飾るのは

大久保政宗(オオクボ マサムネ)選手(長野市スケート協会)

SP A New Game
FS Music:David Garrett

今季はノービスA最終学年。昨年6月の『Heros&Future』で地元スケーターとしてソロを滑った選手の一人であります!
そんな大久保選手の魅力は、爽やかな青が似合う、気持ちの良いスケーティング✨一つ一つのエレメンツを流れるように、音楽を表現するように実施していく力✨
ノービスで、そしてジュニア課題でも見せたFSで詳しくみていきましょう!
繋ぎの至るところで、音に合わせて、様々な小技を入れながら(ヘランジだったり、ホップだったり…)ジャンプ飛ぶ!!しかも、最後までスピードたっぷり!後半になるにつれ、勢い増しているようにも見えます✨そして指先まで綺麗な所作✨観る者に爽快で、時には力強く感じさせる、見応えたっぷりな、見事なプログラムでした✨✨
今年度は中学2年生✨年齢的にはジュニアデビューとなりますが、全中の時点では5級。ブロックエントリー締め切りまでに6級を取得すれば、本格的なジュニアデビューとなります。来季どこかで、演技を拝見するときが楽しみです😍
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました!
さて、次回が東日本概論シリーズの最終回です😭最後は東京⇔神奈川編です!
あれ?東京編も神奈川編もやったのに…、登場選手は、東京編にも神奈川編にも出てない選手です!通っている学校は東京、練習拠点は神奈川や、その逆バージョンもっというように、東京と神奈川を行き来してる選手を取り上げます!(だから東京編は正確には…っとなった訳ですが)
また、次回、お付き合い頂ければ嬉しいです😄