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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第20回 東京シニア女子編part2

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第20回『東京シニア女子編part2』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第20回目です!ついに20回突破しました!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、第16回から全6回にわたって、東京ブロックの選手を紹介しています!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
第18回までがジュニアの紹介でした!前回から、シニア選手を紹介していきます!今回はシニア女子編part2です!対象は、東京都スケート連盟所属の選手(他道県編で紹介してない選手で)です!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.96 本田真凜選手 (ホンダ マリン)

所属 JAL
SP I’m an Albatraoz(歌 AronChupa & Little Sis Nora)→The Giving(演奏 マイケル・W・スミス)
FS 映画『ラ・ラ・ランド』より

昨年4月に明治大学に入学しました。
2016年世界ジュニア選手権優勝をはじめとした数多くの国際大会で実績をあげ、アイスショーでも大活躍してます!前回紹介した、本田望結選手の実の姉です。なお今回は、スポンサー契約で所属先となってるJALの本社が東京のため、東京都所属選手として紹介します。

本田選手の魅力は何より

自分と曲の良さをナチュラルにアピールする表現

だと感じます!羽衣を纏うように軽やかに、その時魅せたい世界や自分を伝える演技に、多くのファンは惹き付かれるのだと考えます!
滑りの姿勢、肩関節の柔らかさを活かした腕の振り、スピンのポジション等、綺麗な所が沢山あって、キラキラ輝いて見えるのです!

SPは昨年1月に名古屋フェスティバルで初披露したものから、昨年11月のNHK杯からは2017-18シーズンの途中から使用したプログラムに変えました。『I’m an Albatraoz』では、パンツスタイルの衣装でギラギラとした目つきで、野心的な踊りがインパクト強いものとなりました!

FSは昨季からの継続のプログラムです。
色々な思いが交錯する中で、軽やかで、一気に気持ちが明るくなるような、流れるスケーティングが印象的でした!

SP(最初の方)のMVがアーティスト公式YouTubeチャンネルに投稿されているので、参考までにご覧ください↓

SP元音源(出典:AronChupa & Little Sis Nora 公式YouTubeチャンネル)
AronChupa – I’m an Albatraoz | OFFICIAL VIDEO

どうかステイヘルシーに、また本田選手らしい華やかな演技を拝見する時を楽しみにしてます!


No.97 樋口瑞保選手 (ヒグチ ミズホ)

所属 法政大学
SP 映画『スイート・チャリティ』より『ビッグ・スペンダー』
FS 映画『ムーラン・ルージュ』より→映画『ある愛の詩』より

4月から大学3年生になりました!
2015年全日本ジュニア選手権に出場した経験があり、今季久しぶりに東日本選手権に出場しました!今年3月に行われた『明治法政 ON ICE 2021』でソロ演技を披露してました!法政では今年度副主将を務める予定です!

FSでは『足替えアップライトスピン』という、非常に珍しい種類のスピンを取り入れています!!エレメンツとして基礎点が定められていますが、実際に試合で実施しているのを、筆者が見たのは初めてでした!!

また動きのしなやかさが魅力の選手です!

SPは強くインパクトあるボーカルに合わせて、これまでの樋口選手のイメージをガラリと変え、パワフルに大胆に滑る姿が目を惹きました!

FS(ムーラン・ルージュの方)は映画のサウンドトラックを2曲繋げて、ドラマチックにエモーショナルに演じていき、最後は足替えアップライトスピンで締めるのが印象的なプログラムでした!

MHOIと、5月に行われたサイニチ杯で新プログラムを披露しました!新FSの映画『ある愛の詩』よりは、美しくも切ない雰囲気が画面越しに伝わってくるプログラムでした!今度は大会の、それも現地で拝見できるのを楽しみにしてます!この先、思いっきり練習できることを願ってます!

No.98 佐上黎選手 (サガミ レイ)

所属 法政大学
SP 映画『ピッチ・パーフェクト2』より『フラッシュライト』(歌 ジェリー・J)
FS Read All About It Pt.Ⅲ(歌 エリー・サンデー)

4月から大学4年生になりました!

全日本ジュニア選手権出場や、インターハイで決勝(FS)進出等の実績を持ち、法政では主将を務めてます!全日本選手権に出場した実績があり、2019年3月に引退した佐上凌さんの実の妹です。

見所は
関節を上手く活かしたスケーティング
です!!一押しごとに、足首、膝のクッション性を有効に活用しているので、滑りがよく加速し伸びています!
我らのれーぴー
としてファンから愛されている選手です!綺麗でクリーンな演技が筆者も好きです!

SP・FS共に今季新しくしたプログラムです。どちらもしっとりとエモーショナルな曲調ですが、それぞれで少しずつ違う雰囲気を演じ分けているのが印象的です!!

SPはおそらくここ数年では着てない黒の衣装で、スタイリッシュなイメージを与えてます。思い出を振り返りながら、スポットライトを浴びているような情景が、今の佐上選手に合いすぎて、泣けてきそうです😭

FSは優しさと力強さの両方を感じ、スマートで爽やかな後味の演技と同時に、あと見れるのが何回あるかと思うと、良い意味で寂しくなります!

SPの曲のMV、FSの曲のライブ映像が、それぞれのアーティストの公式YouTubeチャンネルに投稿されているので、参考までにご覧ください↓

SP元音源
出典:Jessie J 公式YouTubeチャンネル

FS元音源
出典:Emeli Sande 公式YouTubeチャンネル

現役ラストシーズンとなる来季、どうか思い描く通りに練習を積み、最高のものとなることを祈ってます!!

次のページに紹介が続きます💨

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第19回 東京シニア女子編 part1

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第19回『東京シニア女子編part1』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第19回目です!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、第16回から全6回にわたって、東京ブロックの選手を紹介しています!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
前回までがジュニアの紹介でした!東京編第4弾の今回から、シニア選手を紹介していきます!対象は、東京都スケート連盟所属の選手(他道県編で紹介してない選手で)です!今回紹介する5人は全員シニア1年目のフレッシュな選手です✨

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.91 本田望結選手 (ホンダ ミユ)

所属 プリンスホテル
SP マイ・ジレンマ(歌 セレーナ・ゴメス & ザ・シーン)
FS 鼓動/道/華(演奏 吉田兄弟/藤原道三/上妻宏光)

4月から高校2年生、青森山田高校に進学し、所属は東京都スケート連盟登録クラブであるプリンスホテルにしています!

女優・タレント、更には歌手と活動しながら、スケートにおいては2017・18年全日本ジュニア選手権出場、全中で3年間決勝(FS)進出等高い実績を誇ってます!!今回はスケーターとしての魅力に絞って話します。

勿論、スケーターとしても魅力がピカイチだと感じてます!!

ダイヤモンドを磨いた輝きを放つような演技

で観る者の記憶に残る滑りをする選手です!!
生来の『華』に、沢山考え、研究して、練習した動きの数々がまばゆいほど光ってます!音の捉え方、俊敏な動き、腕の出し方などなど様々な工夫がつまっていて、観てて思わず惹きつけられるのです!!

SPは恋のもどかしさを、ポップにスタイリッシュに表現し、FSは和モダンな音楽き合わせて踊る姿が印象的です!!
どんな時もストイックに追求し、技を決めるだけでなく、観客を魅了させる演技が本田選手の最大の武器です!!

公式の場でアップされている大会の演技に絞ると、SPのみですが2021年のインターハイでの公式アーカイブ映像がありますので、それをご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選B)(2:56:51~3:01:50、指定された時間から再生します)

※ブロック大会をシニアカテゴリーでエントリーしてますが、インターハイはジュニア課題での実施です

次はどんなプログラムを披露するのか、楽しみにしてます!芸能活動とスケートとの両立が上手くいき、充実した日々を送れるよう祈ってます!!


No.92 馬場はるあ選手 (バンバ ハルア)

所属 早稲田大学
SP Racing Against the Sunset/Dark Night of the Soul(演奏 Philip Wesley)
FS シェヘラザード

4月から大学2年生になりました!
2015年全日本ジュニア選手権出場、2018年インターハイで決勝(FS)進出経験等の実績があります!現在は岡山等を拠点に練習を積み重ねています!

そんな馬場選手は、
独特な世界観
が魅力の選手だと感じてます!!
パワフルでダイナミックな動きの数々と、所作のエレガントさ、しなやかさが絶妙なバランスで両立された滑りが織り成す演技で魅了しています!!

SP・FS共にジュニア時代であった昨季からの継続のプログラムです!!フィリップ・ミルズ先生が振り付けたものです!

SPは聴くからに表現するのが難しそうな曲に挑戦してきました!!ピアノの静かでありながらも、どこか燃え上がるようなメロディーを捉えて表している姿に圧倒されます!!

FSはSPとは雰囲気を変え、美しく可憐で、豪華絢爛な世界観を魅せているのが印象的です!!シニアデビューしたことにより、コレオシークエンスが追加され、ロングスパイラルなど見せ所が増えました✨よりブラッシュアップされていて、もっと見てみたかったなと筆者が個人的に感じてます。

2021年3月に行われた『Waseda on
Ice』で今季SPを披露しているので、そちらをご覧ください↓

Waseda on Ice演技動画(出典 Waseda on Ice Youtubeチャンネル)
(1:15:48~1:19:00、指定された時間から再生します)

どうかステイヘルシーに、また次はどんなプログラムを披露するのか楽しみにしてます!

次のページに紹介が続きます💨

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第18回 東京ジュニア男子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第18回『東京ジュニア男子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第18回目です!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、前々回から全6回にわたって、東京ブロックの選手を紹介しています!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
前回までが東京ジュニア女子で、今回は東京編第3弾、ジュニア男子です!対象は、東京都スケート連盟所属の選手(他道県編で紹介してない選手で)!東京のジュニア選手の紹介は今回で終わりになります!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.85 木村智貴選手 (キムラ トモキ)

所属 西武東伏見FSC
SP 映画『ティーン・ビーチ・ムービー』より『クールに飛ばすぜ』
FS ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』より『Electricity』

4月から中学生2年生、今季ジュニアデビューの選手でした!
ノービスからの推薦出場を含めて、全日本ジュニア選手権に2年連続で出場しました!

今季のプログラムは、色んなものを吸収した意欲作で話題となりました!

SPは2019年全日本ジュニア選手権で披露したものを継続して使用しています。黒ベストの背中に大きく『TOMOKI』と書かれた衣装で、インパクトの強さがまず目に飛び込んできます!ロックの曲に合わせて、ノリ良く、スタイリッシュで、アピールをバッチリ決めていくプログラムが印象的でした!

FSの曲は映画『リトル・ダンサー』のミュージカル版の1曲です。主人公がロイヤルバレエスクールの入試の面接官の問いに対しての解答として、この曲が流れます。今回は服部瑛貴先生だけでなく、コンテンポラリーダンサーとして国内外で活躍している小㞍健太さんが振付に加わってます!コンテンポラリーダンスの要素を入れつつ、少年の踊ることに対する答えを表現しているのが印象的なプログラムです!
1番の魅力は、なんと言っても…
ステップシークエンスの中での側転
です!今季は紀平梨花選手のSPのステップシークエンスの始まりで、ロンダートをしてることで話題となりましたね。木村選手の場合、クラスターとクラスターの合間で、氷上で側転を披露しているのです(ちなみに現行ルールでは演技中の側転は減点対象にはなりません)!公式PVで、ロンダート等アクロバットな技を披露しているので、それを意識したものかと思われます!

実際にどんな演技か気になるかと思いますので、SPのみで有料になりますが、2020年東京ブロックの演技がフルで残っているのでご覧ください。ついでに、日本語版ミュージカルの公式PVが、ホリプロステージ公式YouTubeチャンネルで上がってますので、参考までにご覧ください↓

東京ブロック演技動画(出典 FODプレミアム)
SP→05:57~08:57

ミュージカル『ビリー・エリオット』2020版PV
出典:ホリプロステージ Horipro Stage 公式YouTubeチャンネル

余談ですが、この講義(記事)の執筆を開始した5/28がお誕生日でした!おめでとうございます!!まだまだ色んな力を秘めていそうで、それが花開くのが非常に楽しみな選手です!!どうかステイヘルシーに、来季どんなプログラムを披露するのか、今から心待ちにしてます!

No.86 矢島司選手 (ヤジマ ツカサ)

所属 西武東伏見FSC→?
SP シング・シング・シング(使用音源は特定できず)
FS 映画『マスク・オブ・ゾロ』より

4月から高校生になりました!!
2020年全日本ジュニア選手権に出場した選手です。
ノービスB時代の2年間は、北海道札幌市内のクラブに所属していた経歴があります。

矢島選手といったら、まず真っ先に思い浮かぶのは
踊りの切れ味の良さ!!
ですね!

SP・FS共に、この踊りのセンスを存分に活かしたプログラムでファンを魅了しています!!音を素早く掴んから体で表現するのに非常に長けており、振付もその良さを発揮できるものだと感じてます!SPはお洒落にノリ良く、FSは気迫溢れる演技が強く印象に残ります!

もう一つ矢島選手と言えば、スピンのバリエーションの豊富さも見所です!男子選手では珍しい『ヘアカッター』のポジションを取り入れ(女子選手ではレイバックスピンでよく取り入れられています)、軸が細く、回転が速く、様々なポジションで回るスピンを披露しています!!

もう高校生になったとは、時の流れは早いものです!!進路が気になりつつ、来季高校生になった演技を拝見するのをとても楽しみにしてます!!

No.87 三浦佳生選手 (ミウラ カオ)

所属 KOSE新横浜プリンスFSC→目黒日本大学高等学校
SP Feeling Good(歌 マイケル・ブーブレ)
FS 映画『ラスト サムライ』より→(2021-22シーズンFS予定)アルバム『ポエタ』より

4月に高校生になりました㊗お誕生日(6/8)まであと数日というタイミングで公開となりました!先に、おめでとうございます!
ノービス時代から注目を集め、2019年ジュニアグランプリシリーズ出場や、2020年11月の全日本ジュニア選手権2位、その1週間後に行われたNHK杯出場、同年12月の全日本選手権7位で新人賞獲得と、挙げたらキリがないほどの実績、そして演技で世間を轟かせています!!

その要因の1つに、高難度ジャンプの取得の早さがあります。小学6年生になる前までにバッジテスト7級(3回転ジャンプを複数種類組み込むことが合格の条件の1つです)を取得し、トリプルアクセルを入れて、中学1年生で4回転ジャンプを大会で成功させました✨現在は2種類の4回転ジャンプを構成に入れ、大会で成功させています!!

もう1つ世間を轟かす要因で、筆者が1番の魅力だと感じているのが
ひたむきさが生むカリスマ性
です!スピーディーな滑りでリンクを駆け巡り、エネルギッシュに、パワフルに演技してる姿に沢山のファンが惹きつけられるのです!
他にもイーグルやツイズルといった小技も見所です!

三浦選手の滑りや雰囲気に寄り添い、ありのままの魅力を引き出すプログラムを作っているなと感じてます!

SPは2020年全中でお披露目されたプログラムです。
大人な雰囲気を醸し出しながら、ここぞという所で音にビシッと合わせていく振付、ステップシークエンスでのキレの良さがひたすらかっこいいプログラムでした!踊りを魅せつつ、2020年12月の全日本選手権では、シニアトップ選手並の2種類の4回転ジャンプに挑戦したのがまた凄いところです!

FSは2種類の4回転ジャンプを、それも後半にも1本成功させながら、最後まで勇敢なサムライを演じて話題となりました!猪突猛進に、スピード・迫力満点なプログラムでした!!今季このFSで高得点を叩き出し、順位を上げる試合が多かったです!本当、三浦選手のプログラムで強く印象に残るプログラムです!
今年の5月のプリンスアイスワールドでは、来季FS予定のアルバム『ポエタ』よりを披露しました!餅味のスケーティングに、どこか漂う哀愁が加わってきて、この先どんな風に磨かれるのか非常に楽しみにしてます!!

ぜひ、今一度公式アーカイブ映像をご覧ください↓ジュニアバージョンは2021年国体、シニアバージョンは2020年全日本(FODプレミアで有料となります)をご覧ください!

ジュニア尺版(国体)
(出典 国体チャンネル)
SP→『少年男子ショートプログラム 1/27』を選択し、(CMの後)3:10:08~3:15:51
FS→『少年男子フリースケーティング 1/28』を選択し、(CMの後)2:43:10~2:49:30

シニア尺版(全日本選手権)(出典 FODプレミアム)
SP→01:45:25~01:52:06
FS→01:45:38~01:53:11

もう本当、ポテンシャルの高さにワクワクさせてくれる選手です!どうかステイヘルシーに、まずは6/20・26・27にホームリンクで行われる『リリーカップ』で、この先演技を拝見する時を楽しみにしてます!!

まだまだ次のページにも紹介が続いてます💨
スクロールしてご覧ください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第17回 東京ジュニア女子編 part2

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第17回『東京ジュニア女子編 part2』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第17回目です!

第15回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わり、前回から全6回にわたって、東京ブロックの選手を紹介しています!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
今回は東京編第2弾、ジュニア女子part2です!ジュニア女子はこれで終わりです!東京都スケート連盟所属の選手を取り上げます!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.79 穂積乃愛選手 (ホヅミ ノア)

所属 明治神宮外苑FSC→?
SP 水百景(演奏 川井郁子)
FS 映画『シンデレラ』より

4月から高校生になりました!
2年連続で全中決勝(FS)進出や、2019年全日本ジュニア選手権に出場した経験がある選手です!

☑ニコニコ笑顔
でもって
☑ビュンビュン滑る
これらの特徴が合わさって
☑すっきりと爽やかな演技
に仕上がるのが穂積選手の魅力だと感じています!
体の隅々まで意識した演技をしながら、今季はトリプルルッツやトリプルフリップといった難易度の高いジャンプを入れた構成に挑んでました!

SPは今季新しくしたプログラムです。音楽を聴くと、綺麗でイメージが明確に伝わりやすいので、フィギュアスケートの使用曲として人気のある曲です。今回穂積選手は曲調に合わせ、伸びやかで、気品ある滑りを披露しています!演技の最中に魅せる笑顔が最高!!となり、癒やしのプログラムです!

FSは昨季から継続して使用しているプログラムです。スピードたっぷりにリンクを駆け巡り、指先、つま先までしっかり伸ばし、スケール大きく表現してる姿が目を惹きます!
思わず
可愛い!!!😍
と言いたくなるプログラムです!上品さと、芯の強さを感じるシンデレラに、もっと長い尺、シニアバージョンのプログラムでもぜひ観てみたいと思ったほどです!

実際にどんな演技か気になるかと思いますので、FSのみで有料になりますが、2020年東京ブロックの演技がフルで残っているのでご覧ください↓

東京ブロック演技動画(出典 FODプレミアム)
FS→50:26~54:19

もうあっという間に高校生になりましたね!進学先が気になるところです!来季できれば、現地で高校生になった穂積選手の演技を拝見するのを、楽しみに待っています!


No.80 堀川美咲選手 (ホリカワ ミサキ)

所属 駒場学園高校
SP Voice(歌 ケルティック・ウーマン)
FS バレエ『火の鳥』より

4月から高校2年生になりました!
3年連続東日本ジュニア選手権に出場、全中、インターハイで東京都代表の経験があります。

そんな堀川選手の最大の見所は、
☑驚くほど馬力が大きくて、スピーディーな滑り
です!!ダイナミックな動きの中にマチュアさもあり、スケールの大きな演技が持ち味です!!

SPは昨季からの継続のプログラムです!
綺麗な女性ボーカルの曲に合わせ、要所要所で難しそうな小技が入る等の工夫が印象的なプログラムです!後半になればなるほど加速するスケーティングで盛り上がりを捉え、スッキリとした後味がする演技でした✨

FSは3季連続で使用しているプログラムです。長く使用していたこともありますが、堀川選手といえばこのプログラムを思い浮かべるほど、滑りのイメージにぴったりだと感じてました!持味を存分に活かし、フィニッシュポーズをほどく瞬間まで躍動感に溢れ、力強く羽ばたいていく演技でした!

SPのみですが、2021年のインターハイでの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選C)(18:11~22:57、指定された時間から再生します)

来季はどんなプログラムを披露してくるのか、それを現地で拝見できることを願っております!


No.81 小川日菜子選手 (オガワ ヒナコ)

所属 明治神宮外苑FSC
SP The Final Time Traveler(歌 サラ・オレイン)
FS 映画『モアナと伝説の海』より

4月から高校2年生になりました!

小川選手の魅力といえば、
観ていて気持ちが華やぐ演技
だと感じています!!滑っている最中も全身を使ってダイナミックに表現していて、気分が華やぐスケートで魅了しています!!

SP・FS共に今季新しくしたプログラムです!!

SPは綺麗な歌声が耳に響きわたるような曲をセレクトしました!滑った当時は高校1年生ながら、曲の世界観を自分のモノにしていて、思わずはっとさせられましたね!情感豊かで、伸びやかな演技が素敵すぎるよー!と高らかに叫びたいところです!

FSは衣装からしてモアナの世界観がバッチリ伝わってきます!可憐さと芯の強さを併せ持つ女性を大胆に演じています!曲調に合わせ、様々な情景が思い浮かんでくる、ドラマチックな演技です!

SPのみですが、2021年のインターハイでの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選A)(4:29:36~4:34:28、指定された時間から再生します)

来季こそは、ぜひ現地で演技を拝見したいと願っています!どんなプログラムなのか、楽しみです!

次のページにも紹介が続きます💨
ぜひ、2ページ目をクリックしてご覧ください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第16回 東京ジュニア女子編 part1

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!やれ、特別講座やら、Anthemを弾いてみたやらで、脱線していましたが…もとに戻って欲しい、東日本フィギュアスケート概論の第16回『東京ジュニア女子編 part1』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第16回目です!

前回までで、神奈川以外の関東ブロックエリアの紹介が終わりました!東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)今回から全6回にわたって、東京ブロックの選手を紹介していきます!6回書ききれるように頑張ります!!
東京編第1弾と2弾でジュニア女子選手を取り上げます!今回はジュニア女子第1弾です!

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.74 髙木謠選手 (タカギ ヨウ)

所属 明治神宮外苑FSC
SP 全中中止のため不明
FS 映画『ハンガー・ゲーム2』より

4月から中学2年生、来季ジュニアデビューする選手です!

一度見たら絶対名前を覚えてしまう!
ぐらいインパクトの強い演技をするのが最大の魅力です!
コーチでもあり振付を担当している、星野有衣子先生は今まで聴いたことない曲、振りの斬新さ、力強さ、ダンサブルあらゆる要素があり、選手が持っている能力の一つ上を目指すようなプログラムを作るのが特徴です。そんな星野先生のプログラムの意図をしっかり読み取って、堂々と滑りきれるのが強みです!またジャンプが大きく、フットワークの良さといったエレメンツでも光る選手です!

今季のプログラムは、映画『ハンガー・ゲーム2』より、前半は『Everybody Wants To Rule The World』、後半『Mirror』の2曲構成です。前半は出だしから重厚なメロディーが強烈なインパクトを与える曲です。最初のダンサブルな振付から全てを持っていかれるはずです!!ダークな世界観を自分のものにして表現してる姿に、すぐに虜になること間違いなしです!後半は曲の雰囲気が一転し、最後のエレメンツにステップシークエンスを持ってきています!表現の振れ幅に圧巻されるはすです!

そこまで言うなら実際に見たいとおっしゃると思いますので…有料になりますが、2020年東京ブロックの演技がフルで残っているのでご覧ください↓

東京ブロック演技動画(出典 FODプレミアム)(演技後のインタビュー付)
FS→01:28:06~01:32:07

来季ジュニアデビューする際どんなプログラムを持ってくるのか、初披露の時から目が離せません!拝見できる機会が増えるので、楽しみにしてます!


No.75 増渕彩月選手 (マスブチ サツキ)

所属 プラザクラブ
SP プレリュードとアレグロ(テンペスト)(演奏 川井郁子)
FS 映画『ムーラン』より

4月から中学2年生で、誕生日が4月のため今季ジュニアデビューの選手でした!

ジュニアデビューでバッジテスト6級ながら、2020年東日本ジュニア選手権に出場し、今年の5月に行われたサイニチ杯では、中学生にしてシニアでエントリーしました!

増渕選手と魅力と言えば、手足が綺麗に伸び、しなやかな所作から繰り広げられる世界観です!
たおやかさと力強さのメリハリをつけられ、高貴な雰囲気で魅了する選手です!

SPはヴァイオリンの音色が耳に残る曲を、情感豊かに滑る能力に驚かされることでしょう!速いテンポで弾いている曲を、一音一音しっかり捉えていて、スケールの大きさを感じさせる演技です!

FSはSPと打って変わってキレ良く、迫力たっぷりに、闘う女性を演じる姿が印象に残るプログラムです!ちなみに、筆者の個人的に衣装がとても可愛いです!

SPではレイバックスピンから、FSでは足替えコンビネーションスピンからというように、今季は両方のプログラムでスピンから始まるエレメンツ構成となっています!SPで稀にスピンから始まる選手がいますが、両方のプログラムでスピンから始まるというのはかなり稀です!ちなみに、ノービス時代では、少なくとも1プログラムはこのようなエレメンツ構成ではなかったです。

来季、今度は現地で演技を拝見するのを楽しみにしてます!

次のページに紹介が続きます💨

カテゴリー
フィギュアスケート@ピアノ

[動画付]ピアノで弾いてみた Vol.2 Anthem (from “Chess”) ミュージカル「CHESS」より フィギュアスケートの定番曲

こんにちは、5才~高校2年生の終わりまでピアノを習っていたフィギュアスケートファンのLenaです。フィギュアスケートで使われた曲を実際に弾いてみよう!というコンセプトでこの企画を始めました(勿論【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論シリーズの執筆も進めてます)!前回はハチャトゥリアン作曲、組曲『仮面舞踏会』より『ワルツ』を弾き、第2弾として『Anthem(from “Chess”)』を弾いてみました♪

今回は、2017-18シーズンに素晴らしい演技を披露した山本草太選手(中京大学)のと、2020-21シーズンに素晴らしい演技を披露した長谷川一輝選手(東京理科大学)の2つのパターンを実際に弾いてみました!

弾く時に感じた事、苦労した事、考えていた事、2つバージョンの特徴をまとめ、それぞれの動画を載せます!
子どもの時にピアノを習って、大人になってまた趣味として楽しんでいるレベルではありますが、少しでも参考になったら幸いです!

それでは、始めましょう↓💨



きっかけは?

曲自体は2017年に山本選手の演技をきっかけに知りました!
初めて聞いた時、ジョシュ・グローバンの伸びやかな歌声に驚きました!
大怪我から復活したシーズンで、演技を披露するに至るまでのストーリーと重なり、更に感動したのを今でも鮮明に覚えています。
全日本とインターハイ、現地で拝見したのはこの2回でしたが、どちらも思い出深いものです。

それから時が流れ、2020年10月、今度は長谷川選手が使用すること判明しました!曲名を見た瞬間、
これは神プロな予感しかしない!!
と第六感が働きました。長谷川選手の滑りの特徴に合うし、なによりもこの曲で滑る姿が容易にイメージ出来たからです(詳しいことは【2021年版】特別講座をご覧下さい)!
いざ本番を拝見したら、もう感無量でした!最高潮の幸せでした!

そんなある日、私の友人が推しの誕生日に、自らピアノで推しの曲を弾いたのをSNSに投稿したのを見て、

自分もピアノ習ってたから、絵よりこっちの方が良いかも

と思い、調べましたが、長いブランクと、当時修士論文執筆の忙しさがあって中々決心がつかなかったのです。

そんな迷いを打ち破ったのは、同年12月の全日本選手権の演技です。

長年の夢が叶い、初出場の大舞台で素晴らしい演技を披露してくれたのです!この姿に感銘を受け、

誕生日にAnthemを贈る

と決意し、翌日の夜、長野の某コンビニエンスストアで楽譜をプリントしました😂
ついでに山本選手バージョンも弾いてみたいとも思いました!

このような経緯でブランクと修論と闘いながら練習を積み重ね、今回公開したわけなのです!

余談なのですか、実は、両選手は同じ国際大会に派遣されたことがあるのです!2018年3月にルクセンブルクで行われた『クープ・ド・プランタン』で、カテゴリーは長谷川選手がジュニアで、山本選手はシニアと違いましたが同じ大会に出場しました!

さて、次からは弾いて感じたこと諸々を書いていきます↓


難易度は?

全体としては、
中の下ぐらいのレベル
の曲だと考えてます。

これは両手で弾けること、和音やオクターブが弾けることなどなど、一通りのことをこなす力があることが大前提です。『子犬のワルツ』、『エリーゼのために』、『仮面舞踏会』辺りが弾けるレベルであれば弾けると見ています。メロディーを弾くイメージがすぐに出来やすい曲です。

ただ、この曲が厄介な所は、後半がオクターブや、片手で4音弾く和音が連続して続く所です。なので、手が小さくてオクターブを弾くのが大変という方は少し難易度が上がるように感じるかと思います。それとミスタッチがしやすいので、後半部分の練習を何度も何度もおこないました。

筆者の場合はオクターブが余裕で届く手の大きさなので、和音、オクターブに関しては問題なく弾けました。

だからと言って今回すんなりと弾けたかと言いましたらそうではなかったです。

ピアノをやめて5年以上経過し、その間に時々弾いていましたが…頻度は少ないかつ、一過性のものだったため、実質はかなりブランクがありました。大変でした…まず、ずっと苦手だった三連符どころか、ガッツリ練習していた時に問題なかった符点音符のリズムの取り方すら忘れかかるという現象が起こりました。

こんなことがあって、最初は実際より難しく感じましたね…

中の下ぐらいはあくまでも目安です。個人の状況によって実際に感じる難易度は違いますので、参考程度にしてください。


完成までどれぐらいかかった?

去年の全日本で弾く決意をし、長野のコンビニでプリントしました!そこから数日後には練習を開始しました!最初は片手で全体を弾いていましたが、年明けからは長谷川選手の編曲で練習をしていました。使われていなかったところは全く練習してない状態です。

数年ぶりにピアノに触れて、新しい曲に挑むのに四苦八苦しました。色々忘れていました。それを思い出すのにそれなりの時間がかかりました。
更に、当時は修士論文を書いていたため、最大で週5回、1回30分練習量でした。時間無いと、週1回なんてありました。そんな練習スタイルが1ヶ月強続けて、両手で合わせてなんとか通して弾けるレベルまでに持っていきました。そこで1回修士論文完成のために、練習を休みました。そして無事提出し、再開させました!再開させたあとは併行して、仮面舞踏会や他の曲を弾き出すようになりました。
そこから1ヶ月は、ほぼ毎日練習して、ミスタッチを減らすことと、表現に力を入れていました!

こうして3月上旬に長谷川選手バージョンで収録しました!

長谷川選手バージョンで練習している間、山本選手のバージョンも折角だから弾いてみたいと思うようになりました。ただ、2つのバージョンを同時併行に弾いたら混ざりそう…と思い、長谷川選手バージョンで収録したあとに、山本選手バージョンの練習を開始しました。これは同じ所がほとんどだから、そんなに練習しなくても大丈夫かなと思っていましたら、中盤が大きく編曲が違って焦りました。2週間後に貸しピアノスタジオを予約したので、大慌てで猛練習しました😂

こうして、3月下旬頃に山本選手バージョンを収録しました!

ブランクが相当あるからもっとかかるかと思ってましたが、自分の予想よりかはかからなかったです。2つのバージョンを弾いて3ヶ月かからなかった感じです。ただ、執筆時(5月中旬)での練習量と、現在弾いている曲の難度がAnthemより難しいものであることを考えると、今だったら1ヶ月半で仕上がった気がします。

今回はあくまでも体験談として、初めて弾いた状態で3ヶ月弱かかったと示しておきます!

次のページでは、共通して弾く時に意識していたことと、それぞれの選手のバージョンを説明し、動画をご覧いただきます!
ぜひスクロールして、2ページ目にクリックしてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第15回 千葉県part2

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第15回『千葉編part2』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第15回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
関東ブロック編第6弾の前回から、2回に分けて千葉県編をお届けしてます!今回はpart2、千葉編ラストですね!千葉県代表として国体等に出場歴のある選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨



No.70 藤本凜果選手 (フジモト リンカ)

所属 日本大学
SP Experience(演奏 MARKEYBEE Feat. ルドヴィコ・エイナウディ)
FS アルバム『ポエタ』より

昨年4月に大学に進学しました!

東日本ジュニア選手権、全中とインターハイで千葉県代表として複数回出場歴があります!

藤本選手を一言で表せば、
千葉のTHE魅せるスケーター
だと感じています!

スピンの独創的なポジションと、その最中の手の動きといったスケートのエレメンツでも魅せるし、全ての音にピッタリと合わせて踊る姿でも魅せる選手です!密度が高く、見所が沢山あり、とてもいい意味であっという間に演技が終わっていく演技が最大の魅力です!

SPは昨季から継続して使用してます。その前が映画『マスク』よりのサウンドトラックで、ステップシークエンスから始まって、最初から最後まで元気に踊る!!というイメージからすると、この選曲には驚きでした!そして演技を拝見して、藤本選手は幅広いジャンルを滑りこなせるイメージに変わりました!ゆったりとしたメロディーから、後半にかけて幾重に音が重なり、最後は音が小さくなるという曲の構成です。それに合わせ、盛り上がりを上手く調整し、不思議な世界観を魅せているのが印象的でした!

FSはジュニア時代から3シーズン継続使用していたプログラムです!前半はしなやかに、後半にかけて徐々に盛り上げていき、フラメンコのキレのある踊りに気付いたら見惚れていた!となる演技です!藤本選手の踊りがひたすらカッコいいとなりましたね!

昨季のものでかつSPのみですが、継続のプログラムなので2020年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください。ついでにSPの曲のMVがアーティスト公式YouTubeチャンネルに上がってますので、参考までにご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選B)(4:20:35~4:25:50、指定された時間から再生します)

※当時シニアとしてブロック大会に出ていましたが、インターハイはジュニア課題のためそれに合わせてます

SP音源 (出典 ルドヴィコ・エイナウディ 公式Youtubeチャンネル)

細かい所も凝っているプログラムを、来季出来れば現地で拝見したいと願ってます!また楽しみにしてます!


No.71 加来日菜乃選手 (カク ヒナノ)

所属 日本大学
SP 映画『美女と野獣』より『How Does a Moment Last Forever』
FS 映画『二人でスローダンスを』より

東日本選手権や、インターハイで決勝(FS)進出を果たし、国体千葉県代表暦のある選手です!

加来選手と言えば、もう
千葉の七色に輝く大女優
のようなスケートが最大の魅力です!!!!!!!
表現の豊かさに釘付けになること間違いなしです!

前のSPであった『ターン・ザ・ビート・アラウンド』(歌 グロリア・エステファン)のように踊りまくったり、前のFSの映画『サンセット大通り』よりのようにドラマチックに演じたりと…どんなプログラムも加来選手のプログラムとして強烈なインパクトを与え続けてます!

今季のSPは、美女と野獣のサウンドトラックからです!女性ボーカルに合わせて、目の前にお花畑が広がるような世界観を魅せてました!FSは、美しさ、しなやかさ、情熱、笑顔、壮大さ、様々なワードが複雑に絡み合って作り上げる世界観に震え上がりました(とても良い意味でです)!

曲ごとに最も合う世界観を外に伝えるのが上手いなと感じてます!
SPだけでも、FSだけでも見るのは良いのですが、ぜひSP・FS両方見てください!七変化する世界観に驚くかと思います!

来季こそは絶対現地で拝見したいと願ってます!
どうかステイヘルシーに、おそらく残り少なくなってる競技生活を送れますように!

まだ紹介が続きます!
ぜひ、スクロールして2ページ目を押して読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第14回 千葉編part1

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第14回『千葉編part1』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第14回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)
前回までの2回にわたって埼玉県編をお届けしました!関東ブロック編第6弾の今回から、2回に分けて千葉県編をお届けします!part1では、3月時点で千葉県スケート連盟に所属していた、あるいは千葉県代表として出場歴のある選手を取り上げます😎

中にはこういう紹介系は苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは紹介に移りましょう💨




No.66 周藤集選手 (ストウ ツドイ)

所属 アクアリンクちばSC
SP Diga Diga Doo(歌 Big Bad Vodoo Daddy)
FS eye(演奏 coba)

4月から中学3年生になりました!今季がジュニアデビューでしたが、2020年全日本ジュニア選手権に初出場を果たしました!

千葉のダンス王子
と称したいほどの、踊りのセンスが抜群に良い選手です!

SPは、テンポが速く歯切れの良いメロディーに合わせて、お洒落に踊るプログラムです!勿論、スケートとしてしっかり滑りながら踊っています!一度聞いたら耳に残るような曲です!
音源は、アーティストの公式YouTubeチャンネルにMVが上がってますので、参考までにご覧ください↓

出典:Big Bad Vodoo Daddy 公式YouTubeチャンネル

FSはノービスA時代からの継続で、ジュニア課題に合わせて曲を伸ばす等しています。ここでも、技と技との繋ぎで持ち前の踊りが光ってます!リズム感、体の動きとキレが曲とバッチリ合い、ファンを魅了していました!腕を伸ばすところ一つとっても、腕だけでなく、胸と肩をしっかり連動させているので尚更リズム感良く見えると考えてます!

あとですね、周藤選手と言えば衣装のデザインの斬新さも見所です!ノービス時代のeyeでは、軍服風に、片方の袖にフリンジが付いている衣装を披露し、筆者は大変驚きました!

来季どんなプログラムと衣装を披露するのか、とても楽しみにしてます!


No.67 三枝知香子選手 (サイグサ チカコ)

所属 アクアリンクちばSC
SP ミュージカル・映画『レ・ミゼラブル』より
FS 映画『ライフ・イズ・ビューティフル』より

4月から高校3年生になりました!来季もジュニアでしたら、ジュニアラストシーズンになります!
3年連続で東日本ジュニア選手権と国体に出場し、2年連続でインターハイ決勝(FS)進出を果たすなど結果をコンスタントに残してます!

そんな三枝選手は、
千葉のポテンシャル
と筆者が勝手に思うほど、スケートの技術と、表現の仕方その両方で大きな力を秘めてると感じています!

ジャンプが大きくて力強く、決まると綺麗なところに加え、更に空中姿勢で片手を上げる『タノジャンプ』を多く取り入れて決めています。今季FSではトリプルルッツやトリプルフリップを構成に入れて、果敢に挑戦しています!

SPは昨季からの継続のプログラム、FSは3季継続して使用したプログラムでした。シーズンごとに、スケールが大きく、意思がはっきりとし、様々な場面が見える演技に仕上がってきています!腕の動き、目線の使い方、表情などを工夫し、ドラマチックに魅せる演技がどんどん進化し、自分のものにしてるなと感じました!

それでは、2021年インターハイの公式アーカイブ映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選C)(2:45:27~2:50:00、指定された時間から再生します)

FS(2:06:46~2:13:35、指定された時間から再生します)

来季は受験シーズンとなります。三枝選手のペースで練習を積み重ね、また、願わくは現地で演技する時を楽しみにしてます!

次のページにも紹介が続いてます!
ぜひスクロールして、2ページ目も読み進めてください!

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東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第13回 埼玉男子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第13回『埼玉男子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第13回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)前回から2回に分けて、埼玉を拠点にしている選手を取り上げます!今回は男子選手を紹介します!
埼玉編で紹介する選手は、5/2~4に行われる『サイニチホールディングス杯』に出場予定です。シニアカテゴリー出場選手で同意した選手のみ配信されるとのことなので、その予習・復習に役立てれば嬉しいです。ちなみに、配信は4日13:10~18:45の予定で、アーカイブ視聴可能なのが5日23:59までです。

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.61 宮田力生選手 (ミヤタ リキ)

所属 埼玉アイスアリーナFC
SP ウィリアム・テル序曲
FS 映画『アベンジャーズ』シリーズより

4月から中学生3年生です!今季ジュニアデビューの選手でした!

シャープなエレメンツ、スピード感あるスケーティング、スタイリッシュな踊りが魅力の選手です!

SPは2020年全中等で披露していたプログラムです。曲調に合わせつつ、最後まで疾走感溢れる滑りが光るプログラムを披露していました!

FSは本格的にジュニアになってから新しくしたプログラムです。アベンジャーズシリーズから、『キャプテン・アメリカ』などの3作品のサウンドトラックを使用し、編曲したものです。壮大な世界観を、クールに、持ち味をふんだんに活かして滑りきるのが印象的なプログラムです!

サイニチ杯ではジュニアでエントリーしています。今回は見ることが出来ませんが、今後の成長を楽しみにしている選手です!来季現地で演技を拝見する日が来ることを願ってます!

No.62 山田琉伸選手 (ヤマダ リュウシン)

所属 埼玉栄高校
SP 映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より
FS 映画『1492 コロンブス』より『Conquest of Paradise』

沖縄県出身で、沖縄唯一のスケートリンク『エナジックスポーツワールドサザンヒル アイスアリーナ』を拠点に練習を積み重ねていました!専属コーチである津留豊先生のドキュメンタリーで期待の星として登場していた選手です。高校進学と同時に埼玉に拠点を移して、この春に2年目を迎えました!

山田選手の魅力はと言えば、伸びやかなスケーティングです!
更に埼玉に拠点を移してから、トリプルルッツ(3Lz)や、コンビネーションのセカンドジャンプに3回転を入れたりとエレメンツや、フィジカルでの成長ぶりをみせています!

SPは今季新しくしたプログラムです。パンフレットには振付師の名前の掲載が無かったため、どなたが振付したかは不明です。美しいメロディーの曲を、持ち前のスケーティングでエモーショナルに魅せる演技が印象的です!

FSは沖縄時代から3季継続して使用しているものです。このプログラムの大きな特徴として、ステップシークエンスをエレメンツの1番最初に持ってきているところです!!ステップシークエンスは、中盤だったり、盛り上げるために終盤に配置することが多いエレメンツです。SPと比べてジャンプの数が増えること諸々あって、1番最初に配置するのが非常に稀です。
壮大で重厚な曲を、最後までダイナミックに、迫力満点のプログラムを魅せてました!更に、最後の方のジャンプまで、本人が出来る中で難しいジャンプを持ってくるという、体の強さが光る構成にもチャレンジしてました。

せっかくなので、2021年インターハイの公式のアーカイブ映像をご覧下さい(FSは演技中の音がすべて消えています)↓

出典:インハイTV
SP(3:08:48~3:14:28、指定された時間から再生します)

FS(1:24:45~1:32:33、指定された時間から再生します)

サイニチ杯ではジュニアカテゴリーにエントリーしています。埼玉に移ってからの進化が目覚ましい山田選手の演技を、来季現地で拝見できる時を楽しみにしてます!

まだまだ次のページにも紹介が続いてます💨
スクロールしてご覧ください!

カテゴリー
東日本フィギュアスケート概論2021

【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論 第12回 埼玉女子編

こんにちは、大学院修士課程を修了して社会人になりました!フィギュアスケートファンのLenaです!早速、東日本フィギュアスケート概論の第12回『埼玉女子編』を始めたいと思います!

本題に入る前に、『東日本フィギュアスケート概論』シリーズの概要や注意事項を書いておきます(何度も読んでいる方は読み飛ばして、選手紹介に進んでください)。

フィギュアスケートにおいて、北海道・東北・関東・甲信越地方の全17都道県が『東日本』と括られ、予選が行われています。
よく西高東低と言われ、『西日本』に所属する近畿や愛知が有名な選手が多く、皆さんよく知っているという傾向がありますが…だが東日本にも、世間から見たら無名と言われても、魅力ある選手が沢山います!

東日本を中心に地方大会にも足を運び、いつも見てきた選手の魅力を一人でも多く知って欲しい!また今季は、コロナ禍で無観客等で辛い思いを経験した選手へ、微力ながらもエールを送りたい!という思いが強くなり、大学の講義風に選手を紹介するシリーズ『【2021年版】 東日本フィギュアスケート概論』をスタートさせ、今回はシリーズの第12回目です!

第9回から関東・東京ブロックエリアの選手を紹介しています!(東北・北海道ブロックエリアでの紹介および、これまでの記事一覧はこちらから)関東ブロック編第4弾から2回に分けて、埼玉を拠点にしている選手を取り上げます!まず最初に女子選手から紹介します!
埼玉編で紹介する選手は、5/2~4に行われる『サイニチホールディングス杯』に出場予定です。シニアカテゴリー出場選手で同意した選手のみ配信されるとのことなので、その予習・復習に役立てれば嬉しいです。

こういう紹介系の記事が、中には苦手な方がいるかと思います。その場合はこの先読まないことをおすすめします。読みたい方だけ、お付き合い頂ければ幸いです。

以下紹介にあたってのルールです⏬

※2020-21シーズンでもって引退するのがはっきりとした形で公表されてる選手は紹介の対象としません
※今シリーズで実名で紹介するのは、4月から中学生以上かつ、2021-22シーズンのジュニア以上の選手とします
※所属クラブ・プログラム等のデータは2021年3月時点で明確に把握しているのものです。また4月からの所属先が進学によって変更になる可能性がある選手は『?』を、変更が明らかになっている場合はそれも併記します
※プログラム名は特記無きものはフジテレビスケートから発表された情報を基に、筆者が選手の演技を見て独自に調査を行った結果を掲載しています

それでは、下にスクロールしていきましょう💨



No.56 佐藤優妃選手 (サトウ ユウキ)

所属 埼玉アイスアリーナFC
SP シング・シング・シング(演奏 熱帯JAZZ楽団)
FS サービス『キダム』より(演奏 シルク・ドゥ・ソレイユ)

4月から中学3年生になりました!今季がジュニアデビューだった選手です。

バワフルでかつ、アグレッシブで躍動感ある演技が魅力です。

SPはノービスA時代のプログラムをSPの尺に変えたものです。ラテン系のジャズアレンジの曲に合わせ、コミカルな振付が目を惹くプログラムです!

FSは表情豊かに、不思議な世界観を感じさせる演技を披露しました!冒頭などで、SPとはまた違った印象を残す振付のオンパレードです!

インパクトある振付を活き活きと、楽しそうに踊れるのが武器でもありますね!

ジュニアでのエントリーなので、残念ながら関係者以外今回のサイニチでの演技を見れませんが…来季どんなプログラムを披露するのか楽しみにしてます!


No.57 石田真綾選手 (イシダ マアヤ)

所属 埼玉アイスアリーナFC
SP カノンロック(演奏 JerryC)
FS 映画『第三の男』より

4月から高校2年生になりました!埼玉県内で有数の進学校に通いながら、2年連続で東日本ジュニア選手権出場、国体埼玉県代表、インターハイで決勝(FS)進出等の大活躍しています!

軸が細く回転速度が速いジャンプやスピンに、スピード感溢れるスケーティングに、体を大きく使ってて溌剌とした演技が魅力の選手です!

SPはヨハン・パッヘルベルのカノンを、台湾の音楽家JerryCによってロックアレンジした曲です。最後まで持ち味の元気の良さを存分に発揮したプログラムです!

FSはジュニアデビューシーズンから3シーズン継続して使用しているプログラムです。ビールのコマーシャルでお馴染みの曲ですね。前半はゆったりと、後半はサンバアレンジの曲へとつないでます。前半はエレガントに舞い、後半はジャッジアピールをバッチリ決めて元気に踊りまくる。そんな切り替えが印象的で、最後まで楽しい演技でした!余談ですが衣装が、上が赤紫色→カラフルレインボー(勝手に命名しました)→真っ赤なものと今季は変わってました!

それでは、初出場で決勝に進出した2021年インターハイの公式アーカイブの映像をご覧ください↓

出典:インハイTV YouTubeチャンネル
SP(予選A)(25:02~31:13)

FS(58:56~1:04:37、指定された時間から再生します)

今回のサイニチ杯ではジュニアでのエントリーです。学業とスケートとどちらも充実したものとなりますように!また来季、出来れば現地で拝見できる時を楽しみにしてます!

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