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東日本フィギュアスケート概論2022

【2022年版】東日本フィギュアスケート概論 第7講 宮城編part2

こんにちは!大学院修了フィギュアスケートファンのLenaです!

東日本フィギュアスケート概論シリーズ第7講、宮城編part2を始めます!(過去同シリーズは→2019年2021年)
依然有観客での大会が限られる中、2021-22シーズンは五輪もあって、フィギュアスケートに注目が集まりました。一ローカルフィギュアスケートファンとして、普段拝見する機会が多い東日本の選手の魅力をもっと知ってほしいと、講義という名のもと、記事を書かせていただきます!

北海道、青森、第5講は秋田・岩手の選手を取り上げました!第6講から2回に分けて宮城の選手を取り上げます!第7講の今回は宮城編最終講となります。4月から高校2年生~大学生になる、宮城県スケート連盟に所属する選手を紹介します。

(これまでの講義の一覧はこちらから)

※所属クラブ等のデータは2022年3月時点で、一般に公開されているものを基準にしてます。4月から所属先等変更がある場合は併記します。

それでは行きましょう!!



No.31 藤﨑鈴選手 (フジサキ スズ)

所属 東北高校
プログラム
SP アルメニア・ラプソディ
FS ピアノ協奏曲第2番 ハ短調(作曲 セルゲイ・ラフマニノフ)
今季主な成績
2021年東北・北海道選手権 選手権 8位
第71回全国高等学校スケート選手権大会 75位

宮城県内を中心に練習を積み重ねている高校3年生の選手です。
今季シニアデビューを果たしました。
昨季はジュニアカテゴリーで東日本に進出した実績があります。

パワフルでかつ足さばきスムーズなスケーティングから、繰り出されるダイナミックなジャンプ、表現が持味です。

SP・FS共に昨季から継続のプログラムになります。

SPではエキゾチックな曲に合わせた滑りが印象的でした。パリッとした音にしっかりと合わせ、ダイナミックな演技に圧倒されました。スピンやジャンプの位置が大幅に変更されていました。
FSではゆったりとした曲に合わせて、壮大なスケール感を描いていく姿が印象的でした。力強さのなかにも優美さがあり、クラシックのメロディーの調べに乗せた演技でした。

SPのみとなりますが、2022年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(3:23:16~3:28:13、指定された時間から再生します)
※ジュニア課題での実施

来季は進路を決める大事な年、どうかステイヘルシーに、納得のいく道を選べることを願ってます。可能であれば、来季もまた演技を拝見できる時を楽しみにしてます。

No.32 森本美羽選手 (ナカガワ リョウ)

所属 東北高校
プログラム
SP 映画『ラストエンペラー』より『Rain』
FS 映画『グレイテスト・ショーマン』より『Never Enough』
主な成績

2021年東北・北海道選手権 ジュニア 7位
第38回東日本ジュニア選手権 26位
第71回全国高等学校スケート選手権大会 40位

宮城県内を中心に練習を積み重ねている高校3年生の選手です。
バッジテスト6級のため、ミニマムポイントを突破した上で、ブロック大会に出場しました。今季東日本に進出を果たす等大飛躍のシーズンとなりました。

コンビネーションジャンプのセカンドジャンプにループを取り入れています。正確で丁寧な滑り、そして最大の見所はスピンです。軸が細く1点で回り、回転速度が速く、綺麗なポジションで回るスピンがプログラムを引き締め、大きな見せ場となっています。

昨季から継続のSPは、美しいメロディーに乗せ、たおやかに舞う姿が美しいと感じるプログラムです。まるで1本の線で繋がったような、エレガントな世界観に目を惹かれます。

今季新しくしたFSは、映画『グレイテスト・ショーマン』の名曲の1つ『Never Enough』をほぼ1曲使用した音源となっています。SPでよく単独で使われていますが、FSで単独で使用するのは珍しいと感じました。
後半3つのジャンプ全てをコンビネーションジャンプにし、要所で得意のスピンでフライング足替えコンビネーションスピン(FCCoSp)も含め、レベルをしっかりと取っていく構成にしています。
女性ボーカルに合わせ、美しくしなやかに思いを伝える姿が印象に残ります。

SPのみとなりますが、2022年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(25:42~30:25、指定された時間から再生します)

進路の年と重なる来季も、可能ならまた演技を拝見できればと願っています。どうか、この先もステイヘルシーに、美しい演技を披露出来ますように。

No.33 中川涼選手 (ナカガワ リョウ)

所属 仙台FSC
プログラム
SP Gopher/Drumdown Mambo(歌:イマ・スマック/Whethan Feat. Jasiah)
FS 映画『フィフス・エレメント』より『Diva Dance』
主な成績

2021年東北・北海道選手権 ジュニア 5位
第38回東日本ジュニア選手権 24位

宮城県内を中心に練習を積み重ねている、高校2年生の選手です。中学卒業後はN高校に進学しました。
2019年全日本ジュニア選手権に出場、ジュニアデビューシーズンから東日本に4年連続で出場という大きな実績のある選手です。

5種類の3回転ジャンプを飛べ、それぞれ大会で組み込んで挑戦できる力があります。軸が細くて回転速度が速く、特にエッジ系のジャンプでは飛び上がってから回転する『ディレイドジャンプ』で飛んでいます。
クールな雰囲気を醸し出し、多彩な表情と音を正確に捉えた動きが年々増してきています。

今季新しくしたSPは、前半はイマ・スマックの名曲『Gopher』を、後半に配置されたステップシークエンス(StSq)以降はGopherのアレンジ曲である『Drumdown Mambo』を使用しています。マンボのアップテンポにしっかりとハメた動きが、何度見ても楽しい!一度見たらクセになります。曲が切り替わってビートがかかり、もっとテンポが速い曲になると、更に盛り上がっていくプログラムでしたね。

FSは3シーズン継続して使用しています。映画『フィフス・エレメント』より『Diva Dance』をまるまる1曲使用しています。水色の体の宇宙人が、劇場でアリアを歌う場面で披露される曲です。今季はブロック大会と東日本でそれぞれ衣装が違っていました。
前半は不思議な感じを、後半ビートがかかってくると強くバシッと決めていく姿が目を惹きます。難しそうな曲を、クールに、スケール大きく、しなやかさも併せ持っている、そんな表現が印象的でした。

クールな雰囲気が非常に個性的に見え、1度見たら忘れられない選手です。来季はどんなプログラムを披露するのか、今からとても楽しみにしてます。

参考
出典:日本スケート連盟
第77回国少民体育大会冬季大会スケート競技会宮城県予選会 少年女子FSリザルト


次のページにも紹介が続きます。ぜひご覧ください💨

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フィギュアスケート観戦

【心に残ったプログラム覚書】 2021-22 Vol.7 東日本 ジュニア編

こんにちは、社会人フィギュアスケートファンのLenaです!早速心に残ったプログラム覚書、2021-22シーズン第7回、東日本 ジュニア編を始めます!

このシリーズでは順位が基準ではなく、筆者がライブ配信や現地で見れた中で個人的に印象に残ったプログラムを何個か書いていこう!という記事になります!第1回は中四国九州&中部ブロックで、第2回は関東ブロック編で、第3回第4回は東北・北海道ブロック編、第5回第6回は東京ブロックでした!この流れで来たら…そう、今回から東日本編です(全日本ノービスは見れずじまいのと、筆者のポリシーの関係上書かないため)!まずはジュニア編からです!

以下注意書きです↓

※今シリーズで紹介するのは、実際にリアルタイムで見れてかつ、ジュニア・シニアカテゴリーの選手のプログラムとします
※所属・振付師名はフジテレビスケートで掲載された『選手詳細一覧』情報を基にしています。プログラム名は選手詳細一覧を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

個人の好み等がありますので、様々な意見があるかと思います。それをご了承の上で、読み進めていただければ幸いです。

それではいきましょう。



東日本/東日本ジュニア兼全日本/全日本ジュニアアイスダンス予選会
通称:東日本
期日:2021年10月28日(木)~10月31日(日)
会場:ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市)※無観客、FODの中継により観戦
セレクト対象:ジュニア女子SP・FS、ジュニア男子SP・FS、シニア男子SP・FS、シニア女子SP・FS・ジュニアアイスダンスRD・FD、シニアアイスダンスRD・FD

ジュニア女子

田邊桜香(タナベサクラコ)選手 星槎国際横浜

SP:チャイコフスキー:『白鳥の湖』のテーマ(演奏:デイヴィッド・ギャレット)
FS:映画『ある愛の詩』より
SP・FS振付:佐藤紀子

4月から高校2年生、今季はSP・FS共に新しいプログラムで挑んでいます!

SPは8月のゲンさんサマーカップで初披露し、筆者は関東ブロックで初めて拝見し、今回が2回目です。

黒の羽を表しているかのようなひらひらが重なった衣装で、デイヴィッド・ギャレットのアレンジによる白鳥の湖を滑り切りました!

冒頭、ブロックでは挑んでいたトリプルフリップ(3F)を回避して、ダブルフリップ(2F)にして決め、続くコンビネーションジャンプも決めました。

技と技との繋ぎに、様々な技を入れていてそれをこなしつつ、黒鳥のおぞましさを体現していて、

濃密さに背中がゾクゾクする

ような演技でした!スピード感と勢いが噛み合い、力強く、華麗に舞っていく演技が印象的でした!

SPは12位で折り返しました。

FSは、ファンの前で初披露となった関東ブロックは、東北・北海道ブロックと被ったことによって今回が初見となりました。

切ない恋物語を、情感豊かに演じていく姿が印象的でした!

序盤は女性ボーカルに合わせ、うつむきがちな滑りを、中盤で思いっきり楽しんでるかのような笑顔、終盤はまた元に戻って悲恋へと突き進んでいくように感じました!

中盤の笑顔があるからますます切なくなる

ドラマチックさに心動かされました!そのドラマチックの裏には強い思いがあり、コンビネーションジャンプを3回までのところを4回飛んでしまう場面もありましたが、全日本ジュニアに行くという強い志に溢れ、熱演となりました!

FS10位で総合10位まで順位を上げ、3年連続全日本ジュニア選手権出場権を獲得しました!おめでとうございます!

三枝知香子(サイグサチカコ)選手 アクアリンクちばSC

FS:映画『ミッション』より
FS振付:服部瑛貴

今シリーズ第2回でSPを取り上げましたね!今回はFSを取り上げます!今季SP・FSを新しくし、FSは関東ブロックで初お披露目となりましたが…東北・北海道ブロックと日程が被った都合上、今回リアルタイムで見るのは初めてでした!

冒頭のトリプルフリップ(3F)は転倒、しかしここからスイッチが入ったかのような演技を披露しました!その後のジャンプは所々回転不足の判定はありましたが、全て降り立ちました!

綺麗なメロディーに滑らかなスケーティング、ボーカルに合わせてエネルギッシュに、晴れやかな表情を浮かべながら滑り、この瞬間だけ全日本が懸かっていることさえ忘れるような、清々しい実施でした!

今季から導入した、フライング足替えコンビネーションスピン(FCCoSp)を回りきってフィニッシュしました!

自由伸び伸びと力強く滑っていくのが最高!

と感じさせる演技でした!

初の全日本ジュニア選手権の出場権を獲得しました!おめでとうございます👏
最初で最後の大舞台で、三枝選手の力が出し切れることを願ってます!

穂積乃愛(ホヅミノア)選手 駒場学園高校

SP:水百景
FS:映画『ラ・ラ・ランド』より
SP・FS振付:松永由希奈

4月から高校生になり、今季はコーチを変えて挑んでます。

SPは昨季からの継続のプログラムです。

綺麗なヴァイオリンの調べに合せた、透明感あるスケーティング、そして何より

笑顔😃

瑞々しさに溢れて幸せな演技にうっとりと見てました!優美で爽やかな演技がとても素敵でした!!

FSは今季新しくしたプログラムで、今回で2回目の拝見となりました。

エレガントな所作が沢山光り、そして

何があっても最後までニコニコ笑顔☺

笑顔の力を強く実感した演技でした!!

スピードそのままにジャンプを飛び、痛そうな転倒を何度も何度もしても、最後の、本当に最後の一時まで笑顔で踊りきる強さに心打たれました!!

笑顔は人を幸せにする、実際筆者も穂積選手の笑顔を見るととても幸せに感じます!

惜しくも2019年以来の全日本ジュニア選手権出場権獲得となりませんでしたが、どんな時も笑顔で滑る姿が心に残る演技でした!どうかステイヘルシーに、また次に拝見する時を楽しみにしてます!

千葉百音(チバモネ)選手 東北高校

SP:ドラマ『エデンの東』より『フィナーレ』
FS:ヴァイオリン協奏曲『バタフライ・ラヴァーズ(梁山伯と祝英台)』
SP振付:鈴木明子
FS振付:宮本賢二

第3回でSP・FS両方取り上げましたが、今回の演技は更に磨かれたものが印象に残りました!

SP・FS共に

腕の動きから、緻密に作り上げた世界観

が目を惹きました!

SPは徐々に徐々に解き放たれ、曲調が明るくなると一気にエネルギッシュになって伸び伸びと滑る演技が印象的でした!

FSは、嫋やかに、ひらひらと優雅に舞う蝶々のような演技が印象的でした!

2つのプログラムは別の振付師による振付で、それぞれから学んだことを大切にインプットし、忠実にアウトプットしていると感じ取りました!

ブロックの時から更に磨きをかけ、スケーティングのスピード感によりしっかりと表現が乗っかり、ますます表現のスケールが大きくなってると感じましたね!

このアプローチの仕方、

今までの千葉選手にない!

ものであって、新鮮で、また見たくなる演技でした!

総合3位で、4年連続全日本ジュニア選手権出場権獲得おめでとうございます👏今までに無い表現にチャレンジしていき、引き出しを増やしていく千葉選手の姿を見ていると、次がとても楽しみになります!全日本ジュニアで思い描いた演技が出来るように願ってます!

奥野友莉菜(オクノユリナ)選手 明治神宮外苑FSC

SP:チャップリン・メドレー
FS:舞台『リバーダンス』より
SP・FS振付:宮本賢二

第5回でSPとFS両方書かせて頂きましたが、今回の東日本は更に凄い演技となりました!

SPは前も、

キュートで最高なチャップリン😍

と書きましたが、今回キュートさにGOE+100点あげたいほどで、記憶の片隅に残り続けるような出来でした✨

冒頭のトリプルルッツ+ダブルトゥーループ(3Lz+2T)をGOEで大きな加点が付く出来で決め、東京ブロックでは転倒したトリプルフリップ(3F)も降りました!チャップリンのコミカルな動きをニコニコ笑顔で踊るステップシークエンス(StSq)、踊心だけでなくレベル3と高い評価でした!後半マイケル・ジャクソンが歌うスマイルに切り替わるのと同時に、優しさと笑顔に満ちた雰囲気に変わりました!背中の反りが大きく、綺麗なレイバックイナバワーをした直後にダブルアクセル(2A)を綺麗に決めました!これは奥野選手の代名詞と言っていいほどのエレメンツですね!

可愛い、可愛い!かつ所作がエレガントで技術力が高い!そんなチャップリンに筆者も含め、心奪われたファンが多かったはずです!

2位発進で、翌日のFSを迎えました!

前も書きましたが、冒頭から神秘的な雰囲気に惹き込まれます!そして、エレガントな所作、スピード、複雑な動きの数々が合わさって、沢山の煌めきに満ち溢れた演技が印象的でした!

今回気づいたのは実は、

後半の方がより難易度が高い構成

になっていて、ダブルアクセル+トリプルトゥーループ(2A+3T)、トリプルルッツ+ダブルトゥーループ+ダブルループ(3Lz+2T+2Lo)とコンビネーションジャンプが2本あってかつ難易度が高いもので驚きでした!ブロックでは後半が転倒続きになって全容が分からなかったからです!

今回は前回転倒した所も含め、全て降り立ちました!

最後のエレメンツに持ってきたStSqまでエネルギッシュで、会場に行ったら興奮しながら、喜んで手拍子を送りたかった!!と思うほどの出来でした!

2A+3Tの3Tがアンダーローテーション、回転不足と判定された以外は大きなミスは無い演技でした!

FSも2位、総合2位で2年連続全日本ジュニア選手権の出場権を獲得しました!おめでとうございます!
成長著しい奥野選手が、全日本ジュニアで伸び伸びと滑れますように!

次のページに、ジュニア男子を書きました!ぜひクリックしてご覧下さい!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第7回 宮城編part2

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第7回『宮城編part2』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第7回目です!

第1回~3回にかけて北海道の選手を取り上げました!第4回以降は北海道から南下し、東北エリアに入っています。(これまでの一覧はこちらから)前々回は秋田・新潟編、前回から東北エリア最後となる宮城編をお届けしてます!今回は宮城編第2弾!引き続き宮城県スケート連盟に所属している取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのが公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨



No.32 尾形広由選手 (オガタ ヒロヨシ)

所属 仙台FSC
SP コロブシュカ(演奏 ボンド)
FS サマー・ストーム(演奏 川井郁子)

4月から中学3年生、バッジテスト6級を取得して今季本格的にジュニアデビューした選手です。

尾形選手の演技を見ると、真っ先に
ジャンプがでっかいーーーー
と思わず驚いてしまいます!!フジテレビのアイスコープで測定すると、どんな結果が出るのか気になります!
6級を取得して間もない段階から、トゥーループと2番目に難しいルッツの2種類をプログラムに組み込んで成功させています!ジャンプ力の高い選手だと思っています!

SPはロシアの民謡の曲を使用してます!テンポが途中で速くなるのをしっかりと捉えながら、エレメンツのダイナミックに、所々でエレガントな所作が光るのが印象的です!

FSはノービス時代からの継続のプログラムです。ヴィヴァルディの『四季より夏』をアレンジした曲です。テンポの速い曲に合わせ、豪快に力強く滑るのが印象的です✨

折角の機会なので…有料になりますが、FODプレミアムに2020年の東北・北海道ブロックの公式アーカイブにてSPとFSの演技がフルで残っているので、もし会員でしたら映像をご覧ください↓

演技動画はこちらから(出典 FODプレミアム)
SP→07:07~10:13
FS→41:33~45:19

本格的にジュニアとしてデビューしてからは筆者は現地で演技を拝見したことがないので、来季拝見するのを楽しみにしてます!


No.33 勝長あすみ選手 (カツナガ アスミ)

所属 宮城FSC
SP 映画『遙かなる大地』より
FS マンボNo.5/キエレメ・ムーチョ/エル・マンボ(演奏 見砂直照と東京キューバン・ボーイズ)

4月から中学3年生になります。2020年の全中や、東日本選手権に出場した経験があります!

動いてる最中のポジションが綺麗な滑りを活かしながら、繊細さからダイナミックな表現をコントロールできるのが魅力の選手です✨

SPはしっかりと音を拾いながら、前半は優雅に、後半は雄大な自然を表す演技が印象的です。

FSは昨季からの継続のプログラムです。マンボの曲を3曲繋いだものですが、おそらく同じアーティストの同じアルバムから取っているのではないと推測します!SPの時とは違い、最後までスピードたっぷりに、元気溌溂と踊る姿が印象的なプログラムです!

SPとFSと曲調の違う曲を使用していますが、それぞれ音に合わせたエレガントな所作も目を惹きます!

また来季も優美な演技を拝見できることを願ってます!

次のページにも紹介が続いています💨
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2019

東日本フィギュアスケート概論 第8回 宮城編

こんにちは!

第5回Jr.男女編第6回選手権男子第7回選手権女子とリリーカップ直前っということで、神奈川編を書いていましたが、本来だったら第1回第2回第3回で北海道編、第4回で青森編と南下するように書いていたので、今回は青森から南下して…五輪金メダリストを2人輩出した宮城編をお届けします✨
では、いつものお約束!
苦手な方はくるりっ!っとお願いします!

※所属クラブ等のデータは2019年3月のものです
 

最初は…

三浦向日葵(ミウラ ヒマリ)選手(東北高校)

SP:映画『サブリナ』より
FS:ピアノ協奏曲ヘ調:ガーシュイン
6分間練習で、今季はシンプルな衣装に綺麗で、上品な雰囲気が漂う選手は誰だろう?っと思わせます!
プログラムの構成からして、トゥーループ・サルコー・ループ・フリップ・ルッツの5種トリプルを跳べる力を持っている選手です✨
回転の速度が速い、スピンにジャンプ✨スピンが一瞬で次のポジションへ変化するのが絶品✨✨筆者が個人的に最も推したいのは、足替えコンビネーションスピン(CCoSp)のパンケーキのフリーレッグの足を掴み、そこから上へ引っ張ってキャメルキャッチフットに持ち込む所✨
技術も勿論、美しいメロディーに乗せて、上品で美しい雰囲気をまといながら滑る姿が魅力的✨💄そこに大きな力も感じさせて、どの瞬間も絵になります💖
今年度は高校2年生✨来季はどんな演技を見れるか楽しみです♪

 

続いて…

赤間天翔(アカマ テンショウ)選手(宮城FSC)

SP:Go to the distance
FS:Moonlight Serenade/Leis Dance/Anvil Chorus
リンクに入って見た瞬間に必ず出る言葉
可愛い😍
ついつい愛でたくなってしまう程の可愛さ😍
小柄で、愛嬌ある雰囲気に思わず可愛い😍って言いたくなります!!
もちろん!演技も可愛い😍
常に目を輝かせ、笑顔で、体を大きく使って、会場いっぱいに届ける躍りが、もう可愛い😍ガンバーってついつい応援したくなります!
SPは真っ直ぐなスケートが伝わる演技。
そしてFSはお洒落✨💍筆者の東北北海道B選手好きなプログラムでTOP5に入る程のお気に入りプロ✨FSの曲は、ジャズの曲を3曲繋げたプログラム。曲からして、ムーディーで、甘美なメロディーでお洒落✨それを滑りこなす赤間選手が最早可愛い😍可愛いと見とれてたら、最後にバレエジャンプを2回してからのジャンプが鬼\(>_<)/
からのSPも最後に取り入れている足替えシットスピン(CSSp)!赤間選手のCSSpの特徴として、一つ大きなポイントが!それは逆回転付きということ!通常右利きの選手の場合は左回りにスピン・ジャンプを回る。逆回転のスピンっということは右回りのスピンを回ると言うわけである!赤間選手のCSSpはまず左足で左回りで、そして右足に替える時に右回りに変えているのである!これはレベル要件の一つ『直ちに回っている方向と逆の回転』に当てはまって、レベルを取っている!世界的に見ても、これでレベルを取っている選手はかなり少ない!
そんな赤間選手!今年度は中学3年生✨来季どんな躍りを魅せるのか、今からワクワクしてます♪

 

お次は

鈴木なつ(スズキ ナツ)選手(仙台FSC)

SP:水百景
FS:死の舞踏
鈴木選手と言えば、爪先の先からよく伸び、透明感を感じさせる綺麗なスケーティング✨✨
回転軸が細くて速い、スピンとジャンプに、体の隅々まで神経の行き届いた美しい所作と魅力が沢山✨
今季は構成を上げ、SPに3Lz+3T、FSに3F+3Tに後半に3Lo+2T+2Loと2A3Tと、ジュニア女子トップクラスと同じような高難度構成に果敢に挑んだシーズンでした😮
ジャンプが高難度化しても、むしろ、魅力をどんどん増したと感じました✨
今季新しくしたSPは、鈴木選手の良いところどり!綺麗なスケーティング、所作が、清流のように美しい演技✨何度も観たいと思うほど、今季東北北海道B選手好きなプログラムランキングTOP5に入る、好きなプログラム✨
なんと!この回を公開した今日(4/18)が16歳のお誕生日なんです!おめでとうございます✨🎁✨お誕生日プレゼントになりましたね😁
そして今年度から高校生✨どこに進学されたのでしょうか??ますます来季も楽しみです♪

 

ラストを飾るのは…

千葉百音(チバ モネ)選手(仙台FSC)

SP:バレエ『ジゼル』より
FS:チャルダッシュ
千葉選手といえば、のちに五輪金メダリストとなるあの選手に頬っぺたむにーっていう話も有名ですが…
今季ジュニアデビュー✨
SP・FS共に3Lz+3Tを組み込み、FSは3F+2T+2Lo(最後はタノジャンプ)も入れる高難度構成に、回転軸が細くてぎゅるっと速いジャンプ・スピン。小さな体を目一杯大きく動かす。最後まで、エネルギッシュなスケーティング⛸️ワクワク・ドキドキさせてくれるような千葉選手の演技に
気付いたらハマる!
っていうのが、筆者の感覚である!
今年度は中学2年生✨3月の北日本のFSでは、観客を『次は、次は!!!』って興奮させた演技でした✨さて、来季はどうなるのか、今から楽しみにしています♪

 
はいっ!

最後までお付き合いありがとうございました!
一人一人の文章が長い気が…
沢山のワクワクを感じさせる宮城っ子の回でした✨

次回は新潟・岩手・その他東北のこと編の予定です!
またお付き合い頂ければ嬉しいです!